Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド 12cリリース1 (12.1.0.1) B65085-03 |
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この章では、Oracle Management Agent (管理エージェント)を削除する方法について説明します。この章の具体的な内容は次のとおりです。
注意: クラスタで、管理エージェントをすべてのノードから1つずつ確実に削除するようにしてください。そのためには、この章で説明されている手順に従ってください。 |
管理エージェントを削除する前に、次の作業を実行します。
管理エージェント・ホームから次のコマンドを実行して、それを停止します。
$<AGENT_HOME>/bin/emctl stop agent
Cloud Controlコンソールで管理エージェントが使用不可状態になるまで待機します。
EM CLIがインストールされている任意のホストから、管理エージェントのターゲットおよび監視対象ターゲットを削除します。
emcli delete_target
-name="example.com:1836"
-type="oracle_emd"
-delete_monitored_targets
注意: EM CLIの詳細および設定の手順は、『Oracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース』ガイドを参照してください。 |
この項の内容は次のとおりです。
グラフィック・モードで管理エージェントを削除するには、次の手順を実行します。
注意: この手順に示されている順序でコンポーネントを削除してください。そうでない場合、インストール・ウィザードにエラーが表示されます。 |
次のコマンドを実行して、管理エージェント・ホームからインストーラを起動します。
$<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall ORACLE_HOME=<absolute_path_to_agent_home> [-removeallfiles] [-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
注意:
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注意: runInstaller またはsetup.exe を起動したとき、Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードが表示されない場合、/stage ディレクトリにアクセスしていない可能性があります。
インストール・ウィザードは、クラスパス変数をOPatch用に |
インストール・ウィザードで、「インストールされた製品」をクリックします。
「インベントリ」画面でプラグイン・ホームを選択し、「削除」をクリックします。
「インベントリ」画面でsbin
ホームを選択し、「削除」をクリックします。
「インベントリ」画面で管理エージェントを選択し、「削除」をクリックします。
エージェント・ベース・ディレクトリを手動で削除します。インストール・ベース・ディレクトリの詳細は、「エージェント・ベース・ディレクトリとは」を参照してください。
UNIXプラットフォームの場合:
rm -rf <absolute_path_to_agent_base_dir>
Microsoft Windowsプラットフォームの場合:
del <absolute_path_to_agent_base_dir>
この項では、管理エージェントをサイレント・モードで削除する次の方法について説明します。
インストーラを使用してサイレント・モードで管理エージェントを削除するには、次の手順に従います。
注意: この手順に示されている順序でコンポーネントを削除してください。そうでない場合、インストール・ウィザードにエラーが表示されます。 |
プラグイン・ホームを削除します。
$<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={absolute_path_to_plug-in_home}" ORACLE_HOME=<absolute_path_to_agent_home> [-removeallfiles] [-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
注意:
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次に例を示します。
$<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={/home/oracle/agent/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.1.0,/home/oracle/agent/plugins/oracle.sysman.emct.oms.plugin_12.1.0.1.0}" ORACLE_HOME=/home/oracle/middleware/agent/core/12.1.0.1.0 -removeAllFiles -invPtrLoc /home/oracle/oraInst.loc
sbin
ホームを削除します。
$<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={absolute_path_to_sbin_directory}" ORACLE_HOME=<absolute_path_to_agent_home> [-removeAllFiles] [-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
次に例を示します。
$<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={/home/oracle/agent/sbin}"
ORACLE_HOME=/home/oracle/middleware/agent/core/12.1.0.1.0 -removeAllFiles
-invPtrLoc /home/oracle/oraInst.loc
管理エージェントを削除します。
$<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={absolute_path_to_agent_oracle_home}" ORACLE_HOME=<absolute_path_to_agent_home> -removeAllFiles -invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>
次に例を示します。
$<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={/home/oracle/agent/core/12.1.0.1.0}" ORACLE_HOME=/home/oracle/middleware/agent/core/12.1.0.1.0 -removeAllFiles -invPtrLoc /home/oracle/oraInst.loc
エージェント・ベース・ディレクトリを手動で削除します。エージェント・ベース・ディレクトリの詳細は、「エージェント・ベース・ディレクトリとは」を参照してください。
UNIXプラットフォームの場合:
rm -rf <absolute_path_to_install_base_dir>
Microsoft Windowsプラットフォームの場合:
del <absolute_path_to_install_base_dir>
