Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド 12cリリース2 (12.1.0.2) B65085-06 |
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この章では、Enterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリのみインストールして、後でインストールを構成する方法について説明します。この章の具体的な内容は次のとおりです。
注意: OCFS2やACFSを含むすべての汎用ファイル・システムに、Enterprise Manager Cloud Control 12cのソフトウェア・バイナリおよびOMSインスタンス・ホーム・ファイル(gc_inst 内の構成ファイル)を格納できます。ただし、OCFSは汎用ファイル・システムとみなさないため、このような用途での使用は考慮されていません。 |
Enterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリのみインストールして、既存の動作保証済Oracle Databaseで動作するよう後で構成できます。この方式では、インストール・プロセスを主にインストール・フェーズと構成フェーズの2つのフェーズに分割できます。当然のことながら、インストール・フェーズは、バイナリのコピーのみなので、構成フェーズに比べて時間はかかりません。この方式により、時間と優先度に従ってインストールを計画できます。
インストール・フェーズの実行中、インストーラを起動してOracleホームを作成し、ミドルウェア・ホームに次のコンポーネントをインストールします。
Java Development Kit (JDK) 1.6 v24
Oracle WebLogic Server 11gリリース1(10.3.5)
Oracle Management Service 12c
Oracle Management Agent 12c
Oracle JRF 11gリリース(11.1.1.6.0) (oracle_common
ディレクトリを含む)
Oracle Web Tier 11gリリース(11.1.1.6.0) (Oracle_WT
ディレクトリを含む)
注意:
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構成フェーズの実行中、構成スクリプトを起動して、次の手順を実行します。
GCDomain
と呼ばれるOracle WebLogicドメインを作成します。このWebLogicドメインでは、デフォルトのユーザー・アカウントweblogic
が管理ユーザーとして使用されます。これは、必要に応じてインストーラで変更することもできます。
nodemanager
と呼ばれるノード・マネージャのユーザー・アカウントを作成します。ノード・マネージャを使用すると、Oracle WebLogic Serverインスタンスのリモートでの起動、停止または再起動が可能になるため、ノード・マネージャは高可用性の要件を持つアプリケーションに推奨されます。
Oracle Management Service 12cに関連するすべての構成の詳細を格納するには、ミドルウェア・ホームのOracle Management Serviceインスタンス・ベースの場所(gc_inst
)を構成します。
たとえば、ミドルウェア・ホームが/u01/app/Oracle/Middleware/
の場合、インスタンス・ベースの場所は/u01/app/Oracle/Middleware/gc_inst
です。
既存の動作保証済Oracle DatabaseのOracle Management Repositoryを構成します。
次のプラグインをデプロイおよび構成します。
Oracleデータベース管理プラグイン
Oracle Fusion Middleware管理プラグイン
Oracle My Oracle Support管理プラグイン
Oracle Exadata管理プラグイン
注意: 前述の必須のプラグイン以外に、ソフトウェア・キットで利用できる他のプラグインをオプションでインストールできます。オプションのプラグインを選択してインストールできる画面がインストーラで用意されています。ただし、ソフトウェア・キットで利用できない一部のプラグインをインストールする場合、「拡張スクリプト・オプションの使用」の追加プラグインのインストールに関する点を参照してください。 |
次の構成アシスタントを実行して、インストールまたはアップグレードされたコンポーネントを構成します。
プラグイン前提条件チェック・コンフィギュレーション・アシスタント
リポジトリ・コンフィギュレーション・アシスタント
注意: オラクル社提供のデータベース・テンプレートを使用し、事前構成済の管理リポジトリで作成されたデータベース・インスタンスを使用する場合は、リポジトリ・コンフィギュレーション・アシスタントのかわりに、リポジトリ即時使用可能コンフィギュレーション・アシスタントが実行されます。 |
MDSスキーマ・コンフィギュレーション・アシスタント
OMSコンフィギュレーション・アシスタント
プラグイン・デプロイおよびコンフィギュレーション・アシスタント
Oracle Management Serviceの起動コンフィギュレーション・アシスタント
OMSのOracle Configuration Managerコンフィギュレーション・アシスタント
エージェント・コンフィギュレーション・アシスタント
開始する前に、次のことに注意してください。
Enterprise Manager Cloud Controlソフトウェアが最新であることを確認します。
最新のソフトウェアをダウンロードするには、次のURLにアクセスします。
http://www.oracle.com/technetwork/oem/enterprise-manager/downloads/index.html
最新のソフトウェアのダウンロードの詳細は、「Oracle Technology Networkからソフトウェアを入手する方法」を参照してください。
Enterprise Manager Cloud Controlソフトウェアをダウンロードして実行するディレクトリの名前に空白文字が含まれていないことを確認します。たとえば、EM Software
という名前のディレクトリの場合、2つの語の間に空白文字が含まれているため、このディレクトリからはソフトウェアをダウンロードしないでください。
ウィザードが起動されるローカルのサーバーの単一ホストにのみ、インストール・ウィザードを使用してEnterprise Manager Cloud Controlをインストールできます。リモート・ホストにはインストールできません。
UNIXプラットフォームでインストール・ウィザードを起動するには、runInstaller
を起動します。Microsoft Windowsプラットフォームで起動するには、setup.exe
を起動します。
Oracle Management Service 12cリリース2 (12.1.0.2)は、Oracle Management Agent 12cリリース2 (12.1.0.2)およびOracle Management Agent 12cリリース1 (12.1.0.1)とのみ通信でき、それより前のリリースの管理エージェントとは通信できません。
また、Oracle Management Service 12cリリース1 (12.1.0.1)は、Oracle Management Agent 12cリリース1 (12.1.0.1)とのみ通信でき、それより前のリリースまたは上位のリリースの管理エージェントとは通信できません。
ORACLE_HOME
およびORACLE_SID
