ヘッダーをスキップ
Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Plug-In for Oracle Hardwareユーザーズ・ガイド
リリース12.1.0.4.0

B70515-02
目次へ移動
目次

前のページへ移動
次のページへ移動

Oracleハードウェア・システム・ターゲットに関して使用可能なメトリック

この項では、各Oracleハードウェア・システム・ターゲットから収集されるメトリックの概要を示します。Oracleハードウェア・システム・ターゲットのホームページに移動して、ページの下部の「関連リンク」セクションの「すべてのメトリック」を選択すると、メトリックの現在の値が表示されます。Oracleハードウェア・システム・ターゲットのホームページの詳細は、「Oracleハードウェア・システム・ターゲット・ホームページの表示」を参照してください。

以降の項で、各メトリックとその収集頻度について説明します。

レスポンス・メトリック

レスポンス・メトリックは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットから10分間隔で収集されます。メトリック列「ステータス」に、Oracle ILOMサービス・プロセッサからデータが取得可能かどうかが表示されます。通信に問題がある場合、Oracle Enterprise Managerによってターゲットの可用性が「停止中」とマークされます。

システム情報メトリック

システム情報メトリックは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットから1時間間隔で収集されます。このメトリックでは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットのハードウェアの概要が示されます。次の表で、各メトリックについて説明します。

表1 - Oracleハードウェア・システム・ターゲットによって提供されるシステム情報メトリック
メトリック列
説明
モデル
サーバー・モデル識別子
システム・タイプ
ラック・マウントまたはブレード
シャーシ・モデル
ブレードが格納されているシャーシ。関連するブレードについてのみ表示されます。
シリアル番号
システムのシリアル番号
システム識別子
ILOMサービス・プロセッサで構成されているカスタム・サーバー識別子
プロセッサ・アーキテクチャ
取り付けられているCPUのアーキテクチャ(x86 64-bitなど)
プロセッサ・サマリー
取り付けられているCPUモデルのサマリー
システム・ファームウェア・バージョン
インストールされているシステム・ファームウェアのサマリー(BIOS、ILOMなど)

システム構成メトリック

システム構成メトリックは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットから1時間間隔で収集されます。このメトリックでは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットの構成パラメータが示されます。次の表で、各メトリックについて説明します。

表2 - Oracleハードウェア・システム・ターゲットによって提供されるメトリック
メトリック列
説明
ILOMアドレス
ILOMサービス・プロセッサのIPアドレス(ネットワークに接続されている場合)
ILOM MACアドレス
ILOMサービス・プロセッサのMACアドレス
シャーシ・アドレス
シャーシのIPアドレス(ブレード・サーバー・モジュールの場合のみ該当)
ホスト・プライマリMACアドレス
サーバーのプライマリ・ネットワーク・インタフェースのMACアドレス
許容電力消費量
ILOMサービス・プロセッサで構成されている、サーバーの最大許容電力消費量の実際の値

システム状態メトリック

システム状態メトリックは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットから10分間隔で収集されます。このメトリックでは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットの状態と検出された問題の概要が示されます。次の表で、各メトリックについて説明します。

表3 - Oracleハードウェア・システム・ターゲットによって提供されるシステム状態メトリック
メトリック列
説明
状態
システム全体の総合的な状態ステータス使用される値は、OK、警告、確認が必要です。
状態の詳細
現在の全体的な状態ステータスの説明
未解決の問題
システムで診断されたハードウェア関連の問題の数
冷却の状態
冷却サブシステム(ファン・モジュール、ファン、温度)の状態ステータス。使用される値は、OK、警告、確認が必要です。
冷却の状態の詳細
現在の冷却の状態ステータスの説明
プロセッサの状態
CPUの状態ステータス。使用される値は、OK、警告、確認が必要です。
プロセッサの状態の詳細
現在のプロセッサの状態ステータスの説明
メモリーの状態
メモリー・サブシステム(DIMM)の状態ステータス。使用される値は、OK、警告、確認が必要です。
メモリーの状態の詳細
現在のメモリーの状態ステータスの説明
電力の状態
電力サブシステム(電源装置、入力電力)の状態ステータス。使用される値は、OK、警告、確認が必要です。
電力の状態の詳細
現在の電力の状態ステータスの説明
ストレージの状態
ストレージ・サブシステム(ディスク、コントローラ、論理ボリューム、フラッシュ・モジュール)の状態ステータス。使用される値は、OK、警告、確認が必要です。
ストレージの状態の詳細
現在のストレージの状態ステータスの説明

