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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド
12cリリース1 (12.1.0.1)
B65085-03
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E トラブルシューティング

この付録では、Enterprise Manager Cloud Controlの操作中に発生する可能性がある問題のトラブルシューティング方法について説明します。

コンフィギュレーション・アシスタント障害のトラブルシューティング

この項では、次のコンフィギュレーション・アシスタントが失敗した場合に参照する必要があるログ・ファイルと実行する必要があるアクションについて説明しています。

プラグイン前提条件チェック・コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

  • $<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

  • $<OMS_HOME>/cfgtoollogs/pluginca/configplugin_prereq_check_<timestamp>.log

回避手順

次のコマンドを実行します。

$<OMS_HOME>/oms/bin/pluginca -action prereqCheck -oracleHome <oms_home_path> -middlewareHome <middleware_home_path> -plugins <plugin_id>=<plugin_version>


注意:

プラグインが複数ある場合、プラグインの詳細をカンマで区切ってください。たとえば、-plugins <plugin_id>=<plugin_version>, <plugin_id>=<plugin_version>となります。

リポジトリ・コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

  • $<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

  • $<OMS_HOME>/sysman/log/schemamanager/m_<timestamp>/m_<timestamp>.<ACTION>/


注意:

<ACTION>は、スキーマ・アクションのいずれか(CREATE、TRANSX、MY_ORACLE_SUPPORTなど)を指しています。

回避手順

次の手順を実行します。

  1. 問題の原因を解決します。

  2. 次のコマンドを実行して、管理リポジトリをクリーンアップします。

    $<OMS_HOME>/sysman/admin/emdrep/bin/RepManager <repository_database_host> <repository_database_port> <repository_database_sid> -action dropall -dbUser <repository_database_user> -dbPassword <repository_database_password> -dbRole <repository_database_user_role> -mwHome <middleware_home> -mwOraHome <oms_oracle_home> -oracleHome <oms_oracle_home>


    注意:

    • Microsoft Windowsの場合は、RepManager.batを起動してください。

    • OMSホームのRepManager 12.1と11.1では、-action dropall(SYSMANとSYSMAN_MDSの両方を削除)および-action drop(SYSMANのみを削除)をサポートしています。

    • RepManager 10.2.0.5では、-action drop(SYSMANのみを削除)をサポートしています。

    • アクションdropallですべてのリポジトリ・オブジェクトが削除されない場合があります。この問題と使用する回避策の詳細は、My Oracle Supportのノート1365820.1を参照してください。


  3. コンフィギュレーション・アシスタントを再実行します。

    グラフィック・モードでインストールする場合は、Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ウィザードに戻り、「再試行」をクリックします。

    「再試行」をクリックする前にインストーラを誤って終了した場合、同じ画面を表示するためにインストーラを再起動しないでください。かわりに、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを起動してください。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}

    サイレント・モードでインストールする場合は、OMSホームからrunConfig.shスクリプトを再実行します。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、runConfig.batを実行します。

MDSスキーマ・コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

$<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/emmdscreate_<timestamp>.log

詳細は、次のログ・ファイルを参照してください。

  • <OMS_HOME>/sysman/log/schemamanager/m_<timestamp>/m_<timestamp>.CREATE/mds.log

  • $<OMS_HOME>/sysman/log/schemamanager/m_<timestamp>/m_<timestamp>.CREATE/rcu.log

回避手順

次の手順を実行します。

  1. OMSホームから次のコマンドを実行して、MDSスキーマを削除します。

    $<OMS_HOME>/sysman/admin/emdrep/bin/mdsschemamanager.pl -action=-dropRepository -connectString=<database_connect_string> -dbUser= <database_user> -dbPassword=<database_password> -oracleHome=<OMS_oracle_home> -mwHome=<middleware_home>

    ここで、<database_connect_string>は、<database_host>:<database_port>:<database_sid>という形式にします。

  2. コンフィギュレーション・アシスタントを再実行します。

    グラフィック・モードでインストールする場合は、Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ウィザードに戻り、「再試行」をクリックします。

    「再試行」をクリックする前にインストーラを誤って終了した場合、同じ画面を表示するためにインストーラを再起動しないでください。かわりに、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを起動してください。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}

    サイレント・モードでインストールしている場合は、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを再実行します。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、runConfig.batを実行します。

OMSコンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

  • OMSコンフィギュレーション・アシスタントの実行開始前にインストーラが失敗した場合は、次のログ・ファイルを参照してください。

    $<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

  • OMSコンフィギュレーション・アシスタントの実行開始後にインストーラが失敗した場合は、次のログ・ファイルを参照してください。

    $<OMS_HOME>/cfgtoollogs/omsca/omsca_<timestamp>.log

回避手順

次の手順を実行します。

  1. ミドルウェア・ホームからJavaプロセスが実行されているかどうかを確認します。これを行うには、OMSが実行されているホストから次のコマンドを実行します。

    ps -ef | grep java | grep <Oracle_Middleware_Home>

  2. 次のコマンドを実行して、インストーラ関連のJavaプロセスを除くすべての実行中プロセスを停止します。インストーラ関連のJavaプロセスは一時ディレクトリから実行されるため、そのディレクトリからのプロセスは無視してかまいません。

    kill -9 <process_id>

  3. 次のコマンドを実行して、Oracle Management Serviceインスタンス・ベースを削除します。

    rm -rf <OMS_Instance_Home>

  4. コンフィギュレーション・アシスタントを再実行します。

    グラフィック・モードでインストールする場合は、Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ウィザードに戻り、「再試行」をクリックします。

    「再試行」をクリックする前にインストーラを誤って終了した場合、同じ画面を表示するためにインストーラを再起動しないでください。かわりに、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを起動してください。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}

    サイレント・モードでインストールしている場合は、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを再実行します。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、runConfig.batを実行します。

プラグインのデプロイおよびコンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

  • $<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

  • $<OMS_HOME>/cfgtoollogs/pluginca/configplugin_deploy_<timestamp>.log

回避手順

次のコマンドを実行します。

$<OMS_HOME>/oms/bin/pluginca -action deploy -oracleHome <oms_home_path> -middlewareHome <middleware_home_path> -plugins <plugin_id>=<plugin_version>


注意:

プラグインが複数ある場合、プラグインの詳細をカンマで区切ってください。たとえば、-plugins <plugin_id>=<plugin_version>, <plugin_id>=<plugin_version>となります。

Oracle Management Serviceの起動コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

$<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

回避手順

次のコマンドを実行します。

$<OMS_HOME>/bin/emctl start oms

プラグイン・インベントリの移行コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

$<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

回避手順

次の手順を実行します。

  1. 問題の原因を解決します。

  2. コンフィギュレーション・アシスタントを再実行します。

    グラフィック・モードでインストールする場合は、Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ウィザードに戻り、「再試行」をクリックします。

    「再試行」をクリックする前にインストーラを誤って終了した場合、同じ画面を表示するためにインストーラを再起動しないでください。かわりに、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを起動してください。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}

    サイレント・モードでインストールする場合は、OMSホームからrunConfig.shスクリプトを再実行します。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、runConfig.batを実行します。

Oracle Configuration Managerリピーター・コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

$<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

回避手順

次の手順を実行します。

  1. 問題の原因を解決します。

  2. コンフィギュレーション・アシスタントを再実行します。

    グラフィック・モードでインストールする場合は、Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ウィザードに戻り、「再試行」をクリックします。

    「再試行」をクリックする前にインストーラを誤って終了した場合、同じ画面を表示するためにインストーラを再起動しないでください。かわりに、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを起動してください。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}

    サイレント・モードでインストールしている場合は、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを再実行します。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、runConfig.batを実行します。

OMSのOCM構成コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

$<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

回避手順

次の手順を実行します。

  1. 問題の原因を解決します。

  2. コンフィギュレーション・アシスタントを再実行します。

    グラフィック・モードでインストールする場合は、Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ウィザードに戻り、「再試行」をクリックします。

    「再試行」をクリックする前にインストーラを誤って終了した場合、同じ画面を表示するためにインストーラを再起動しないでください。かわりに、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを起動してください。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}

    サイレント・モードでインストールしている場合は、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを再実行します。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、runConfig.batを実行します。

エージェント・コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

  • $<AGENT_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

  • secureが失敗した場合、次のログ・ファイルを参照してください。

    $<AGENT_HOME>/sysman/log/secure.log

  • ログ・ファイルで、次の文を検索します。

    重度: プラグイン構成に失敗しました。

    この文が見つかった場合、次のログ・ファイルを確認してください。

    $<AGENT_INSTANCE_HOME>/install/logs/agentplugindeploy_<timestamp>.log

回避手順

次の手順を実行します。

  1. 問題の原因を解決します。

  2. コンフィギュレーション・アシスタントを再実行します。

    グラフィック・モードでインストールする場合は、Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ウィザードに戻り、「再試行」をクリックします。

