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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド
12cリリース1 (12.1.0.1)
B65085-03
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14 拡張インストール・オプションを使用したADPのインストール

この章では、Enterprise Manager Cloud Control環境でアプリケーションの依存性とパフォーマンス(ADP)をインストールする方法について説明します。

この章の具体的な内容は次のとおりです。

アプリケーションの依存性とパフォーマンスのアークテクチャ

アプリケーションの依存性とパフォーマンス(ADP)は、Java EE、SOAおよびポータル・アプリケーションの分析を可能にするEnterprise Manager Cloud Controlの重要な機能の1つです。アプリケーション・スキーマ・モデル(Oracleインテリジェント・プラットフォームの中核)内の様々なアプリケーションのビルディング・ブロック間の複雑な関係を取得します。このようなアプリケーションを効果的に管理するために、企業は、ビジネス機能、関連付けられているインターコネクト・コンポーネントおよび基礎となるランタイム環境の間の複雑な関係をまず理解する必要があります。明確かつ正確な理解を可能とするために、IT組織では、異機種環境にまたがる総体的なサービス指向ビューが必要になります。

アプリケーション・スキーマに格納されるインサイトを使用してADPで実現できるアプリケーション・サービス管理(ASM)環境では、そのまま使用できるものを自己カスタマイズして、変化に応じて発展し、専門技術者の関与を最小限に抑えて、異機種環境における総体的なサービス指向のビューを提供します。

ADPは複数階層の完全に分散された構成可能なアーキテクチャを基盤として、企業のデプロイにおけるニーズの変化に対応する拡張性と柔軟性を提供します。

図14-1 ADPのアーキテクチャ

ADPのアーキテクチャ

ADPマネージャはADP ASMシステムのコア分析エンジンです。ADPマネージャはすべてのADP Javaエージェントからの要約済データによって、複雑な数学的モデリングや統計的計算をリアルタイムで実行します。ADPマネージャはバックアップとともに構成して、より高いレベルの可用性を実現できます。

ADP Javaエージェントは、ADP ASMシステムのデータ・コレクタです。ADP Javaエージェントはすべての管理アプリケーション・サーバーにデプロイされ、パフォーマンス管理の収集、コンテキスト関係の追跡、データの要約などの一連のタスクを最小限のオーバーヘッドでリアルタイムに実行します。

開始前

ADPマネージャまたはADPエージェントをインストールする前に、『基本インストレーション・ガイド』に記載されている要点を確認してください。

前提条件

ADPマネージャまたはADPエージェントをインストールする前に、『基本インストレーション・ガイド』に記載されている前提条件を満たしていることを確認してください。

インストール手順

この項の内容は次のとおりです。

事前に作成した管理対象サーバーへのADPマネージャのデプロイ

事前に作成した管理対象サーバーにADPマネージャをデプロイするには、SYSMANアカウント(デフォルトでは、Enterprise Managerとともにインストールされているスーパー管理者アカウント)でログインする必要があります。

この項で説明する項目は、次のとおりです。

OMSホストへのADPマネージャのデプロイ

事前に作成し、OMSホストで稼働中の管理対象サーバーにADPマネージャをデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. Cloud Controlで、「設定」メニューから「ミドルウェア診断」を選択します。

  2. 「ミドルウェア診断」ページで、「ADPマネージャのデプロイ」をクリックします。

    ADPマネージャのデプロイメント・ページが表示されます。

  3. 既存の管理対象サーバーにADPマネージャをデプロイするには、「既存の管理対象サーバーにデプロイします」を選択します。

    ADPマネージャのデプロイ

    次の手順を実行します。

    1. 「管理対象サーバー」メニューから、ADPマネージャ・アプリケーションをデプロイするWebLogic管理対象サーバーを選択します。ADPマネージャ・アプリケーションをデプロイするには、EMGC_ADPMANAGER*という名前の管理対象サーバーを選択していることを確認してください。

      たとえばEMGC_ADPMANAGER1EMGC_ADPMANAGER2などです。

    2. 「ADPマネージャ・レジストリ・ポート」、「ADPマネージャJavaプロバイダ・ポート」および「ADPマネージャ・コントローラ・ポート」のポート番号には、デフォルト値の51099、55003および55000がそれぞれ入力されています。これらの値は、カスタム値を入力することで必要に応じて変更できます。


