Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareユーザーズ・ガイド リリース12.1.0.4.0 B70515-02 |
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Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareは、ターゲット・サーバーのOracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)サービス・プロセッサと通信してハードウェア・インベントリ、状態および構成データを取得します。ホスト・オペレーティング・システムとサーバーのサービス・プロセッサの間にIPMIインタフェースが必要です。このインタフェースは、次のオペレーティング・システムではデフォルトで構成されています。
Oracle Solaris 11
Microsoft Windows Server 2008
Linuxベースのオペレーティング・システムでは、IPMIインタフェースを手動で構成する必要があります。以降の項で、Oracle ILOMサービス・プロセッサとの通信を有効にして監視する各サーバーで行う構成手順を示します。
監視対象のサーバーごとに、稼働しているオペレーティング・システムでIPMIインタフェースを有効にする必要があります。IPMIインタフェースへの読み書きを行うプロセスは、管理者権限を付与して実行される必要があります。セキュリティ上の理由から、Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareを実行する各サーバーでsudoコマンドの構成が必要です。
始める前に
次の構成手順を実行するには、サーバーで管理者権限を持っている必要があります。
# chkconfig --level 2345 ipmi on
Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareには、Oracle ILOMサービス・プロセッサからの情報の取得を行うhwmgmtcliと呼ばれるユーティリティが含まれています。次のオペレーティング・システムでhwmgmtcliユーティリティを実行するには、sudoの構成が必要です。
Oracle Solaris
Linuxベースのオペレーティング・システム
これらのオペレーティング・システムが稼働するサーバーで、Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle HardwareがIPMIインタフェースを使用してOracle ILOMサービス・プロセッサと正常に通信するには、Enterprise Managementエージェントに管理者権限が付与される必要があります。
注意 - 次の手順は、サーバーでのsudoの使用に影響します。 |
oracle ALL=(root) SETENV:AGENT_HOME/sbin/nmosudo *oracle ALL=(root) SETENV:AGENT_HOME/core/AGENT_VERSION/perl/bin/perlAGENT_HOME/core/AGENT_VERSION/../../plugins/oracle.sun.ossb.agent.plugin_12.1.0.4.0/scripts/emx/oracle_hardware/collect.pl *
ここで、AGENT_VERSIONは、使用するOracle Enterprise Managerエージェントのバージョン(12.1.0.4.0など)で、AGENT_HOMEは、Oracle Enterprise Managerエージェント・インストールのルート・ディレクトリです。
サーバーを監視用に構成したら、Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareをダウンロードし、Oracle Enterprise Manager管理サーバーにインポートします。その後、Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareを監視対象のサーバーにデプロイします。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareの最新バージョンは次の場所から入手できます。
http://www.oracle.com/goto/em-hw-plugin
以降の項で、Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareのインポート方法とデプロイ方法について説明します。このプロセスの詳細は、Oracle Enterprise ManagerのドキュメントでEnterprise Managerへの外部アーカイブのインポートについて確認してください。
始める前に
Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareをデプロイする前に、監視対象のサーバーを構成する必要があります。「サーバーの監視用の準備」を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareをデプロイするには、Oracle Enterprise Manager管理サーバーで管理者権限を持っている必要があります。
デフォルトではOracle Enterprise Managerインストール・ディレクトリ内のbinディレクトリにインストールされている、emcliコマンドにアクセスできる必要があります。
emcli login -username="sysman"
プロンプトが表示されたら、sysmanユーザーのパスワードを入力します。
emcli import_update -file="path/plug-in_version_oracle.sun.ossb_2000_0.opar" -omslocal
ここで、pathは、ステップ1で保存したファイルのパスで、plug-in_versionは、プラグインのバージョン番号(12.1.0.4.0など)です。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle HardwareがOracle Enterprise Manager管理サーバーにインポートされます。
始める前に
次の手順を実行する前に、Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareをインポートする必要があります。「管理サーバーへのプラグインのインポート」を参照してください。
「デプロイ先」ボタンがアクティブになります。
「管理サーバー上のプラグインをデプロイします」ダイアログ・ボックスが開きます。
「検索と選択: ターゲット」ウィンドウが開きます。
Oracle Hardware Plug-inが管理サーバーにインストールされます。
プラグインをEM管理サーバーにデプロイしたら、各ターゲット・サーバーで稼働しているEM管理エージェントにプラグインをデプロイします。また、次のUNIXベースのオペレーティング・システムが稼働している各ターゲット・サーバーで権限委任を構成する必要があります。
Oracle Solaris
Linuxベースのオペレーティング・システム
次の手順は、UNIXベースのオペレーティング・システムが稼働しているターゲット・サーバーにのみ必要です。
ターゲットの構成設定が開きます。
path/sudo -E -u %RUNAS% %COMMAND%
ここで、pathは、ターゲットのsudoバイナリのパスです。
ターゲットの構成への変更が保存されます。
始める前に
この手順を実行する前に、プラグインをOracle Enterprise Manager管理サーバーにデプロイする必要があります。「Oracle Enterprise Manager管理サーバーへのプラグインのデプロイ」を参照してください。
「プラグイン・アップグレード」画面が開きます。
「管理エージェント上のプラグインをデプロイします」ウィンドウが開きます。
「検索と選択: ターゲット」ウィンドウが開きます。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareが、選択したサーバーにデプロイされます。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareをサーバーにデプロイしたら、サーバーに対するOracleハードウェア・システム・ターゲットを作成します。監視対象のターゲット・サーバーごとにOracleハードウェア・システム・ターゲットを作成する次の手順を繰り返します。
「検索と選択: ターゲット」ウィンドウが開きます。
Oracleハードウェア・システムの追加ページが開きます。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareのアンデプロイのプロセスは、インストール時に行った手順を逆に実行することとOracle Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle HardwareをOracle Enterprise Manager管理サーバーと監視対象サーバーから削除することです。
始める前に
Oracle Enterprise Manager管理サーバーで権利者権限を持っている必要があります。
Oracle Enterprise Manager管理サーバーからアンデプロイする前に、Oracle Hardware Plug-inをすべてのサーバー管理エージェントからアンデプロイする必要があります。
「プラグイン」ページが開きます。
Oracle Hardware Plug-in行が選択されます。
「管理エージェントからのプラグインのアンデプロイ」ページが開きます。
「検索と選択: ターゲット」ウィンドウが開きます。
選択したターゲットが、「管理エージェントからのプラグインのアンデプロイ」ページにリストされます。
Oracle Hardware Plug-inがターゲット・サーバーからアンデプロイされます。