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Oracle® Enterprise Manager Application Management Pack for Siebelスタート・ガイド
12cリリース3 (12.1.0.3)
B70513-03
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3 Siebelエンタープライズ・ターゲットの構成

この章では、次の項目の手順について説明します。

Siebelエンタープライズの追加

Siebelエンタープライズを使用すると、管理者は分散するターゲットを論理的に編成して、効率的かつ効果的に管理、監視できます。

Siebel Enterpriseを監視のためにCloud Controlに追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット」メニューから、「Siebel」を選択します。

  2. 「Siebel」ページの「Enterprise」タブで、「追加」ボタンをクリックします。

    図3–1に示すように、「Siebel Enterpriseの追加」ページが表示されます。

  3. 資格証明を入力します。自動開始モードのチェック・ボックスを選択して、起動モードがautoのコンポーネントのみを検出することもできます。このチェック・ボックスを選択すると、起動モードがmanualのコンポーネントはすべて無視されます。


    注意:

    ゲートウェイのインストール場所のフィールドは、すべてのOracle Universal (OUI)ベースのSiebelインストールで必須です。標準インストールでは、ゲートウェイ・サーバー・ポートは2320です。

  4. 資格証明の入力後、「エンタープライズの追加」をクリックしてエンタープライズの追加を続行するか、「検出事前チェック」を実行するか選択できます。

  5. 事前チェックを実行するには、「検出事前チェック」をクリックします。

    「検出事前チェック」をクリックすると、検出事前チェック・ウィザードが開き、事前チェックが成功したかどうかが表示されます。「閉じる」をクリックして「事前チェックの詳細」ページに進みます。

    検出事前チェックは次のチェックを実行します。各チェックの結果の詳細は「事前チェックの詳細」ページに表示されます。

    • ゲートウェイ・チェック

    • 検出チェック

    • サーバー・マネージャ・チェック

    • サーバー・チェック

    • Enterpriseチェック

    • ホスト・チェック

    「事前チェックの結果」ページで詳細を確認してから、「検出に進む」をクリックします。事前チェックが成功した場合のみ、検出を続行できます。

    事前チェックが失敗した場合、入力したすべての資格証明をチェックし、Enterprise ManagerリポジトリにEnterpriseがすでに存在しているかチェックします。

    Siebel Enterpriseとそれに関連するターゲットが作成されると、進行状況ページにより通知されます。

図3-1 「Siebel Enterpriseの追加」ページ

図3-1の説明は前後の文章を参照してください。

Siebelエンタープライズの更新

Siebelサーバーまたはサーバー・コンポーネントをSiebel Enterpriseに対して追加または削除した後には、エンタープライズを更新してSiebel EnterpriseおよびEnterprise Managerのターゲット間の関係をチェックします。

エンタープライズを更新するには、次の手順を実行します。

  1. Enterprise Managerコンソールの「ターゲット」メニューから「Siebel」を選択します。

  2. Siebel Enterpriseホームページの「一般」セクションで、「エンタープライズの更新」をクリックします。

    「エンタープライズの更新」をクリックすると、次のオプションが使用できます。

    • エンタープライズの更新。コンポーネントがmanual起動モードかauto起動モードかにかかわらず、エンタープライズのすべてのコンポーネントを更新します。

    • 起動モード"auto"のコンポーネントを含むEnterpriseの更新。エンタープライズのauto起動モードのコンポーネントのみを更新します。

    図3–2に示すように、Siebel Enterpriseホームページが表示されます。

  3. 表示されたレポートを確認して、「閉じる」をクリックします。

    「閉じる」をクリックすると、「構成変更レポート」ページが開き、Siebel EnterpriseおよびEnterprise Managerのターゲット間の関係のレポートの詳細が表示されます。

