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Oracle® Application Testing Suiteスタート・ガイド
バージョン9.20
B62629-01
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5 Oracle Test Managerチュートリアル

このチュートリアルでは、Oracle Test Managerの主な機能について順を追って説明しています。このチュートリアルは次の例から構成されています。

このチュートリアルは、始めから終わりまで続けて実行することを想定しています。例の多くは相互に関連しており、前の例の手順に基づいた内容になっています。

5.1 Oracle Test Managerの起動


注意:

このセクションでは、Oracle Application Testing Suiteからのデフォルトのログイン情報を使用しています。

Oracle Test Managerを起動するには、次のようにします。

  1. 「開始」メニューから「プログラム」を選択し、「Oracle Application Testing Suite」スタート・メニューから「Oracle Test Manager」を選択します。

  2. ユーザー名にadministratorと入力します。

  3. Oracle Application Testing Suiteのインストール処理中に指定したパスワードを入力します。

  4. 「データベース」がデフォルトOTMに設定されていることを確認します。

  5. 「ビュータイプ」が「すべてのモジュール」に設定されていることを確認します。

  6. 「ログイン」をクリックします。

5.2 サンプル・プロジェクトを開く

Oracle Test Managerには、Fitch & Matherという架空の株式仲介アプリケーションをテストするデモンストレーション・プロジェクトが含まれています。このアプリケーションは、http://demo.fmstocks.comで参照できます。サンプル・プロジェクトを開くには、次のようにします。

  1. Oracle Test Managerを起動してログインします。

    インストール時のデフォルト・ユーザー名は、管理者が変更していないかぎりadministratorおよびdefaultです。パスワードは、管理者が変更していないかぎりインストール手順で指定されているパスワードです。

  2. 「プロジェクト」メニューから「開く」をクリックして「プロジェクトを開く」ダイアログ・ボックスを表示します。

    図5-1 「プロジェクトを開く」ダイアログ・ボックス

    図5-1の説明へ
    「図5-1 「プロジェクトを開く」ダイアログ・ボックス」の説明

  3. デフォルトOTMデータベースが選択されていることを確認します。これはOracle Test Managerのインストール時に作成されたデータベースです。

  4. 「OK」をクリックします。次のようにメイン・ウィンドウが表示されます。

    図5-2 Oracle Test Managerのメイン・ウィンドウ

    図5-2の説明へ
    「図5-2 Oracle Test Managerのメイン・ウィンドウ」の説明

左側のペインには、アプリケーション構成モジュールのタブが含まれます。要件、テスト、不具合、レポートおよびダッシュボードがあります。選択したアイテムの詳細情報は右側のペインに表示されます。データベースがシステム管理者によってカスタマイズされ、新規フィールドの追加やデフォルト・フィールドの無効化が実施されている場合、表示される情報がこのチュートリアルの例と異なる場合があります。

5.3 例1: 要件の追加

この例では、要件を追加する方法について説明しています。

  1. 「要件」タブタブをクリックします。

  2. アイテム1を開き、アイテム1.4をクリックします。新規要件がアイテム1.5として追加されます。

    図5-3 「要件」タブ

    図5-3の説明へ
    「図5-3 「要件」タブ」の説明

  3. 「追加」をクリックして、「要件の追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

    図5-4 「要件の追加」ウィンドウ

    図5-4の説明へ
    「図5-4 「要件の追加」ウィンドウ」の説明

  4. 「名前」フィールドに、ユーザーには各自のポートフォリオのチャート・ビューへのアクセス権がありますと入力します。

  5. 「タイプ」、「オーナー」および「ステータス」を選択します。

  6. 「プライオリティ」リストで「中」を選択します。

  7. 「説明」フィールドに、すべての顧客はチャート・ビューで各自のポートフォリオを参照できますと入力します。

    図5-5 サンプル・データが表示された「要件の追加」ウィンドウ

    図5-5の説明へ
    「図5-5 サンプル・データが表示された「要件の追加」ウィンドウ」の説明

  8. 「保存」をクリックします。新規要件がツリーに表示されます。

    図5-6 新規要件が追加された「要件」タブ

    図5-6の説明へ
    「図5-6 新規要件が追加された「要件」タブ」の説明

5.4 例2: テストの追加

Oracle Test Managerには、次のような2つのタイプのテスト・ケースを追加できます。

マニュアル・テスト: 自分でテスト・ケースを構成できるテストです。テストの各ステップで、アクション、期待する結果および適切なコメントを入力します。テストの実行時には、Oracle Test Managerマニュアル テストウィザードが示すテスト手順に従って手動で各テストを実行し、結果を入力することができます。