環境変数は設定しないでください。OracleディレクトリがPATHに表示されていないことを確認する必要があります。
symlinkにインストールしないでください。インストールすると、後でこのOMSをクローニングできなくなります。
Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードはJava Development Kit (JDK) 1.6 v24およびOracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.5)をインストールしますが、使用環境に存在しない場合のみです。
(グラフィック・モードのみ)DISPLAY
環境変数を設定する必要があります。
bash端末で、次のコマンドを実行します。
export DISPLAY=<hostname>:<vnc port>.0
たとえば、export DISPLAY=example.com:1.0
です。
他の端末で、次のコマンドを実行します。
setenv DISPLAY <hostname>:1.0
たとえば、setenv DISPLAY example.com:1.0
です。
Oracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.5)が存在しないので手動でインストールする場合、JDK 1.6 v24+(64ビット・プラットフォームに64ビット・バージョン、32ビット・プラットフォームに32ビット・バージョン)を使用してインストールすることを確認します。
プラットフォーム・ベンダーのWebサイトから、使用しているプラットフォーム用のJDK 1.6 v24+をダウンロードしてください。
たとえば、次のOracle WebサイトのURLからLinuxプラットフォーム用のSUN JDK 1.6 v24+をダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
すでにJDKを使用している場合、<JDK_Location>/bin
ディレクトリに移動して次のコマンドを実行し、バージョンを確認します。
"./java -fullversion"
32ビットJDKまたは64ビットJDKかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
"file *"
JROCKITはサポートされません。
Linux 64ビット・プラットフォームにOracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.5)を手動でインストールする場合、使用しているプラットフォーム用の64ビットJDKを最初にインストールし、Oracle WebLogic Serverをインストールするためにwls1035_generic.jar
ファイルをダウンロードして使用します。
次に例を示します。
<JDK home>/bin/java -d64 -jar <absolute_path _to_wls1035_generic.jar>
Linux 32ビット・プラットフォームにOracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.5)を手動でインストールする場合、wls1035_linux32.bin
ファイルまたはwls1035_generic.jar
ファイルをダウンロードして使用します。
次に例を示します。
<JDK home>/bin/java -jar <absolute_path _to_wls1035_generic.jar>
Oracle WebLogic Serverをインストールするには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』に示されている手順に従う必要があります。このガイドは、次のFusion Middlewareドキュメント・ライブラリから入手できます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/weblogic/documentation/index.html
Oracle WebLogic Serverインストールが通常のインストールであることを確認し、カスタム・インストールを実行する場合でも、カスタム・インストールに選択されたコンポーネントが通常のインストールに関連付けられているコンポーネントと同じであることを確認する必要があります。
WebLogic ServerをインストールするユーザーがEnterprise Manager Cloud Controlをインストールするユーザーと同じであることを確認する必要があります。
Enterprise Manager Cloud ControlをNFSマウント済のドライブにあるミドルウェア・ホームにインストールする場合、NFSマウント済の場所ではなく、ローカルのファイル・システムにロック・ファイルを保持します。これを行うには、インストール後、httpd.conf
ファイルのロック・ファイルの場所を変更し、ローカルのファイル・システムの場所にマップします。手順は、Enterprise Manager Cloud Controlをインストールするために選択したインストール方法に応じて「構成後タスクの実行」または「構成後タスクの実行」を参照してください。
Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードまたはユーザー自身によってインストールされたOracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.5)が、Enterprise Manager Cloud Control専用であることを確認する必要があります。そのミドルウェア・ホームに他のOracle Fusion Middleware製品が存在しないようにしてください。
Enterprise Manager Cloud ControlとOracle Fusion Middleware製品は、ORACLE_COMMON
プロパティが両方の製品によって使用されるため、同じミドルウェア・ホームでは共存できません。
オプションで、オラクル社提供のデータベース・テンプレートを使用して、事前構成済の管理リポジトリでデータベース・インスタンスを作成できます。これを行うには、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。
ただし、データベース・テンプレートは詳細インストールに使用できますが、基本的には簡易インストール用に設計されています。このため、詳細インストール(通常は小、中または大のデプロイメント・サイズを選択)を実行中に、このようなデータベースの詳細を指定すると、選択したデプロイメント・サイズに合せるにはデータベース・パラメータを変更する必要があることを示すメッセージが表示されます。メッセージを確認して続行します。インストール・ウィザードによって自動的にデータベース・パラメータが必要な値に設定されます。
オプションで、管理リポジトリのデプロイに関する構成ガイドラインに従って、管理データの安全性、信頼性および可用性を確保するには、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。
(サイレント・モードのみ)デフォルトでは、レスポンス・ファイル内のINSTALL_UPDATES_SELECTION
変数が"skip"
に設定されているため、インストール中にソフトウェア更新を適用することはできません。インストール中にソフトウェア更新を適用する必要がある場合は、「ソフトウェアをインストールするためのレスポンス・ファイルの編集」の説明に従ってこの変数を変更します。
デフォルトでは、「インストールに使用されるポート」に示されているアップロード・ポートおよびコンソール・ポートが使用されます。
