Enterprise Managerには、ほとんどのプラグイン開発者のニーズを満たすアソシエーション・タイプの共通セットが用意されています。プラグイン開発者はこれらのアソシエーション・タイプについてよく理解して使用する(該当する場合)ことをお薦めします。プラグイン開発者として、アソシエーション・タイプと、すべてのアソシエーション・タイプの使用について説明するドキュメント(allowed_pairs)へのリンクを含むインテグレータとドキュメントの表も更新する必要があります。
次の表で、即時利用可能なアソシエーションについて詳しく説明します。
表A-1 application_contains
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: Contains コア/拡張: コア 表示名: "contains (app component)" 逆: member_of_application |
ソース: コンポジットの種類ではない集計タイプ(oracle_emrepなど)。ソース・タイプがコンポジット・タイプの場合、ユーザーはcomposite_containsを使用するか、そこから拡張されるアソシエーション・タイプを使用する必要があります。 宛先: メンバー・エンティティ・タイプ。たとえば、Enterprise Managerコンソールやバックエンド・サービスのj2ee_applicationsはoracle_emrepのメンバーです。 カーディナリティ: 0..* |
アプリケーションとそのメンバー間のメンバーシップを取得します。ソースは、メンバーの集計になります。1つのメンバーが、複数の集計の一部になることができます。 |
アプリケーションのメンバーシップを示します。トポロジで使用できます。 |
表A-2 app_composite_contains
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: application_contains、composite_contains コア/拡張: コア 表示名: "contains (app_composite component)" 逆: member_of_composite_app |
ソース: コンポジット・タイプでもある任意のアプリケーション(siebel_serverなど)。ソース・タイプがクラスタ・タイプの場合、cluster_containsを使用する必要があります。 宛先: メンバー・エンティティ・タイプ。たとえば、siebel_component_groupはsiebel_serverのメンバーになります。 カーディナリティ: 0..* |
アプリケーションとそのメンバー間のメンバーシップを取得します。メンバーシップも構成の一種になります。1つのメンバーは、1つの構成のみの構成要素となります。 |
アプリケーションのメンバーシップを示します。トポロジで使用できます。 |
表A-3 authenticated_by
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: depends_on コア/拡張: コア 表示名: "authenticated_by)" 逆: authenticates |
ソース: 認証を必要とするME 宛先: 認証を提供するME(oracle_ldapなど) カーディナリティ: 0..1 |
アプリケーションとそのメンバー間のメンバーシップを取得します。メンバーシップも構成の一種になります。1つのメンバーは、1つの構成のみの構成要素となります。 |
アプリケーションのメンバーシップを示します。トポロジで使用できます。 |
表A-4 composite_contains(抜粋)
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: contains、uses コア/拡張: コア 表示名: "CompositeContains" 逆: member_of_composite |
ソース: ソース: 任意のコンポジット・タイプ 宛先: コンポジットのメンバー。 カーディナリティ: 0..* |
構成要素の1つのインスタンスを、一度に最大で1つのコンポジットに含める必要がある集計の形式。例: データベースD1がOracle RACクラスタR1を構成する場合、D1は別のクラスタR2の一部になることはできません。これは、ソースとそのすべてのメンバーの周囲にボックスを配置して、メンバーが別のソースの一部になれないことを示す場合に使用されます。 この制限は、composite_containsから拡張される特定の具体的なアソシエーション・タイプに適用されます。Tがcomposite-containsを拡張する場合、MEは、タイプTの1つのみのアソシエーションの宛先になります。ただし、具体的なcomposit_containsタイプが異なる場合、MEは別のソースMEを含む宛先になることができます。 |
現在の使用方法では、クラスタ・ターゲット(rac_database、cluster、weblogic_cluster)をそのメンバーにリンクします。トポロジ・ビューアなどのフレームワーク機能で使用できます。 |
表A-5 cluster_contains
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: composite_ contains コア/拡張: コア 表示名: "contains (in cluster)" 逆: member_of_cluster |
ソース: クラスタ・ターゲット・タイプ(RACまたはクラスタなど) 宛先: クラスタのメンバー・タイプ。クラスタ・メンバー・タイプは同じにします。 カーディナリティ: 1..* |
クラスタ・メンバーシップ。メンバーのタイプは同じで、スケーラビリティと冗長性が得られます。コンポジットの包含も示します。Cluster A cluster_contains Bの場合、Bが別のクラスタCのメンバーになれないことを表します。 |
統合プランナなどのツールで、クラスタ・メンバーシップを把握する必要があります。トポロジ・ビューアなどのすべての汎用ツールでも同様です。 |
表A-6 connects_through
