この章では、コネクタに関する参照情報を表形式で提供しています。次の項で、それぞれのカテゴリの参照表を記載しています。
リクエスト属性
Windowsプラットフォームでのレスポンス・ファイル・プロパティ
問合せ可能なプロパティ
複合レスポンス・プロパティ
ステータス・コード
この章では、WindowsプラットフォームでRACの作成ジョブおよびノードの追加ジョブによって生成されるレスポンス・ファイルのプロパティに関する情報も提供しています。
この項の表に、次のプロパティ・タイプの問合せパス、説明およびデータ型を示します。
setModelリクエスト
リクエスト・ヘッダー
RACの作成
ノードの追加
ノードの削除
表4-1に、setModelリクエストの要素のパス・タイプ、説明およびデータ型を示します。
表4-1 setModelリクエストの要素
パス・タイプ | 説明 | データ型 |
---|---|---|
<EMModel xmlns:xsi=http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance xmlns="http://xmlns.oracle.com/sysman/connector/base/msi"> |
EMModel要素。 |
複合型 |
<RequestHeader/> |
リクエスト・ヘッダー。表4-2を参照。 |
複合型 |
<Credential> |
Enterprise Managerの資格証明。 |
複合型 |
<Name>sysman</Name> |
ユーザー名。 |
文字列 |
<Password>welcome1 </Password> |
パスワード。 |
文字列 |
</Credential> |
資格証明の終了。 |
複合型 |
<AggregateTarget> |
EMModelには、2つの集計ターゲットが含まれます。1つはclusterタイプ、もう1つはrac_databaseタイプです。この集計ターゲットはclusterタイプです。これにはクラスタに関する情報が含まれます。 |
複合型 |
<Name>CRS30</Name> |
クラスタの名前。 |
文字列 |
<Type>cluster</Type> |
集計ターゲット・タイプ。 |
文字列(列挙: "cluster"、"rac_database") |
<Target> |
cluster集計ターゲット内のターゲット数は、クラスタ内のホスト数と同じにします。各ターゲット要素には、クラスタ内の1台のホストに関する情報が含まれます。 |
複合型 |
<Name>bjx30</Name> |
ホストの名前。 |
文字列 |
<Type>host</Type> |
ターゲット・タイプ。cluster集計ターゲットでは、hostに設定します。 |
文字列 |
<Host>bjx30</Host> |
ホストの名前。 |
文字列 |
<Credential> |
ホストの資格証明。 |
複合型 |
<Name>oracle</Name> |
ユーザー名。 |
文字列 |
<Password>welcome1 </Password> |
パスワード。 |
文字列 |
</Credential> |
資格証明の終了。 |
複合型 |
<Property/> |
ターゲットのプロパティ。hostターゲット・タイプのプロパティについては、この項の対応する表を参照してください。 |
複合型 |
</Target> |
ターゲットの終了。 |
複合型 |
<Property/> |
cluster集計ターゲットのプロパティ。cluster集計ターゲット・タイプのプロパティについては、この項の対応する表を参照してください。 |
複合型 |
</AggregateTarget> |
AggregateTargetの終了。 |
複合型 |
<AggregateTarget> |
EMModelには、2つの集計ターゲットが含まれます。1つはclusterタイプ、もう1つはrac_databaseタイプです。この集計ターゲットはrac_databaseタイプです。これにはRACに関する情報が含まれます。 |
複合型 |
<Name>RAC30</Name> |
RACデータベースの名前。 |
文字列(長さ<=8) |
<Type>rac_database</Type> |
集計ターゲット・タイプ。 |
文字列(列挙: "cluster"または"rac_database") |
<Storage> |
記憶域要素には、RACの記憶域情報が含まれます。記憶域タイプがASMでない場合は、ノードの追加ジョブ・リクエストに対してこの要素を省略できます。 |
複合型 |
<Type>ASM</Type> |
記憶域のタイプ。 |
文字列(列挙: "CFS"または"ASM"。"RAW"はサポートされません。) |
<Property/> |
記憶域のプロパティ。記憶域のプロパティについては、この項の対応する表を参照してください。 |
複合型 |
</Storage> |
記憶域の終了。 |
複合型 |
<Target> |
|
複合型 |
<Name>RAC30_RAC301</Name> |
ターゲットの名前。これは、 |
文字列 |
<Type>oracle_database</Type> |
ターゲット・タイプ。 |
文字列 |
<Host>bjx30</Host> |
