17.4. Oracle Virtual Desktop Client と Sun Ray クライアント間のクライアント ID の違い

Sun Ray Software コマンドを使用した既存のスクリプトがある場合、またはスクリプトを作成する計画の場合は、Oracle Virtual Desktop Client と Sun Ray クライアント間のクライアント ID の違いを認識する必要があります。

Sun Ray Software 管理ツールでは、すべてのクライアントが クライアント ID (または CID、端末 CID、クライアント識別子とも呼ばれます) で表されます。クライアント ID には、フル ID と短い ID バージョンの両方があります。

namespace 値は、id-part 値の形式を決定するタグです。現在の名前空間 (1 つは Sun Ray クライアント用、もう 1 つは Oracle Virtual Desktop Client 用) は異なる id-part 形式を使用するため、通常は短いクライアント ID が使用され、受け入れられます。フルクライアント ID は、タイプの異なるクライアントを簡単に区別できるようにするために使用されます。

クライアント ID について詳しくは、Table 17.1, “Oracle Virtual Desktop Client ID の詳細”を参照してください。

Table 17.1. Oracle Virtual Desktop Client ID の詳細

クライアント

namespace の値

id-part の意味

id-part の形式

Sun Ray クライアント

IEEE802

DTU の MAC アドレス

12 桁の 16 進数

Oracle Virtual Desktop Client

MD5

クライアント鍵の MD5 ハッシュ

32 桁の 16 進数


Note

クライアント鍵は、Oracle Virtual Desktop Client プロファイルの一部であるため、Oracle Virtual Desktop Client プロファイルごとに独自のクライアント ID があります。

クライアント ID の例については、Table 17.2, “Sun Ray クライアント ID の例”および Table 17.3, “Oracle Virtual Desktop Client ID の例” を参照してください。

Table 17.2. Sun Ray クライアント ID の例

短い ID

フル CID

0003badc1b9d

IEEE802.0003badc1b9d

00144f85f52f

IEEE802.00144f85f52f

080020b5ca55

IEEE802.080020b5ca55


Table 17.3. Oracle Virtual Desktop Client ID の例

短い ID

フル CID

1bd97b44ea9458fac256a7a778a282fe

MD5.1bd97b44ea9458fac256a7a778a282fe

d8b3a4eb29497e0c6fbb0f2a810267f5

MD5.d8b3a4eb29497e0c6fbb0f2a810267f5