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Oracle Solaris 開発者向けドキュメントの紹介 Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris 開発者向けドキュメントの紹介
適切な Oracle Solaris ディストリビューションの選択
Oracle Solaris 10 オペレーティングシステム
Oracle Solaris OS でのアプリケーションのビルド
Oracle Message Passing Toolkit の使用
Oracle Solaris OS アプリケーションのパッケージング
Oracle Solaris OS 用 Java プログラムの開発
x86 ハードウェアの Oracle Solaris 互換性のテスト
Oracle Solaris OS 用の 64 ビットアプリケーションの開発
Oracle Solaris OS でのネットワークプログラミング
Oracle Solaris インタフェースとフレームワークを使用したプログラミング
Oracle Solaris OS でのマルチスレッドプログラミング
Oracle Solaris OS では、システム内部の詳細な情報はマニュアルページで見ることができます。マニュアルページについてよくわからない場合は、man(1) コマンド自体のマニュアルページを参照するか、またはコマンド行で man man と入力します。Oracle Solaris OS には、13,000 を超えるマニュアルページがあります。マニュアルページコレクションはセクションに分かれていますが、その構成はベンダーやリリースごとに少しずつ異なります。大きなセクションは、いくつかのボリュームに分かれている場合があります。コマンドの参照には、リファレンスマニュアルのセクションやボリュームの番号がコマンドの隣に添えられることが多くあります。たとえば、man コマンドは、man(1) と表記されることがあります。
docs.sun.com でマニュアルページを見るときは、コマンド行から見るときに比べていくつかメリットがあります。それぞれのセクションやボリュームは、索引、前書き、および短い説明付きのアルファベット順の項目リストがある本として表示されます。セクションの概要が記載された導入ページを持つセクションもあります。
Oracle Solaris のマニュアルページは、次のようなセクションとボリュームで構成されています。
『SunOS リファレンスマニュアル 1 : ユーザーコマンド』 - システム管理用以外のコマンドについて説明します。Intro(1) のマニュアルページでは、ユーザー用のマニュアルページコマンドの構文に関する情報、新規のマニュアルページを設計する開発者用のガイドライン、第 1 セクション内の個々の分野に関する説明が記載されています。
『SunOS リファレンスマニュアル 1M : システム管理コマンド』 - システム保守およびその他の管理用のコマンドについて説明します。Intro(1M) のマニュアルページは、ユーザーコマンドのボリュームから、マニュアルページコマンドの構文の説明を繰り返します。
『SunOS リファレンスマニュアル 2 : システムコール』セクション - Oracle Solaris OS で実行できるさまざまなシステムコールのプロトタイプと説明が記載されています。このセクションでは、UNIX システムプリミティブを直接呼び出すコールに焦点を当てます。Intro(2) のマニュアルページには、システムコールから返されるエラーの一覧とシステムコールの用語集があります。
第 3 セクションにはライブラリコールの情報があり、次のボリュームに分かれています。
『SunOS リファレンスマニュアル 3 : ライブラリインタフェースおよびヘッダー』ボリューム - ほかのカテゴリに入らない一般的なライブラリについて説明します。Intro(3) のマニュアルページには、第 3 セクションのライブラリの構成すべてとマルチスレッドアプリケーションの簡単な説明が記載され、いくつかの基本的な定義が示されます。
『SunOS リファレンスマニュアル 3 : 基本ライブラリ関数』ボリューム - アプリケーション開発の基本となるコアの C ライブラリ関数について説明します。
『man pages section 3: Networking Library Functions 』ボリューム - LDAP や RPC などのネットワークに関連するライブラリについて説明します。
『man pages section 3: Curses Library Functions 』ボリューム - 文字やグラフィックスを表示するライブラリについて説明します。
『man pages section 3: Realtime Library Functions 』ボリューム - リアルタイムのアクティビティーを実行するライブラリについて説明します。
『SunOS リファレンスマニュアル 3 : 拡張ライブラリ関数』ボリューム - 特殊なライブラリについて説明します。
『man pages section 3: Multimedia Library Functions 』ボリューム - マルチメディア処理関数を提供する libmlib ライブラリについて説明します。
『SunOS リファレンスマニュアル 4 : ファイル形式』セクション - ファイルフォーマットについて説明します。該当する場合に、ファイル形式を C 言語の構造体の宣言を使用して示します。
『SunOS リファレンスマニュアル 5 : 標準、環境、マクロ』セクション - 各種の情報について説明します。Intro(5) のマニュアルページでは、このセクションのトピックについて説明します。
『man pages section 6: Demos 』セクション - ゲームおよびデモが含まれています。
『SunOS リファレンスマニュアル 7 : デバイスとネットワークインタフェース』セクション - システムで使用できるデバイスインタフェースとネットワークインタフェースについて説明します。Intro(7) のマニュアルページではセクションの構成について説明します。
第 9 セクションでは、デバイスドライバの情報が記載され、次のボリュームで構成されます。
『man pages section 9: DDI and DKI Driver Entry Points 』ボリューム - デバイスドライバインタフェースとドライバカーネルインタフェース (DDI/DKI) について説明します。このインタフェースは Oracle Solaris カーネルのデバイスドライバに必須のものです。Intro(9E) のマニュアルページでは、ドライバエントリポイントの概要を示します。
『SunOS リファレンスマニュアル 9 : DDI/DKI カーネル関数』 ボリューム - デバイスドライバが使用できるカーネル関数について説明します。Intro(9F) マニュアルページでは、STREAM 関数と非 STREAM 関数に整理して、関数の概要を示します。
『man pages section 9: DDI and DKI Properties and Data Structures 』ボリューム - ドライバとカーネル間で情報共有するためドライバで使用されるデータ構造体について説明します。Intro(9S) のマニュアルページでは、STREAM 構造体と非 STREAM 構造体に整理して、構造体の概要を示します。