| Oracle® OPatchユーザーズ・ガイド リリース12.1 for Windows and UNIX E49737-05 |
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この付録では、opatchコマンドで使用する構文およびコマンド・オプションの概要について説明します。これらのコマンド・オプションは、独自のパッチ計画を開発するために使用します。
OPatchユーティリティは、$Oracle_Home/OPatchディレクトリにあります。このユーティリティは、様々なコマンドおよびオプションを指定して実行できます。次の文字列は、OPatchユーティリティの構文を示しています。
<Path_to_OPatch>/opatch [-help] [-r[eport]][command] [-option]
ここで、
[-help]: opatchコマンドのヘルプ・メッセージを表示します。
[-report]: アクションを実行せずに出力します。
[command]: 表A-1で説明されているOPatchコマンドのいずれかを示します。
[-option]: OPatchコマンド・オプションのいずれかを示します。使用できるオプションの概要は、下に示す各コマンドを参照してください。
表A-1 OPatchのコマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
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パッチをインストールまたは適用します。 |
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システムに現在何がインストールされているかをリストします。 |
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インストールされているすべてのパッチの概要を出力します。 |
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n個のパッチをインストールします(したがって、 |
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複数のGI/RACホームからパッチを同時にロールバックします。 |
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特定のパッチの詳細を問い合せます。 |
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パッチを削除します。 |
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パッチ・ツールの現在のバージョンを出力します。 |
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ORACLE_HOMEでパッチ適用の前提条件チェックを実行します。 |
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GI/RACホームで指定したユーティリティを起動します。 |
任意のコマンドの追加情報を表示するには、次のコマンドを使用します。
<Path_to_OPatch>/opatch command -help
Perlを使用している場合は、次のコマンドを実行します。
perl opatch.pl command -help
-helpオプションの全構文を表示するには、opatch -hと入力して次のように表示します。
Usage: opatch [ -help ] [ -report ] [ command ]
command := apply
compare
lsinventory
lspatches
napply
nrollback
rollback
query
version
prereq
util
<global_arguments> := -help Displays the help message for the command.
-report Print the actions without executing.
example:
'opatch -help'
'opatch -help -fmw'
'opatch apply -help'
'opatch compare -help'
'opatch lsinventory -help'
'opatch lspatches -help'
'opatch napply -help'
'opatch nrollback -help'
'opatch rollback -help'
'opatch prereq -help'
'opatch util -help'
applyapplyコマンドは、現在のディレクトリのORACLE_HOMEに個別パッチを適用します。このパッチの場所を指定するには、パラメータpatch_locationを使用します。このコマンドは、システム・パッチはサポートしていません。
構文
このコマンドでは、次の構文を使用します。
opatch apply [-connectString <List of connect strings>]
[-delay <value> ] [ -force ] [ -force_conflict ]
[-init <parameters for the init script in escaped double
quotes> [-opatch_init_end] ]
[-invPtrLoc <Path to oraInst.loc> ]
[-jre <LOC> ] [-local ] [-local_node <Local node name>]
[-minimize_downtime ] [-no_bug_superset ] [-no_inventory ]
[-no_relink] [-no_sysmod] [-ocmrf <Response file location> ]
[-oh <ORACLE_HOME> ]
[-post <parameters for the post script in escaped
quotes> [-opatch_post_end] ]
[-pre <parameters for the pre script
in escaped double quotes> [-opatch_pre_end] ]
[-profile_mask <Name of profile>]
[-property_file <Path to property file>]
[-ptlConnect <portal connect string>]
[-ptlPassword <portal password>]
[-ptlSchema <portal schema>]
[-remote_nodes <List of remote nodes (node1,node2)>]
[-retry <value ] [-runSql ]
[silent ] [-sqlScript <path of the sql file>] [-verbose ]
[ <Patch Location> ]
オプション
表A-2では、applyコマンドで使用できるオプションについて説明します。
表A-2 applyコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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インベントリのロックに失敗した場合に、次のインベントリ・ロックを再試行する前に待機する秒数を指定します。このオプションは、 |
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パッチの適用を妨げる競合が存在する場合、-forceフラグを使用してパッチを適用できます。OPatchは、現在のパッチを適用する前に、競合するパッチをすべて削除します。適用するパッチ間に競合が存在する場合、競合のないパッチが適用されます。 |
|
force_conflict |
パッチの適用を妨げる競合が存在する場合、-force_conflictフラグを使用してパッチを適用できます。OPatchは、現在のパッチを適用する前に、競合するパッチをすべて削除します。これにより競合の「silent」動作がオーバーライドされるため、「silent」オプションを指定して使用する場合にのみ有効です。 |
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GI/RACホーム・ディレクトリ下のデフォルトの場所のかわりに、特定のJRE (Java)の場所を使用するようにOPatchに指示します。 |