ホストの名前。 |
文字列 |
<Credential> |
ホストの資格証明。 |
複合型 |
<Name>oracle</Name> |
ユーザー名。 |
文字列 |
<Password>welcome1 </Password> |
パスワード。 |
文字列 |
</Credential> |
資格証明の終了。 |
複合型 |
<Property/> |
ターゲットのプロパティ。 |
複合型 |
</Target> |
ターゲットの終了。 |
複合型 |
<Property/> |
|
複合型 |
</AggregateTarget> |
AggregateTargetの終了。 |
複合型 |
</EMModel> |
EMModelの終了。 |
複合型 |
表4-2に、リクエスト・ヘッダーの要素のパス・タイプ、説明およびデータ型を示します。
表4-2 リクエスト・ヘッダーの要素
パス・タイプ | 説明 | データ型 |
---|---|---|
<RequestID/> |
リクエストを一意に識別します。これは主にクライアントによって使用されます。Enterprise Managerは、現在このIDを追跡しません。 |
文字列 |
<Source/> |
リクエスト・ソース。これはリクエストのオペレーティング・システムです。 |
文字列 |
<Destination/> |
宛先は、このリリースのEnterprise Managerにします。 |
文字列 |
<RequestProperty> <Type>Singleton</Type> <Property> <Name>Platform</Name> <Value>Linux</Value> </Property> </RequestProperty> |
Platformはオプション・プロパティです。LinuxまたはWindowsのいずれかを指定します。プラットフォームを指定しない場合、デフォルトはLinuxです。プラットフォームは、ユースケースのプロビジョニング時にのみ該当します。 |
表4-3に、RACの作成のターゲット・タイプ、プロパティ、説明およびデータ型を示します。
表4-3 RACの作成のプロパティ
ターゲット・タイプ | プロパティ | 説明 | データ型 |
---|---|---|---|
<Target> <Type>host</Type> </Target> |
CRS_HOME |
Oracle Clusterwareホーム・ディレクトリこのプロパティは、クラスタ内のすべてのホストで同じにする必要があります。 |
文字列 |
ORACLE_HOME_NAME |
Oracle Clusterwareホーム名。これはオプション・プロパティです。デフォルト値はcluster集計ターゲット名です。 |
文字列 |
|
publicNode |
パブリック・ノード名。 |
文字列 |
|
privateNode |
プライベート・ノード名。 |
文字列 |
|
vipNode |
仮想ノード名。 |
文字列 |
|
<Target> <Type>oracle_database</Type> </Target> |
ORACLE_HOME |
データベース・ホーム・ディレクトリ。このプロパティは、RACデータベース内のすべてのデータベース・インスタンスで同じにする必要があります。 |
文字列 |
ORACLE_HOME_NAME |
データベース・ホーム名。このプロパティはオプションです。デフォルト値は |
文字列 |
|
db_username |
監視資格証明を設定するためのデータベース・ユーザー。このリリースでは、常にSYSにします。 |
文字列 |
|
db_password |
データベース・ユーザーのパスワード。このリリースでは、SYSおよびSYSTEMのパスワードです。 |
文字列 |
|
oms_username |
Oracle管理サービスのホスト・オペレーティング・システムのユーザー名。 |
文字列 |
|
oms_password |
Oracle管理サービスのホスト・オペレーティング・システムのパスワード。 |
文字列 |
|
<Storage> <Type>ASM</Type> </Storage> |
diskGroupName |
ASMディスク・グループ名。 |
文字列 |
diskList |
ディスク・デバイス・リスト。セパレータとしてカンマ(,)を使用します。 |
文字列(空白は使用不可) |
|
diskString |
ASMディスクのパスを検索します。 |
文字列(空白は使用不可) |
|
redundancy |
冗長性レベル。 |
文字列(列挙: NORMAL、HIGHまたはEXTERNAL) |
|
asmPassword |
ASM SYSDBAパスワード。 |
文字列 |
|
<Storage> <Type>CFS</Type> </Storage> |
datafileDestination |
データファイル・ディレクトリ。 |
文字列 |
<AggregateTarget> <Type>cluster</Type> </AggregateTarget> |
softwareImageName |
CRSホームのソフトウェア・ライブラリ・イメージの名前。このプロパティはオプションです。デフォルト値は、「Oracle Databaseクローン」タイプの最新のアクティブ・ソフトウェア・ライブラリ・イメージです。 |