メーター・メトリック

メーター・メトリックは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットから10分間隔で収集されます。このメトリックでは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットで検出された実際の値の概要が示されます。次の表で、各メトリックについて説明します。

表 - Oracleハードウェア・システム・ターゲットによって提供されるメーター・メトリック
メトリック列
説明
実際の電力消費量
サーバー全体の電力消費量の実際の値(ワット)
排気温度
サーバー・シャーシの排気温度の実際の値(摂氏)
吸気温度
サーバー・シャーシの吸気温度の実際の値(摂氏)

システム・インベントリ・メトリック

システム・インベントリ・メトリックは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットから4時間間隔で収集されます。このメトリックでは、Oracleハードウェア・システム・ターゲットのハードウェアの概要が示されます。次の表で、各メトリックについて説明します。

表5 - Oracleハードウェア・システム・ターゲットによって提供されるシステム・インベントリ・メトリック
メトリック列
説明
ディスク・コントローラ
検出されたディスク・コントローラの数。
イーサネットNIC
検出されたイーサネットNICの数。
取り付けられているアドオン・カード
検出されたアドオン・カードの数。
取り付けられているシャーシ・ファン
検出されたシャーシ・ファンの数。
取り付けられているCPU
検出された中央演算処理装置の数。
取り付けられているDIMM
検出されたデュアル・インライン・メモリー・モジュールの数。
取り付けられているディスク
検出されたディスク・ドライブの数。
取り付けられているディスクのサイズ
検出されたディスク・ドライブのサイズ。
取り付けられているFMOD
検出されたフラッシュ・モジュールの数。
インストール済メモリー
検出されたメモリーの合計サイズ。
取り付けられている電源装置
検出された電源装置の数。
取り付けられている電源ファン
検出された電源ファンの数。
論理ボリューム
存在する論理ボリュームの数。

システム・インベントリの上限

システム・インベントリの上限は、Oracleハードウェア・システム・ターゲットから24時間間隔で収集されます。上限では、Oracleハードウェア・システム・ターゲットに取り付け可能なハードウェアの最大数の概要が示されます。次の表で、各上限について説明します。

表6 - Oracleハードウェア・システム・ターゲットによって提供されるシステム・インベントリの上限
メトリック列
説明
最大シャーシ・ファン数
シャーシに取り付け可能なサーバー・シャーシ・ファンの最大数
最大電源ファン数
シャーシに取り付け可能な電源ファンの最大数
最大CPU数
シャーシに取り付け可能なプロセッサの最大数
最大DIMM数
シャーシに取り付け可能なメモリー・モジュールの最大数
最大電源装置数
シャーシに取り付け可能な電源装置の最大数
最大ディスク数
シャーシに取り付け可能なハード・ドライブの最大数
最大FMOD数
シャーシに取り付け可能なフラッシュ・ストレージ・モジュールの最大数

未解決の問題の詳細

未解決の問題の詳細は、Oracle ILOM 3.1以上を実行しているOracleハードウェア・システム・ターゲットから10分間隔で収集されます。未解決の問題の詳細は、サービス・プロセッサにより診断された問題を示し、原因を識別するのに役立つ情報を提供します。次の表で、オープンな問題の様々なプロパティについて説明します。

表7 - Oracleハードウェア・システム・ターゲットによって提供される未解決の問題の詳細
メトリック列
説明
コンポーネント
問題が検出されたハードウェア・コンポーネント
部品番号
部品番号についてのオプション情報
確率
未解決の問題の詳細で識別されたコンポーネントが、実際に問題のソースである確率
問題の説明
検出された問題についての詳細
参照ドキュメント
サービス・ドキュメントへのリンク(利用できる場合)
サブシステム
コンポーネントを含むサブシステム