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: depends_ on コア/拡張: コア 表示名: "connects_through" 逆: connects |
ソース: 中間パスを介して別のMEに接続しているME。例: リスナーを介してデータベースに接続しているアプリケーション 宛先: 別のMEのアクセス・ポイントを提供するME(oracle_listener、oracle_apache、slb) カーディナリティ: 0..* |
データベースを公開するアプリケーションconnects_throughリスナー。oracle_oc4jを公開するサービスconnects_through oracle_apache。 |
アプリケーション・トポロジで使用され、中間パスを介したエンドへの接続を表します。例: データベースを公開するconnects_throughリスナー。ソースには、エンド・ポイントで直接機能する依存性もあります(アプリケーションstores_on_dbデータベース)。機能ビューでは、stores_on_dbの直接依存性が表示され、物理ビューでは、リスナー・リンクが表示されます。 |
表A-7 contains(抜粋)
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: none コア/拡張: コア 表示名: "contains" 逆: member_of |
任意のソースMEとそのメンバーMEのタイプ カーディナリティ: 0..* |
包含メンバーシップを示します。A contains Bは、BがAを構成する要素の1つであることを示します。 すべての包含関係はプラグイン開発者が取得する必要があります。ただし、システム・メンバーシップはOMSによって取得されます。TC包含は、アソシエーション・インスタンスを介して表す必要はありません。containsから拡張する具体的なタイプを使用する必要があります。 |
ただし、ユーザーは、constainsから拡張するすべてのアソシエーション・タイプのインスタンスに問合せを行うことができます。トポロジ・ビューアなどのフレームワーク機能でこのタイプのアソシエーションに問合せを行うことができます。 |
表A-8 depends_on(抜粋)
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: uses コア/拡張: コア 表示名: "Depends on" 逆: depended_on_by |
ソース: 任意のMEタイプ 宛先: 任意のMEタイプ カーディナリティ: 0..* |
可用性についてME Bに依存する任意のME Aの場合。ME Bを使用できない場合、Aの可用性に影響があります。 |
RCAやトポロジ・ビューアなどのフレームワーク機能で使用できます。 |
表A-9 deployed_on
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: runs_on、member_of_application コア/拡張: コア 表示名: "Deployed on" 逆: deploys |
ソース: ターゲット・コンポーネントを除く任意のME 宛先: j2eeコンテナ カーディナリティ: 1..* |
アプリケーションAは、J2EE?コンテナBにデプロイされます。 |
トポロジ・ビューアでは、j2eeサーバーにデプロイされたアプリケーションを表示できます。 |
表A-10 exposes
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: uses コア/拡張: コア 表示名: "exposes" 逆: exposed_by |
ソース: 別のMEのアクセス・ポイントを提供するME(oracle_listener、oracle_apache、slb) 宛先: ソースを介してアクセスされるターゲットのME。 カーディナリティ: 0..* |
MEの一部の機能は、他のMEによって公開されます(oracle_listenerがoracle_databaseをアプリケーションに公開する場合や、oracle_apacheがoc4jを公開する場合など)。使用するセマンティクスをさらに取得します。データベースが停止した場合、リスナーが実行可能な操作に影響があります。ただし、リスナー自体は停止せず、低下モードになります。 ターゲット/システムのエントリ・ポイントを表す場合に使用されます。 リスナーはoracle_databaseを公開します。この場合、厳密には、アクセス・ポイントを提供するデータベース・ターゲットではありません。Oracleデータベースを、リスナーを介して利用可能なサービスを提供するものと考えることができます。 oracle_httpはoc4jを公開します。繰り返しになりますが、oc4jターゲットはhttpサービスを提供しません。httpサービスは、アプリケーションをoc4jに接続する個別サービスとして実行します。 |
トポロジ・ビューアなどのフレームワーク機能で使用できます。 |
表A-11 hosted_by
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: runs_on コア/拡張: コア 表示名: "hosted_by" 逆: host_for |
ソース: システム、サービスまたはターゲット・コンポーネントを除く任意のMEタイプ 宛先: ホスト カーディナリティ: 1 |
hosted_by Hの任意のターゲットTの場合、Tを構成するプロセスは、ホストHで実行されます。ターゲットは、1つのホストでのみホストされます。 |
指定のホストで実行するターゲットの検索に使用されます。 |
表A-12 installed_at
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: uses コア/拡張: コア 表示名: "installed_at" 逆: install_home_for |
ソース: ターゲット・コンポーネントを除く任意のME 宛先: インストール・ホームを表すME カーディナリティ: 1 |
A installed at Bの場合、BがAのインストール・ホームであることを示します。例: oracle database --> installed_at --> oracle_home |