自動テスト: 手動による操作を必要としない、自動的に実行されるOracle OpenScriptのテストです。1つのテスト、テスト全体のブランチまたはプロジェクトのすべての自動テストを実行できます。

この例は2つのセクションに分かれています。1つ目はマニュアル・テストの追加方法について説明します。2つ目のセクションでは、Oracle OpenScriptを使用して同じテストを作成し、そのテストを自動テストとして追加する方法を説明します。

5.4.1 マニュアル・テストの追加

この例では、マニュアル・テストを追加する方法について説明しています。

  1. 「テスト」タブタブをクリックします。

  2. アイテム1、ログイン・テストをクリックします。

  3. 「追加」をクリックして、「テストの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

    図5-7 「テストの追加」ウィンドウ

    図5-7の説明へ
    「図5-7 「テストの追加」ウィンドウ」の説明

  4. 「名前」フィールドに、顧客のポートフォリオのチャート・ビューの検証と入力します。

  5. 「タイプ」フィールドで「マニュアル テスト」を選択します。

  6. 「説明」フィールドに、このテストでは、ポートフォリオのチャート・ビューにアクセスできることを検証しますと入力します。

  7. 「オーナー」および「プライオリティ」を選択します。

    図5-8 サンプル・データが表示された「テストの追加」ウィンドウ

    図5-8の説明へ
    「図5-8 サンプル・データが表示された「テストの追加」ウィンドウ」の説明

  8. 「保存」をクリックします。テストはアイテム番号2として追加されます。これで、テスト・ステップを追加する用意ができました。

  9. 右側のペインの「テスト ステップ」セクションにある追加/編集をクリックし、「テスト ステップ」ダイアログ・ボックスを表示します。

    図5-9 マニュアル テスト・ステップウィンドウ

    図5-9の説明へ
    「図5-9 マニュアル テスト・ステップウィンドウ」の説明

  10. 「追加」をクリックします。

  11. 「アクション」フィールドにhttp://www.fmstocks.com/fmstocksへ移動と入力します。

  12. 「期待した結果」フィールドに、FMStocks顧客ログイン・ページが表示されますと入力します。

  13. 「追加」をクリックして、ダイアログ・ボックスの一番上の表示を更新し、次のステップへ進みます。

    図5-10 サンプル・データが表示されたマニュアル テスト・ステップウィンドウ

    図5-10の説明へ
    「図5-10 サンプル・データが表示されたマニュアル テスト・ステップウィンドウ」の説明

  14. 次のステップを入力します。「追加」をクリックして各ステップの入力を開始します。

    ステップ アクション 期待する結果
    2 ログインをクリックします。 「FMStocksへようこそ」のページが表示されます
    3 チャートのポートフォリオ・リンクをクリックします スプレッドシートおよびグラフでポートフォリオ・ページが表示されます。

    マニュアル テスト・ステップダイアログ・ボックスに入力したエントリが表示されます。

  15. 「OK」をクリックします。

5.4.2 自動テストの追加

Oracle Test Managerでは、Oracle OpenScript機能テスト・スクリプトを自動テストとして実行できます。この例では、Oracle OpenScriptで作成したスクリプトをOracle Test Managerのテストに追加し、新しく追加した要件と関連付ける方法を説明します。

  1. 「開始」メニューから「プログラム」を選択し、「Oracle Application Testing Suite」メニューから「OpenScript」を選択します。

  2. 「ファイル」メニューから「新規」を選択します。

  3. 「機能テスト (ブラウザ/GUI 自動化)」フォルダを開きます。

  4. 「Web」を選択し、「次」をクリックします。

  5. デフォルト・リポジトリを選択します。

  6. スクリプト名にChartPortfolioと入力し、「Finish」をクリックします。

    OpenScriptでスクリプト・プロジェクトが作成され、「Initialize」、「Run」および「Finish」セクションがスクリプト・ツリーに追加されます。