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OPatchユーティリティがローカル・ノードにパッチを適用し、ローカル・ノードのインベントリを更新する必要があることを指定します。パッチまたはインベントリ更新は他のノードに伝播されません。 このオプションは、Oracle Real Application Clusters環境および非クラスタ化環境で使用できます。パッチを適用する前にクラスタ全体が停止している場合は、非ローリング・パッチにこの引数を使用できます。 |
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このクラスタのローカル・ノードをOPatchに示します。このオプションは、Oracle Real Application Clusters環境で使用できます。 |
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OPatchによるパッチの適用が必要なノードの順序を指定します。 このオプションは、Oracle Real Application Clusters環境にのみ適用されます。 |
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現在のパッチで修正する不具合が、GI/RACホーム・ディレクトリにインストールされているパッチで修正済の不具合のスーパーセットであるか同一のセットである場合は、エラーにすることを指定します。 |
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このオプションは、make操作を実行しません。複数パッチの適用中に、リンク手順を1回のみ実行するために使用できます。OPatchは、実行しなかったmake操作を追跡しません。コンパイルの最後に、このオプションを使用せずにOPatchを実行する必要があります。 |
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ocmrf |
OPatchに対して、OCM構成で使用されるOCMレスポンス・ファイルの絶対パスを指定します。GI/RACホームでOCMをインストールして構成していない場合、-silentは-ocmrfとともに使用する必要があります。 |
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デフォルトのかわりに使用するGI/RACホーム・ディレクトリを指定します。環境変数 |
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OPatchが使用するユーザー定義のプロパティ・ファイルを指定します。プロパティ・ファイルのパスは絶対パスにする必要があります。このプロパティ・ファイルは、OPatchが提供するファイルよりも優先されます。 |
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アクションを実行せずに画面に出力します。 |
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インベントリのロックに失敗した場合にOPatchが再試行する必要のある回数を示します。 |
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ユーザーとの対話を抑止し、回答をデフォルトでyesに設定します。 |
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画面およびログ・ファイルにOPatchの詳細を出力します。 |
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注意: パッチがSQL変更から構成される場合は、SQLスクリプトを適用するパッチに含まれているパッチのREADMEの手順に従ってください。 |
comparecompareコマンドを使用すると、2つのGI/RACホーム間で修正された不具合を比較できます。また、opatch lsinventory -xmlコマンドによって生成された2つのファイルを比較することもできます。現在、このコマンドの入力として使用できるのは2つのファイルのみです。
構文
opatch compare [<file1> <file2>]
lsinventorylsinventoryコマンドは、特定のGI/RACホームのインベントリを表示するか、または検出したすべてのインストールを表示します。このコマンドに必要なオプションはありません。
構文
このコマンドには次の構文を使用します。
opatch lsinventory [-all ] [-all_nodes] [-bugs_fixed <asc | desc> ]
[-delay <value> ] [-detail ] [-group_by_date ]
[-inactive]
[-invPtrLoc <Path to oraInst.loc> ]
[-jre <LOC> ] [-local ]
[-oh <ORACLE_HOME> ] [-patch <asc | desc> ]
[-patch_id <asc | desc> ]
[-ptlConnect <portal connect string> ]
[-ptlPassword <portal password> ]
[-ptlSchema <portal schema> ]
[-property_file <path to property file>]
[-retry <value> ] [-translation_patch ]
[-xml <xmlFile>]
次の各項では、detail、bugs_fixedおよびpatch descの各オプションの例について説明します。コマンド・オプションの詳細は、表A-3を参照してください。
オプション
表A-3では、lsinventoryコマンドで使用できるオプションについて説明します。
表A-3 lsinventoryコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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all |
GI/RACホーム・ディレクトリで見つかったそれぞれの名前およびインストール・ディレクトリをレポートします。 |
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bugs_fixed |
インストール済のパッチで修正された不具合を表形式でレポートします。レポートには、修正された不具合に加えて、インストール済のパッチ、インストール時刻および不具合の説明も表示されます。 修正済の不具合は、インストールされているパッチ別にソートされます。デフォルトでは、パッチはインストールされた時間に従って降順で表示され、各パッチ内の不具合は昇順で表示されます。このオプションで「asc」または「desc」を使用すると、各パッチの不具合のソート順序を強制できます。 patchまたはpatchオプションとともにこのオプションを使用すると、インストール済のパッチのソート順序に従うことができます。 |
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delay |
retryを指定する場合、インベントリのロックが失敗したときに、次のインベントリ・ロックを再試行する前に待機する秒数をOPatchに指示します。 |
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detail |
インストールされている製品およびその他の詳細をレポートします。 |
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group_by_date |
インストール済のすべてのパッチを、GI/RACホームにインストールされた日付ごとにグループ化するようにOPatchに指示します。 |
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invPtrLoc |
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jre |
GI/RACホーム・ディレクトリ下のデフォルトの場所のかわりに使用する特定のJRE (Java)の場所を指定します。 |
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local |
ローカル・ノードのインベントリ情報のみを表示するようにOPatchに指示します。 |
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oh |
デフォルト・ディレクトリのかわりに使用するGI/RACホーム・ディレクトリを指定します。環境変数ORACLE_HOMEよりも優先されます。 |
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patch |
