15.9. デバイスサービスの有効化および無効化

Sun Ray デバイスサービスは、utdevadm コマンド行ツールまたは管理 GUI を使用して有効または無効にできます。Sun Ray デバイスサービスには、USB ポート経由で接続された USB デバイス、内蔵シリアルポート、および Sun Ray クライアントの内蔵スマートカードリーダーが含まれます。デバイスサービスは、管理 GUI の「詳細」タブ上にある「セキュリティー」タブで管理できます。

内部シリアルサービスが無効の場合、ユーザーは Sun Ray クライアントの内蔵シリアルポートにアクセスできません。

内蔵スマートカードリーダーのサービスが無効の場合、ユーザーは PC/SC インタフェースまたは SCF インタフェース経由で内蔵スマートカードリーダーにアクセスして、読み取りおよび書き込みを行うことはできません。ただし、この状態はセッションへのアクセスや認証されていないスマートカードでのホットデスクには影響しません。

USB サービスが無効の場合、ユーザーは USB ポートに接続されたどのデバイスにもアクセスできません。この状態は、キーボード、マウス、またはバーコードリーダーといった HID デバイスには影響しません。

Sun Ray Software のインストール後は、すべてのデバイスサービスがデフォルトで有効になります。構成モード、つまり Sun Ray データストアが有効になったあとで、utdevadm コマンドを使用して、デバイスサービスを有効または無効にできます。

この構成は、グループ内のすべてのサーバーおよびそのグループに接続されたすべてのクライアントに影響します。

詳細については、次の関連するタスクを参照してください。その他のデバイスサービスは、同じ構文で有効または無効にできます。