    注意:

    ADPマネージャをデプロイできるのは、EMGCドメインの一部である管理対象サーバーのみです。

  4. 前述の手順で選択したホストに応じて、資格証明を入力するように求められます。考えられるケースは次のとおりです。

    • 管理サーバーが稼働中の同じホスト(EMGC_OMS1)を選択した場合は、「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」「Oracle WebLogicドメインの資格証明」を入力する必要があります。

    • ADPマネージャをデプロイするのに、管理サーバーと異なるホスト(EMGC_OMS2)を選択した場合は、「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」「Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明」だけでなく、「Oracle WebLogic管理対象サーバー・ホストの資格証明」も指定する必要があります。

    ここで、

    「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」は、WebLogic管理サーバーが稼働中のホストの資格証明です。

    「Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明」は、Enterprise Manager Cloud ControlのWebLogicドメインの資格証明です。

    「Oracle WebLogic管理対象サーバー・ホストの資格証明」は、管理対象サーバーが稼働中のホスト・マシンの資格証明です。

  5. デプロイをクリックしてジョブを発行します。

    ジョブ・ステータス・ページへのリンクが記載された「ADPデプロイメント・ステータス」ページが表示されたら、リンクをクリックして、送信したジョブのステータスを表示します。

OMSと別個のホストへのADPマネージャのデプロイ(リモート・デプロイ)

OMSと別個のホストにADPマネージャをデプロイ(リモート・デプロイ)するには、次の操作を実行します。

前提条件

OMSと別個ホストにADPマネージャをデプロイ(リモート・デプロイ)する前に、次の手順を実行します。


注意:

この項では、次の表記規則を使用します。
  • host-aは、OMSサーバーが稼働中のホストです。

  • host-bは、ホスト・マシンで稼働中のOMSがないリモート・ホストです。


  1. host-b(リモート・ホスト)に管理エージェントをインストールします。

    管理エージェントのインストールの詳細は、『基本インストレーション・ガイド』を参照してください。

  2. Enterprise Managerの「ソフトウェアのみのインストール」オプションを使用して、host-bにWebLogic Serverをインストールします。

    ソフトウェアのみのインストールの詳細は、次を参照してください。

    これらのWebLogic Serverビットは、host-aで実行中のEnterprise Managerドメインに登録する必要があるため、すべての管理対象サーバーは同じWebLogicドメインの下に表示されます。


    注意:

    インストールを正常に行うため、WebLogicドメインの異なるホスト上で稼働中のすべての管理対象サーバーが同じバージョンおよびパッチ・レベルである必要があります。

  3. 次の手順に従い、WebLogic Server管理コンソールを使用して新しい管理対象サーバー(ADPRemoteServer)を構成します。

    1. host-aのEnterprise Manager WebLogicドメイン・コンソール(EMGC_DOMAIN)にログインします。

      WebLogic Server管理コンソール・ホームページが表示されます。

    2. WebLogic Server管理コンソールのドメイン構造セクションから「環境」を選択して、「サーバー」をクリックします。

    3. 新規サーバーの作成ページで、サーバー名、サーバーのリスニング・アドレスおよびサーバーのリスニング・ポートを入力します。


      注意:

      サーバーのリスニング・アドレスがリモート・ホストのリスニング・アドレスに対応し、サーバーのリスニング・ポートがリモート・ホストで空いていることを確認します。

  4. 次の手順に従い、WebLogic Server管理コンソールを使用して新しいマシンを構成します。

    1. host-aのEnterprise Manager WebLogicドメイン・コンソール(EMGC_DOMAIN)にログインします。

      WebLogic Server管理コンソール・ホームページが表示されます。

    2. WebLogic Server管理コンソールのドメイン構造セクションから「環境」を選択して、「マシン」をクリックします。

    3. このマシンをhost-bで実行中のノード・マネージャに関連付けるには、リモート・ホストの。リスニング・アドレスとノード・マネージャのポート番号(デフォルトでは5556)を入力します。

