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Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 補足マニュアル Sun Fire X4800 M2 サーバー
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Web インタフェースを使用して、電力の使用状態を監視し、通知のしきい値を設定する方法

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CLI を使用して、電力の使用状態を監視し、通知のしきい値を設定する方法

このタスクでは、電力の使用状態を監視し、サーバーの使用電力が設定値を超えたときに通知されるように、2 つのしきい値を設定する方法について説明します。

  1. 端末ウィンドウで SSH 接続を開始して、サーバー SP にログインします。

    $ ssh root@ SPIPaddress

    Password: password

    ここでは、次のように指定します。

    • SPIPaddress は、サーバーのサービスプロセッサの IP アドレスです。

    • password は、アカウントのパスワードです。 root アカウントのデフォルトのパスワードは、changeme です。別のユーザーアカウントを使用する場合は、そのアカウントに管理者権限があることを確認します。

    Oracle ILOM CLI のプロンプト (->) が表示されます。

  2. 以下のコマンドを入力します。

    -> show /SP/powermgmt

    出力は次のようになります。

    -> show /SP/powermgmt
    
     /SP/powermgmt
        Targets:
            powerconf
    
        Properties:
            actual_power = 604
            permitted_power = 4576
            allocated_power = 1658
            available_power = 4576
            threshold1 = 0
            threshold2 = 0
    
        Commands:
            cd
            set
            show

    ここでは、次のように指定します。

    • actual_power は、現在のシステムの入力消費電力をワット (W) 単位で表示します。

    • permitted_power は、予想されるシステムの最大消費電力をワット (W) 単位で表示します。

    • allocated_power は、システムコンポーネントに割り当てられた電力をワット (W) 単位で表示します。

    • available_power は、システムコンポーネントで使用可能な入力電力量をワット単位で示しています。

  3. または、次のコマンドを入力して、システムで消費される合計電力を表示することもできます。

    -> show /SYS/VPS

    出力は次のようになります。

    -> show /SYS/VPS
    
     /SYS/VPS
        Targets:
            history
    
        Properties:
            type = Power Unit
            ipmi_name = VPS
            class = Threshold Sensor
            value = 601,500 Watts
            upper_nonrecov_threshold = N/A
            upper_critical_threshold = N/A
            upper_noncritical_threshold = N/A
            lower_noncritical_threshold = N/A
            lower_critical_threshold = N/A
            lower_nonrecov_threshold = N/A
            alarm_status = cleared
    
        Commands:
            cd
            show

    /SYS/VPS の値は /SYS/powermgmt actual_power の値と同じです。

  4. 通知のしきい値を設定するには、以下のコマンドを入力します。2 つのしきい値を設定できます。
    -> cd /SP/powermgmt
    -> set threshold1|2 = n

    ここで、n はワット数 (例: 4000) を表します。

    たとえば、次のように表示されます。

    -> cd /SP/powermgmt
    -> set threshold1 = 4000

参照