文字列 |
s_ocrpartitionlocation |
OCRの場所。セパレータとしてカンマ(,)を使用します。このプロパティは、Linuxプラットフォームのみに該当します。 |
文字列(空白は使用不可) |
|
s_votingdisklocation |
投票ディスクの場所。セパレータとしてカンマ(,)を使用します。このプロパティは、Linuxプラットフォームのみに該当します。 |
文字列(空白は使用不可) |
|
RESPONSEFILE_VERSION |
レスポンス・ファイルのバージョン。このプロパティはオプションです。デフォルト値は2.2.1.0.0です。このプロパティは、Windowsプラットフォームのみに該当します。 |
文字列 |
|
sl_OHPartitionsAndSpace_valueFromDlg |
このプロパティは、OCR/Vディスクの場所におけるディスク・パーティションの分割を指定します。このプロパティは、Windowsプラットフォームのみに該当します。 詳細は、「Windowsプラットフォームでのレスポンス・ファイル・プロパティ」を参照してください。 |
文字列 |
|
ret_PrivIntrList |
このプロパティは、使用するインターコネクトを指定します。このプロパティは、Windowsプラットフォームのみに該当します。 詳細は、「Windowsプラットフォームでのレスポンス・ファイル・プロパティ」を参照してください。 |
文字列 |
|
<AggregateTarget> <Type>rac_database</Type> </AggregateTarget> |
templateName |
データベース・テンプレート名。このプロパティはオプションです。デフォルト値は |
文字列(パスなしのファイル名) |
gdbName |
グローバル・データベース名。このプロパティはオプションです。デフォルト値は |
文字列(長さ<=8) |
|
sid |
データベース・インスタンス名。このリリースでは |
文字列(長さ<=8) |
|
characterSet |
キャラクタ・セット。詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。このプロパティはオプションです。デフォルト値はUTF8です。 |
文字列 |
|
nationalCharacterSet |
各国語キャラクタ・セット。詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください。このプロパティはオプションです。デフォルト値はUTF8です。 |
文字列 |
|
initParams |
追加入力のRAW文字列。次に例を示します。
このプロパティはオプションです。デフォルトの値は次のとおりです。
|
文字列(空白は使用不可) |
|
softwareImageName |
データベース・ホームのソフトウェア・ライブラリ・イメージの名前。このプロパティはオプションです。デフォルト値は、「Oracle Databaseクローン」タイプの最新のアクティブ・ソフトウェア・ライブラリ・イメージです。 |
文字列 |
表4–4に、RAC集計ターゲットに関するノードの追加のターゲット・タイプ、プロパティ、説明およびデータ型を示します。
表4-4 ノードの追加のプロパティ(記憶域および集計ターゲット)
ターゲット・タイプ | プロパティ | 説明 | データ型 |
---|---|---|---|
<Storage> <Type>ASM</Type> </Storage> |
asmPassword |
ASM SYSDBAパスワード。 |
文字列 |
<AggregateTarget> <Type>cluster</Type> </AggregateTarget> |
s_ocrpartitionlocation |
OCRの場所。セパレータとしてカンマ(,)を使用します。このプロパティは、Linuxプラットフォームのみに該当します。この値は、RACの作成ジョブと同じに設定します。 |
文字列(空白は使用不可) |
s_votingdisklocation |
投票ディスクの場所。セパレータとしてカンマ(,)を使用します。このプロパティは、Linuxプラットフォームのみに該当します。この値は、RACの作成ジョブと同じに設定します。 |
文字列(空白は使用不可) |
|
RESPONSEFILE_VERSION |
レスポンス・ファイルのバージョン。このプロパティはオプションです。デフォルト値は2.2.1.0.0です。このプロパティは、Windowsプラットフォームのみに該当します。この値は、RACの作成ジョブと同じに設定します。 |
文字列 |
|
sl_OHPartitionsAndSpace_valueFromDlg |
このプロパティは、OCR/Vディスクの場所におけるディスク・パーティションの分割を指定します。このプロパティは、Windowsプラットフォームのみに該当します。この値は、RACの作成ジョブと同じに設定します。 |
文字列 |
|
ret_PrivIntrList |
このプロパティは、使用するインターコネクトを指定します。このプロパティは、Windowsプラットフォームのみに該当します。この値は、RACの作成ジョブと同じに設定します。 |
文字列 |
