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Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム) Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
14. Oracle Solaris iSCSI ターゲットおよびイニシエータの構成 (手順)
22. UFS ファイルシステムのバックアップと復元 (概要)
23. UFS ファイルとファイルシステムのバックアップ (手順)
format ユーティリティーを使用して、システムに接続されているディスクの種類を調べます。また、format ユーティリティーを使用して、ディスクがシステムに認識されるかどうかを検査することもできます。format ユーティリティーの使用方法の詳細は、第 15 章format ユーティリティー (参照情報)を参照してください。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
# format
format ユーティリティーは、AVAILABLE DISK SELECTIONS という見出しの下に、認識されるディスクのリストを表示します。
例 11-1 システム上のディスクを確認する
次の例は、format コマンドの出力を示します。
# format AVAILABLE DISK SELECTIONS: 0. c2t0d0 <SUN72G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@0,0 1. c2t1d0 <SUN72G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@1,0 2. c2t2d0 <SUN146G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 848> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@2,0 3. c2t3d0 <SUN146G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 848> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@3,0 Specify disk (enter its number):
ディスクの物理デバイス名と論理デバイス名は、括弧 <> 内の商品名に対応しています。次の例を参照してください。この方法では、どの論理デバイス名がシステムに接続されたディスクを表しているかをすぐに識別できます。論理デバイス名と物理デバイス名については、「デバイス名の命名規則」を参照してください。
次の例では、ワイルドカードを使用して、コントローラ 0 に接続された 4 つのディスクを表示します。
# format /dev/rdsk/c0t6* AVAILABLE DISK SELECTIONS: 0. /dev/rdsk/c0t600A0B800022024E000054AC4970A629d0p0 <...> /scsi_vhci/disk@g600a0b800022024e000054ac4970a629 1. /dev/rdsk/c0t600A0B800022024E000054AE4970A711d0p0 <...> /scsi_vhci/disk@g600a0b800022024e000054ae4970a711 2. /dev/rdsk/c0t600A0B800022028A000050444970A834d0p0 <....> /scsi_vhci/disk@g600a0b800022028a000050444970a834 3. /dev/rdsk/c0t600A0B800022028A000050454970A8EAd0p0 <...> /scsi_vhci/disk@g600a0b800022028a000050454970a8ea Specify disk (enter its number):
次の例は、ディスク情報を確認する方法を示したものです。
# format 0. c2t0d0 <SUN36G cyl 24620 alt 2 hd 27 sec 107> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@0,0
出力から、ディスク 0 (ターゲット 0) が 2 番目の SCSI ホストアダプタ (scsi@2) に接続され、この 2 番目の SCSI ホストアダプタが 2 番目の PCI インタフェース (/pci@1c,600000/...) に接続されていることがわかります。物理デバイス名と論理デバイス名は、ディスクの商品名 SUN36G に対応しています。
ディスクの中には商品名を持たないものもあります。format の出力にディスクの商品名が含まれていない場合、次に示す手順に従って format ユーティリティーの type および label 機能を使用して、ディスクの商品名を含めることができます。
次に示す手順は、ディスクまたはシステムがアクティブでない状態で (つまり、インストール DVD またはネットワークからブートして) 実行する必要があります。ただし、ディスクが現在使用されておらず、かつ Oracle Solarisリリースを含んでいない場合は除外します。また、手順の最後でディスクにラベルを付け直すことで、既存パーティションの情報やデータをすべて削除できます。
# format Searching for disks...done AVAILABLE DISK SELECTIONS: 0. c2t0d0 <SUN36G cyl 24620 alt 2 hd 27 sec 107> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@0,0 1. c2t1d0 <SEAGATE-ST336607LSUN36G-0307-33.92GB> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@1,0 2. c2t2d0 <SEAGATE-ST336607LSUN36G-0507-33.92GB> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@2,0 3. c2t3d0 <drive type unknown> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@3,0 Specify disk (enter its number): 3 selecting c2t3d0 [disk formatted] format> type AVAILABLE DRIVE TYPES: 0. Auto configure 1. other Specify disk type (enter its number): 0 c2t3d0: configured with capacity of 33.92GB <SEAGATE-ST336607LSUN36G-0507-33.92GB> [disk formatted] format> label Ready to label disk, continue? yes format> quit
第 12 章SPARC: ディスクの設定 (手順)または第 13 章x86: ディスクの設定 (手順)を参照してください。
「ディスクラベルを作成する方法」へ進みます。
ディスクのハードウェアマニュアルを参照して、ディスクをシステムに接続します。