  7. 「スクリプト」メニューから「レコード」を選択するか、ツールバー・ボタンをクリックします。新しいブラウザ・ウィンドウが開きます。

  8. http://www.fmstocks.com/fmstocksに移動します。

  9. 「ログイン」をクリックします。

  10. ポートフォリオのチャート表示リンクをクリックします。

  11. 「スクリプト」メニューから「停止」を選択するか、ツールバー・ボタンをクリックします。

  12. 「ファイル」メニューから「保存」を選択します。

  13. 「スクリプト」メニューから「再生」を選択するか、ツールバーのボタンをクリックして、スクリプトが正しく再生されてテストにパスすることを確認します。OpenScriptの「結果」ビューまたは「詳細」ビューで結果を表示できます。

  14. 「ファイル」メニューから「終了」を選択し、Oracle OpenScriptを終了してOracle Test Managerに戻ります。

  15. 「テスト」タブをクリックします。

  16. 顧客口座テストを開き、アイテム3.2顧客株式ポートフォリオの検証をクリックします。

  17. 「追加」をクリックして、「テストの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

  18. 「名前」フィールドに、顧客のポートフォリオのチャート・ビューの検証と入力します。

  19. 「タイプ」フィールドの「Oracle OpenScript」を選択します。

  20. 「リポジトリ」フィールドの「文字列」をクリックします。

  21. デフォルト・リポジトリを開き、ChartPortfolioスクリプトを選択して「OK」をクリックします。

  22. 「オーナー」および「プライオリティ」を選択します。

  23. 「説明」フィールドに、このテストでは、ポートフォリオのチャート・ビューにアクセスできることを検証しますと入力します。

    図5-11 サンプルの自動テストが表示された「テストの追加」ウィンドウ

    図5-11の説明へ
    「図5-11 サンプルの自動テストが表示された「テストの追加」ウィンドウ」の説明

  24. 「保存」をクリックします。

  25. テストがアイテム3.3として追加されます。

    図5-12 新規テストが追加された「テスト」タブ

    図5-12の説明へ
    「図5-12 新規テストが追加された「テスト」タブ」の説明

  26. 右側のペインの「関連した要件」の横にある追加/編集をクリックし、「要件の関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。

  27. 「ツリー ビュー」タブをクリックします。

    図5-13 「要件の関連付け」ウィンドウ

    図5-13の説明へ
    「図5-13 「要件の関連付け」ウィンドウ」の説明

  28. アイテム1を開き、アイテム1.5をクリックします。

  29. 「選択」をクリックします。

  30. 「OK」をクリックします。テストが要件に関連付けられ、画面の右側に表示されます。テストは要件の「関連したテスト」セクションにも表示されます。

    図5-14 要件と関連付けられたテスト

    図5-14の説明へ
    「図5-14 要件と関連付けられたテスト」の説明

5.5 例3: テストの実行

この例は2つのセクションに分かれています。1つ目は、前の例で作成したマニュアル・テストの実行方法について説明します。2つ目は、前の例で作成した自動テストを実行し、結果レポートの詳細を表示する方法について説明します。

5.5.1 マニュアル・テストの実行

この例では、前の例で作成したマニュアル・テストの実行方法について説明します。

  1. 「テスト」タブをクリックして2番の顧客のポートフォリオのチャート・ビューを検証を選択します。

  2. 右側のペインにある実行履歴セクションのこのテストを実行をクリックします。

    図5-15 テスト実行情報ウィンドウ

    図5-15の説明へ
    「図5-15 テスト実行情報ウィンドウ」の説明

  3. 「バージョン」フィールドで1.0を選択します。これはテストするアプリケーションのバージョン番号です。

  4. 「保存」をクリックします。

    図5-16 「マニュアル テストの実行」ウィンドウ

    図5-16の説明へ
    「図5-16 「マニュアル テストの実行」ウィンドウ」の説明

  5. このダイアログ・ボックスでは、実行するアクションと期待する結果が表示されます。ブラウザを開いて最初のアクションを実行します。「成功」設定を選択します。必要に応じて、「サマリー」フィールドにコメントを入力します。

