この章では、各イベント・ビューとその列について説明します。次のセクションがあります。
ビューを使用する方法の例は、第20章「例」を参照してください。
MGMT$INCIDENTSビューは、サマリー・メッセージを含むインシデントの属性のビューです。このビューに対する問合せでパーティションを最初に利用するOPEN_STATUSおよびCLOSED_DATEを使用した適切なフィールドに対してフィルタ処理を使用していることを確認してください。
表6-1 MGMT$INCIDENTS
列 | 説明 |
---|---|
INCIDENT_ID |
インシデントの一意のRAW ID |
INCIDENT_NUM |
エンドユーザーが表示可能なインシデントのID |
SUMMARY_MSG |
インシデントのサマリー・メッセージ |
SEVERITY |
インシデントの重大度 |
IS_ESCALATED |
問題をエスカレーションするかどうかを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
ESCALATION_LEVEL |
インシデントがエスカレーションされる場合、この値はエスカレーション・レベルを指定します。この値は、レベル1からレベル5までです。 |
PRIORITY |
インシデントの優先度。 使用可能な値は次のとおりです。
|
RESOLUTION_STATE |
問題の解決状態。 |
OWNER |
問題の所有者。所有者がない場合、この値は"-"です。 |
IS_ACKNOWLEDGED |
インシデントが認識されているかどうかを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
IS_SUPPRESSED |
インシデントが抑止されているかどうかを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
LAST_ANNOTATION_SEQ |
この問題について入力された最後の注釈の順序ID |
CREATION_DATE |
インシデントが作成された日付 |
LAST_UPDATED_DATE |
このインシデントが最後に更新された日付 |
EVENT_COUNT |
このインシデントに関連付けられているイベントの数 |
OPEN_STATUS |
インシデントのステータスを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
CLOSED_DATE |
インシデントがクローズされた日付(クローズしている場合) |
SRC_COUNT |
このインシデント内のイベントが属している一意のターゲットまたはソース・オブジェクトの組合せの数 |
TARGET_GUID |
インシデントに関連付けられているターゲットの一意のID。この値は、インシデント内のすべてのイベントが同じターゲットまたはソース・オブジェクトの組合せに属している場合にのみ設定されます。イベントが複数のソースに属している場合はnullに設定されます。 |
SOURCE_OBJ_TYPE |
インシデント内のすべてのイベントが属しているソース・オブジェクトまたはエンティティ・タイプ(すべてが同じターゲットまたはソース・オブジェクトの組合せに属している場合)。イベントが複数のソースに属している場合はnullに設定されます。 |
ADR_RELATED |
インシデントがOracle診断インシデントかどうかを示します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
TICKET_ID |
このインシデントに関連付けられているチケット(nullも可能) |
TICKET_STATUS |
このインシデントに関連付けられているチケットのステータス(nullも可能) |
SR_ID |
この問題に関連付けられているサービス・リクエストのID(ある場合) |
PROBLEM_ID |
関連する問題の一意のRAW ID(ある場合) |
PROBLEM_NUM |
エンドユーザーが表示可能な関連する問題のID(ある場合) |
MGMT$INCIDENT_CATEGORYビューは、インシデントとカテゴリとの間のマッピングに関するインシデント・ビューです。インシデントには、複数のカテゴリを関連付けることができます。このビューに対する問合せでパーティションを最初に利用するOPEN_STATUSおよびCLOSED_DATEを使用した適切なフィールドに対してフィルタ処理を使用していることを確認してください。
MGMT$INCIDENT_TARGETビューは、インシデントとターゲットとの間のマッピングに関するインシデント・ビューです。インシデントは複数のイベントから構成でき、これらのイベントは異なるターゲットのものでもかまいません。このビューに対する問合せでパーティションを最初に利用するOPEN_STATUSおよびCLOSED_DATEを使用した適切なフィールドに対してフィルタ処理を使用していることを確認してください。
MGMT$INCIDENT_ANNOTATIONビューは、インシデントと注釈との間のマッピングに関するビューです。各インシデントは複数の注釈を持つことができます。このビューに対する問合せでパーティションを最初に利用するOPEN_STATUSおよびCLOSED_DATEを使用した適切なフィールドに対してフィルタ処理を使用していることを確認してください。
表6-4 MGMT$INCIDENT_ANNOTATION
列 | 説明 |
---|---|
INCIDENT_ID |
インシデントの一意のRAW ID |
ANNOTATION_SEQ |
注釈が追加された順序ID |
