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Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス) Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
パート II ネットワークファイルシステムへのアクセス (トピック)
6. ネットワークファイルシステムへのアクセス (リファレンス)
ダイアルアップの PPP リンクを設定する主な作業 (作業マップ)
この節の作業では、ダイアルインサーバーを構成します。ダイアルインサーバーは、ダイアルアウトマシンからの呼び出しを PPP リンクを介して受信するピアマシンです。作業では、図 16-1 で紹介したダイアルインサーバー (myserver) の構成方法を示します。
表 17-3 ダイアルインサーバーの設定 (作業マップ)
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次の手順では、モデムとシリアルポートをダイアルインサーバーに構成する方法について説明します。
手順を実行する前に、ピアであるダイアルインサーバー上で次の作業を終了しておく必要があります。
Solaris リリースをインストールする
モデムの最適速度を決定する
使用するシリアルポートの決定
詳細は、「モデムとシリアルポートの構成方法 (ダイアルアウトマシン)」を参照してください。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
Solaris 管理コンソールを使用して、次を行います。
次の手順では、ダイアルインサーバーのモデム速度を設定する方法について説明します。Sun Microsystems のコンピュータを使用する際のモデム速度については、「ダイアルアップリンクのモデム速度の設定」を参照してください。
tip によるモデム速度の設定については、tip(1) のマニュアルページを参照してください。
参照
関連情報の参照先は次のとおりです。
ダイアルインサーバーの設定プロセスでは、既知の各リモート呼び出し側に関する情報を構成する必要があります。
この節の手順を開始する前に、次の作業を終了しておく必要があります。
リモートダイアルアウトマシンからログインが許されているすべてのユーザーの UNIX ユーザー名を入手する
「モデムとシリアルポートの構成方法 (ダイアルインサーバー)」で説明しているとおりに、モデムとシリアル回線を設定する
IP アドレスを専用化して、リモートユーザーからの着呼に割り当てる。呼び出し側の数がダイアルインサーバー上のモデムとシリアルポートの数を超える可能性がある場合、着呼専用の IP アドレスの作成を検討する。専用 IP アドレスについては、「呼び出し元の IP アドレス指定スキーマの作成」を参照
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
Solaris 管理コンソールを使用して、新しいユーザーを作成できます。/usr/sadm/bin/smc コマンドによって、Solaris 管理コンソールが開きます。Solaris 管理コンソールを使って新しいユーザーを作成するには、『Solaris のシステム管理 (基本編)』の「ユーザーアカウントの設定 (作業マップ)」を参照してください。
たとえば、次の表は、ダイアルアウトマシン (myhome) 上の user1 に対する pppuser と呼ばれるアカウントのパラメータを示しています。
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たとえば、pppuser に対して、次の .ppprc ファイルを作成します。
# cat /export/home/pppuser/.ppprc noccp
参照
関連情報の参照先は次のとおりです。
次の作業は、ダイアルインサーバーが任意のダイアルアウトマシンと通信を開始できるようにする方法を示します。通信がどのように確立されるかは、次の PPP 構成ファイルで定義されているオプションに基づいて決まります。
/etc/ppp/options
/etc/ppp/options.ttyname
これらのファイルについては、「ファイルおよびコマンド行での PPP オプションの使用」を参照してください。
先に進む前に、次の作業を終了しておく必要があります。
「モデムとシリアルポートの構成方法 (ダイアルインサーバー)」で説明しているとおりに、ダイアルインサーバーにシリアルポートとモデムを構成する
「ダイアルインサーバーのユーザーを構成する方法」で説明しているとおりに、ダイアルインサーバーの予想されるユーザー情報を構成する
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
nodefaultroute
nodefaultroute は、ローカルシステム上の pppd セッションが、root 権限がないとデフォルトの経路を確立できないことを示します。
次の /etc/options.ttya ファイルでは、ダイアルインサーバーのシリアルポート (/dev/ttya) が着呼を制御する方法を定義しています。
:10.0.0.80 xonxoff
参照
この章のすべての手順を実行すると、ダイアルアップリンクの構成が完成します。関連情報の参照先は次のとおりです。
別のコンピュータにダイアルアウトすることでモデムの接続性をテストする手順については、cu(1C) と tip(1) のマニュアルページを参照。これらのユーティリティーを使用すると、モデムが正しく構成されているかをテストできる。また、別のマシンとの接続が確立できるかもテストできる
ダイアルインサーバーのオプションを追加して構成する手順については、「ダイアルインサーバーの構成」
ダイアルアウトマシンを追加して構成する手順については、「ダイアルアウトマシンの構成」
リモートマシンがダイアルインサーバーを呼び出す手順については、「ダイアルインサーバーの呼び出し」