  6. ステップ2およびステップ3を繰り返します。

  7. 「OK」をクリックして、「マニュアル テストの実行 - サマリー」ウィンドウを表示します。

    図5-17 「マニュアル テストの実行 - サマリー」ウィンドウ

    図5-17の説明へ
    「図5-17 「マニュアル テストの実行 - サマリー」ウィンドウ」の説明

  8. 「成功」を選択します。

  9. サマリー」フィールドにこのテストに不具合はありません。と入力します。

  10. 「OK」をクリックします。

実行履歴および結果詳細が右側のペインに表示されます。

図5-18 マニュアル テストの実行履歴

図5-18の説明へ
「図5-18 マニュアル テストの実行履歴」の説明

5.5.2 自動テストの実行

この例では、前の例で作成した自動テストを実行し、結果詳細とOracle OpenScript結果レポートの詳細を表示する方法について説明します。

  1. 「テスト」タブタブをクリックします。

  2. アイテム番号3を開き、3.3の顧客のポートフォリオのチャート・ビューを検証をクリックします。

  3. 右側のペインの実行履歴セクションにあるこのテストを実行をクリックし、「テスト実行情報」ダイアログ・ボックスを表示します。

  4. 「システム」フィールドでOTMサーバーを選択します。これは、テストを実行するマシンです。

  5. 「バージョン」フィールドで1.0を選択します。これはテストするアプリケーションのバージョン番号です。

    実行設定フィールドは、実行時のOpenScriptスクリプトへの追加設定を成功させる上級オプションです。このフィールドは空白にしておきます。

  6. 「保存」をクリックします。Oracle OpenScriptでスクリプトが実行されます(少し時間がかかる場合があります)。

  7. 右側のペインの「スクリプト名」の横にある「更新」矢印をクリックして、実行履歴を更新します。Oracle Test Managerで、テスト終了時に結果詳細サマリーが表示されます。

    図5-19 自動テストの実行履歴

    図5-19の説明へ
    「図5-19 自動テストの実行履歴」の説明

  8. 右側のペインの実行履歴セクションでテストの日付をクリックします。

  9. 結果サマリーの「レポートの参照」をクリックし、別のブラウザ・ウィンドウでOracle OpenScript結果レポートの詳細を表示します。

    図5-20 「結果レポート」ウィンドウ

    図5-20の説明へ
    「図5-20 「結果レポート」ウィンドウ」の説明

  10. レポートを確認し、「結果レポート」ウィンドウを閉じます。

5.6 例4: 不具合の追加

この例では、不具合の検索、不具合の追加、不具合とテストの関連付け、追加情報とアタッチメントの追加方法について説明します。この例の内容は、学習目的のため、例3のスクリプトの実行結果が失敗していることを前提に書かれています。

不具合を検索してこのトピックのための不具合がすでにあるか確認するか、関連する不具合を探すには、次のようにします。

  1. 「不具合」タブをクリックします。

  2. 「文字列」アイコン(ルーペの表示)をクリックして、「文字列」ダイアログ・ボックスを表示します。

    図5-21 「文字列」ウィンドウ

    図5-21の説明へ
    「図5-21 「文字列」ウィンドウ」の説明

  3. 検索するフィールドの「詳細」を選択します。

  4. 「値」フィールドに「チャート」と入力します。

  5. 「検索条件」フィールドで「不具合」が選択されていることを確認し、「中で次の条件の」フィールドで「すべて」が選択されていることを確認します。これにより、「チャート」という単語を求めてすべての不具合内容が検索されます。

  6. 「検索」をクリックします。一致が見つかった場合は、ウィンドウの「結果」の欄に表示されます。

    図5-22 検索結果を表示する「文字列」ウィンドウ

    図5-22の説明へ
    「図5-22 検索結果を表示する「文字列」ウィンドウ」の説明

    1つの一致が見つかりました。「結果」リストで「ナビゲート」をクリックしてOracle Test Managerで一致を表示するか、「プレビュー」をクリックして別のプレビュー・ウィンドウで不具合を表示することができます。この場合の不具合はテストの失敗とは関係なく、ほかの不具合を作成する必要があるとします。