Oracleでは、Oracleライフタイム・サポート・ポリシーに基づき、製品のバグ修正を提供しています。製品ライセンスの有効期限が切れると、Oracleによって提供されるバグ修正のサポートも終了します。詳細は、次のURLで入手可能なOracleライフタイム・サポート・ポリシーを参照してください。
http://www.oracle.com/support/library/brochure/lifetime-support-technology.pdf
Enterprise Manager Cloud Controlインストールのサポート可能性および動作保証の組合せを決定する場合、Enterprise Manager Cloud Controlのフレームワーク・コンポーネントおよびEnterprise Manager Cloud Controlで監視されるターゲットを考慮する必要があります。Extended Supportライセンスを購入する必要なくコード修正を入手するには、Cloud Controlコンポーネントとターゲットを最新の動作保証済バージョンに常に更新しておくことをお薦めします。
HPUNIX、HPia64、Solaris Sparc以外のすべてのUNIXプラットフォームの/etc/oragchomelist
ファイルのOMSおよび管理エージェント・エントリを見つけることができます。
HPUNIX、HPia64、Solaris Sparcプラットフォームでは、エントリが/var/opt/oracle/oragchomelist
にあります。
前提条件として、管理リポジトリを構成するためのOracle Databaseがすでに存在する必要があります。このデータベースの自動メモリー管理(AMM)機能は有効でもかまいません。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイドのEnterprise Managerシステムのインストールに関する章に示されている前提条件を満たしてください。
この項の内容は次のとおりです。
この項では、グラフィック・モードでEnterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリのみインストールして、後でインストールを構成する方法について説明します。この項の具体的な内容は次のとおりです。
グラフィック・モードでEnterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリのみをインストールするには、次の手順を実行します。
注意: インストーラを起動する前にEM前提条件キットを実行し、リポジトリの前提条件をすべて満たしていることをあらかじめ確認することをお薦めします。手動で実行していない場合でも、製品のインストール中はインストーラによってバックグラウンドで実行されています。ただし、事前に手動で実行すると、インストールまたはアップグレード・プロセスを開始できる前に、管理リポジトリが設定されます。キットの詳細とその実行方法、キットで実行される前提条件チェックについては、『Oracle Enterprise Manager基本インストレーション・ガイド』を参照してください。 |
Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードの起動
作成したoinstall
グループに属するユーザーとしてインストーラを起動します。オペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成の詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイドを参照してください。
<Software_Location>/runInstaller [-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
注意:
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注意: runInstaller またはsetup.exe を起動したときに、Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードが表示されない場合は、ユーザーに/stage サブディレクトリ(Enterprise ManagerソフトウェアのDisk1 ディレクトリにあるサブディレクトリ)への読取り/書込みアクセス権限がない可能性があります。
インストール・ウィザードは、クラスパス変数をOPatch用に |
My Oracle Supportの詳細の入力
「My Oracle Supportの詳細」画面で、My Oracle Support資格証明を入力し、Oracle Configuration Managerを有効にします。Oracle Configuration Managerをここで有効にしない場合、手順(3)に進みます。
インストール・ウィザードを実行しているホストがインターネットに接続されていない場合、電子メール・アドレスのみを入力し、他のフィールドは空白のままにしてください。インストールの完了後、構成情報を手動で収集し、My Oracle Supportにアップロードしてください。
「次へ」をクリックします。
ソフトウェア更新のインストール
「ソフトウェアの更新」画面で、Enterprise Managerシステムのインストールの進行中にインストールできるソフトウェア更新のソースを次のいずれかから選択します。ここで適用しない場合、「スキップ」を選択します。
(推奨)アクセス可能なローカルまたはリモートの場所にソフトウェア更新をすでに手動でダウンロードしている場合、「更新の検索」、「ローカル・ディレクトリ」の順に選択します。
更新を利用できる場所を入力して、「更新の検索」をクリックします。コンピュータを検索して場所を選択するには、「参照」をクリックします。検索結果がパッチ番号とそれらの詳細とともに表示されたら、パッチ番号をクリックして、そのパッチに関連付けられたReadMeを表示します。
デフォルトの場所に更新をダウンロードした場合、スクラッチ・パスの場所のフルパスを選択または入力します。たとえば、スクラッチ・パスの場所が/scratch/OracleHomes
で、ソフトウェアの更新が/scratch/OracleHomes/Updates
に存在する場合、/scratch/OracleHomes/Updates
を入力します。
カスタムの場所にソフトウェア更新をダウンロードした場合、カスタムの場所のフルパスを選択または入力します。たとえば、独自の場所が/scratch/john
で、ソフトウェアの更新が/scratch/john/Updates
に存在する場合、/scratch/john/Updates
を入力します。
インストーラによってMy Oracle Supportに接続され、更新が自動的にダウンロードされるようにするには、「更新の検索」、「My Oracle Support」の順に選択します。
My Oracle Supportのアカウント・ユーザー名とパスワードを入力し、「更新の検索」をクリックします。パッチ番号および詳細とともに検索結果が表示された後、パッチ番号をクリックして、そのパッチに関連付けられたREADMEを表示します。
注意: My Oracle Support資格証明を指定せず、インストール時にソフトウェア更新のインストールをスキップすることを選択した場合、いつでもEnterprise Manager Cloud Controlコンソールを使用して、後で資格証明を登録し、推奨されるセキュリティ・パッチを表示できます。これを行うには、Cloud Control,の「設定」メニューから「セキュリティ」を選択して、「優先資格証明」をクリックします。「優先資格証明」ページで、「MOS資格証明の設定」をクリックして、資格証明を登録します。 |