GI/RACホームにインストールされているパッチIDを、インストール時刻に基づいて昇順(asc)または降順(desc)にリストします。デフォルトは降順です。 |
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patch_id |
GI/RACホームにインストールされているパッチIDを、パッチ番号に基づいて昇順(asc)または降順(desc)にリストします。デフォルト値は昇順(asc)です。 |
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property_file |
OPatchが使用する必要のあるユーザー定義のプロパティ・ファイルを示します。プロパティのパスは絶対パスにする必要があります。このプロパティ・ファイルは、OPatchが提供するプロパティ・ファイルよりも優先されます。 |
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retry |
インベントリのロックに失敗した場合にOPatchが再試行する必要のある回数を指定します。 |
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xml |
現在のGI/RACホーム・インベントリに基づいてxml出力を指定したxmlファイルに生成します。 |
lspatcheslspatchesコマンドは、インストールされているすべてのパッチの概要を出力します。
構文
lspatchesコマンドでは、次の構文を使用します。
opatch lspatches [-bugs] [-id <patch ID> ]
[-invPtrLoc <Path to oraInst.loc> ] [-jre <LOC> ]
[-oh <ORACLE_HOME> ]
[-qfile <file path> ] [-required ] [-verify] <PATCH_ID or PATCH_LOCATION>
オプション
表A-4では、lspatchesコマンドで使用できるオプションをリストします。
表A-4 lspatchesコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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概要の他に不具合を出力します。 |
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このオプションでは、パッチ番号を指定します。GI/RACホーム・インベントリに登録する必要があります。任意の数値列にするか、または言語と組み合せることもできます。例: 11111、11111/zh_CN。複数のパッチIDはサポートしていません。 |
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oraInst.locファイルを見つける際に使用します。インストールの際にinvPtrLocフラグが使用されている場合、この値はoraInst.locファイルのパスを示している必要があります。 |
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jre |
このオプションでは、GI/RACホーム下のデフォルトの場所のかわりに、特定のJRE (Java)の場所を使用するようにOPatchに指示します。 |
|
oh |
処理するGI/RACホーム。環境変数ORACLE_HOMEよりも優先されます。 |
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qfile |
このファイルを編集した最新のパッチを判別するために、ファイルのGI/RACホームの相対パスを指定します。例: Linuxの場合はadmin/rdbms/catcpu.sql、Windowsの場合はadmin\rdbms\catcpu.sql。OPatchは、GI/RACホームでcatcpu.sqlファイルを編集した最新のパッチを指示できます。 |
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required |
このオプションでは、キー・メタデータのみを出力します。これには、requiredコンポーネント、prereqパッチ、プラットフォームを停止してサポートする実行可能ファイルというメタデータが含まれています。 このオプションでは、オプション-idで<PATCH_ID>または<PATCH_LOCATION>のいずれかを指定する必要があります。 |
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verify |
このオプションは、指定したパッチIDまたはパッチの場所がGI/RACホーム・インベントリに登録されているかどうかを確認します。さらに、GI/RACホーム内のすべてのパッチ・ファイルを検証します。このオプションでは、オプション-idで<PATCH_ID>または<PATCH_LOCATION>のいずれかを指定する必要があります。システム・パッチはサポートしていません。例:
|
napplyこのコマンドは、複数のGI/RACホームに複数の個別パッチを同時に適用します。このコマンドは、システム・パッチはサポートしていません。
構文
napplyコマンドでは、次の構文を使用します。
opatch napply [patch_location] [-id comma-separated list of patch IDs]
[ -all_nodes ]
[-connectString <List of connect strings>]
[-delay <value> ] [ -force ] [ -force_conflict ]
[-idFile <path of the file that has list of patch IDs ]
[-init <parameters for the init script in escaped double
quotes> [-opatch_init_end] ]
[-invPtrLoc <Path to oraInst.loc> ]
[-jre <LOC> ] [ -local ]
[ -local_node <Local node name> ]
[-minimize_downtime ] [-no_bug_superset ]
[-no_inventory ] [-no_relink]
[-no_sysmod] [-ocmrf <Response file location> ]
[-oh <ORACLE_HOME> ]
[ -phBaseDir <Path to the directory that contains list
of patch directories> ]
[ -phBaseFile <Path to the file containing the
location of the patches to be applied> ]
[-post <parameters for the post script in
escaped double quotes> [-opatch_post_end] ]
[-pre <parameters for the pre script in
escaped double quotes> [-opatch_pre_end] ]
[-profile_mask <Name of profile>]
[ -property_file <Path to property file> ]
[-ptlConnect <portal connect string>]
[-ptlPassword <portal password>]
[-ptlSchema <portal schema>]
[ -remote_nodes <List of remote nodes (node1,node2)> ] [-retry <value> ] [-runSql] [-silent ]
[-skip_subset]
[-skip_duplicate]
[-sqlScript <path of the sql file>]
[-verbose ]
オプション
表A-5に、このコマンドで使用可能なオプションを示します。
表A-5 napplyコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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インベントリのロックに失敗した場合に、次のインベントリ・ロックを再試行する前に待機する秒数を指定します。このオプションは、 |
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|
パッチの適用を妨げる競合が存在する場合、-forceフラグを使用してパッチを適用できます。OPatchは、現在のパッチを適用する前に、競合するパッチをすべて削除します。適用するパッチ間に競合が存在する場合、競合のないパッチが適用されます。 |