    「再試行」をクリックする前にインストーラを誤って終了した場合、同じ画面を表示するためにインストーラを再起動しないでください。かわりに、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを起動してください。

    $<AGENT_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<agent_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、runConfig.batを実行します。

    サイレント・モードでインストールする場合は、管理エージェント・ホームから次のコマンドを実行します。

    $<AGENT_HOME>/sysman/install/agentDeploy.sh OMS_HOST=<oms_host_name> EM_UPLOAD_PORT=<oms_upload_https_port> AGENT_REGISTRATION_PASSWORD=<agent_reg_password>


    注意:

    EM_UPLOAD_PORT引数のHTTPSポート(セキュア・ポート)を入力してください。

エージェント・アップグレード・コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

エージェント・アップグレード・コンフィギュレーション・アシスタントが失敗した場合、次のログ・ファイルを参照してください。

$<AGENT_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/CfmLogger_<timestamp>.log

回避手順

問題の原因を解決し、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールの「ジョブ」ページからコンフィギュレーション・アシスタントを再実行してください。


注意:

ここで言及されている「ジョブ」ページは、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールの以前のリリースに含まれるページを指しています。

リポジトリ・アップグレード・コンフィギュレーション・アシスタント

ログ・ファイル

次のログ・ファイルを参照します。

$<OMS_HOME>/cfgtoollogs/cfgfw/emmdscreate_<timestamp>.log

$<OMS_HOME>/sysman/log/schemamanager/m_<timestamp>/m_<timestamp>.<ACTION>/


注意:

(<ACTION>は、PREUPGRADE、UPGRADE、TRANSXなど、スキーマ・アクションのいずれかを指しています。)

回避手順

次の手順を実行します。

  1. 問題の原因を解決します。

  2. コンフィギュレーション・アシスタントを再実行します。

    グラフィック・モードでインストールする場合は、Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ウィザードに戻り、「再試行」をクリックします。

    「再試行」をクリックする前にインストーラを誤って終了した場合、同じ画面を表示するためにインストーラを再起動しないでください。かわりに、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを起動してください。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}

    サイレント・モードでインストールしている場合は、OMSホームからrunConfig.sh (Microsoft Windowsの場合はrunConfig.bat)スクリプトを再実行します。

    $<OMS_HOME>/oui/bin/runConfig.sh ORACLE_HOME=<oms_home_path> MODE=perform ACTION=configure COMPONENT_XML={encap_oms.1_0_0_0_0.xml}


    注意:

    Microsoft Windowsの場合は、runConfig.batを実行します。

ADPとJVMD障害のトラブルシューティング

この項では、ADP/JVMDマネージャおよびADP/JVMDエージェントのデプロイ中に発生するエラーのトラブルシューティング方法を説明します。

ADPマネージャ名の競合

エラー・メッセージ

ADPマネージャをインスタンス(例: EMGC_ADPMANAGER2)が完全に削除されていない既存の管理対象サーバーにデプロイすると、同じ名前を持つADPマネージャの新しいデプロイメントは、次のエラーにより解凍ステップで失敗します。

@ Are you sure you haven't deployed adp manager to a managed server with name  
@ <ADP_managed_server> already?

回避手順

既存の管理対象サーバーを完全に削除するには、次の手順を実行します。

  1. 第19章に記載されている手順に従って、ADPマネージャ・アプリケーション、およびADPアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを削除します。