「次へ」をクリックします。
Enterprise Manager Cloud Controlが、UNIXオペレーティング・システムで実行中のホストにインストールする最初のOracle製品である場合、「Oracleインベントリ」画面が表示されます。詳細は手順(6)を参照してください。最初の製品ではない場合、「前提条件の確認」画面が表示されます。詳細は手順(8)を参照してください。
Enterprise Manager Cloud Controlが、Microsoft Windowsオペレーティング・システムで実行中のホストにインストールする最初のOracle製品である場合、「Oracleインベントリ」画面が表示されません。Microsoft Windowsでは、デフォルトのインベントリ・ディレクトリは次のようになります。
<system drive>\Program Files\Oracle\Inventory
Oracleインベントリの詳細の入力
「Oracleインベントリ」画面で、次のようにします。このホストでの最初のOracle製品のインストールであると特定された場合のみ、この画面が表示されます。
インベントリ・ファイルおよびディレクトリを配置するディレクトリへのフルパスを入力します。
注意:
|
Oracleインベントリ・ディレクトリを所有する適切なオペレーティング・システム・グループ名を選択します。選択するグループは、そのOracleインベントリ・ディレクトリに対する書込み権限を持っている必要があります。
「次へ」をクリックします。
前提条件の確認
「前提条件チェック」画面で、インストール・ウィザードで実行される前提条件チェックのステータスを確認し、インストールが成功するすべての最小要件を満たしている環境かどうかを確認します。
インストール・ウィザードでは、この画面に達すると前提条件チェックが自動的に実行されます。必要なオペレーティング・システム・パッチ、オペレーティング・システム・パッケージなどがチェックされます。
前提条件チェックのステータスは、「警告」、「失敗」または「成功」のいずれかになります。
一部のチェックで「警告」ステータスまたは「失敗」ステータスになった場合は、インストールを続行する前に、問題を調査して修正してください。前提条件を満たさなかった理由と解決方法の詳細が画面に表示されます。問題を修正した後、この画面に戻り、「再実行」をクリックして前提条件を再度チェックします。
ただし、先に進む前に、すべてのパッケージ要件を満たすか、修正する必要があります。そうしないと、インストールに失敗する場合があります。
「次へ」をクリックします。
インストール・タイプの選択
「インストール・タイプ」画面で、「ソフトウェアのみインストール」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「インストールの詳細」の入力
「インストールの詳細」画面で、次のようにします。
OMSおよび他のコア・コンポーネントをインストールするミドルウェア・ホームを入力するか、検証します。
注意:
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管理エージェントをインストールできるエージェント・ベース・ディレクトリ(Oracleミドルウェア・ホーム外の場所)への絶対パスを入力します。たとえば、/oracle/agent
です。この場所が空で、書込み権限があることを確認してください。また、常に、Oracleミドルウェア・ホーム外で管理されるようにしてください。
注意: (Microsoft Windowsのみ)エージェント・ベース・ディレクトリのパスの文字数が、25文字を超えていないことを確認してください。たとえば、16文字のみを含むエージェント・ベース・ディレクトリのパス |
OMSを構成するホストの名前を確認します。
ホスト名は完全修飾名で表示されます。また、ホストが仮想マシンを使用して構成されている場合は、ホスト名が、仮想ホスト名で表示されます。
デフォルトのホスト名をそのまま使用し、インストールを続行することもできます。また、名前が正しくない場合は変更するか、このホストに別のホスト名を入力することも可能です。入力したホスト名がネットワーク内の他のホストからアクセス可能であることを確認してください(他のホストがこのホストをpingできる必要があります)。
「次へ」をクリックします。
確認およびインストール
「確認」画面で、選択したインストール・タイプに指定した詳細を確認します。
詳細を変更するには、変更する画面に到達するまで、「戻る」を繰返しクリックします。
詳細を確認し問題がない場合、「インストール」をクリックしてインストール・プロセスを開始します。
進行状況の追跡
「インストールの進行状況」画面で、インストール全体の進行状況(パーセント表示)を確認します。
インストールの終了
「終了」画面に、Enterprise Managerのインストールに関連する情報が表示されます。情報を確認し、「閉じる」をクリックして、インストール・ウィザードを終了します。
インストーラの起動中に渡すことができる追加の拡張オプションの一部は、次のとおりです。
WebLogicドメインの作成に使用されるデフォルト名は、GCDomain
です。これをオーバーライドしてカスタムのWebLogicドメイン名を使用するには、WLS_DOMAIN_NAME
オプションでインストール・ウィザードを呼び出し、一意のカスタム名を入力します。
たとえば、カスタム名EMDomain
を使用する場合、次のコマンドを実行します。
$<MIDDLEWARE_HOME>/oms/sysman/install/ConfigureGC.sh WLS_DOMAIN_NAME=EMDomain
中央インベントリを設定する場合、-invPtrLoc
パラメータを渡します。このパラメータでは、インベントリ・ポインタ・ファイル(oraInst.loc
)のある場所のパスが考慮されます。ただし、このパラメータはUNIXプラットフォームでのみサポートされ、Microsoft Windowsプラットフォームではサポートされません。
次に例を示します。
./runInstaller -invPtrLoc /scratch/OracleHomes/oraInst.loc -silent -responseFile <absolute_path_response_file>
ソフトウェア・バイナリをインストールした後、バイナリを構成します。構成が正常に終了すると、デフォルトで、OMSおよび管理エージェントが自動的に起動されます。自動的に起動しないようにするには、START_OMS
およびb_startAgent
オプションを使用し、制御する内容に応じてtrue
またはfalse
に設定して、インストール・ウィザードを起動します。
注意: 「ソフトウェアの構成」の説明に従って、ソフトウェア・バイナリを構成するためにConfigureGC.shを起動する場合でも、必ずSTART_OMS およびb_startAgent オプションを使用してください。 |
たとえば、管理エージェントを自動的に起動しない場合、次のコマンドを実行します。
$<MIDDLEWARE_HOME>/oms/sysman/install/ConfigureGC.sh START_OMS=true b_startAgent=false
この拡張オプションに含まれる制限事項を理解するには、「制限事項の理解」を参照してください。
(UNIXのみ) Enterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリをインストールした後、新しい端末でrootユーザーとしてログインし、次のスクリプトを実行します。
これがホストにインストールした最初のOracle製品である場合、oraInstroot.sh
