4.7. 複数の管理アカウントを有効または無効にする方法 (Oracle Linux)

4.7.1. UNIX ユーザーの管理 GUI 特権を構成する方法 (Oracle Linux)
4.7.2. 管理 GUI 特権を管理ユーザーに制限する方法 (Oracle Linux)

Sun Ray サーバー管理者は、utadmin 承認済みユーザーリストに追加されている有効な UNIX ユーザー ID が、管理 GUI を使用して Sun Ray サービスを管理することを許可できます。これらのアカウントのアクティビティーの監査証跡が提供されます。utadminuser コマンドは、既存の UNIX ユーザーを utadmin の承認済みユーザーリストに追加できます。

管理権限を持つアカウントの認証は、PAM 認証フレームワークに基づいています。

4.7.1. UNIX ユーザーの管理 GUI 特権を構成する方法 (Oracle Linux)

デフォルトの admin アカウントの代わりに utadmin 承認済みユーザーリスト内の UNIX ユーザーによるアクセスを許可するように Sun Ray 管理 GUI を構成するときは、次の手順を使用します。承認済みユーザーの管理 GUI 特権を有効にすると、utadmin 承認済みリストにユーザーを追加または削除することで管理 GUI へのアクセスを管理できます。

  1. 管理 GUI への承認を必要とする UNIX ユーザーごとに、ユーザーを承認済みユーザーリストに追加します。

    # utadminuser -a username
    

    utadmin コマンドをオプションなしで実行すると現在の承認済みユーザーを一覧表示でき、-d オプションを付けるとユーザーを削除できます。

  2. 次の auth エントリを /etc/pam.d/utadmingui ファイルに追加します。

    #%PAM-1.0
    # BEGIN: added to utadmingui by SunRay Server Software -- utadmingui
    auth include system-auth
    # END: added to utadmingui by SunRay Server Software -- utadmingui 
Note

コメント行を必ず含めてください (クリーンアップが正しく動作するために必要です)。

4.7.2. 管理 GUI 特権を管理ユーザーに制限する方法 (Oracle Linux)

管理 GUI 特権をデフォルト admin ユーザーに制限するには、/etc/pam.d/utadmingui ファイル内の PAM エントリを pam_sunray_admingui.so.1 モジュールに置き換えます。

# BEGIN: added to utadmingui by SunRay Server Software -- utadmingui
auth sufficient /opt/SUNWut/lib/pam_sunray_admingui.so.1
# END: added to utadmingui by SunRay Server Software -- utadmingui
Note

コメント行を必ず含めてください (クリーンアップが正しく動作するために必要です)。