  4. レポートを確認した後、更新するターゲットを選択し、「更新」をクリックしてエンタープライズを更新します。

    レポートにエラーが表示されている場合、「取消し」をクリックします。

図3-2 Siebel Enterpriseホームページ

Siebel Enterpriseホームページのサンプル・データを示しています。

Siebelサーバーの更新

Siebelサーバーのトポロジと同期するには、次の手順を実行します。

  1. 「ターゲット」メニューから、「Siebel」を選択します。

  2. Siebelサーバー・ターゲットをクリックして、Siebelサーバー・ホームページの「一般」セクションで「サーバーの更新」をクリックしてください。

    「サーバーの更新」をクリックすると、次のオプションが使用できます。

    • サーバーの更新。コンポーネントがmanual起動モードまたはauto起動モードにかかわらず、サーバーのすべてのコンポーネントを更新します。

    • 起動モード"auto"のコンポーネントを含むサーバーの更新。サーバーのauto起動モードのコンポーネントのみを更新します。

    図に示すように、Siebelサーバー・ホームページが表示されます。

  3. 表示されたレポートを確認して、「閉じる」をクリックします。

図3-3 Siebelサーバー・ホームページ

図3-3については周囲のテキストで説明しています。

Siebelのコンプライアンス標準

コンプライアンス標準を関連付けるには、次の手順に従います。

  1. Siebel Enterpriseホームページから、「Siebel Enterprise」「コンプライアンス」「標準アソシエーション」の順に選択します。

  2. 「標準アソシエーション」ページで、「アソシエーション設定の編集」をクリックします。

  3. 「ターゲット・コンプライアンス標準のアソシエーション」ページで、「追加」をクリックします。

  4. 「コンプライアンス標準」ウィンドウで、関連付けるコンプライアンス標準を選択して「OK」をクリックします。

関連付けられるルールを確認するには、次の手順に従います。

  1. Siebel Enterpriseホームページから、「Siebel Enterprise」「コンプライアンス」「結果」の順に選択します。

  2. 「コンプライアンス結果」ページで、コンプライアンス標準で関連付けられるルールを確認します。

既存のSiebelエンタープライズ・ターゲットへのSiebel以外のターゲットの追加

SiebelターゲットをSiebel Enterpriseターゲットに追加するには、Siebel Enterpriseホームページからアクセスできる即時更新機能を使用できます。

Siebel EnterpriseターゲットにSiebel以外のターゲットを追加するには、次のようにします。

  1. Oracle Technology Network (OTN)サイトに移動します。

    http://www.oracle.com/technology/software/products/oem/ index.html
    
  2. 適切なサード・パーティ・プラグインをダウンロードし、Enterprise Managerにそれぞれのターゲットを作成します。

  3. Enterprise Managerコンソールの「ターゲット」メニューから「Siebel」を選択します。

  4. Enterpriseホームページから、拡張インフラストラクチャタブをクリックして、「追加」をクリックします。

追加されたSiebel以外のターゲットの手動によるサービスに不可欠なターゲットとしての定義

Siebel以外のターゲットを手動でエンタープライズに追加した後、これらのターゲットをEnterprise Managerで使用できる根本原因分析機能で使用できるようにするには、これらのターゲットをキー・コンポーネントとして指定する必要があります。

次の手順を実行して、Siebel以外のターゲットをすべてのSiebelアプリケーション・サービスに不可欠なターゲットとします。

  1. Enterprise Managerコンソールの「ターゲット」メニューから「Siebel」を選択します。

  2. 「サービス」タブを選択します。

  3. Siebelアプリケーション・サービスを選択し、「構成」ボタンをクリックします。

  4. 「システム構成」をクリックします。

    「システム構成」ページが表示されます。

  5. 新しく追加したターゲットを「キー・コンポーネント」としてマークし、「OK」ボタンをクリックします。

既存のエンタープライズからのサーバーまたはコンポーネントの削除

Siebel Enterpriseターゲットの作成後、そのエンタープライズから個々のサーバーまたはコンポーネントを手動で削除できます。ただし、これにより、Enterprise Managerリポジトリからそれぞれのターゲット情報が削除されます。

エントリが削除されると、Enterprise Managerはそのターゲットを監視しなくなります。そのエンタープライズに対して手動で再同期化を実行すると、Enterprise Managerは新しいシステム・トポロジにそのコンポーネントを含めます。

既存のエンタープライズからコンポーネントを手動で削除する場合、次の2つの方法が可能です。

  • 「すべてのターゲット」ページで、削除するサーバーまたはコンポーネントの上にマウスを移動して右クリックし、メニューから「ターゲット設定」「ターゲットの削除」の順に選択します。

  • Siebelホームページから、「エンタープライズ」タブを選択して、削除するエンタープライズを選択します。エンタープライズ名の隣にあるラジオ・ボタンを選択して、「削除」ボタンをクリックします。

    これにより、Siebelサーバー、ターゲットおよびすべてのエンタープライズ・コンポーネントが削除されます。