スクリプトを、管理エージェントのホームで使用可能なoraInst.loc
ファイルで指定されたインベントリの場所から実行します。
たとえば、oraInst.loc
ファイルで指定されたインベントリの場所が$HOME/oraInventory
である場合、次のコマンドを実行します。
$HOME/oraInventory/oraInstRoot.sh
注意: 自身がrootユーザーではない場合、SUDOを使用して、rootユーザーに変更してください。たとえば、次のようなコマンドを実行します。
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OMSホームからallroot.sh
スクリプトを実行します。
$<OMS_HOME>/allroot.sh
注意: 自身がrootユーザーではない場合、SUDOを使用して、rootユーザーに変更してください。たとえば、次のようなコマンドを実行します。
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Enterprise Manager Cloud Controlを構成するには、次の手順に従います。
Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードの起動
作成したoinstall
グループに属するユーザーとしてインストール・ウィザードを起動します。オペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成の詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイドを参照してください。
$<MIDDLEWARE_HOME>/oms/sysman/install/ConfigureGC.sh[-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
注意:
|
インストール・タイプの選択
インストール・ウィザードの「インストール・タイプ」画面で、「Enterprise Managerシステムの新規作成」を選択します。
「次へ」をクリックします。
プラグインのデプロイ
「プラグイン・デプロイメント」画面で、Enterprise Managerシステムのインストール中にソフトウェア・キット(DVD、ダウンロード済ソフトウェア)からインストールするオプションのプラグインを選択します。
事前に選択されている行は、デフォルトでインストールされる必須プラグインです。インストールするオプションを選択します。
「次へ」をクリックします。
WebLogic Server構成の詳細の入力
「WebLogic Server構成の詳細」画面で、WebLogic Serverのユーザー・アカウントおよびノード・マネージャのユーザー・アカウントの資格証明を入力して、Oracle Management Serviceインスタンス・ベースの場所のパスを検証します。
注意: パスワードはスペースを含めず8文字以上で、先頭は文字とし、1つ以上の数字を含めるようにしてください。 |
デフォルトでは、WebLogicドメイン名がGCDomain
、ノード・マネージャ名がnodemanager
です。これらは編集できないフィールドです。インストーラは、Oracle WebLogicドメインおよびその他の関連コンポーネント(管理サーバー、管理対象サーバー、ノード・マネージャなど)を作成するためにこの情報を使用します。
ノード・マネージャを使用すると、Oracle WebLogic Serverインスタンスのリモートでの起動、停止または再起動が可能になるため、ノード・マネージャは高可用性の要件を持つアプリケーションに推奨されます。
デフォルトでは、Oracle Management Serviceインスタンス・ベースの場所は、OMSに関連するすべての構成の詳細を格納するためにミドルウェア・ホームに作成されるgc_inst
です。
「次へ」をクリックします。
データベース接続の詳細の入力
「データベース接続の詳細」画面で、次のようにします。
管理リポジトリの作成が必要な、既存の動作保証済データベースの詳細を指定します。オラクル社提供のdデータベース・テンプレートを使用して、事前構成済の管理リポジトリでデータベース・インスタンスをすでに作成している場合は、そのデータベース・インスタンスの詳細を指定します。
インストーラは、この情報を使用して既存のデータベースに接続し、SYSMANスキーマおよびプラグイン・スキーマを作成します。事前構成済の管理リポジトリをすでに持つデータベースの詳細を指定する場合、インストーラはプラグイン・スキーマのみを作成します。
「デプロイメント・サイズ」・リストからデプロイメント・サイズを選択し、監視予定のターゲットの数と予定している管理エージェントおよび同時ユーザー・セッションの数を指定します。
前提条件チェックは選択内容に関係なく実行されますが、様々なパラメータに設定される値は、選択内容に応じてチェックされます。
デプロイメント・サイズ、実行する前提条件チェック、設定するデータベース・パラメータ、およびインストール後にデプロイメント・サイズを変更する方法の詳細は、「デプロイメント・サイズについて」を参照してください。
表4-1は、各デプロイメント・サイズを示しています。
「次へ」をクリックします。
リポジトリ構成の詳細の入力
「リポジトリ構成の詳細」画面で、次のようにします。
「SYSMANパスワード」で、SYSMANユーザー・アカウントを作成するためのパスワードを入力します。SYSMANユーザー・アカウントは、Enterprise Manager Cloud Controlの管理に使用されるほとんどのリレーショナル・データを保持するSYSMANスキーマを作成するために使用されます。また、SYSMANは、Enterprise Manager Cloud Controlのスーパー管理者です。
「登録パスワード」で、Enterprise Managerシステムを結合する新しい管理エージェントを登録するパスワードを入力します。
注意: パスワードはスペースを含めず8文字以上で、先頭は文字とし、1つ以上の数字を含めるようにしてください。 |
「管理表領域」には、管理表領域のデータ・ファイル(mgmt.dbf
)を格納できる場所の絶対パスを入力します。インストーラはこの情報を使用して、監視対象のターゲットのデータ、メトリックなどを格納します。指定したパスには、ファイル名までを含めます。
たとえば、/u01/oracle/prod/oradata/mgmt.dbf
などです。
「構成データ表領域」には、構成データ表領域のデータ・ファイル(mgmt_ecm_depot1_.dbf
)を格納できる場所の絶対パスを入力します。これは、監視対象ターゲットから収集される構成情報の格納に必要です。指定したパスには、ファイル名までを含めます。
たとえば、/u01/oracle/prod/oradata/mgmt_ecm_depot1.dbf
のようになります。
「JVM診断データ表領域」には、JVM診断データ表領域のデータ・ファイル(mgmt_ad4j.dbf
)を格納できる場所の絶対パスを入力します。指定したパスには、ファイル名までを含めます。Enterprise Manager Cloud Controlでは、JVM診断およびアプリケーション依存性とパフォーマンス(ADP)に関連する監視データを格納するために、このデータ・ファイルが必要です。
たとえば、u01/oracle/prod/oradata/mgmt_ad4j.dbf
のようになります。