ANNOTATION_MSG |
注釈メッセージ |
ANNOTATION_DATE |
注釈が作成されたタイムスタンプ |
ANNOTATION_TYPE |
注釈のタイプ。つまり、ユーザー生成かシステム生成かです。 使用可能な値は次のとおりです。
|
ANNOTATION_USER |
注釈を追加したユーザー。注釈がシステム生成の場合、この値は"-"に設定されます。 |
OPEN_STATUS |
インシデントのステータスを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
CLOSED_DATE |
インシデントがクローズされた日付 |
MGMT$EVENTS_LATESTビューには、特定のイベント・順序のすべてのイベントの最新の状態の詳細が表示されます。順序は、同一ソースおよび同一問題に関するレポートに関連する一連のRAWイベントです。たとえば、ホストの場合、CPU使用率が警告からクリティカルになった後で警告に戻ると、これらの3つのイベントを相関させて、警告を最新の状態とする3つのRAWイベントを含む1つの順序とします。このビューに対する問合せでパーティションを最初に利用するOPEN_STATUSおよびCLOSED_DATEを使用した適切なフィールドに対してフィルタ処理を使用していることを確認してください。
表6-5 MGMT$EVENTS_LATEST
列 | 説明 |
---|---|
EVENT_SEQ_ID |
イベント・順序の一意のRAW ID |
EVENT_ID |
順序内の最新のイベントの一意のRAW ID |
EVENT_CLASS |
このイベントが属しているイベント・クラス |
SEVERITY |
イベントの重大度 |
LAST_ANNOTATION_SEQ |
この順序について入力された最後の注釈の順序ID |
MSG |
イベント・メッセージ |
EVENT_NAME |
イベントの性質を表す内部イベント名 |
INCIDENT_ID |
このイベントが属しているインシデントID(ある場合) |
INCIDENT_NUM |
エンドユーザーが読み取り可能なインシデントの番号またはID |
TARGET_GUID |
順序のイベントが属しているターゲットのGUID。順序がターゲットに関連していない場合、この値はNULLに設定されます。 |
SOURCE_OBJ_TYPE |
順序のイベントが属しているソース・オブジェクトまたはエンティティ・タイプ。デフォルト値はNULLです。 |
SOURCE_OBJ_ID |
順序のイベントが属しているソース・オブジェクトまたはエンティティGUID。デフォルト値はNULLです。 |
OPEN_STATUS |
イベント・順序のステータス。最後のイベントの重大度が非消去の場合、イベント・順序は未解決とみなされます。 使用可能な値は次のとおりです。
|
CLOSED_DATE |
イベントがクローズ済とマークされた日付。つまり、イベント・順序が消去された日付。 |
CREATION_DATE |
イベント・順序が作成された日付 |
LAST_UPDATED_DATE |
このイベント・順序が最後に更新された日付 |
MGMT$EVENTSビューには、特定のイベント・順序のすべてのRAWイベントの詳細が表示されます。順序は、同一ソースおよび同一問題に関するレポートに関連する一連のRAWイベントです。たとえば、ホストの場合、CPU使用率が警告からクリティカルになった後で警告に戻ると、これらの3つのイベントを相関させて、警告を最新の状態とする3つのRAWイベントを含む1つの順序とします。このビューに対する問合せでパーティションを最初に利用するOPEN_STATUSおよびCLOSED_DATEを使用した適切なフィールドに対してフィルタ処理を使用していることを確認してください。
表6-6 MGMT$EVENTS
列 | 説明 |
---|---|
EVENT_SEQ_ID |
イベント・順序の一意のRAW ID |
EVENT_ID |
イベントの一意のRAW ID |
SIGNATURE_ID |
すべてのRAWイベントの順序への関連付けに使用されるRAWイベントの一意の署名のID |
EVENT_CLASS |
このイベントが属しているイベント・クラス |
SEVERITY |
RAWイベントの重大度 |
LAST_ANNOTATION_SEQ |
この順序について入力された最後の注釈の順序ID |
MSG |
イベント・メッセージ |
EVENT_NAME |
イベントの性質を表す内部イベント名 |
INCIDENT_ID |
このイベントが属しているインシデントID(該当する場合) |
INCIDENT_NUM |
エンドユーザーが読み取り可能なインシデントの番号またはID |
TARGET_GUID |
イベントが属しているターゲットのGUID。順序がターゲットに関連していない場合、この値はNULLに設定されます。 |
SOURCE_OBJ_TYPE |
イベントが属しているソース・オブジェクトまたはエンティティ・タイプ。デフォルト値はNULLです。 |
SOURCE_OBJ_ID |
イベントが属しているソース・オブジェクトまたはエンティティのGUID。デフォルト値はNULLです。 |
OPEN_STATUS |
イベント・順序のステータス。最後のイベントの重大度が非消去の場合、イベント・順序は未解決とみなされます。 使用可能な値は次のとおりです。
|
CLOSED_DATE |
イベントがクローズ済とマークされた日付。つまり、イベント・順序が消去された日付。 |
REPORTED_DATE |
イベントが報告された日付 |