表4–5に、新規ノードに関するノードの追加のターゲット・タイプ、プロパティ、説明およびデータ型を示します。
表4-5 ノードの追加のプロパティ(新規ノード)
ターゲット・タイプ | プロパティ | 説明 | データ型 |
---|---|---|---|
<Target> <Type>host</Type> </Target> |
CRS_HOME |
Oracle Clusterwareホーム・ディレクトリこのプロパティは、クラスタ内のすべてのホストで同じにする必要があります。 |
文字列 |
ORACLE_HOME_NAME |
Oracle Clusterwareホーム名。このプロパティはオプションです。デフォルト値はcluster集計ターゲット名です。 |
文字列 |
|
publicNode |
パブリック・ノード名。 |
文字列 |
|
privateNode |
プライベート・ノード名。 |
文字列 |
|
vipNode |
仮想ノード名。 |
文字列 |
|
<Target> <Type>oracle_database</Type> </Target> |
ORACLE_HOME |
データベース・ホーム・ディレクトリ。このプロパティは、RACデータベース内のすべてのデータベース・インスタンスで同じにする必要があります。 |
文字列 |
ORACLE_HOME_NAME |
データベース・ホーム名。このプロパティはオプションです。デフォルト値は |
文字列 |
|
db_username |
SYSDBAロールを持つデータベース・ユーザー名。 |
文字列 |
|
db_password |
db_usernameユーザーのパスワード。 |
文字列 |
|
oms_username |
Oracle管理サービスのホスト・オペレーティング・システムのユーザー名。 |
文字列 |
|
oms_password |
Oracle管理サービスのホスト・オペレーティング・システムのパスワード。 |
文字列 |
表4-6に、任意の既存ノードに関するノードの追加のターゲット・タイプ、プロパティ、説明およびデータ型を示します。
表4-6 ノードの追加のプロパティ(任意の既存ノード)
ターゲット・タイプ | プロパティ | 説明 | データ型 |
---|---|---|---|
<Target> <Type>host</Type> </Target> |
publicNode |
パブリック・ノード名。 |
文字列 |
CRS_HOME |
Oracle Clusterwareホーム・ディレクトリこのプロパティは、クラスタ内のすべてのホストで同じにする必要があります。 |
文字列 |
|
<Target> <Type>oracle_database</Type> </Target> |
ORACLE_HOME |
データベース・ホーム・ディレクトリ。このプロパティは、RACデータベース内のすべてのデータベース・インスタンスで同じにする必要があります。 |
文字列 |
表4-7に、残りのノードに関するノードの削除のターゲット・タイプ、プロパティ、説明およびデータ型を示します。
表4-7 ノードの削除のプロパティ(残りのノード)
ターゲット・タイプ | プロパティ | 説明 | データ型 |
---|---|---|---|
<Target> <Type>host</Type> </Target> |
CRS_HOME(またはORACLE_HOME) |
Oracle Clusterwareホーム・ディレクトリ |
文字列 |
<Target> <Type>oracle_database</Type> </Target> |
ORACLE_HOME |
データベース・ホーム・ディレクトリ。 |
文字列 |
db_username |
SYSDBAロールを持つデータベース・ユーザー名。 |
文字列 |
|
db_password |
db_usernameユーザーのパスワード。 |
文字列 |
|
oms_username |
Oracle管理サービスのホスト・オペレーティング・システムのユーザー名。 |
文字列 |
|
oms_password |
Oracle管理サービスのホスト・オペレーティング・システムのパスワード。 |
文字列 |
|
<AggregateTarget> <Type>rac_database</Type> </AggregateTarget> |
oms_delete_all_targets |
ホストおよびエージェントを含む、インスタンス・ホスト上のすべてのターゲットを削除します。このプロパティはオプションです。デフォルト値はFalseです。 |
文字列(列挙: trueまたはfalse) |
WindowsプラットフォームでRACの作成ジョブおよびノードの追加ジョブのレスポンス・ファイルを生成する場合は、次のプロパティが必須です。
sl_OHPartitionsAndSpace_valueFromDlg
ret_PrivIntrList
次の項では、各レスポンス・ファイル・プロパティについて説明しています。
このプロパティは、OCR/Vディスクの場所におけるディスク・パーティションの分割を指定します。これは、場所ごとに次の6つの値で構成されます。
ディスク番号
パーティション番号
パーティション・サイズ(MB)
フォーマット・タイプ
0: なし/RAW
1: データ用CFS
2: ソフトウェア用CFS
ドライブ文字
