A
エイリアストークンによって、カード所有者は複数の物理トークンを使用して同じ Sun Ray セッションにアクセスできます。この設定は、たとえば重複したスマートカードを必要とする場合に使用できます。
Sun Appliance Link Protocol、Sun Ray サーバーと Sun Ray クライアント間の通信を可能にする、ネットワークプロトコル群。
自動マルチグループホットデスク (Automatic Multigroup Hotdesking)。「リージョナルホットデスク」を参照してください。
認証マネージャーが、選択された認証モジュールを使用して、どのトークンが有効であるか、どのユーザーがトークン所有者としてシステムおよびセッションへのアクセス権を持つかを決定します。
認証マネージャーは Sun Ray セッションへのアクセスの許可および拒否にすべてのトークンを使用しますが、この用語は通常、ユーザーのスマートカードトークンを指します。「トークン」を参照してください。
B
C
制御されたアクセスモード (Controlled Access Mode)、キオスクモードに名称変更されました。
「トークンリーダー」を参照のこと。
「Sun Ray クライアント」を参照のこと。
クライアントの一意識別子。Sun Ray クライアントの場合は、クライアントの MAC アドレスです。Oracle Virtual Desktop Client の場合は、クライアント鍵の MD5 ハッシュです。クライアント ID は、CID、端末 CID、クライアント識別子、デスクトップ ID とも呼ばれます。
Sun Ray クライアントまたは Oracle Virtual Desktop Client を表す、自動生成された公開鍵と非公開鍵のペア。クライアント鍵は、サーバーに接続するデバイスの認証に使用されます。
ネットワークサービスとそのサービスのユーザープロセス (プログラム) を説明する一般的な方法。
デジタルデータストリームおよび信号の符号化または復号化の機能を持つデバイスまたはプログラム。
「再起動」を参照してください。
Sun Ray クライアントのローカル構成を初期設定とブート用に変更するためのツール。
D
動的ホスト構成プロトコル、IP アドレスおよび初期パラメータをクライアントに配信する手段。
単一 Sun Ray セッションからの 1 つ以上の画面。
「Sun Ray クライアント」を参照してください。
F
問題の発生した Sun Ray サーバーのプロセスを機能している Sun Ray サーバーへ転送するプロセス。
ネットワークまたはシステムの障害時にもサービス継続性を提供するように構成された 2 台以上の Sun Ray サーバー。FOG または HA (高可用性) と略される場合があります。「高可用性」という用語はこのタイプの構成のメリットを表し、「フェイルオーバーグループ」という用語は機能を表します。
電源投入時自己診断 (POST)、クライアント初期化、認証、および低レベル入出力を処理する、Sun Ray クライアント上に存在する小さなソフトウェア。「Sun Ray Operating Software」を参照してください。
「バリアーメカニズム」を参照してください。
「フェイルオーバーグループ」を参照してください。
フレーム数/秒。
ビデオディスプレイを駆動するビデオ出力装置。「仮想フレームバッファー」を参照してください。
H
高可用性 (High availability)。「フェイルオーバーグループ」を参照してください。
Sun Ray クライアントの一種、マルチヘッドグループ内で使用され、1 つまたは 2 つのモニターを持ちます。
「フェイルオーバーグループ」を参照してください。
ユーザーがスマートカードを取り外してフェイルオーバーグループ内のほかのクライアントに挿入しても、ユーザーのセッションがユーザーを「追跡」する機能で、ユーザーは複数のクライアントからユーザーのウインドウ環境や現在のアプリケーションに迅速にアクセスできます。
動作を発生させする事前定義キー。たとえば、Sun Ray クライアントの「設定」画面を表示するためにホットキーが使用されます。
電源が投入されているシステムにハードウェアコンポーネントを挿入したり取り外したりできる特性。Sun Ray クライアントに接続される USB デバイスは、ホットプラグに対応しています。
K
特定の USB キーボードマップを表す番号で、Sun Ray クライアントファームウェアで設定すると US 以外のキーボードのサポートを向上できます。この番号は、キーボードが国番号 0 を返す場合に使用されます。