注意: ストレージにOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)を使用するデータベースで管理リポジトリを構成している場合、データ・ファイルの場所を入力する際、表領域の作成にはディスク・グループのみが使用されます。たとえば、+DATA/a.dbf を指定すると、Oracle ASMでの表領域の作成には+DATA のみが使用され、ディスク・グループ上のデータ・ファイルの正確な場所が、Oracle Managed Filesによって特定されます。 |
「次へ」をクリックします。
ポートのカスタマイズ
「ポート構成の詳細」画面で、様々なコンポーネントに使用されるポートをカスタマイズします。
Oracleによって推奨されるポート範囲の内部または外部にある空きカスタム・ポートを入力できます。
ポートが空いているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
UNIXの場合:
netstat -anp | grep <port no>
Microsoft Windowsの場合:
netstat -an|findstr <port_no>
ただし、カスタム・ポートは、1024より大きく、65535未満である必要があります。または、ポートがstaticports.ini
ファイルに事前に定義されていて、それらのポートを使用する場合、「staticports.iniファイルのインポート」をクリックして、ファイルを選択します。
注意: staticports.ini ファイルがインストール中に渡される場合、staticports.ini ファイルで定義されたポートがデフォルトで表示されます。ファイルが渡されない場合、推奨範囲から使用可能な最初のポートが表示されます。
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「次へ」をクリックします。
確認および構成
「確認」画面で、選択したインストール・タイプに指定した詳細を確認します。
詳細を変更するには、変更する画面に到達するまで、「戻る」を繰返しクリックします。
詳細を確認し問題がない場合、「構成」をクリックしてインストール・プロセスを開始します。
進行状況の追跡
「インストールの進行状況」画面で、インストール全体の進行状況(パーセント表示)を確認します。
注意:
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インストールの終了
「終了」画面に、Enterprise Managerのインストールに関連する情報が表示されます。情報を確認し、「閉じる」をクリックして、インストール・ウィザードを終了します。
configureGC.sh
(Microsoft Windowsの場合はconfigureGC.bat
)スクリプトの起動中に渡すことができる、追加の拡張オプションを次に示します。
WebLogicドメインの作成に使用されるデフォルト名は、GCDomain
です。これをオーバーライドしてカスタムWebLogicドメイン名を使用するには、WLS_DOMAIN_NAME
オプションを使用してスクリプトを起動して、一意のカスタム名を入力します。
注意: 「ソフトウェアのインストール」の説明に従って、ソフトウェア・バイナリをインストールするためにインストール・ウィザードを起動した場合でも、必ずWLS_DOMAIN_NAME オプションを使用してください。 |
たとえば、カスタム名EMDomain
を使用する場合、次のコマンドを実行します。
$<MIDDLEWARE_HOME>/oms/sysman/install/ConfigureGC.sh WLS_DOMAIN_NAME=EMDomain
ソフトウェア・キットに含まれていない一部のプラグインをインストールする場合は、次の手順に従います。
OTNのEnterprise Managerダウンロード・ページからプラグインを手動でダウンロードして、アクセス可能な場所に格納します。
http://www.oracle.com/technetwork/oem/grid-control/downloads/oem-upgrade-console-502238.html
次のオプションを指定してConfigureGC.sh
(Microsoft Windowsの場合はConfigureGC
.bat)スクリプトを起動し、インストールするプラグインがある場所を渡します。
./ConfigureGC.sh -pluginLocation <absolute_path_to_plugin_software_location>
インストール・ウィザードの「プラグイン・デプロイメント」画面には、ソフトウェア・キットで使用できるプラグインおよびこのカスタムの場所で使用できるプラグインのリストが表示されます。インストールするものを選択できます。
構成が正常に終了すると、OMSおよび管理エージェントが自動的に起動されます。自動的に起動しないようにするには、START_OMS
およびb_startAgent
オプションを使用し、制御する内容に応じてtrue
またはfalse
に設定して、スクリプトを起動します。
注意: 「ソフトウェアのインストール」の説明に従って、ソフトウェア・バイナリをインストールするためにインストール・ウィザードを起動した場合でも、必ずSTART_OMS およびb_startAgent オプションを使用してください。 |
たとえば、管理エージェントを自動的に起動しない場合、次のコマンドを実行します。
$<MIDDLEWARE_HOME>/oms/sysman/install/ConfigureGC.sh START_OMS=true b_startAgent=false
この拡張オプションに含まれる制限事項を理解するには、「制限事項の理解」を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイドのEnterprise Managerシステムのインストールに関する章に示されているインストール後の手順を実行します。
この項では、サイレント・モードでEnterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリのみインストールして、後でインストールを構成する方法について説明します。この項の具体的な内容は次のとおりです。
サイレント・モードでEnterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリのみをインストールするには、次の手順を実行します。
注意: インストーラを起動する前にEM前提条件キットを実行し、リポジトリの前提条件をすべて満たしていることをあらかじめ確認することをお薦めします。手動で実行していない場合でも、製品のインストール中はインストーラによってバックグラウンドで実行されています。ただし、事前に手動で実行すると、インストールまたはアップグレード・プロセスを開始できる前に、管理リポジトリが設定されます。キットの詳細とその実行方法、キットで実行される前提条件チェックについては、『Oracle Enterprise Manager基本インストレーション・ガイド』を参照してください。 |
次のレスポンス・ファイルをローカル・ホスト上のアクセス可能な場所にコピーします。
<Software_Location>/response/software_only.rsp
このコマンドの<Software_Location>
は、DVDまたはソフトウェア・キットをダウンロードした場所を指しています。
レスポンス・ファイルを編集し、表4-2に示された変数に適切な値を指定します。
作成したoinstall
グループに属するユーザーとしてインストーラを起動します。オペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成の詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイドを参照してください。
これがホストにインストールする最初のOracle製品である場合は、次のコマンドを実行します。
