この手順では、Oracle Virtual Desktop Client セッションで実行しているアプリケーションとローカルデスクトップで実行しているアプリケーションとの間でコピー&ペーストを有効にする方法について説明します。有効にすると、Oracle Virtual Desktop Client ユーザーは、Oracle Virtual Desktop Client セッションで実行しているアプリケーションとローカルデスクトップで実行しているアプリケーションとの間でコピー&ペーストできます。Unicode 文字のコピー&ペーストがサポートされています。
コピー&ペースト機能が動作するには、Sun Ray サーバーでクリップボードサービスが有効で、Oracle Virtual Desktop Client でクリップボード共有が有効である必要があります。utdevadm コマンドまたは管理 GUI の「詳細」->「セキュリティー」ページを使用して、クリップボードサービスが有効であるかどうかをチェックできます。
この機能は、Oracle Solaris Trusted Extensions を実行している Sun Ray サーバーでは使用できません。
次の手順に従って、Sun Ray サーバーでクリップボードサービスを有効にします。
「詳細」タブをクリックします。
「セキュリティー」サブタブをクリックします。
「デバイス」セクションで、「Oracle Virtual Desktop Client クリップボード」オプションを選択します。
「サーバー」ページの「ウォームリスタート」ボタンを使用して、Sun Ray サービスを再起動します。
Sun Ray サーバーのスーパーユーザーになります。
Oracle Virtual Desktop Client でクリップボードサービスを有効にします。
# /opt/SUNWut/sbin/utdevadm -e -s clipboard
Sun Ray サービスを再起動します。
# /opt/SUNWut/sbin/utstart