  2. 管理対象サーバーが存在していたホスト・マシンに接続し、次の場所に移動して、管理対象サーバー(EMGC_ADPMANAGER2)を手動で削除します。

    $DOMAIN_HOME/<ADP_managed_server>
    
    Where, $DOMAIN_HOME is the location of the Cloud Control domain
    

ターゲットへのADPエージェントのデプロイの失敗

エラー・メッセージ

ADPエージェントのデプロイ中、次のエラーにより、ターゲットへのADPエージェントのデプロイ・ステップで、デプロイ・ジョブが失敗する場合があります。

https://<host>:<port>/HttpDeployer/HttpDeployerServletに接続できませんでした

また、ターゲットへのHttpDeployerのデプロイ(前のステップ)の出力をチェックすると、次のメッセージを確認できます。

操作は保留中です。進行中の編集セッションがアクティブ化されるとアクティブ化され、取り消されるとこの操作は取り消されます。

回避手順

このエラーを修正するには、次の手順を実行します。

  1. ADPエージェントをデプロイする予定だったドメインのWebLogic管理コンソールにログインします。

  2. 「管理」ホームページで、「変更の保存」または「変更の破棄」をクリックし、ADPエージェントのデプロイを再度開始します。

SSLハンドシェイクの失敗によるエージェント・デプロイメント・エラー

エラー・メッセージ

WebLogicドメインでデモ用の証明書を使用してSSLが有効化されている場合、SSLハンドシェイクの失敗によりエージェントのデプロイメントが失敗する可能性があります。一般的に、デモ用の証明書がAgentTrust.jksにないため次のエラーが発生します。

Certificate chain received from myhost.acme.com - 123.34.11.11 was not trusted causing SSL handshake failure. Check the certificate chain to determine if it should be trusted or not. If it should be trusted, then update the client trusted CA configuration to trust the CA certificate that signed the peer certificate chain. If you are connecting to a WLS server that is using demo certificates (the default WLS server behavior), and you want this client to trust demo certificates, then specify -Dweblogic.security.TrustKeyStore=DemoTrust on the command line for this client.

注意: WebLogicドメインが本番の資格証明を使用している場合、AgentTrust.jksは有名なCAから取得した信頼できる資格証明を持つため、この問題は発生しません。

回避手順

このエラーを修正するには、次の手順に従って、WebLogicのデモ用証明書を管理エージェントのキーストアにインポートします。

  1. WebLogicのデモ用の証明書をcacertsファイルからエクスポートします。このファイルは、ミドルウェア・インストールのWebLogicホームの下の次の場所にあります。

    keytool -export -keystore $WEBLOGIC_HOME/server/lib/cacerts -alias certgencab -file mycert.cer

    パスワードを求めるプロンプトが表示されたら、Enterキーを押します。

  2. 次のようにWebLogicのデモ用の証明書をOracle Management Agentのトラストストアにインポートします。

    keytool -import -keystore $ORACLE_HOME/core/12.1.0.0.0/stage/sysman/config/montrust/AgentTrust.jks -alias wlscertgencab -file mycert.cer

    プロンプトが表示されたら、パスワードwelcomeを入力し、[Enter]を押します。

証明書が正しくインポートされたか確認するために、次のコマンドを実行します。

keytool -list -keystore $ORACLE_HOME/core/12.1.0.0.0/stage/sysman/config/montrust/AgentTrust.jks

ここでの$ORACLE_HOMEはOracle Management Agentホームです。

パスワードを求めるプロンプトが表示されたら、[Enter]を押します。名前がwlscertgencabの証明書が現在の日付で生成されます。

ADPエージェントのZipまたはJavadiagnosticagent Earのコピー・ステップの失敗

エラー・メッセージ

OMSをインストールしたユーザーと管理エージェントが同じグループに存在しない場合、次のエラーにより、ADPエージェントのエージェントZipのコピー・ステップ、およびJVMDエージェントのJavadiagnosticagent Earのコピー・ステップでジョブが失敗します。

oracle.sysman.emSDK.emd.comm.RemoteOperationException: Error while streaming
JobReader:java.io.IOException: Broken pipe

回避手順

エラーを修正するには、OMSホストのユーザー資格証明を使用してEnterprise Managerエージェントをインストールします。

または

ジョブがOMSホスト・ユーザーによって実行されているとみなされるように、エージェント・ホストのsudoまたはPowerbroker設定を有効にします。

sudoまたはPowerbrokerの設定を行うには、次を実行します。

  1. Cloud Controlで、「設定」メニューから「セキュリティ」を選択し「権限委任」をクリックします。

  2. 「権限委任設定の管理」ページで、次を実行します。

    1. タイプ・メニューから「Sudo」または「Powerbroker」を選択します。

    2. ホスト名を入力するか、ホスト・ターゲットのリストから名前を選択します。選択したホストがEMエージェントに対応していることを確認します。このエージェントは、ADP/JVMDエージェントをデプロイする必要があるWebLogicドメインを監視するエージェントである必要があります。