MGMT$EVENT_ANNOTATIONビューは、イベントと注釈との間のマッピングに関するビューです。各イベントは複数の注釈を持つことができます。このビューに対する問合せでパーティションを最初に利用するOPEN_STATUSおよびCLOSED_DATEを使用した適切なフィールドに対してフィルタ処理を使用していることを確認してください。
注意: 注釈は順序に関連付けられ、各RAWイベントには関連付けられません。 |
表6-7 MGMT$EVENT_ANNOTATION
列 | 説明 |
---|---|
EVENT_SEQ_ID |
イベント・順序の一意のRAW ID |
EVENT_INSTANCE_ID |
イベント・インスタンスの一意のRAW ID |
ANNOTATION_SEQ_NUM |
注釈が追加された順序ID |
ANNOTATION_DATE |
注釈が作成されたタイムスタンプ |
ANNOTATION_TYPE |
注釈のタイプ。つまり、ユーザー生成かシステム生成かです。 使用可能な値は次のとおりです。
|
ANNOTATION_USER |
注釈を追加したユーザー |
ANNOTATION_MSG |
注釈メッセージ |
OPEN_STATUS |
イベント・順序のステータス。最後のイベントの重大度が非消去の場合、イベント・順序は未解決とみなされます。 使用可能な値は次のとおりです。
|
CLOSED_DATE |
イベントがクローズ済とマークされた日付。つまり、イベント・順序が消去された日付。 |
MGMT$PROBLEMSビューは、サマリー・メッセージを含む問題の属性のビューです。このビューに対する問合せでパーティションを最初に利用するOPEN_STATUSおよびCLOSED_DATEを使用した適切なフィールドに対してフィルタ処理を使用していることを確認してください。
表6-8 MGMT$PROBLEMS
列 | 説明 |
---|---|
PROBLEM_ID |
問題の一意のRAW ID |
PROBLEM_NUM |
エンドユーザーが表示可能な問題のID |
SUMMARY_MSG |
問題のサマリー・メッセージ |
SEVERITY |
問題の重大度 |
IS_ESCALATED |
問題をエスカレーションするかどうかを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
ESCALATION_LEVEL |
問題がエスカレーションされる場合、この値はエスカレーション・レベルを指定します。この値は、レベル1からレベル5までです。 |
PRIORITY |
インシデントの優先度。 使用可能な値は次のとおりです。
|
RESOLUTION_STATE |
問題の解決状態 |
OWNER |
問題の所有者。所有者がない場合、この値は"-"です。 |
IS_ACKNOWLEDGED |
問題が認識されているかどうかを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
IS_SUPPRESSED |
問題が抑止されているかどうかを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
LAST_ANNOTATION_SEQ |
この問題について入力された最後の注釈の順序ID |
CREATION_DATE |
問題が作成された日付 |
LAST_UPDATED_DATE |
この問題が最後に更新された日付 |
INC_COUNT |
この問題に関連付けられているインシデントの数 |
OPEN_STATUS |
問題のステータスを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
CLOSED_DATE |
問題がクローズされた日付(クローズしている場合) |
TARGET_GUID |
ターゲットの一意のID(nullも可能)。この値は、問題のすべてのインシデントが同じターゲットまたはソース・オブジェクトの組合せに属している場合にのみ設定されます。 インシデントが複数のソースに属している場合はnullに設定されます。 注意: このリリースでは、問題は1つのターゲットにのみ関連付けが可能です。 |
PROBLEM_KEY |
この問題の一意の署名 |
SR_ID |
この問題に関連付けられているサービス・リクエストのID(ある場合) |
BUG_ID |
この問題に関連付けられているバグのID(ある場合) |
MGMT$PROBLEM_ANNOTATIONビューは、問題と注釈との間のマッピングに関するビューです。各問題は複数の注釈を持つことができます。このビューに対する問合せでパーティションを最初に利用するOPEN_STATUSおよびCLOSED_DATEを使用した適切なフィールドに対してフィルタ処理を使用していることを確認してください。
表6-9 MGMT$PROBLEM_ANNOTATION
列 | 説明 |
---|---|
PROBLEM_ID |
問題の一意のRAW ID |
ANNOTATION_SEQ |
注釈が追加された順序ID |
ANNOTATION_MSG |
注釈メッセージ |
ANNOTATION_DATE |
注釈が作成されたタイムスタンプ |
ANNOTATION_TYPE |
注釈のタイプ。ユーザー生成またはシステム生成です。有効な値は、USERまたはSYSTEMです。 |
ANNOTATION_USER |
注釈を追加したユーザー |
OPEN_STATUS |
問題のステータスを指定します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
CLOSED_DATE |
問題がクローズされた日付 |