      このノード・マネージャでは、主にリモート・ホストの起動と停止を制御します。

    4. 「終了」をクリックして、マシンを作成します。

  5. 新しく作成したマシンを選択し、「サーバー」をクリックして管理対象サーバー(ADPRemoteServer)をこのマシンに追加します。この手順により、host-bで実行中のノード・マネージャにマシンが関連付けられます。

  6. WebLogicドメインを拡張するには、次のコマンドを使用し、host-aで実行中のEnterprise Manager Cloud Controlドメインのテンプレートを作成します。

    ./pack.sh - domain = $DOMAIN_HOME -template = <absolute_path_to_the_new_weblogic_template> - template_name="My WebLogic Domain" -managed={true}
    
    Where:
    
    $DOMAIN_HOME is the location of EMGC domain on host-a.
    
    <absolute_path_to_the_new_weblogic_template> is the location where you want to create the template.
    
  7. emgcdomain.jarhost-a(OMSが稼働中の場所)からhost-b(リモート・ホスト)にコピーします。

  8. 次のコマンドを実行し、emgcdomain.jarテンプレートをhost-bに解凍します。

    ./unpack.sh -domain = $DOMAIN_HOME -template= <absolute_path_to_domain_template_created>
    
    Where:
    
    $DOMAIN_HOME is the domain location of EMGC on host-b (remote host)
    
    <absolute_path_to_domain_template_created> is the location of the template on host-b where emgcdomain.jar template is present.
    
  9. WebLogicドメインをノード・マネージャに登録するには、host-bで次の手順を実行します。

    1. 次のコマンドを実行して、ノード・マネージャのプロパティ・ファイルを更新し、リモート・ホストの監視を開始できるようにします。

      $WEBLOGIC_HOME/common/bin/wlst.sh

      nmEnroll($DOMAIN_HOME)

    2. 次のようにノード・マネージャを起動します。

      $WEBLOGIC_HOME/bin/startNodeManager.sh


      注意:

      ノード・マネージャを起動する前に、必ずノード・マネージャのプロパティ・ファイル内のプロパティを設定してください。プロパティは、次のいずれかの方法で設定できます。
      • プロパティstartScriptEnabled=trueを設定するには、nodemanager.propertiesファイルを手動で編集します。

      • $MIDDLWARE_HOME/oracle_common/common/bin/setNMProps.shのように、setNMProps.shスクリプトを実行します


    3. 次の手順を実行して、startWebLogic.shを変更します。

      1. 次の場所に移動します。

        - Unixの場合: $DOMAN_HOME/bin/startWebLogic.sh

        - Windowsの場合: $DOMAN_HOME/bin/startWebLogic.cmd

      2. 次のように、最大ヒープ・サイズ(-Xmx)を1.7GB (64ビット・システム)に設定し、最大Permanent Generation (-XX:MaxPermSize)を768M (64ビット・システム)に設定します。

        USER_MEM_ARGS="-Xms256m -Xmx1740m -XX:MaxPermSize=768m"

      3. 次のように、最大ヒープ・サイズを1.4GB (32ビット・システム)に設定し、最大Permanent Generationを512M (32ビット・システム)に設定します。

        USER_MEM_ARGS="-Xms256m -Xmx1434m -XX:MaxPermSize=512m"

  10. host-aで次の手順を実行し、次のようにADPRemoteServerを起動します。

    1. $OMS_HOME/sysman/jlibにあるemreposauthbean.jar<middleware_home>/wlserver_10.3/server/lib/mbeantypesにコピーします。ここで、$OMS_HOMEはhost-aのOMSサーバーの場所で、<middleware_home>はhost-b上にあります。

    2. 管理対象サーバー(ADPRemoteServer)が稼働中のホストに存在するEnterprise Managerエージェントのトラスト・ストアに、SSL証明書をインポートします。

    3. WebLogic Server管理コンソールから管理対象サーバー(ADPRemoteServer)を起動し、WebLogic Serverの設定を完了します。

  11. host-bで稼働中の新しい管理対象サーバーを検出するには、次の手順を実行します。

    1. Cloud Controlで、「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択します。

      「ミドルウェア」ページで、稼働中のWebLogic Serverのリストから、管理対象サーバーがデプロイされるWebLogicドメイン(EMGC_DOMAIN)を選択します。