ほぼ無制限にさまざまな種類のデスクトップまたはアプリケーションをユーザーに提供する機能 (実際のデスクトップまたはアプリケーションがほかの場所で実行されていてもかまいません)。キオスクモードはプラットフォームの通常の認証方法を無視し、管理者が定義することを実行します。キオスクセッションは、キオスクセッションタイプによって構成されます。
キオスクモードで実行されるユーザーセッション。キオスクモードセッションとも呼ばれます。
スクリプトファイルおよび構成ファイルのセットで、キオスクセッション記述子ファイルによって記述されます。キオスクセッションタイプにより、キオスクモードで実行されるユーザーセッションの種類が定義されます。セッションタイプは、セッション構成と呼ばれることもあります。
M
モバイルセッションが有効な場合、ユーザーはスマートカードなしで異なる場所から既存のセッションにログインでき、その場合ユーザー名はそのセッションに関連付けられます。このタイプの擬似トークンがモバイルトークンと呼ばれます。
サーバーグループ内でユーザーをあるクライアントから別のクライアントへ追跡できる、Sun Ray Software のためのセッション特性。Sun Ray システム上でのモビリティーには、スマートカードまたはその他の識別メカニズムを使用する必要があります。
クライアントに接続される物理モニター。
最大伝送単位 (Maximum Transmission Unit)、ネットワークで転送可能な最大パケットのバイト数を指定するために使用されます。
フェイルオーバー環境で、Sun Ray サーバー間で Sun Ray ネットワークインタフェースを通して通信することを可能にするプロセス。
複数のモニター構成のタイプの 1 つで、プライマリクライアントに接続された 1 つのキーボードとマウスを使用して、複数の Sun Ray クライアント (このコンテキストではヘッドと呼ばれる) およびそれらの画面をマージおよび制御できます。
複数モニター構成タイプの 1 つで、Sun Ray 2FS または Sun Ray 3 Plus クライアント上でデュアルビデオコネクタに接続された複数のモニターをサポートします。RandR 1.2 を使用することで、複数のモニターが 1 つの画面として管理されます。
N
ネットワーク上を移動する情報に関連する応答時間。音声、ビデオ表示、およびマルチメディアアプリケーションなどの対話型アプリケーションでは、この応答時間は重要です。
NCSM。スマートカードに依存しない、Sun Ray クライアント上のモバイルセッション。NSCM には、擬似トークンを許可するポリシーが必要です。
「非スマートカードモビリティー」を参照してください。
O
フェイルオーバーグループ内のサーバーの特定のモードで、サーバーが今後負荷分散に参加しないことを意味します (負荷分散アルゴリズムは新しいセッションでこのサーバーを選択しません)。ただし、新しいセッションを手動で作成することはできます。
共通クライアントオペレーティングシステム上で実行されるソフトウェアアプリケーションで、Sun Ray サーバー上で実行中のデスクトップセッションに接続する機能が提供されます。Sun Ray クライアントのソフトウェアバージョンの 1 つです。このドキュメント内では、このアプリケーションを実行するデスクトップも Oracle Virtual Desktop Client と呼ばれます。
オンスクリーンディスプレイ (On-screen display)。Sun Ray クライアントでは、OSD アイコンを使用して、起動または接続の問題の可能性をユーザーに警告します。
物理モニターの単一インスタンス。各出力は、1 つの物理ビデオコネクタを持ちます。
P
プラグイン可能認証モジュール (Pluggable Authentication Module)。動的にロード可能なオブジェクトのセットで、システム管理者は使用可能なユーザー認証サービスを柔軟に選択できます。
すべての PAM 項目やデータなどに関連付けられる単一 PAM ハンドルおよび実行時状態。
「認証ポリシー」を参照してください。
「構成 GUI」を参照してください。
電源コードを使用してクライアントを再起動すること。
Sun Ray クライアントが Sun Ray サーバーに直接接続されたネットワーク構成で、つまり、サーバーはサブネットに接続されたネットワークインタフェースを持ち、サーバーは Sun Ray トラフィックを転送するためだけに使用されます。直接接続された専用インターコネクトまたはプライベートインターコネクトとも呼ばれます。