AgentDeinstall.plスクリプトを使用してサイレント・モードで管理エージェントを削除するには、次の手順に従います。
AgentDeinstall.plスクリプトを起動します。
$<AGENT_HOME>/perl/bin/perl <AGENT_HOME>/sysman/install/AgentDeinstall.pl -agentHome <AGENT_HOME>
注意: AgentDeinstall.pl スクリプトは、2012年2月にリリースされたバンドル・パッチ1を適用した後でのみ使用できます。 |
次に例を示します。
$/u01/app/Oracle/core/12.1.0.1.0/perl/bin/perl /u01/app/Oracle/core/12.1.0.1.0/sysman/install/AgentDeinstall.pl -agentHome /u01/app/Oracle/core/12.1.0.1.0/
削除した管理エージェントによって監視されていたターゲットをEnterprise Manager Cloud Controlコンソールから手動で削除します。
エージェント・ベース・ディレクトリを手動で削除します。エージェント・ベース・ディレクトリの詳細は、「エージェント・ベース・ディレクトリとは」を参照してください。
UNIXプラットフォームの場合:
rm -rf <absolute_path_to_install_base_dir>
Microsoft Windowsプラットフォームの場合:
del <absolute_path_to_install_base_dir>
共有エージェントを削除するには、共有エージェントがインストールされているホストで認識可能なマスター・エージェント・ホームから次のコマンドを実行します。
$<AGENT_HOME>/perl/bin/perl <AGENT_HOME>/sysman/install/NFSAgentDeInstall.pl AGENT_INSTANCE_HOME=<absolute_path_to_agent_instance_home> ORACLE_HOME=<absolute_path_to_agent_home>
次に例を示します。
/home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0/perl/bin/perl /home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0/sysman/install/NFSAgentDeInstall.pl AGENT_INSTANCE_HOME=/home/john/software/oracle/agent/agent_inst ORACLE_HOME=/home/john/software/oracle/agent/core/12.1.0.1.0
.rpm
ファイルを使用してインストールされた管理エージェントを削除するには、次の手順を実行します。
次の項のいずれかの説明に従い、管理エージェントを削除します。
グラフィック・モードで削除するには、「グラフィック・モードでのOracle Management Agentの削除」を参照してください。
サイレント・モードで削除するには、「サイレント・モードでのOracle Management Agentの削除」を参照してください。
次のコマンドをrootユーザーとして実行します。
rpm -e <rpm_name>
注意: 前提条件として、リソース・パッケージ・マネージャ(RPM)がホストにインストール済であることを確認します。 |
管理エージェントを削除した後は、次の手順を実行します。
(グラフィック・モードのみ)Oracleホームおよびその他のディレクトリが正常に削除されているかどうかを確認します。次の手順を実行します。
管理エージェントのホームから次のコマンドを実行して、インストール・ウィザードを起動します。
$<AGENT_HOME>/oui/bin/runInstaller
注意: Microsoft Windowsの場合は、setup.exe ファイルを起動してください。 |
インストール・ウィザードで、「My Oracle Supportの詳細」画面から「インストールされた製品」をクリックします。
「インベントリ」画面で、削除したOracleホームおよびその他のディレクトリが表示されるかどうかを確認します。正常に削除された場合、これらのOracleホームおよびディレクトリは表示されません。
削除したOracleホームが、中央インベントリから登録解除されます。ただし、一部のファイルがこれらのOracleホームに残ることもあります。その場合は、手動でファイルを削除できます。
S98gcstartupという名前の自動開始スクリプトも手動で削除する必要があります。これを行うには、/etc/rc.d/
ディレクトリに移動し、自動開始スクリプトS98gcstartupを検索します。通常、このスクリプトは/etc/rc.d/
ディレクトリ内のサブディレクトリにあります。スクリプトが存在するサブディレクトリに移動し、スクリプトを削除します。たとえば、/etc/rc.d/rc3.d/S98gcstartup
となります。
注意: この自動開始スクリプトは、Microsoft Windowsでは提供されていません。 |
Microsoft Windowsプラットフォームで削除した場合は、次の手順を実行します。そのホストに対する管理者権限を持つユーザーとしてログインしていることを確認してください。
Microsoft Windowsレジストリからのエントリの削除
「スタート」→「ファイル名を指定して実行」を選択して、レジストリ・エディタを起動します。「regedit」
と入力し、「OK」をクリックします。
レジストリ・エディタ・ウィンドウの左ペインで、「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Oracle」を展開します。「Oracle」ディレクトリで、次の項目を削除します。
(a)KEY_agent12gn
(b)KEY_sbin12gn
注意: ここでのnは、エージェント・インスタンスを示す数値を表しています。たとえば、最初のエージェント・インストールの場合KEY_sbin12g9 となります。 |
「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Oracle」→「Sysman」を展開します。「Sysman」ディレクトリで、管理エージェント・サービスを削除します。たとえば、Oracleagent12g9Agent
となります。
「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Services」を展開します。「Services」ディレクトリで、管理エージェント・キーを削除します。
「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「ControlSet002」→「Services」を展開します。「Services」ディレクトリで、管理エージェント・サービスを削除します。
レジストリ・エディタを閉じます。
環境設定のクリーンアップ
「環境変数」ウィンドウを開きます。
Microsoft Windows NTの場合、「スタート」→「設定」→「コントロール パネル」→「システム」→「環境」を選択します。
Microsoft Windows XPまたは2000の場合、「スタート」→「設定」→「コントロール パネル」→「システム」→「詳細設定」→「環境変数」を選択します。
「システム環境変数」セクションで、変数PATHをクリックし、値を変更します。
管理エージェント・ホームを削除します。
「適用」をクリックし、「OK」をクリックします。
「コントロール パネル」ウィンドウを閉じます。
ホストを再起動します。