MEのソフトウェアがインストールされるインストール・ホームへのリンクを示す場合に使用されます。パッチ適用で使用され、ターゲットがインストールされるOracleホームになります。 |
表A-13 internal_contains(内部OMS使用の場合のみ)
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: contains コア/拡張: コア 表示名: "InternalContains" 逆: internal_member_of |
ソース: システム/グループ 宛先: システムには、グループを除く任意のMEを含めることができます。グループには、ターゲット・コンポーネントを除く任意のMEを含めることができます。 カーディナリティ: 0..* |
システムとコンポーネント部分の関係全体を指定する特殊な形式のアソシエーション。コンポーネント部分は、システムとは関係なく存在し、複数のシステムの一部になることができます。System A contains Bは、BがAを構成する要素の1つであることを示します。他のシステムCにBを含めることもできます。 |
ユーザーは、通常グループ/システムAPIを使用してメンバーを検索する必要があります。ただし、表/ビューに対してinternal_containsに問合せを実行できます。 |
表A-14 managed_by
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: monitored_by, uses コア/拡張: コア 表示名: "managed_by" 逆: manages |
ソース: ターゲット・コンポーネントを除く任意のMEタイプ 宛先: 他のMEタイプの管理機能を提供できるMEタイプ。たとえば、oracle_csは、oracle_databaseやoracle_listenerなどを管理できます。 カーディナリティ: 1..*(特定のallowed_pairでは、より厳密なカーディナリティ(1など)を使用できます) |
宛先のMEは、ウォッチドッグとして機能し、ソース・ターゲットを起動できます。別のエンティティを管理するエンティティは、管理対象エンティティを変更できます。monitored_byにはこのセマンティックはありません。 |
トポロジ・ビューアなどのフレームワーク機能でアソシエーションを使用できます。 |
表A-15 monitored_by
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: コア/拡張: コア 表示名: "monitored_by" 逆: monitors |
ソース: ターゲット・コンポーネントを除く任意のMEタイプ 宛先: エージェント カーディナリティ: 1(カーディナリティは常に1) |
エージェントで監視される任意のターゲットTの場合。例: target T--> monitored_by -> agent A |
エージェントの同期、可用性の計算、フレームワーク・コードで使用されます。 |
表A-16 provided_by
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: depends_on コア/拡張: コア 表示名: "provided_by" 逆: provides |
ソース: 通常はある種のサービスを表すME(データベース・サービス、Fusion製品、Webサービスなど) 宛先: サービスを提供するシステムまたはターゲット カーディナリティ: 1 |
A provided_by Bは、BというサービスがME Aで提供されることを示します。 |
トポロジ・ビューアでアソシエーションを表示できます。 |
表A-17 runs_on(抜粋)
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: depends_on コア/拡張: コア 表示名: "runs_on" 逆: runs |
ソース: ターゲット・コンポーネントを除く任意のME 宛先: 他のMEが実行するためのインフラストラクチャ(VMなど)を提供する任意のME。 カーディナリティ: 1 |
A run_on Bの場合、Aの一部のプロセスを実行するためのインフラストラクチャをBが提供することを示します。注意: プロセスは英語の意味で使用されます。OSプロセスは示しません。 |
トポロジ・ビューアなどのフレームワーク機能で使用できます。 |
表A-18 stores_on
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: depends_on コア/拡張: コア 表示名: "stores_on" 逆: stores |
ソース: 通常は、データを保存するターゲット。例: oracle_databaseまたはSQLサーバー。 宛先: 記憶域を表すME。例: NetApp FilerまたはExadata。 カーディナリティ: 0..* |
ビットの記憶域を表すターゲットへのリンクを示します。A stored_on Bは、Aの記憶域ビットのインフラストラクチャをBが提供することを示します。例: datafile-->stored_on-->netapp_filer保存されたデータは静的または更新可能になります。 |
記憶域インフラストラクチャへのリンクを示す場合に使用されます。トポロジ内の記憶域の詳細を視覚的に検索します。 |
表A-19 stores_on_db
基本詳細 | ソース/宛先 | 説明 | 用途 |
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拡張: stores_on コア/拡張: コア 表示名: "Data Repository" 逆: data_repository_for |
ソース: データベースにデータを保存するME。 宛先: データを保存するためのデータベース・リポジトリを提供するME。例: application stores_on_db oracle_database カーディナリティ: 0..* |
データベース・サーバーが停止した場合にソースが停止する可能性があるという点で、depends_onを表します。 |
アプリケーション・トポロジで使用され、アプリケーション・データが保存されるデータベースを表します。 |