./runInstaller -silent -responseFile <absolute_path>/software_only.rsp [-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
最初のOracle製品でない場合は、次のコマンドを実行します。
./runInstaller -silent -responseFile <absolute_path>/software_only.rsp
注意:
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注意: runInstaller またはsetup.exe を起動したときに、Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードが表示されない場合は、ユーザーに/stage サブディレクトリ(Enterprise ManagerソフトウェアのDisk1 ディレクトリにあるサブディレクトリ)への読取り/書込みアクセス権限がない可能性があります。
インストール・ウィザードは、クラスパス変数をOPatch用に |
表4-2は、編集する必要がある変数およびソフトウェア・バイナリをインストールするためのsoftware_only.rsp
レスポンス・ファイルでの編集方法を示しています。
表4-2 Enterprise Managerソフトウェアをインストールするためのレスポンス・ファイルの編集
パラメータ | 説明 |
---|---|
UNIX_GROUP_NAME |
(中央インベントリが存在しない場合にのみ必須)所属するUNIXグループの名前を入力します。 たとえば、 注意: このパラメータはUNIXプラットフォームでのみサポートされ、Microsoft Windowsプラットフォームではサポートされません。 |
INVENTORY_LOCATION |
(中央インベントリが存在しない場合にのみ必須)中央インベントリへの絶対パスを入力します。 たとえば、 注意: このパラメータはUNIXプラットフォームでのみサポートされ、Microsoft Windowsプラットフォームではサポートされません。 |
SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT |
|
DECLINE_SECURITY_UPDATES |
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INSTALL_UPDATES_SELECTION |
この変数はデフォルトで、インストール中にソフトウェア更新がインストールされないことを示す
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ORACLE_MIDDLEWARE_HOME_LOCATION |
インストーラでOracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.5)およびJava Development Kit 1.6 v24をインストールする場所を入力します。 たとえば、 ミドルウェアの場所に書込み権限があり、OMSホームを作成できることを確認します。 すでに手動でインストールしている場合、インストールした場所を入力します。 この場所の詳細は、「Oracleミドルウェア・ホームとは」を参照してください。 注意: ここで入力するミドルウェア・ホームは、Enterprise Manager Cloud Controlのためにのみ使用するようにしてください。他のOracle Fusion Middleware製品またはコンポーネントは、同じミドルウェア・ホームにインストールしないでください。 注意: (Microsoft Windowsのみ)ミドルウェア・ホームのパスの文字数が、25文字を超えていないことを確認してください。たとえば、15文字のみを含むミドルウェア・ホームのパス |
AGENT_BASE_DIR |
管理エージェントをインストールできるエージェント・ベース・ディレクトリ(Oracleミドルウェア・ホーム外の場所)への絶対パスを入力します。 たとえば、 この場所が空で、書込み権限があることを確認してください。また、常に、Oracleミドルウェア・ホーム外で管理されるようにしてください。 注意: (Microsoft Windowsのみ)エージェント・ベース・ディレクトリのパスの文字数が、25文字を超えていないことを確認してください。たとえば、16文字のみを含むエージェント・ベース・ディレクトリのパス |
ORACLE_HOSTNAME |
OMSを構成するホストの完全修飾名を入力します。また、ホストが仮想マシンを使用して構成されている場合は、ホスト名も仮想ホスト名になります。入力したホスト名がネットワーク内の他のホストからアクセス可能であることを確認してください(他のホストがこのホストをpingできる必要があります)。 ホスト名を指定しない場合、インストール・ウィザードは自動的に検出したホスト名をそのホストの名前として使用して続行します。 |
(UNIXのみ) Enterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリをインストールした後、新しい端末でrootユーザーとしてログインし、次のスクリプトを実行します。
これがホストにインストールした最初のOracle製品である場合、oraInstroot.sh
スクリプトを、管理エージェントのホームで使用可能なoraInst.loc
ファイルで指定されたインベントリの場所から実行します。
たとえば、oraInst.loc
ファイルで指定されたインベントリの場所が$HOME/oraInventory
である場合、次のコマンドを実行します。
$HOME/oraInventory/oraInstRoot.sh
注意: 自身がrootユーザーではない場合、SUDOを使用して、rootユーザーに変更してください。たとえば、次のようなコマンドを実行します。
|
OMSホームからallroot.sh
スクリプトを実行します。
$<OMS_HOME>/allroot.sh
注意: 自身がrootユーザーではない場合、SUDOを使用して、rootユーザーに変更してください。たとえば、次のようなコマンドを実行します。
|
Enterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリを構成するには、次の手順に従います。
Enterprise Manager Cloud Controlのソフトウェア・バイナリをコピーしたホストのアクセス可能な場所に次のレスポンス・ファイルをコピーします。
<Software_Location>/response/new_install.rsp
このコマンドの<Software_Location>
は、DVDまたはソフトウェア・キットをダウンロードした場所を指しています。
レスポンス・ファイルを編集し、表4-3に示された変数に適切な値を指定します。
ConfigureGC.sh
(Microsoft Windowsの場合はConfigureGC.bat
)スクリプトを起動し、前の手順で編集したレスポンス・ファイルを渡して、ソフトウェア・バイナリを構成します。
$<MIDDLEWARE_HOME>/oms/sysman/install/ConfigureGC.sh -silent -responseFile <absolute_path>/new_install.rsp [-invPtrLoc <absolute_path_to_inventory_directory>]
注意:
|
注意:
|
表4-3は、編集する必要がある変数およびソフトウェア・バイナリを構成するためのnew_install.rsp
ファイルでの編集方法を示しています。