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|
パッチの適用を妨げる競合が存在する場合、-force_conflictフラグを使用してパッチを適用できます。OPatchは、現在のパッチを適用する前に、競合するパッチをすべて削除します。これにより競合の「silent」動作がオーバーライドされるため、「silent」オプションを指定して使用する場合にのみ有効です。 |
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すべてのパッチIDを表示する場合には「-lsinventory」オプションを使用します。各個別パッチは、そのIDで示されます。パッチのカンマ区切り形式のリストを使用して、適用するパッチを選択できます。翻訳パッチの場合、パッチIDの形式は<Patch ID>/<Language code>にする必要があります。 |
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指定する入力は、カンマまたは空白スペースで区切られたapplyパッチIDのリストを含むファイルの場所です。このオプションは、「id」オプションとともには使用できません。翻訳パッチの場合、パッチIDの形式は<Patch ID>/<Language code>にする必要があります。 |
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GI/RACホーム・ディレクトリ下のデフォルトの場所のかわりに、特定のJRE (Java)の場所を使用するようにOPatchに指示します。 |
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OPatchがローカル・ノードにパッチを適用し、ローカル・ノードのインベントリを更新する必要があることを指定します。パッチまたはインベントリ更新は他のノードに伝播されません。 このオプションは、Oracle Real Application Clusters環境および非クラスタ化環境で使用できます。パッチを適用する前にクラスタ全体が停止している場合は、非ローリング・パッチにこのオプションを使用できます。 |
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現在のパッチで修正する不具合が、GI/RACホーム・ディレクトリにインストールされているパッチで修正済の不具合のスーパーセットであるか同一のセットである場合は、エラーにすることを指定します。 |
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このオプションは、 |
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ocmrf |
OPatchに対して、OCM構成で使用されるOCMレスポンス・ファイルの絶対パスを指定します。GI/RACホームでOCMをインストールして構成していない場合、-silentは-ocmrfとともに使用する必要があります。 |
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デフォルトのかわりに使用するGI/RACホーム・ディレクトリを指定します。環境変数 |
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phBaseDir |
パッチ・ディレクトリまたはzipファイルを含むディレクトリを指定するために使用します。 |
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profile_mask |
適用するパッチが前提条件としてWLSパッチであることを指定している場合、OPatchはデフォルトのWLSパッチ・プロファイルを読み取ります。OPatchにデフォルト以外のパッチ・プロファイルを読み取らせるには、このオプションを指定してパッチ・プロファイル名を指定します。 |
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OPatchが使用するユーザー定義のプロパティ・ファイルを指定します。プロパティ・ファイルのパスは絶対パスにする必要があります。このプロパティ・ファイルは、OPatchが提供するファイルよりも優先されます。 |
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アクションを実行せずに画面に出力します。 |
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インベントリのロックに失敗した場合にOPatchが再試行する必要のある回数を示します。 |
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ユーザーとの対話を抑止し、回答をデフォルトでyesに設定します。 |
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GI/RACホームにインストールされている他のパッチと重複しているパッチの適用を省略します。2つのパッチが同じセットの不具合を修正する場合、これらは重複しています。 |
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GI/RACホームにインストールされている他のパッチのサブセットであるパッチの適用を省略します。あるパッチが別のパッチで修正される不具合のサブセットを修正する場合、前者は後者のサブセットになります。 たとえば、不具合の1および2を修正するパッチAに |
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画面およびログ・ファイルにOPatchの詳細を出力します。 |
例:
'opatch napply <patch_location>' to apply all patches under <patch_location> directory 'opatch napply <patch_location> -id 1,2,3' to apply patches 1, 2, and 3 which are present under <patch_location> directory 'opatch napply <patch_location> -skip_subset -skip_duplicate' to apply all patches under <patch_location> directory. OPatch will skip duplicate patches and subset patches (patches under <patch_location> that are subsets of patches installed in the Oracle Home) 'opatch napply <patch_location> -id 1,2,3 -skip_subset -skip_duplicate' to apply patches 1, 2, and 3 which are under <patch_location> directory. OPatch will skip duplicate patches and subset patches (patches under <patch_location> that are subsets of patches installed in the Oracle Home) 'opatch napply <patch_location> -idfile /tmp/list.txt' where list.txt contains a list of patch IDs to be applied. The list should be separated by a space or comma. For example: 1 2 3 'opatch napply <patch_location> -id 1/fr,2/de' to apply patches 1 (french patch), 1 (german patch) which are present in the <patch_location> directory
nrollbacknrollbackコマンドは、複数のGI/RACホームからパッチを同時にロールバックします。
構文
このコマンドには次の構文を使用します。
opatch nrollback -id <comma-separated list of patch IDs>
[ -all_nodes ]
[-connectString <List of connect strings>]
