Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracle Exalogic Elastic Cloud Machineの管理とモニタリング リリース12.1.0.4 B70516-05 |
|
前 |
次 |
この章では、次の項でExalogicアセットの監視と管理の方法を説明しています。
「Exalogic Elastic Cloudダッシュボード」を使用して、Exalogic Elastic Cloudのソフトウェアおよびハードウェア・ターゲットのステータス情報を表示します。
Exalogic Elastic Cloudのダッシュボードを表示して使用するには、次の手順を実行します。
Enterprise Managerで、システム・ページに移動します。ドロップダウン・リストからExalogic Elastic Cloudを選択して、「検索」フィールドの項目を絞り込み、「実行」をクリックします。「検索結果」表で、表示するExalogic Elastic Cloudを選択します。
Exalogic Elastic Cloudのホーム・ページが表示され、そこでExalogicのダッシュボード上のコンポーネントを監視できます。
Exalogic Elastic Cloudのホーム・ページから、いつでもダッシュボードを表示することができます。図5-1に示すように、「Exalogic Elastic Cloud」メニューから「メンバー」→「ダッシュボード」を選択します。
「Exalogic Elastic Cloud」ドロップダウン・リストからコンポーネント名を選択して、各ソフトウェア・コンポーネントの詳細情報を表示できます。「Exalogic」ドロップダウン・リストには、ソフトウェア・コンポーネントのみが表示されます。ハードウェア・コンポーネントは、「メンバー」タブで参照できます。
選択したコンポーネントのページが表示されます。たとえば、WebLogicドメインサマリー・ページを選択すると、WebLogicサーバーのステータス、リクエスト処理時間メトリック情報、CPU使用率、リクエスト(分単位)およびヒープ使用量データを示すグラフが表示されます。
「Exalogic Elastic Cloud」ドロップダウン・リストから「ホーム」を選択すれば、いつでもこのページに戻ることができます。
「Exalogic Elastic Cloud」ドロップダウン・リストから「ターゲット情報」を選択して、Exalogicターゲットに関する全般的な情報を表示できます。
Exalogic Elastic Cloud内の次のターゲットに関するアラートや主要なパフォーマンス・メトリックを含むステータス情報を表示するには、「Exalogic Elastic Cloud」ダッシュボードの「ソフトウェア」タブを使用します。
アプリケーションのデプロイ - 「アプリケーションのデプロイの表示」を参照
WebLogicドメイン - 「WebLogicドメインの表示」を参照
Coherenceクラスタ - 「Coherenceクラスタの表示」を参照
ホスト - 「ホストの表示」を参照
SOA
OTD
図5-2に示されている「ソフトウェア」タブには、アプリケーション・デプロイメントやWebLogicドメインなどの各要素の表に「インシデント」セクションが表示され、この表に表示されるアラートから詳細情報にドリルダウンできます。
「ソフトウェア」タブを使用して、Exalogicシステム・ターゲットのインシデントとしてExalogic Elastic Cloudシステム用にOracle Enterprise Manager Ops Centerで生成されるアラームを表示することもできます。「ソフトウェア」タブには、両方のシステムのすべての問題を1つの場所で表示できるように、Exalogicシステム・ターゲットのCloud ControlのインシデントとしてOracle Enterprise Manager Ops Centerに生成されたアラームおよびインシデントが表示されます。これによって、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlとチケッティング・システム間の既存の統合を使用してOracle Enterprise Manager Ops Centerのインシデントを管理できるようになります。
「ソフトウェア」タブには、Exalogicシステムのメンバーである多くのソフトウェア・ターゲットが表示されます。内部リージョン・フィルタ・オプションを使用して、ページ・レベル検索を実行できます。たとえば、検索がOracle WebLogicドメインに実行される場合、「アプリケーション」リージョンもフィルタ処理して、検索されたWebLogicドメインのメンバーであるWebLogicサーバーにデプロイされるすべてのアプリケーションを表示します。同様に、「ホスト」リージョンをフィルタ処理して、検索されたWebLogicドメインの一部であるWebLogicサーバーをホストしているホストを表示します。
図5-3に示すように、Exalogic Elastic Cloudダッシュボードページを使用して「ハードウェア」タブにアクセスし、Exalogic Elastic Cloudのハードウェアとインフラストラクチャに関する情報を表示することもできます。温度(Exalogic構成図の上部にある「温度」オプションをオンにして)、ステータスなどの情報の他、ハードウェアの現在の状態を表すハードウェアの構成図も表示できます。
「ハードウェア」タブでは、「概要」セクションに、各カテゴリのハードウェア・ユニットの数が、そのステータスとともに表示されます。ここには、ハードウェアに関連付けられたインシデントも表示されます。Exalogicハードウェア構成図には、ラックの各ハードウェア・コンポーネントの位置が示されます。「インシデント」セクションを使用して、発生するハードウェアの問題を監視し、インシデントの詳細を表示するために「インシデント・サマリー」をクリックしてインシデント・マネージャ・ページにドリルダウンできます。
次の手順を実行して、Exalogic Elastic Cloudのハードウェア・コンポーネントを監視できます。
Enterprise Managerシステム・ページで、表からExalogic Elastic Cloudターゲットをクリックします。または、「ターゲット」メニューから「Exalogic」を選択することもできます。
Exalogic Elastic Cloudダッシュボード・ページが表示されます。
「ハードウェア」タブをクリックして、Exalogic Elastic Cloudのハードウェア構成を示す構成図を表示します。
「ハードウェア」タブを使用して、温度(Exalogic構成図の上部にある「温度」オプションをオンにして)、ステータスなどの情報の他、ハードウェアの現在の状態を表すハードウェアの構成図も表示できます。
「ハードウェア」タブでは、「概要」セクションに、各カテゴリのハードウェア・ユニットの数が、そのステータスとともに表示されます。ここには、ハードウェアに関連付けられたインシデントも表示されます。Exalogic構成図は、インフィニバンド・スイッチ、ストレージ・ヘッド、ストレージ・ディスク、計算ノードなどのハードウェアを表し、それぞれの現在の状態(稼働中、停止中、未割当てなど)を示す凡例を使用します。
「インシデント」セクションを使用して、発生するハードウェアの問題を監視し、インシデントの詳細を表示するために「インシデント・サマリー」をクリックしてインシデント・マネージャ・ページにドリルダウンできます。
Enterprise Manager Cloud Controlを使用して、Exalogicのソフトウェア・コンポーネントとハードウェア・コンポーネント間の関係を視覚化します。これらのコンポーネント間のルーティング・トポロジを確認するには、次の手順を実行します。
「ターゲット」メニューから、「Exalogic」を選択します。
Exalogicターゲットのリストから、表示するExalogic Elastic Cloudターゲットをクリックします。
「Exalogic Elastic Cloud」メニューから、「ルーティング・トポロジ」を選択します。
Exalogicのソフトウェア・コンポーネントとハードウェア・コンポーネント間の関係を表示します。
Exalogic環境でのコンポーネント障害の影響を分析するには、次の手順に従います。
「ターゲット」メニューから、「Exalogic」を選択します。
Exalogicターゲットのリストから、表示するExalogic Elastic Cloudターゲットをクリックします。
ナビゲーション・パネルから、表示するOracleインフィニバンド・ネットワークをクリックします。
「インフィニバンド・ネットワーク」メニューから、「トポロジ」を選択します。
ステータスおよびインシデント・バッジを観察するか、「注釈」ツールバー・メニューを使用してメトリック値を表示することによって、コンポーネントに関する問題を特定します。ダイアグラム内の問題のあるコンポーネントにリンクしたコンポーネントを特定します。