  7. 「閉じる」をクリックして「文字列」ダイアログ・ボックスを閉じます。

不具合を作成するには、次のようにします。

  1. 「不具合」タブをクリックします。

  2. 「追加」をクリックして、「不具合の追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

    図5-23 「不具合の追加」ウィンドウ

    図5-23の説明へ
    「図5-23 「不具合の追加」ウィンドウ」の説明

  3. 「サマリー」フィールドに、チャート・ポートフォリオのエラーと入力します。

  4. デフォルト・コンポーネントを選択します。

  5. バージョンで1.0を選択します。

  6. 不具合をデフォルト・ユーザーに割り当てます。

  7. ステータスを作成に設定します。

  8. 「プライオリティ」を「高」に変更します。

  9. 「重大度」を「中」に変更します。

  10. Windowsプラットフォームを選択します。

    図5-24 サンプル・データが表示された「不具合の追加」ウィンドウ

    図5-24の説明へ
    「図5-24 サンプル・データが表示された「不具合の追加」ウィンドウ」の説明

  11. 「保存」をクリックします。不具合は次の空いている番号に割り当てられ、リストの最後に追加されます。

    図5-25 新規不具合が追加された「不具合」タブ

    図5-25の説明へ
    「図5-25 新規テストが追加された「不具合」タブ」の説明

  12. 右側のペインの「関連したテスト」の横にある追加/編集をクリックし、「テストの関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。

  13. 「ツリー ビュー」タブをクリックします。

  14. アイテム3を開き、アイテム3.3を選択します。

  15. 「選択」をクリックします。

    図5-26 選択した不具合が表示された「テストの関連付け」ウィンドウ

    図5-26の説明へ
    「図5-26 選択した不具合が表示された「テストの関連付け」ウィンドウ」の説明

  16. 「OK」をクリックします。テストが「関連したテスト」リストに表示されます。

  17. 「アタッチメント」セクションの追加/編集を選択して、「ファイルの添付」ダイアログ・ボックスを表示します。

  18. 「追加」をクリックします。

  19. 「参照」をクリックします。

  20. 添付するファイルを選択し、「開く」をクリックします。

  21. 「アップロード」をクリックします。

    図5-27 選択したファイルが表示された「ファイルの添付」ウィンドウ

    図5-27の説明へ
    「図5-27 選択したファイルが表示された「ファイルの添付」ウィンドウ」の説明

  22. 「閉じる」をクリックします。アタッチメントが右側のペインの「アタッチメント」リストに表示されます。アタッチメントを対応アプリケーションで開くには、そのアタッチメントをクリックします。

    図5-28 ファイル・アタッチメントが表示された不具合

    図5-28の説明へ
    「図5-28 ファイル・アタッチメントが表示された不具合」の説明

5.7 例5: レポートの作成

Oracle Test Managerには標準レポート・セットが含まれています。この他にもカスタム・レポートを作成し、必要に応じて保存することもできます。レポートには、すべてのユーザーが利用できるパブリック・レポートと、作成者専用のプライベート・レポートがあります。この例では標準レポートの参照方法と、カスタム・レポートの作成方法および保存方法について説明します。

  1. 「レポート」タブをクリックします。

  2. 「パブリック レポート」ノードを開いてから、「不具合」ノードを開きます。

  3. 棒グラフ割当ての不具合を選択して、右側ペインにグラフを表示します。

    図5-29 棒グラフ・レポートが表示された「レポート」タブ

    図5-29の説明へ
    「図5-29 棒グラフ・レポートが表示された「レポート」タブ」の説明

  4. グラフ領域を1回クリックし、マウス・カーソルを棒に重ねて実際の値を表示します。「データ ビュー」をクリックすると、データのみが表示されます。

  5. カスタム・レポートを作成するには、「追加」をクリックします。

    図5-30 「レポートの追加」ウィンドウ

    図5-30の説明へ
    「図5-30 「レポートの追加」ウィンドウ」の説明

  6. レポートの名前を入力します。

  7. 「レポート タイプ」に「垂直棒グラフ」、「レポート テンプレート」に「3D」を選択します。

  8. 「使用できるフィールド」から「プライオリティ」を選択し、右矢印をクリックして「選択されたフィールド」リストに追加します。

    図5-31 選択したフィールドが表示された「レポートの追加」ウィンドウ

    図5-31の説明へ
    「図5-31 選択したフィールドが表示された「レポートの追加」ウィンドウ」の説明

  9. 「フィルターの定義」をクリックします。

    図5-32 「レポートの追加」フィルタ・ウィンドウ

    図5-32の説明へ
    「図5-32 「レポートの追加」フィルタ・ウィンドウウ」の説明

  10. フィールドで「プライオリティ」を選択し、「オペレータ」フィールドで「が次と不一致」、「値」で「低」を選択します。この設定により、優先度が中および高の要件のみレポートに表示されることになります。