[-delay <value>] -id <Comma separated list of patch IDs>
[-idFile <file location containing a list of
rollback IDs separated by commas or white spaces>
[-init <parameters for the init script in escaped double
quotes> [-opatch_init_end] ]
[-invPtrLoc <Path to oraInst.loc> ]
[-jre <LOC> ] [-local]
[-local_node <Local node name>]
[-no_inventory] [-no_relink] [-no_sysmod]
[-oh <ORACLE_HOME> ]
[-post <parameters for the post script in
escaped double quotes>[ -opatch_post_end] ]
[-pre <parameters for the pre script in
escaped double quotes> [-opatch_pre_end] ]
[-property_file <Path to property file>]
[-ptlConnect <portal connect string>]
[-ptlPassword <portal password>]
[-ptlSchema <portal schema>]
[-remote_nodes <List of remote nodes (node1,node2)>]
[-retry <value>] [-runSql] [-silent]
[-sqlScript <path of the sql file>]
[-verbose]
オプション
表A-6に、このコマンドで使用可能なオプションを示します。
表A-6 nrollbackコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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ロールバックするパッチを指定します。すべてのパッチ識別子を表示するには |
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idFile |
すべてのパッチIDを表示する場合には「lsinventory」オプションを使用します。各個別パッチは、そのIDで示されます。パッチをロールバックするには、そのパッチのIDを指定する必要があります。指定する入力は、カンマまたは空白スペースで区切られたrollbackパッチIDのリストを含むファイルの場所です。翻訳パッチの場合、パッチIDの形式は<Patch ID>/<Language code>にする必要があります。このオプションは、「id」オプションとともには使用できません。 |
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GI/RACホーム・ディレクトリ下のデフォルトの場所のかわりに使用するOPatchの特定のJRE (Java)の場所を指定します。 |
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OPatchがローカル・ノードをロールバックし、ローカル・ノードのインベントリを更新することを指定します。パッチまたはインベントリ更新は他のノードに伝播されません。 このオプションは、Oracle Real Application Clusters環境および非クラスタ化環境で使用できます。パッチを適用する前にクラスタ全体が停止している場合は、非ローリング・パッチにこのオプションを使用できます。 |
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|
このオプションは、パッチで |
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デフォルト・ディレクトリのかわりに使用するGI/RACホーム・ディレクトリを指定します。環境変数 |
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post |
このオプションは、postスクリプトにパラメータを渡すのに使用します。このスクリプトは、パッチの削除後に実行されます。このオプションの値は、二重引用符で囲む必要があります。このパラメータは、ロールバックされるすべてのパッチのpostスクリプトに渡される共通のパラメータです。このオプションは、オプション「opatch_post_end」で終わらせる必要があります。 |
|
pre |
このオプションは、preスクリプトにパラメータを渡すのに使用します。このスクリプトは、パッチの削除前に実行されます。このオプションの値は、二重引用符で囲む必要があります。このパラメータは、ロールバックされるすべてのパッチのpreスクリプトに渡される共通のパラメータです。このオプションは、オプション「opatch_pre_end」で終わらせる必要があります。 |
|
|
OPatchが使用するユーザー定義のプロパティ・ファイルを指定します。プロパティ・ファイルのパスは絶対パスにする必要があります。このプロパティ・ファイルは、OPatchが提供するファイルよりも優先されます。 |
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アクションを実行せずに画面に出力します。 |
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インベントリのロックに失敗した場合にOPatchが再試行する必要のある回数を指示します。 |
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ユーザーとの対話を抑止し、yes|noの質問に対する回答をデフォルトでyesに設定します。Oracle Real Application Clusters設定では、このオプションはサポートされません。 |
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画面およびログ・ファイルにOPatchの詳細を出力します。 |
例
'opatch nrollback -id 1,2,3' to roll back patches 1, 2, and 3 that have been installed in the Oracle Home. 'opatch nrollback -id 1/fr,2/de to rollback patches 1 with language 'fr', 2 with language 'de' that have been installed in the Oracle Home.
rollbackrollbackコマンドは、参照IDで示された適切なGI/RACホーム・ディレクトリから既存の個別パッチを削除します。このコマンドでは、次の構文を使用します。
構文
opatch rollback -id <ID> [-connectString <List of connect strings>]
[-delay <value>]
[-init <parameters for the init script in escaped double
quotes> [-opatch_init_end] ]
[-invPtrLoc <Path to oraInst.loc> ]
[-jre <LOC> ] [-local]
[-local_node <Local node name>] [-no_inventory]
[-no_relink] [-no_sysmod]
[-oh <ORACLE_HOME>] [-ph <Patch Location>]
[-post <parameters for the post script in escaped
double quotes>[ -opatch_post_end] ]
[-pre <parameters for the pre
script in escaped double quotes> [-opatch_pre_end] ]
[-property_file <path to property file>]
[-ptlConnect <portal connect string>]
[-ptlPassword <portal password>]
[-ptlSchema <portal schema>]
[-remote_nodes <List of remote nodes (node1,node2)>]
[-retry <value>] [-runSql] [-silent]
[-sqlScript <path of the sql file>] [-verbose]
[all_subpatches]
オプション