N/A: RAW
使用可能なドライブ文字: CFS
使用タイプ
0: データ/ソフトウェア専用
1: OCRプライマリのみ
2: 投票ディスクのみ
3: 同じCFSパーティション上のOCRプライマリおよび投票ディスク
4: OCRミラーのみ
5: 同じCFSパーティション上のOCRミラーおよび投票ディスク
例1
次のシナリオを想定します。
OCRおよび投票ディスクはディスク1のパーティション2にあります(パーティション2のサイズは10002MB)。
このパーティションのフォーマットはCFSです。
OCRと投票ディスクの両方が同じパーティションにあります。
パーティションのドライブ文字はG:です。
データ記憶域のみがあり、ソフトウェア記憶域はありません。
sl_OHPartitionsAndSpace_valueFromDlgを次のように指定します。
<Property> <Name>sl_OHPartitionsAndSpace_valueFromDlg</Name> <Value>{"1","2","10002","1","G:","3"}</Value> </Property>
例2
次のシナリオを想定します。
OCRと投票ディスクが異なるパーティション上にあります。
OCRはディスク3のパーティション1にあります。このパーティションのサイズは486MB、フォーマットはRAWです。
投票ディスクはディスク4のパーティション1にあります。このパーティションのサイズは486MB、フォーマットはRAWです。
sl_OHPartitionsAndSpace_valueFromDlgを次のように指定します。
<Property> <Name>sl_OHPartitionsAndSpace_valueFromDlg</Name> <Value>{"3","1","486","0","N/A","1","4","1","486","0","N/A","2"}</Value> </Property>
このプロパティは、使用するインターコネクトを指定します。ret_PrivIntrListのエントリは、インタフェースのカンマ区切りリストとして指定します。各エントリは、3つのフィールドを含む、コロン区切りの文字列にします。それらのフィールドを次のように指定します。
最初のフィールドはインタフェース名です。
2番目のフィールドは、インタフェースのサブネットIPです。
3番目のフィールドは、Oracle Clusterwareによる、このインタフェースの使用方法を指定します。パブリック・インタフェースとして使用するか、プライベート・インタフェースとして使用するか、またはクラスタウェアで使用しないことを指定します。このフィールドは、1、2または3の数字で指定します。これらの数字は次の値を表します。
1: パブリック
2: プライベート
3: 不使用
例
次のシナリオを想定します。
1つの"Local Area Connection"パブリック・インターコネクトを使用します。
1つの"Local Area Connection2"プライベート・インターコネクトを使用します。
ret_PrivIntrList
を次のように指定します。
<Property> <Name>ret_PrivIntrList</Name> <Value>{"Local Area Connection:123.45.67.0:1","Local Area Connection 2:123.45.89.0:2"}</Value> </Property>
この項の表では、次の問合せ可能なプロパティ・タイプのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。
一般ターゲット
Oracleデータベース
Oracleリスナー
ホスト・ターゲット
クラスタ
クラスタ・データベース
Oracle Enterprise Managerエージェント
Oracle Enterprise Managerリポジトリのターゲット
ジョブ
表4-8に、一般ターゲットの問合せ可能なプロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。
表4-8 一般ターゲットのプロパティ
問合せパス | 説明 | データ型 |
---|---|---|
Property(Name:status) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスの整数ステータス。(表4-20を参照。) |
整数 |
Property(Name:monitoring agent) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスを監視するエージェントのEnterprise Managerターゲット・インスタンス名(タイプ |
文字列 |
Property(Name:homepage) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスのEnterprise ManagerコンソールのホームページURI( |
URL |
Property(Name:version) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスのバージョン。 |
文字列 |