    3. 「実行」をクリックします。

削除の失敗のトラブルシューティング

「共有エージェントの削除」の説明に従って共有エージェントを削除する際、次のエラーが表示されることがあります。

SEVERE:The home <AGENT_HOME> cannot be deinstalled. Please deinstall all referenced home(s) <REFERENCE_HOME>

次に例を示します。

SEVERE:The home /tmp/agt_install/core/12.1.0.1.0 cannot be deinstalled. Please deinstall all referenced home(s) /tmp/agt_install/plugins

エラーが表示される場合、次の手順に従って共有エージェントを削除します。

  1. 中央インベントリからデタッチする依存プラグインおよびsbinホームを識別します。

    1. 共有エージェントがインストールされているホストで、中央インベントリから次のファイルを開きます。

      <absolute_path>/oraInventory/ContentsXML/inventory.xml

    2. <REFHOMELIST></REFHOMELIST>タグ内にリストされている依存プラグインをメモします。

      次に例を示します。

      <HOME NAME="nfs5515" LOC="/home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.0.0" TYPE="O" IDX="1">
      <REFHOMELIST>
      <REFHOME LOC="/home/john/software/oracle/agent/plugins/oracle.sysman.oh.discovery.plugin_12.1.0.0.0"/>
      <REFHOME LOC="/home/john/software/oracle/agent/plugins/oracle.sysman.db.discovery.plugin_12.1.0.0.0"/>
      <REFHOME LOC="/home/john/software/oracle/agent/plugins/oracle.sysman.emas.discovery.plugin_12.1.0.0.0"/>
      <REFHOME LOC="/home/john/software/oracle/agent/plugins/oracle.sysman.oh.agent.plugin_12.1.0.0.0"/>
      </REFHOMELIST>
      </HOME>  
      
    3. <REFHOMELIST></REFHOMELIST>タグ内にリストされているsbinディレクトリをメモします。

      次に例を示します。

      <HOME NAME="nfs5515" LOC="/home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.0.0" TYPE="O" IDX="1">
      <REFHOMELIST>
      <REFHOME LOC="home/john/software/oracle/agent/sbin"/>
      </REFHOMELIST>
      
    4. 手順1 (b)で識別した依存プラグインを中央インベントリからデタッチします。これを行うには、共有エージェントがインストールされているホストに表示されるマスター・エージェント・ホームから次のコマンドを実行します。

      $<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller -detachHome -silent -waitForCompletion -invPtrLoc <absolute_path>/oraInst.loc ORACLE_HOME=<plug-in_home> -nogenerateGUID

      次に例を示します。

      /home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0/oui/bin/runInstaller -detachHome -silent -waitForCompletion -invPtrLoc /home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0/oraInst.loc ORACLE_HOME=/home/john/software/oracle/agent/plugins/oracle.sysman.emas.discovery.plugin_12.1.0.1.0 -nogenerateGUID


      注意:

      この手順では一度に1つのプラグインのみがデタッチされます。したがって、複数のプラグインがある場合、この手順を繰り返してその他の依存プラグインをデタッチします。

    5. 手順1 (c)で識別したsbinホームを中央インベントリからデタッチします。これを行うには、共有エージェントがインストールされているホストに表示されるマスター・エージェント・ホームから次のコマンドを実行します。

      $<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller -detachHome -silent -waitForCompletion -invPtrLoc <absolute_path>/oraInst.loc ORACLE_HOME=<sbin_home> -nogenerateGUID

      次に例を示します。

      /home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0/oui/bin/runInstaller -detachHome -silent -waitForCompletion -invPtrLoc /home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0/oraInst.loc ORACLE_HOME=/home/john/software/oracle/agent/sbin -nogenerateGUID

  2. 共有エージェントを削除します。これを行うには、共有エージェントがインストールされているホストに表示されるマスター・エージェント・ホームから次のコマンドを実行します。

    $<AGENT_HOME>/perl/bin/perl <AGENT_HOME>/sysman/install/NFSAgentDeInstall.pl AGENT_INSTANCE_HOME=<absolute_path_to_agent_instance_home> ORACLE_HOME=<absolute_path_to_agent_home>

    次に例を示します。

    /home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0/perl/bin/perl /home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0/sysman/install/NFSAgentDeInstall.pl AGENT_INSTANCE_HOME=/home/john/software/oracle/agent/agent_inst ORACLE_HOME=/home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0