表A-7では、rollbackコマンドで使用できるオプションについて説明します。
表A-7 rollbackコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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ロールバックするパッチを指定します。すべてのパッチ識別子を表示するには |
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GI/RACホーム・ディレクトリ下のデフォルトの場所のかわりに使用するOPatchの特定のJRE (Java)の場所を指定します。 |
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OPatchがローカル・ノードをロールバックし、ローカル・ノードのインベントリを更新することを指定します。パッチまたはインベントリ更新は他のノードに伝播されません。 このオプションは、Oracle Real Application Clusters環境および非クラスタ化環境で使用できます。パッチを適用する前にクラスタ全体が停止している場合は、非ローリング・パッチにこのオプションを使用できます。 |
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このノードがロールバックに使用されるクラスタのローカル・ノードであることをOPatchに指定します。 このオプションは、Oracle Real Application Clusters環境で使用できます。 |
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no_relink |
パッチ内でmake操作を実行しません。このオプションは、複数パッチの削除中に、コンパイル手順を1回のみ実行するために使用できます。 |
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デフォルト・ディレクトリのかわりに使用するGI/RACホーム・ディレクトリを指定します。環境変数 |
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有効なパッチ・ディレクトリ領域を指定します。ロールバックは、パッチ・ディレクトリに見つかったコマンド・タイプを使用して、現在のオペレーティング・システムに使用されているコマンドを識別します。 |
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OPatchが使用するユーザー定義のプロパティ・ファイルを指定します。プロパティ・ファイルのパスは絶対パスにする必要があります。このプロパティ・ファイルは、OPatchが提供するファイルよりも優先されます。 |
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アクションを実行せずに画面に出力します。 |
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インベントリのロックに失敗した場合にOPatchが再試行する必要のある回数を指示します。 |
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ユーザーとの対話を抑止し、yes|noの質問に対する回答をデフォルトでyesに設定します。Oracle Real Application Clusters設定では、このオプションはサポートされません。 |
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sqlScript |
このオプションは、パッチ適用の実行後にOPatchが実行するカスタムSQLスクリプトを指定するために使用できます。 |
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画面およびログ・ファイルにOPatchの詳細を出力します。 |
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all_subpatches |
このオプションは、複合パッチに対してのみ有効です。また、ユーザーは複合シリーズのすべてのサブパッチを1回でロールバックできます。 |
queryqueryコマンドは、特定のパッチの詳細を問い合せます。パッチおよびパッチが適用されるシステムに関する情報を提供します。
構文
このコマンドには次の構文を使用します。
opatch query [-all] [-is_auto_patch] [-is_translatable_patch]
[-get_base_bugs] [-get_component] [-get_os] [-get_date]
[-get_patch_language] [-get_patch_type] [-get_patching_model]
[-get_product_family] [-has_sql] [-is_online_patch]
[-is_rolling_patch] [-is_system_patch] [-jre <LOC> ] [-oh <LOC> ]
[ <patch_location> ]
オプション
表A-8に、queryコマンドで使用できるオプションを示します。
表A-8 queryコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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パッチに関するすべての情報を取得します。すべての使用可能なオプションを設定することと同じです。 |
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is_auto_patch |
このオプションは、パッチが自動的に有効な場合は「true」、そうでない場合は「false」を示します。このコマンドは、システム・パッチはサポートしていません。 |
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is_system_patch |
このオプションは、パッチがシステム・パッチである場合は「true」、そうでない場合は「false」を示します。 |
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is_translatable_patch |
このオプションは、パッチが変換可能な場合は「true」、そうでない場合は「false」を示します。このオプションは、システム・パッチはサポートしていません。 |
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パッチで修正された不具合を取得します。 |
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パッチが影響を与えるコンポーネントを取得します。 |
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パッチを作成した日付と時刻を取得します。 |
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get_os |
このパッチを適用できるプラットフォームを取得します。このオプションは、システム・パッチはサポートしていません。 |
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get_patch_language |
パッチでサポートされている言語を取得します。このオプションは、システム・パッチはサポートしていません。 |
|
get_product_family |
パッチが属している製品ファミリを取得します。このオプションは、システム・パッチはサポートしていません。 |
|
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パッチがオンライン・パッチの場合、trueを示します。それ以外は、falseになります。 |
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パッチがローリング・パッチの場合、trueを示します。それ以外は、falseになります。 |
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jre |
このオプションでは、GI/RACホーム下のデフォルトの場所のかわりに、特定のJRE (Java)の場所を使用するようにOPatchに指示します。 |
|
|
デフォルト・ディレクトリのかわりに使用するGI/RACホーム・ディレクトリを指定します。環境変数 |
versionversionコマンドは、OPatchユーティリティの現在のバージョン番号を表示します。