  11. 「OK」をクリックしてレポートを表示します。

  12. 「保存」をクリックしてレポートを保存します。

  13. レポートの名前に中および高優先度の要件と入力します。この名前は、レポート・ツリーに表示されます。

  14. 「レポート カテゴリ」で「マイ レポート」を選択します。

  15. 「OK」をクリックします。「マイ レポート」フォルダの下に新しいレポートが追加されます。

    図5-33 カスタム・レポートでの「レポート」タブ

    図5-33の説明へ
    「図5-33 カスタム・レポートでの「レポート」タブ」の説明

5.8 ダッシュボードの使用

Oracle Test Manager Webダッシュボード・タブでは、複数のレポート・ダッシュボードを作成して表示することができます。これらのダッシュボードでは、重要性の高いレポートをいくつか選択してそれらを1つにまとめた形式で保存することができます。これにより、特定のユーザーのニーズに合わせたレポート・ダッシュボードを作成できます。また、ダッシュボードを新しく作成した場合は、このプロジェクトにログインしているすべてのユーザーが表示できるパブリック・ダッシュボードか、作成者アカウントのみで表示できるプライベート・ダッシュボードのいずれかの形式で保存することができます。

  1. 「ダッシュボード」タブをクリックします。

  2. 選択リストからテスト・ケース・ダッシュボードを選択します。

  3. 「レイアウト」リストから「2 列」を選択します。

    図5-34 テスト・ケース・ダッシュボードでの「ダッシュボード」タブ

    図5-34の説明へ
    「図5-34 テスト・ケース・ダッシュボードでの「ダッシュボード」タブ」の説明

    ダッシュボードの各グラフには、ダッシュボード内でグラフを移動、拡大/縮小し、閉じるためのツールバーがあります。

    図5-35 ダッシュボード・グラフのツールバー

    図5-35の説明へ
    「図5-35 ダッシュボード・グラフのツールバー」の説明

  4. メイン・ツールバーの「新規ダッシュボード」をクリックします。

  5. 「マイ レポート」ノードを開きます。

  6. この例ですでに作成した中および高優先度の要件レポートをダブルクリックします。

  7. 「パブリック レポート」ノードを開いてから、「要件」ノードを開きます。

  8. オーナー別要件の棒グラフ・レポートをダブルクリックします。2番目のグラフがダッシュボードに追加されます。

    図5-36 選択したグラフが追加された新規ダッシュボード

    図5-36の説明へ
    「図5-36 選択したグラフが追加された新規ダッシュボード」の説明

  9. 2番目のグラフのツールバーで左矢印[<]をクリックし、グラフを左に移動します。

  10. グラフのツールバーで最小化ボタン[-]をクリックし、グラフを最小化します。グラフのツールバーで元に戻すボタン[+]をクリックし、グラフを元のサイズに戻します。

  11. 「保存」をクリックします。

    図5-37 「ダッシュボードの保存」ダイアログ・ボックス

    図5-37の説明へ
    「図5-37 「ダッシュボードの保存」ダイアログ・ボックス」の説明

  12. カスタム・ダッシュボードの名前にマイ・カスタム・ダッシュボードと入力します。

  13. 「マイ ダッシュボード」を選択し、「OK」をクリックします。新しいダッシュボードが「ダッシュボード」セクター・リストに追加されます。

    図5-38 カスタム・ダッシュボードが追加された「ダッシュボード」タブ

    図5-38の説明へ
    「図5-38 カスタム・ダッシュボードが追加された「ダッシュボード」タブ」の説明

  14. マイ・カスタム・ダッシュボードが選択されていることを確認し、「削除」をクリックします。

    図5-39 「ダッシュボードの削除」ダイアログ・ボックス

    図5-39の説明へ
    「図5-39 「ダッシュボードの削除」ダイアログ・ボックス」の説明

  15. 「はい」をクリックし、カスタム・ダッシュボードを削除します。

これで、Oracle Test Managerチュートリアルの手順は完了です。「ログアウト」をクリックし、アプリケーションを終了します。