    2. Cloud Controlの「ドメイン」ページで、「Oracle WebLogicドメイン」メニューから「WebLogicドメインのリフレッシュ」を選択します。

      新規のサーバーがEnterprise Manager Cloud Controlドメインに登録されます。

  12. サーバーを再起動し、すべての変更内容を有効にします。

インストール手順

OMSと別個のホストにADPマネージャをデプロイ(リモート・デプロイ)するには、次の手順を実行します。


注意:

リモート・デプロイを正常に行うには、次の点を確認します。
  • Enterprise Managerエージェントをリモート・マシンにインストールし、同じEnterprise Manager Cloud Controlドメイン(EMGC_DOMAIN)内に存在する別の管理対象サーバーで稼働中のOMSを指すようにします。

  • リモートのWebLogic Serverのバージョンおよびパッチ・レベルが、Enterprise Managerドメイン(EMGC_DOMAIN)のサーバーのものと一致している必要があります。バージョンおよびパッチ・レベルが確実に一致するように、Enterprise ManagerのOUIインストールで、「ソフトウェアのみのインストール」オプションを選択してWeblogicをインストールすることをお薦めします。


  1. Cloud Controlで、「設定」メニューから「ミドルウェア診断」を選択します。

  2. ミドルウェア診断ページで、「アプリケーションの依存性とパフォーマンス・マネージャのデプロイ(ADP)」をクリックします。

    ADPマネージャのデプロイメント・ページが表示されます。

  3. OMSと別個のホストで稼働中の管理対象サーバーにADPマネージャをデプロイするには、次の手順を実行します。

    1. 「既存の管理対象サーバーにデプロイします」を選択します。たとえばEMGC_ADPMANAGER2EMGC_ADPMANAGER3などです。

    2. 「ADPマネージャ・レジストリ・ポート」、「ADPマネージャJavaプロバイダ・ポート」および「ADPマネージャ・コントローラ・ポート」のポート番号には、デフォルト値の51099、55003および55000がそれぞれ入力されています。これらの値は、カスタム値を入力することで必要に応じて変更できます。

  4. 「資格証明」セクションで、「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」「Oracle WebLogicドメインの資格証明」および「Oracle WebLogic管理対象サーバー・ホストの資格証明」を指定します。

    ここで、

    「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」は、WebLogic管理サーバーが稼働中のホストの資格証明です。

    「Oracle WebLogicドメインの資格証明」は、Enterprise Manager Cloud ControlのWebLogicドメインの資格証明です。

    「Oracle WebLogic管理対象サーバー・ホストの資格証明」は、管理対象サーバーが稼働中のホスト・マシンの資格証明です。

  5. デプロイをクリックしてジョブを発行します。

    進行状況ページが開き、ジョブ処理ページへのリンクが表示されます。このリンクをクリックすると、発行したジョブのステータスを確認できます。

ADPエージェントのデプロイ(リモート・デプロイ)

Enterprise Manager WebLogicドメイン内に存在する管理エージェントで監視されるWebLogicドメインにADPエージェントをデプロイするには、次の手順を実行します。


注意:

この項では、次の表記規則を使用します。
  • host-aは、ADPエージェントがデプロイされるWebLogicドメインに対応します。

  • host-bは、host-aでWebLogicドメインを監視するために管理エージェントがデプロイされるEnterprise Managerドメイン(EMGC_DOMAIN)に対応します。


  1. Cloud Controlで、「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択します。

    「ミドルウェア」ページには、Cloud Controlで検出および管理されるすべてのミドルウェア・ターゲットの一覧が表示されます。ターゲット名をクリックして、対象のターゲットを選択します。

  2. 「ミドルウェア」ページで、「Oracle WebLogicドメイン」をクリックします。選択したドメインがEnterprise Manager Cloud Controlドメイン(EMGC_DOMAIN)でないことを確認します。


    注意:

    ADPエージェントは、Enterprise Managerドメイン内に存在する管理対象サーバー(WebLogic Server)にはデプロイできません。

    選択したドメイン内に存在するすべての管理対象サーバーがドメインのホームページに表示されます。

  3. 「WebLogicドメイン」メニューから「診断」を選択し、「診断エージェントの設定」をクリックして、選択した管理対象サーバーにADPエージェントをデプロイします。

  4. 「診断エージェントのデプロイ」ページで、ADPエージェントをデプロイするOracle WebLogic Server (管理対象サーバー)を選択します。


    注意:

    それぞれの管理対象サーバーにデプロイする診断エージェントだけが選択されていることを確認し、その他の選択は解除してください。

    ADPエージェントは、選択した管理対象サーバーだけでなく、選択したドメインの管理サーバーにもデプロイされます。


    デフォルトでは、次のサーバーが選択解除されています。

    • 管理サーバー。

    • 稼働中でないすべての管理対象サーバー。

    • 「デプロイされたバージョン」「デプロイするバージョン」が同じ場合、デプロイ済のADPエージェントのステータスは稼働中です。

  5. 「診断エージェント構成」セクションで、選択したエージェントのADP構成プロパティを入力します。

    • 「ADPマネージャ」リストから、必要なADPマネージャを選択します。

      デプロイ後のADPエージェントは、選択したADPマネージャにレポートします。

    • 「リモート起動構成の更新」オプションを選択している場合は、プロセスの監視が円滑になるように、複数の構成スクリプトがバックグラウンドで実行されます。ノード・マネージャを使用して、ADPエージェントがデプロイされているWebLogic Serverの起動と停止を制御する場合は、このオプションを選択してください。


    重要:

    host-bで管理エージェントを使用して、host-aでWebLogicドメインが検出された場合は、次の手順を実行する必要があります。
    1. 次の場所に移動します。

      <WEBLOGIC_HOME>/server/lib
      
      Where,
      <WEBLOGIC_HOME> is the full abstract path to the Weblogic home for the monitored WebLogic domain on host-a.
      
    2. 次の操作を実行してwlfullclient.jarを生成します。

      WebLogic Serverのバージョンが10.3.x以上の場合は、次のコマンドを実行します。

      java -jar wljarbuilder.jar
      

      WebLogic Serverのバージョンが10.3.x未満または10.3.0の場合は、それ以外のWebLogicインストール(10.3.x以上)を使用してwlfullclient.jarを作成します。

      たとえば、Enterprise ManagerではJDK6を使用するため、wlfullclient.jarの生成には、EMGCドメインに対応する<WEBLOGIC_DOMAIN>を使用できます。

    3. 次のファイルを<WEBLOGIC_HOME>/server/lib/から<AGENT_HOME>/sysman/jlibディレクトリにコピーします。

      - wlfullclient.jar

      - wljmxclient.jar

      - webserviceclient+ssl.jar

      - wlcipher.jar

      <AGENT_HOME>は、host-b上の管理エージェントのOracleホームです。


  6. host-b上に存在する管理エージェントが、ADPエージェントがデプロイされるhost-a (リモート・エージェント)上のWebLogicドメインの監視に使用される場合は、「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」「Oracle WebLogicドメインの資格証明」「Oracle Enterprise Manager WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」および「Oracle Enterprise Manager WebLogicドメインの資格証明」を指定します。

    ここで、

    「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」は、監視対象のドメインの存在を検出するのに管理エージェントが使用されるhost-bの資格証明です。

    「Oracle WebLogicドメインの資格証明」は、ADPエージェントがデプロイされるhost-aのWebLogicドメインの資格証明です。

    「Oracle Enterprise Manager WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」は、EMGC_DOMAINの管理サーバーが存在するhost-bの資格証明です。

    「Oracle Enterprise Manager WebLogicドメインの資格証明」は、host-b (EMGC_DOMAIN)のWebLogicドメインの資格証明です。

  7. デプロイをクリックしてジョブを発行します。

    ステータス・ページが開き、ジョブ・ステータスへのリンクが表示されます。このリンクをクリックすると、発行したジョブのステータスを確認できます。


    注意:


インストール後

ADP管理対象サーバーまたはADPエージェントをインストールしたら、『基本インストレーション・ガイド』に記載されている手順に従います。