構文
このコマンドでは、次の構文を使用します。
opatch version [-all] [-invPtrLoc <Path to oraInst.loc>]
[-jre <LOC>] [-oh <ORACLE_HOME>]
[-v2c <5-digit version> -oui_loc <Custom OUI Location>
-ph <Patch Location> -ohs <list of Oracle Homes
separated by commas]
[-help] [-h]
表A-9 versionコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
|
このオプションは、セントラル・インベントリに登録されているすべてのGI/RACホームのOPatchのバージョンを表示します。 |
|
invPtrLoc |
oraInst.locファイルを見つける際に使用します。インストールでinvPtrLocフラグを使用したタイミング。oraInst.locファイルのパスにする必要があります。 |
|
jre |
このオプションでは、GI/RACホーム下のデフォルトの場所のかわりに、特定のJRE (Java)の場所を使用するようにOPatchに指示します。 |
|
oh |
処理するGI/RACホーム。環境変数ORACLE_HOMEよりも優先されます。 |
|
|
比較するための標準の5桁のバージョン。このオプションを、「.」で区切られた長くても5桁の有効なバージョンとして指定した場合、有効なバージョンのGI/RACホームは2つの部分に分割され、1つはOPatchのバージョンがこのオプションの値以上であるGI/RACホームになり、もう1つはOPatchのバージョンがこれより小さいバージョンであるGI/RACホームになります。 |
|
|
OPatchの最小のバージョン(定義されている場合)を取得するパッチの場所。有効なパッチの場所を指定した場合、該当するOPatchの最小のバージョンがパッチから取得され、そのOPatchのバージョンが比較の基準となるバージョンとして設定されます。 |
|
|
対象となるGI/RACホームのリスト。カンマで区切って指定してください。 |
|
help |
この操作にアタッチできる有効なオプションを表示します。 |
この操作では、ORACLE_HOMEで前提条件チェックを実行します。このコマンドは、システム・パッチはサポートしていません。
構文
opatch prereq <command> [-id <Comma separated list of patch IDs>]
[-invPtrLoc <Path to oraInst.loc> ]
[-jre <LOC>] [-local_node <Local node name>]
[-oh <ORACLE_HOME> ]
[-ph <Path to the single patch location>]
[-phBaseDir <Path to the dir containing all patches>]
[-phBaseFile <Path to the file containing the
location of the patches to be applied>]
[-property_file <Path to property file>]
[-remote_nodes <List of remote nodes (node1,node2)>] [-sid <Comma separated list of database SIDs>]
[-connectString <List of connect strings>]
コマンド
prereqコマンドは、表に示されている前提条件を確認するコマンドを実行します。
表A-10 prereqコマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
|
|
適用またはロールバックされるパッチにより編集される、アクティブなファイルが存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckActiveServices |
アクティブなサービスを確認します。注意: Windowsプラットフォームにのみ適用されます。 |
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CheckApplicable |
ORACLE_HOMEに必須コンポーネントが存在するかどうか、および指定したパッチのすべてのアクションが適用できるかどうかを確認します。 |
|
CheckApplicableProduct |
指定したGI/RACホームにパッチが適用できるかどうかを確認します。スタンドアロン・ホームに対してパッチがマークされている場合、そのパッチは標準のOUIベースのホームに対しては適用できず、その逆の場合も同様です。ただし、パッチがハイブリッド・パッチとしてマークできる場合は、両方のホームに対して適用できます。 |
|
CheckCentralInventoryForOH |
指定したORACLE_HOMEが、oraInst.locファイルで指定されたセントラル・インベントリに登録されているかどうかを確認します。 |
|
CheckCentralInventoryForRWSession |
指定したセントラル・インベントリに対して、RW (読取り/書込み)セッションが作成できるかどうかを確認します。 |
|
CheckCentralInventoryLocation |
セントラル・インベントリの場所を確認します。ディレクトリ構造が正しく、読取り権限が設定されているinventory.xmlがあるかどうかを確認します。 |
|
CheckComponents |
ORACLE_HOMEに必須コンポーネントが存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckConflictAgainstOH |
適用されるパッチとOH内のパッチの間に競合が存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckConflictAgainstOHWithDetail |
競合およびスーパーセットに関する詳細情報を確認することにより、適用されるパッチとOH内のパッチの間に競合が存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckConflictAmongPatches |
適用されるパッチ間に競合が存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckConflictAmongPatchesWithDetail |
競合およびスーパーセットに関する詳細情報を確認することにより、適用されるパッチ間に競合が存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckFileVersions |
Fusion Applicationsパッチのコピー・アクションに、GI/RACホームにインストールされているバージョンより大きいファイル・バージョンが1つ以上存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckFusionAppsCompatible |
GI/RACホームのOUIがFusion Applicationsのパッチ適用をサポートしているかどうかを確認します。 |
|
CheckForIdenticalPatchInOracleHome |
指定したパッチのリストが、GI/RACホームにインストールされているパッチと同じであるかどうかを確認します。 |
|
CheckForInputValues |
OPatchへの入力値がOPatchをさらに続行するために十分な値であるかどうかを確認します。 |
|
CheckForNoOpPatches |
ユーザーが指定したパッチがno-opパッチであるかどうかを確認します。no-opパッチをGI/RACホームに適用することはできないため、省略できます。no-opパッチではこの前提条件は機能しません。 |
|
CheckIfOHLockedForPatching |
OPatchセッションが正常に実行されなかったため、パッチ適用に対してORACLE_HOMEがロックされているかどうかを確認します。 |
|
CheckInstalledOneOffs |
ロールバックするようにユーザーが指定したすべてのパッチが、指定したGI/RACホーム内に存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckMinimumOPatchVersion |
ユーザーが指定したすべてのパッチが、現在使用しているOPatchの最小バージョンの要件を満たしているかどうかを確認します。 |
|
CheckOneOffSuperset |