Property(Name:oracle home) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスのOracleホーム。ディレクトリ・パスの形式(パス・セパレータ)については、ここでは詳細に説明しません。 |
文字列 |
Property(Name:critical alerts) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスに対するクリティカル・アラートの数。 |
整数 |
Property(Name:warning alerts) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスに対する警告アラートの数。 |
整数 |
Property(Name:critical policy violations) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスに対するクリティカル・ポリシー違反の数。 |
整数 |
Property(Name:warning policy violations) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスに対する警告ポリシー違反の数。 |
整数 |
Property(Name:compliance score) |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスの、0から1までの実数としてのコンプライアンス・スコア。 |
数値 |
Property(Name:last load time) |
1970年1月1日00:00:00 GMTからのミリ秒数で表される、ターゲット・インスタンスの最終データ・ロード時間。 |
数値 |
Host |
Enterprise Managerターゲット・インスタンスに関連するホストのEnterprise Managerターゲット・インスタンス名(タイプhost) |
文字列 |
表4-9に、Oracleデータベースの問合せ可能なプロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。Oracleデータベースのターゲット・タイプはoracle_databaseです。
表4-9 Oracleデータベースのプロパティ
問合せパス | 説明 | データ型 |
---|---|---|
Property(Name:instance name) |
データベース・インスタンスのインスタンス名。 |
文字列 |
Property(Name:listener) |
データベース・インスタンスのリスナーについてのリスナーEnterprise Managerターゲット・インスタンス名(タイプ |
文字列 |
Property(Name:is archiving) |
Oracleデータベース・インスタンスに対して高可用性アーカイブが有効な場合、この値は1です。そうでない場合、この値は0です。 |
整数 |
Property(Name:is flashback logging) |
Oracleデータベース・インスタンスに対して高可用性フラッシュバック・ロギングが有効な場合、この値は1です。そうでない場合、この値は0です。 |
整数 |
表4-10に、Oracleリスナー・プロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。Oracleリスナーのターゲット・タイプはoracle_listenerです。
表4-10 Oracleリスナーのプロパティ
問合せパス | 説明 | データ型 |
---|---|---|
Property(Name:alias) |
Oracleリスナー・インスタンスの別名。 |
文字列 |
Property(Name:net address) |
Oracleリスナー・インスタンスのNetアドレス。 |
URI |
Property(Name:listener.ora location) |
Oracleリスナー・インスタンスの |
文字列 |
Property(Name:start name) |
Oracleリスナー・インスタンスの開始時間。このタイムスタンプの形式については、ここでは詳細に説明しません。 |
時間 |
表4-11に、ホスト・ターゲット・プロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。ホストのターゲット・タイプはhostです。
クラスタのドメイン内のターゲットを取得するには、まずTargetサブ要素でクラスタ・ホストをリクエストします。次に、すべてのターゲットを取得し、クラスタ・ホスト・リスト内のホストによって、ターゲットのリストをフィルタにかけます。
表4-11 ホスト・ターゲットのプロパティ
問合せパス | 説明 | データ型 |
---|---|---|
Property(Name:cluster) |
このホスト・インスタンスのクラスタのEnterprise Managerターゲット・インスタンス名(タイプcluster)。 |
文字列 |
Property(Name:cpu utilization) |
ホストの、0から1までの実数としてのCPU使用率。 |
数値 |
Property(Name:memory utilization) |
