Oracle WebCenter Spacesとは

Oracle WebCenter Spacesは、単一のインフラストラクチャから複数のサイトを配信するすぐに使用できるアプリケーションです。WebCenter Spacesを使用すると、動的に作成されたユーザー・コミュニティとの共同作業および情報共有ができ、WebCenter Portal FrameworkおよびWebCenter Servicesの機能を集約し、次のことを行います。

• ITによる支援がなくても、チームが、情報、アプリケーション、プロジェクトおよびユーザーを迅速かつ効率的に管理できるようになります。
  
  
• イントラネット・ポータル・サイトの配信を高速化し、組織が最新の作業を簡単に公開するために役立ちます。
  
  
• ソーシャル・コンピューティング、コミュニケーション、個人の生産性および非定型のチームの対話に関する最新のテクノロジをまとめます。
  
  
• 組織がイントラネットをすばやく構築することができ、ITまたはエンジニアの介入がなくても、様々な形式で情報を移入することができます。

また、WebCenter Spacesには、管理者、Web開発者および権限のあるユーザーがスペースを適切な仕様に構成できる強力かつ包括的な管理ツールが含まれます。これらの機能の一部には、ナビゲーションUIの調整、階層サイト構造の作成(管理者がグループ、ロールおよびユーザーIDに基づいてセキュリティを委任できる)、ページの作成とカスタマイズなどが含まれます。

Oracle WebCenter Spacesを使用すると、地理的に複数の場所に分散しているチームや外部メンバーを含め、プロジェクト・チームや作業グループとより効率的に作業できるようになります。作業の重複やコンテンツの不整合を解消または減らし、チーム・コンテンツの共有および共同作業を可能にし、貴重なリソースをビジネス上の問題の解決、新しいアイディアの活用、および製品化までの時間の短縮に集中させます。また、ユーザーは、Oracle Universal Content Management(UCM)でコンテンツを公開および直接編集できます。

ユーザーがチームで一緒に仕事をするための動的な基礎を提供することで、Oracle WebCenter Spacesは、次のような多くの課題に対する企業の取り組みを支援します。

• 各地に分散したチーム。
  
  
• 組織的な情報不足によるプロジェクトおよびビジネス・イニシアティブの遅い進捗状況。
  
  
• 個人のデスクトップに格納され、他人が使用できない情報。
  
  
• ワークフローおよびバージョン管理が必要な電子メールのオーバーロードおよび添付ファイルの増大。
  
  
• 最も必要なときにアクセスできないビジネス情報資料。
  
  
• エンタープライズ・アプリケーション・トランザクションの直接統合およびサポート。
  
  
• クライアント・ソフトウェアの非互換性およびアップグレード(Notes、Outlook、Safari、Internet Explorerなど)。
  

Oracle WebCenter Spacesでは、企業ポータルや部門のポータルとともに、チームベースのサイトを配信する生産的環境を実現できる、一連の強力な機能を提供します。これらの機能には、ホーム・スペース、個人ページ、システム・ページ、ビジネス・ロール・ページおよびスペースが含まれます。これらの機能の詳細は、次のトピックをクリックしてください。