この付録では、レポート・グループ・デプロイメント・ディスクリプタの要素のリファレンスと、ディスクリプタの簡単な概要を示します。個々のレポート・ファイルの作成に使用するレポート・ファイル・デプロイメント・ディスクリプタ要素の詳細は、付録B「レポート・ファイル構成リファレンス」を参照してください。
この付録は、次の各項で構成されています。
レポート・グループ・デプロイメント・ディスクリプタでは、Coherence JMXレポータの実行時に作成される個別レポートの数が任意に指定されます。2つの事前定義されたディスクリプタが/reports
ディレクトリ内のcoherence.jar
ファイルに置かれています。このデフォルトのディスクリプタはreport-group.xml
と呼ばれ、事前定義されたレポートのサブセットが含まれています。report-all.xml
ディスクリプタには、すべての事前定義済レポートが含まれます。レポート・グループ・デプロイメント・ディスクリプタは事前定義されたものを必要に応じて変更するか、または新しいレポート・グループ・デプロイメント・ディスクリプタを作成できます。実行時に使用するレポート・グループ・デプロイメント・ディスクリプタの名前と場所はオペレーション・デプロイメント・ディスクリプタで構成され、オペレーション・オーバーライド・ファイルでオーバーライドできます。詳細は、第4章「JMXレポーティングの使用」を参照してください。
レポート・ファイル・デプロイメント・ディスクリプタ・スキーマは、coherence-report-group-config.xsd
ファイルで定義されます。このファイルは、coherence.jar
ライブラリのルートおよび次のWeb URLにあります。
http://xmlns.oracle.com/coherence/coherence-report-group/1.0/coherence-report-group.xsd
<report-group>
要素はディスクリプタのルート要素であり、通常はXSDリファレンス、Coherenceネームスペース・リファレンス、およびcoherence-report-group-config.xsd
ファイルの場所が含まれます。次に例を示します。
<?xml version='1.0'?> <report-group xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns="http://xmlns.oracle.com/coherence/coherence-report-group-config" xsi:schemaLocation="http://xmlns.oracle.com/coherence/ coherence-report-group-config coherence-report-group-config.xsd">
注意:
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表C-1は、レポート・グループ・デプロイメント・ディスクリプタのすべての非終端要素を示しています。
使用場所: init-params
説明
init-param
要素には、レポートの初期化パラメータを記述します。このパラメータは、パラメータ名(またはパラメータ・タイプ)とその値で構成されます。
要素
表C-2は、init-param
要素のサブ要素を示しています。
表C-2 init-paramのサブ要素
要素 | 必須/ オプション |
説明 |
---|---|---|
|
オプション |
初期化パラメータの名前を指定します。 この要素は、 |
|
オプション |
初期化パラメータのJavaタイプを指定します。サポートされているタイプは次のとおりです。
この要素は、 |
|
必須 |
初期化パラメータの値を指定します。この値は、パラメータの型に固有の形式にします。 |
使用場所: report-config
説明
init-params
要素には、初期化パラメータのリストを記述します。
要素
表C-2は、init-params
要素のサブ要素を示しています。
使用場所: report-group
説明
report-config
には、レポートの構成ファイル名および初期化パラメータを記述します。
要素
表C-4は、report-config
要素のサブ要素を示しています。
表C-4 report-configのサブ要素
要素 | 必須/ オプション |
説明 |
---|---|---|
|
必須 |
|
|
オプション |
初期化パラメータのリストを指定します。 |
使用場所: ルート要素
説明
report-group
要素には、レポート・リスト、実行間隔、レポート・パラメータおよびバッチの出力ディレクトリを記述します。
要素
表C-5は、report-group
要素のサブ要素を示しています。
表C-5 report-groupのサブ要素
要素 | 必須/ オプション |
説明 |
---|---|---|
|
必須 |
レポート・バッチの実行間隔の分数または秒数を指定する文字列です。10sと指定すると、レポートは10秒ごとに実行されます。5mと指定すると、レポートは5分ごとに実行されます。実行間隔には適切な値を選択することが重要です。実行間隔が短かすぎると、レポータは膨大な量のデータを生成し、ディスク領域が著しく消費される可能性があります。実行間隔が長すぎると、十分な情報が生成されません。レポータを構成する前に、履歴情報の消去とアーカイブのプロセスを適正化することをお薦めします。 |
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オプション |
レポート構成ファイルの出力ファイル名の先頭に付加するディレクトリ・パスです。メンバーが実行されているユーザー名には、このパスへの読取り/書込みアクセスを可能にしておく必要があります。 |
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必須 |
レポート構成のリストを指定します。 |
使用場所: report-group
説明
report-list
要素には、バッチに含めるレポートのリストを記述します。
要素
表C-6は、report-list
要素のサブ要素を示しています。