ホストの、0から1までの実数としてのメモリー使用率。 |
数値 |
Property(Name:total io rate) |
1秒当たりの合計I/O。 |
数値 |
表4-12に、クラスタ・プロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。Oracle Clusterwareのターゲット・タイプはclusterです。
表4-12 クラスタのプロパティ
問合せパス | 説明 | データ型 |
---|---|---|
Property(Name:version) |
Clusterwareのバージョン。このプロパティ定義では、一般ターゲットのマッピングで定義されたものと同じプロパティが再定義されるだけであることに注意してください。 |
文字列 |
Property(Name:cluster database) |
クラスタ・データベース(タイプ |
文字列 |
Target |
クラスタ・ホスト(タイプhost)。 |
文字列 |
表4-13に、クラスタ・データベース・プロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。Oracleクラスタ・データベースのターゲット・タイプはrac_databaseです。
表4-13 クラスタ・データベースのプロパティ
問合せパス | 説明 | データ型 |
---|---|---|
Property(Name:cluster) |
このデータベース・インスタンスのクラスタのEnterprise Managerターゲット・インスタンス名(タイプcluster)。 |
文字列 |
Property(Name:database name) |
データベース・インスタンス名。 |
文字列 |
Property(Name:is archiving) |
クラスタ・データベースに対して高可用性アーカイブが有効な場合、この値は1です。そうでない場合、この値は0です。 |
整数 |
Target |
タイプ |
文字列 |
表4-14に、Oracle Enterprise Managerエージェント・プロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。Oracle管理エージェントのターゲット・タイプはoracle_emdです。
表4-14 Oracle Enterprise Managerエージェントのプロパティ
問合せパス | 説明 | データ型 |
---|---|---|
Property(Name:management service) |
Enterprise Managerエージェント・インスタンスのアップロード先のOMS。 |
文字列 |
表4-15に、Oracle Enterprise Managerリポジトリのターゲット・プロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。Oracle管理リポジトリのターゲット・タイプはoracle_emrepです。
表4-15 Oracle Enterprise Managerリポジトリのターゲット・プロパティ
問合せパス | 説明 | データ型 |
---|---|---|
Property(Name:agent count) |
このリポジトリ・インスタンスのエージェント数。 |
整数 |
Property(Name:target count) |
このリポジトリ・インスタンスのターゲット数。 |
整数 |
Property(Name: administrator count) |
このリポジトリ・インスタンスの管理者数。 |
整数 |
Property(Name:session count) |
このリポジトリ・インスタンスにおけるアクティブなOracle管理サービス・リポジトリ・セッションの数。 |
整数 |
Property(Name:Integer) |
このリポジトリ・インスタンスのデータベースのEnterprise Managerデータベース・ターゲット・インスタンス。このプロパティは、表4-18で説明しているように、レスポンスの複合プロパティ要素に拡張されます。これらは、nameおよびvalueサブプロパティによって入力されます。 |
文字列 |
Property(Name:tablespace) |
このリポジトリ・インスタンスのデータベースで使用される表領域に拡張されます。 |
文字列 |
Property(Name:oms) |
このEnterprise ManagerリポジトリのOMS。このプロパティは、表4-17で説明しているように、レスポンスの複合プロパティ要素に拡張されます。これらは、nameサブプロパティによって入力されます。 |
文字列 |
表4-16に、ジョブ・プロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。
この項の表では、問合せリクエストへのレスポンス・モデルで返される次の複合プロパティのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。
Oracle管理サービス(OMS)
データベース・インスタンス
表4-17に、Oracle管理サービスのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。複合プロパティのタイプはOMSです。