指定した入力Fusion Applicationsパッチ・リストが、個別スーパーセットまたはシングルトン・スーパーセットのすべての候補であるかどうかを確認します。このprereqでは、入力パッチ・リスト間のチェックは実行されません。 |
|
CheckOracleHome |
指定したORACLE_HOMEが有効であるかどうかを確認します。適切な権限が設定されているインベントリ・ファイルがあるかどうかを確認します。 |
|
CheckOraInstLocation |
oraInst.locファイルが適切で、読取り権限が設定されているかどうかをチェックします。 |
|
CheckOUILocation |
ORACLE_HOMEにOUIが存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckOUIVersionCompatible |
ORACLE_HOMEのOUIがOPatchで互換性があるかどうかを確認します。 |
|
CheckPatchApplicableOnCurrentPlatform |
指定したパッチが現在のプラットフォームで適用できるかどうかを確認します。 |
|
CheckPatchApplyDependents |
現在インストールされているパッチで必要になるパッチがすべてGI/RACホーム内に存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckPatchRollbackDependents |
現在ロールバックされているパッチに対応するパッチがGI/RACホーム内に存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckPatchShipHome |
適用される特定のパッチの構造が適切で、すべてのファイルに対して適切な権限が設定されているかどうかを確認します。 |
|
CheckRemoteCommandInvocable |
リモート・マシンでコマンドが起動できるかどうかを確認します。 |
|
CheckRemoteCopyAndRemove |
リモート・マシンへのファイルのコピー、およびリモート・マシンからのファイルの削除ができるかどうかを確認します。 |
|
CheckRequiredLibs |
OUI必須ライブラリがすべて指定したORACLE_HOME内に存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckRollbackable |
指定したパッチがORACLE_HOMEからロールバックできるかどうかを確認します。 |
|
CheckSystemCommandAvailable |
指定したパッチの適用またはロールバックに必要なコマンドがすべてシステム内に存在するかどうかを確認します。 |
|
CheckSystemSpace |
適用されるパッチに対して十分なシステム領域が使用できるかどうかを確認します。 |
|
CheckUserAdminPrivilege |
ユーザーが「root」であるかどうかを確認します。 注意: OPatchを「root」で起動しないでください。「root」で起動した場合、この確認は失敗します。 |
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CheckPatchingModel |
すべての入力パッチのパッチ適用モデルがGI/RACホームのモデルと互換性があるかどうかを確認します。 |
表A-11 prereqのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
|
このオプションは、データベース・インスタンスおよびリモート・ノードのリストを指定するために使用できます。このオプションの値は、構文「SID:User:Passwd:Node」ごとに指定します。SIDは必須でその他は無視できますが、OPatchではデフォルト値が指定されます。例: oracle:dba:dba:mymachine,oracle1。注意: システムがRAC設定の一部ではない場合、ローカル・ノードのみを指定するには、ノード名を空の文字列として指定します。このオプションは、「sid」オプションとともには使用できません。 |
|
id |
このオプションは、指定したGI/RACホームからロールバックされるすべてのパッチのパッチIDを指定するために使用できます。 |
|
invPtrLoc |
oraInst.locファイルを見つける際に使用します。インストールで-invPtrLocフラグを使用した場合に必要です。oraInst.locファイルのパスにする必要があります。 |
|
jre |
このオプションでは、GI/RACホーム下のデフォルトの場所のかわりに、特定のJRE (Java)の場所を使用するようにOPatchに指示します。 |
|
local_node |
このオプションは、パッチをRACモードで適用するために使用されるローカル・ノード名をOPatchに指定するために使用できます。 |
|
oh |
処理するGI/RACホーム。環境変数ORACLE_HOMEよりも優先されます。 |
|
ph |
このオプションは、パッチの場所のパスを指定するために使用できます。例: /tmp/101010 |
|
phBaseDir |
このオプションは、適用されるすべてのパッチが保持されているベース・ディレクトリのパスを指定するために使用できます。注意: このディレクトリには、圧縮または解凍形式の重複しないパッチのみを格納する必要があります。 |
|
phBaseFile |
このオプションは、適用されるパッチの場所を含むファイルの完全なパスを指定するために使用できます。 |
|
property_file |
OPatchが使用するユーザー定義のプロパティ・ファイル。プロパティ・ファイルのパスは絶対パスにする必要があります。このプロパティ・ファイルは、OPatchが提供するファイルよりも優先されます。 |
|
sid |
このオプションは、データベース・インスタンスのSIDを指定するために使用できます。このオプションは、ローカル・システムの操作に対してのみ使用できます。 |
utilutilコマンドは、ORACLE_HOMEで選択したユーティリティを起動します。このコマンドは、システム・パッチはサポートしていません。
構文
opatch util [ -help ] [ COMMAND ]
opatch util [ COMMAND ] -helpを実行して、特定のコマンドに関するヘルプを取得します。
表A-12 utilのコマンド
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
|
指定したOPatchのバージョンとパッチに互換性があるかどうかを確認します。 |
|
CheckComponents |
コンポーネントを確認することにより、指定したパッチがセントラル・インベントリに登録されているGI/RACホームに適切なものであるかどうかを確認します。 |
|
Cleanup |
指定したパッチまたはすべてのパッチのリストア領域のバックアップを削除します。 |
|
DisableOnlinePatch |
指定したデータベース・インスタンスで指定したオンライン・パッチを無効にして削除します。 |
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EnableOnlinePatch |
指定したデータベース・インスタンスで指定したオンライン・パッチをインストールして有効にします。 |
|
GetPatchLevel |
ローカルGridホームでのパッチ適用レベルを返します。 |
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InstallOCM |
OCMをインストールして構成します。 |
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LoadXML |
XMLファイルのパスおよび名前に対してプロンプトを出し、XMLが正しいかどうかを確認します。 |
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SaveConfigurationSnapshot |
現在のGIホームの構成スナップショットを指定したファイルに保存します。ORACLE_HOMEはGIホームを指し示している必要があります。デフォルトのスナップショット・ファイルは、ORACLE_HOME/cfgtoollogs/opatch/sysconfig/configData.txtです。 |
|
UpdateOPatchVersion |
GI/RACホームのインベントリ内のOPatchのバージョンを更新します。 |
|
Verify |
プログラムは、定義したORACLE_HOMEおよび-phで指定したパッチの場所を使用することにより、パッチがORACLE_HOMEに適用されていることを確認します。例: 'opatch util verify -ph /tmp/patchLoc' |