スマートカードトークンではなく 擬似トークン に関連付けられた Sun Ray セッション。
スマートカードなしで Sun Ray セッションにアクセスしているユーザーは、擬似トークンと呼ばれる、クライアントの組み込み型および MAC アドレスによって識別されます。「トークン」を参照してください。
R
Microsoft Remote Desktop Protocol。
ユーザーがより広いドメインやより大きな物理的距離のセッションにアクセスできるようにします。この機能は、複数のフェイルオーバーグループ内の拡張サーバーリストにユーザーセッションをどのようにマッピングするかを定義することによって、有効にできます。当初は自動マルチグループホットデスク (AMGH) と呼ばれていました。
Sun Ray サービスは、utstart
コマンドか、管理 GUI の「ウォームリスタート」ボタンまたは「コールドリスタート」ボタンで再起動できます。コールドリスタートではすべての Sun Ray セッションが終了しますが、ウォームリスタートでは終了しません。
リモートデスクトップサービス (Remote Desktop Services)。以前は、ターミナルサービスと呼ばれていました。「Windows ターミナルサービス」を参照してください。
リモートホットデスク認証 (Remote Hotdesk Authentication)、セキュリティー強化の 1 つで、ユーザーが既存のセッションに再接続できるようになる前に Sun Ray Software 認証を要求します。RHA はキオスクセッション (認証なし匿名アクセス用に設計されています) には適用されません。RHA ポリシーは、管理 GUI または utpolicy
コマンドで管理できます。
S
単一デスクトップをユーザーに表示するモニターまたはモニターのグループ。画面は、Sun Ray 3 Plus クライアントなどのデュアルビデオコネクタを備えた、Sun Ray クライアント上の単一モニターまたは複数モニターで提供できます。Xinerama を使用するときは、マルチヘッドグループでも単一デスクトップを表示できます。
単一ヘッドのクライアント上で、もともとはマルチヘッドグループによって作成された個々の画面をパンする機能。
Sun Ray クライアントに直接接続できる、Sun Ray Software のためのアプリケーション。オーディオ、ビデオ、X サーバー、ほかのマシンへのアクセス、クライアントのデバイス制御などを含めることができます。
認証トークンに関連付けられるサービスのグループ。スマートカードに組み込まれたトークンにセッションが関連付けられる場合があります。「トークン」を参照してください。
「モビリティー」を参照してください。
一般的に、計算能力を持ったマイクロプロセッサ内蔵のプラスティックカード。Sun Ray セッションを開始するため、または接続するために使用できるスマートカードには、カードタイプや ID などの識別子が含まれます。スマートカードトークンは、Sun Ray 管理者またはユーザー (管理者が選択した場合) によって Sun Ray データストアに登録される場合もあります。
スマートカードを使用して、カードおよびカード所有者からの認証情報 (PIN やバイオメトリックデータなど) によって提供される資格に基づいて、カード所有者を認証すること。
スマートカードを使用して、Sun Ray Software がカード所有者のセッションを発見できるように一意のトークン ID およびトークンタイプを提供すること。場合によっては、カード所有者がスマートカードベース認証を使用して自分自身を認証することを求められる場合があります。
スマートカードに含まれる認証トークン。「トークン」を参照してください。
Sun Ray サーバーからデスクトップセッションを取得するハードウェアクライアント。相手側のソフトウェアクライアントは Oracle Virtual Desktop Client と呼ばれます。以前は、Sun Ray シンクライアント、Sun Ray 仮想ディスプレイ端末、および Sun Ray DTU (Desktop Terminal Units) と呼ばれていました。
Sun Ray クライアントファームウェアの名前。「ファームウェア」を参照してください。
Sun Ray システムは、Sun Ray クライアント、サーバー、サーバーソフトウェア、およびこれらを接続する物理ネットワークで構成されます。
T