表4-17 Oracle管理サービス(OMS)の複合プロパティ
問合せパス | 説明 | データ型 |
---|---|---|
ComplexProperty(Type:oms). Property(Name:name) |
OMS名。 |
文字列 |
ComplexProperty(Type:oms). Property(Name:status) |
ピアnameプロパティによって指定されるOMSのOMSサービス・ステータス(起動中の場合は1、停止中の場合は0)。 |
整数 |
ComplexProperty(Type:oms). Property(Name:last error) |
ピアnameプロパティによって指定されるOMSの、1970年1月1日00:00:00 GMTからのミリ秒数で表される最終OMSエラーの時間。 |
数値 |
ComplexProperty(Type:oms). Property(Name:files pending load) |
ピアnameプロパティによって指定されるOMSの、OMSへのロードが保留中であるファイルの数。 |
整数 |
ComplexProperty(Type:oms). Property(Name:load directory) |
ピアnameプロパティによって指定されるOMSの、OMSロード・ディレクトリ。ディレクトリ・パスの形式(パス・セパレータ)については、ここでは詳細に説明しません。 |
文字列 |
ComplexProperty(Type:oms). Property(Name:oldest load file) |
ピアnameプロパティによって指定されるOMSの、最も古いロード対象ファイル(分単位)。 |
数値 |
表4-18に、データベース・インスタンスのプロパティ名、説明およびデータ型を示します。複合プロパティのタイプはOMSです。
次の表に、次のステータス・タイプのステータス・コードおよび説明を示します。
Enterprise Manager
ジョブ
表4-19では、Enterprise Managerのステータス・コードについて説明しています。Enterprise Managerのターゲット・ステータスの詳細は、オンライン・ヘルプで参照できます。オンライン・ヘルプの検索でキーワードとして「ターゲット・ステータス」と入力し、トピックのステータス・アイコンに関する項を選択します。
表4-19 Enterprise Managerのステータス・コード
ステータス・コード | 説明 |
---|---|
0 |
ターゲット停止 |
1 |
ターゲット起動 |
2 |
メトリック・エラー |
3 |
エージェント停止 |
4 |
使用不可 |
5 |
ブラックアウト |
6 |
保留中/不明 |
表4-20では、ジョブのステータス・コードについて説明しています。Enterprise Managerのジョブ・ステータスの詳細は、オンライン・ヘルプで参照できます。オンライン・ヘルプの検索でキーワードとして「ジョブ・ステータス」と入力し、トピックのジョブ・ステータスに関する項を選択します。
表4-20 ジョブ・ステータス・コード
ステータス・コード | 説明 |
---|---|
1 |
SCHEDULED: 実行がスケジュール済状態です。 |
2 |
RUNNING: 実行中です。 |
3 |
INITIALIZATION ERROR: 実行中にエラーが発生し、リモート・プロセスが実行されませんでした。 |
4 |
FAILED: 実行が失敗しました。 |
5 |
SUCCEEDED: 実行が成功しました。 |
6 |
SUSPENDED BY USER: ユーザーが実行を一時停止しました。 |
7 |
SUSPENDED ON AGENT UNREACHABLE: エージェントが使用不可であるため、実行が一時停止されました。 |
8 |
STOPPED: ユーザーが実行を停止しました。 |
9 |
SUSPENDED ON LOCK: 実行は共有リソースのロックを待機中です。 |
10 |
SUSPENDED ON EVENT: 実行はイベント(通常はエージェントのバウンス)の発生を待機中です。 |
11 |
SUSPENDED ON BLACKOUT: ブラックアウトが発生して実行が一時停止中です。 |
12 |
STOP PENDING: 実行は一部の実行中の手順が完了するまで待機しており、停止保留中ステータスです。 |
13 |
SUSPEND PENDING: 実行は一部の実行中の手順が完了するまで待機しており、一時停止保留中ステータスです。 |
14 |
非アクティブ(内部状態)。 |
15 |
キュー(内部状態)。 |
16 |
失敗、再試行済(内部状態)。 |
18 |
SKIPPED: 前回のジョブの実行に時間がかかりすぎたか、エージェントが使用不可だった時間が長すぎたために、実行がスキップされ、実行できませんでした。 |
20 |
REASSIGNED: ジョブの元の所有者が削除され、ジョブが新しい所有者に割り当てられていないために、実行が一時停止中です。新しい所有者がコンソールからジョブを明示的に再開する必要があります。 |
21 |
SUSPENDED ON MISSING CREDENTIALS: ジョブに必要な資格証明の一部が設定されていないために、実行が一時停止中です。 |