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Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム) Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
14. Oracle Solaris iSCSI ターゲットおよびイニシエータの構成 (手順)
代替ブートデバイスから UFS ルート (/) ファイルシステム、/usr ファイルシステム、または /var ファイルシステムを検査する方法
ルート (/)、/usr、または /var 以外の UFS ファイルシステムを検査する方法
fsck コマンドで修復できない UFS ファイルシステムの修正
不正な UFS スーパーブロックを復元する方法 (Solaris 10 6/06 リリース)
不正なスーパーブロックを復元する方法 (Solaris 8、9、および 10 リリース)
22. UFS ファイルシステムのバックアップと復元 (概要)
23. UFS ファイルとファイルシステムのバックアップ (手順)
UFS ファイルシステムは、一連の内部テーブルを基にして使用済み i ノード、使用可能ブロックを特定します。これらの内部テーブルがディスク上のデータと正しく同期していないと、整合性が失われ、ファイルシステムの修復が必要になります。
次のような原因でオペレーティングシステムが異常終了すると、ファイルシステムの整合性が失われることがあります。
電源障害
不注意によるシステム電源の切断
正しいシャットダウン手順以外の方法によるシステム電源の切断
カーネル内のソフトウェアエラー
ファイルシステムの整合性が失われることは重大ですが、頻繁に起きるものではありません。システムをブートすると、ファイルシステムの整合性検査が (fsck コマンドを使用して) 自動的に実行されます。ほとんどの場合は、このファイルシステムの検査によって問題が修復されます。
fsck コマンドは、ファイルシステム上に配置されているが参照不可能なファイルとディレクトリを lost+found ディレクトリに入れます。参照不可能なファイルとディレクトリの名前として i ノード番号が割り当てられます。lost+found ディレクトリが存在しない場合は、fsck コマンドによって作成されます。lost+found ディレクトリ内の領域が足りない場合は、fsck コマンドによってそのサイズが拡張されます。
i ノードについては、「i ノード」を参照してください。