シンクライアントは、計算能力や大きな記憶容量など、コンピュータサーバーのいくつかのリソースにリモートアクセスします。Sun Ray クライアントは、計算能力やストレージのすべてをサーバーに依存しています。
Sun Ray システムでは、認証マネージャーがシステムおよびセッションへのアクセスを許可または拒否するために使用するトークンを、各ユーザーが提示する必要があります。トークンはタイプと ID から成ります。ユーザーがスマートカードを使用する場合、スマートカードのタイプと ID がトークンとして使用されます。ユーザーがスマートカードを使用しない場合、クライアントの組み込み型および ID (装置の Ethernet または MAC アドレス) が代わりに擬似トークンとして使用されます。モバイルセッションが有効な場合、ユーザーはスマートカードなしで異なる場所から既存のセッションにログインでき、その場合ユーザー名はそのセッションに関連付けられます。モバイルセッションに使用される擬似トークンは、モバイルトークンと呼ばれます。ユーザーが複数の物理トークンで同じセッションにアクセスできるように、エイリアストークンを作成することもできます。
スマートカードを読み取ってその識別子を返すためだけに使用される Sun Ray クライアントで、これによってカード所有者 (つまり、ユーザー) に関連付けることができます。
同じフェイルオーバーグループ内のサーバーで、共通のグループシグニチャーによって互いに「信頼」しています。
V
ビデオ再生パフォーマンスを向上するために Windows Connecter で提供される機能で、マルチメディアリダイレクションおよび Adobe Flash 高速化コンポーネントで構成されます。
仮想デスクトップインフラストラクチャー内で実行および管理されるデスクトップインスタンス (通常は RDP 経由でアクセスされる Windows デスクトップ) を含む仮想マシン。
Sun Ray クライアントユーザーが VMware View Manager を通じて Windows 仮想マシンに接続できます。
ユーザーのディスプレイの現在の状態を含む、Sun Ray サーバー上のメモリー領域。
W
「再起動」を参照してください。
Microsoft Remote Desktop Protocol (RDP) クライアントの 1 つで、Sun Ray ユーザーがリモート Microsoft Windows システムで実行されているアプリケーションにアクセスできます。
Sun Ray Software ドキュメントで使用される一般用語で、Windows Connector を使用して Sun Ray クライアントからリモートアクセスできる Windows OS を実行するリモートデスクトップサーバーを示します。Windows OS に基づいてリモートデスクトップを提供する別の方法については、「Windows ターミナルサービス」を参照してください。
Microsoft Windows コンポーネントの 1 つで、Windows アプリケーションおよびデスクトップにリモートユーザーやクライアントからアクセスできます。Windows リリースによっては、この機能はターミナルサービス、リモートデスクトップサービス、またはリモートデスクトップ接続と呼ばれる場合があります。
X
X ウィンドウシステムでビットマップ表示デバイスを制御するプロセス。クライアントアプリケーションから要求があったときに処理を行います。Sun Ray Software には 2 台の X サーバーが含まれ、Xsun (以前のバージョンの Sun Ray Software でデフォルト X サーバー) と、Xnewt (Sun Ray Software のデフォルト X サーバー) です。Xnewt により、最新のマルチメディア機能が利用できます。
X ウィンドウシステムの拡張の 1 つで、2 つ以上のモニターを 1 つの大きな仮想ディスプレイとして使用できます。Xinerama モードでは、単一デスクトップを複数のモニターで表示できます。
Oracle Solaris 上の Sun Ray Software 用デフォルト X サーバー。
X ウィンドウシステムの X Resize、Rotate and Reflect 拡張で、クライアントを動的にサイズ変更したり、回転したり、画面解像度設定を変更したりできます。Sun Ray Software の場合、付与されたセッションが開始したときとは異なるサイズや解像度のモニターを使用する Sun Ray クライアントにユーザーがホットデスクする場合に、この機能が特に役立ちます。