表4-3 Enterprise Managerソフトウェアを構成するためのレスポンス・ファイルの編集
パラメータ | 説明 |
---|---|
PLUGIN_SELECTION |
デフォルトでは、Oracle Database Management Plug-In、Oracle Fusion Middleware Management Plug-In、Oracle My Oracle Support Management Plug-In、Oracle Exadata Management Plug-Inなどの必須プラグインは、Enterprise Managerシステムとともに自動的にインストールされます。 ただし、ソフトウェア・キット(DVDまたはダウンロードされたソフトウェア)で利用できる他のオプションのプラグインをインストールする場合、この変数にそれらのプラグインの名前を入力します。 次に例を示します。
ソフトウェア・キットで利用できないプラグインをインストールする場合、次の手順を実行します。
|
WLS_ADMIN_SERVER_USERNAME |
デフォルトでは、 |
WLS_ADMIN_SERVER_PASSWORD |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを入力します。 パスワードはスペースを含めず8文字以上で、先頭は文字とし、1つ以上の数字を含めるようにしてください。 |
WLS_ADMIN_SERVER_CONFIRM_PASSWORD |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを確認します。 |
NODE_MANAGER_PASSWORD |
デフォルトでは、 パスワードはスペースを含めず8文字以上で、先頭は文字とし、1つ以上の数字を含めるようにしてください。 |
NODE_MANAGER_CONFIRM_PASSWORD |
ノード・マネージャのユーザー・アカウントのパスワードを確認します。 |
ORACLE_INSTANCE_HOME_LOCATION |
デフォルトでは、 デフォルトのディレクトリを受け入れるかカスタム・ディレクトリを入力するかにかかわらず、ディレクトリはデフォルトでミドルウェア・ホームの親ディレクトリの下に作成されます。 たとえば、ミドルウェア・ホームが この場所の詳細は、「Oracle Management Serviceインスタンス・ベースの場所とは」を参照してください。 |
DATABASE_HOSTNAME |
既存のデータベースが常駐するホストの完全修飾名を入力します。ホスト名にアンダースコアがないことを確認します。 たとえば、 オラクル社提供のデータベース・テンプレートを使用して、事前構成済の管理リポジトリでデータベース・インスタンスを作成している場合は、そのデータベース・インスタンスの詳細を指定します。 Oracle RAC Databaseに接続する場合、ノードに仮想ホスト名が含まれていれば、ノードの1つの仮想ホスト名を指定します。 この仮想ホスト名のみで構成された接続文字列を使用してデータベースへの接続が確立され、インストールは正常に終了します。 ただし、クラスタの他のノードの接続文字列を更新する場合、インストール後に次のコマンドを実行します。
単一クライアント・アクセス名(SCAN)リスナーを使用するようOracle RACデータベースが構成されている場合、SCANリスナーを使用した接続文字列を入力できます。 注意: オラクル社提供のデータベース・テンプレートを使用して作成されたデータベース・インスタンスに接続する場合は、ユーザー・アカウントSYSMAN_MDS、SYSMAN_APMおよびSYSMAN_OPSS (管理リポジトリの事前構成中に作成されたもの)に割り当てられているパスワードが、 |
LISTENER_PORT |
既存のデータベースに接続するためのリスナー・ポートを入力します。 たとえば、 |
SERVICENAME_OR_SID |
既存のデータベースのサービス名またはシステムID (SID)を入力します。 たとえば、 |
SYS_PASSWORD |
SYSユーザー・アカウントのパスワードを入力します。 |
DEPLOYMENT_SIZE |
次のいずれかの値を設定して、監視予定のターゲットの数と予定している管理エージェントおよび同時ユーザー・セッションの数を示します。
前提条件チェックは選択内容に関係なく実行されますが、様々なパラメータに設定される値は、選択内容に応じてチェックされます。 デプロイメント・サイズ、実行する前提条件チェック、設定するデータベース・パラメータ、およびインストール後にデプロイメント・サイズを変更する方法の詳細は、「デプロイメント・サイズについて」を参照してください。 |
SYSMAN_PASSWORD |
SYSMANユーザー・アカウントを作成するパスワードを入力します。このパスワードは、SYSMANユーザー(管理リポジトリ・スキーマのプライマリ所有者)を作成する場合に使用します。 パスワードはスペースを含めず8文字以上で、先頭は文字とし、1つ以上の数字を含めるようにしてください。 注意: オラクル社提供のデータベース・テンプレートを使用して作成されたデータベース・インスタンスに接続する場合は、ユーザー・アカウントSYSMAN_MDS、SYSMAN_APMおよびSYSMAN_OPSS (管理リポジトリの事前構成中に作成されたもの)に割り当てられているパスワードが、この画面に入力したSYSMANパスワードで自動的にリセットされます。 |
SYSMAN_CONFIRM_PASSWORD |
SYSMANユーザー・アカウントのパスワードを確認します。 |
MANAGEMENT_TABLESPACE_LOCATION |
管理表領域用のデータ・ファイル( 次に例を示します。
Enterprise Manager Cloud Controlでは、監視対象ターゲットやそのメトリックなどに関する情報を格納するためにこのデータ・ファイルが必要です。基本的に、構成データ、ソフトウェア・ライブラリ・データおよび監査データ以外の情報はすべてこのデータ・ファイルに格納されます。 |
CONFIGURATION_DATA_TABLESPACE_LOCATION |
構成データ表領域用のデータ・ファイル( たとえば、 Enterprise Manager Cloud Controlでは、監視対象ターゲットから収集された構成情報を格納するためにこのデータ・ファイルが必要です。 |
JVM_DIAGNOSTICS_TABLESPACE_LOCATION |
JVM診断データ表領域用のデータ・ファイル( たとえば、 Enterprise Manager Cloud Controlでは、JVM診断およびアプリケーション依存性とパフォーマンス(ADP)に関連する監視データを格納するために、このデータ・ファイルが必要です。 |
AGENT_REGISTRATION_PASSWORD |
OMSと管理エージェントの間の通信を保護するには、パスワードを入力します。管理エージェントを保護するためのパスワードと同じ登録パスワードを入力する必要があります。 |
AGENT_REGISTRATION_CONFIRM_PASSWORD |
エージェント登録パスワードを確認します。 |
STATIC_PORTS_FILE |
デフォルトでは、「インストールに使用されるポート」に示されているポートが適用されます。デフォルトのポートを受け入れる場合は、このフィールドを空白のままにしておきます。 カスタム・ポートを使用する場合、インストールに使用されるカスタム・ポートをリストしている |
Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイドのEnterprise Managerシステムのインストールに関する章に示されているインストール後の手順を実行します。