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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド
12cリリース3 (12.1.0.3)
B65084-09
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5 パッケージ、カーネル・パラメータおよびライブラリ要件

この章では、新しいEnterprise Managerシステム、Oracle Management Service(OMS)およびスタンドアロンOracle Management Agent(管理エージェント)をインストールするために、各プラットフォーム(32ビットおよび64ビット)で必要なパッケージ、カーネル・パラメータ設定およびライブラリについて説明します。

この章の具体的な内容は次のとおりです。


注意:

Microsoft Windowsプラットフォームでは、パッケージおよびライブラリは必要ありません。

5.1 パッケージ要件

この項では、各種プラットフォーム(32ビットおよび64ビット)にOMSまたは管理エージェントをインストールするために必要なパッケージを示します。この項の具体的な内容は次のとおりです。

5.1.1 パッケージの確認にインストール・ウィザードが使用するロジックの理解

Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードは前提条件チェックを実行してパッケージを確認します。パッケージが検出されない、またはパッケージが最低限必要なバージョン未満であることが検出された場合、ウィザードによりインストールまたはアップグレードを続行する前に必須バージョンの必須パッケージをインストールするよう求められます。

パッケージ名は、主にハイフンで区切られた名前とバージョンの2つの部分で構成されています。たとえば、libstdc++43-4.3パッケージの場合、libstdc++43がパッケージの名前で4.3がそのバージョンです。

Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードは特定のプラットフォームに必要なパッケージの名前とバージョンを確認します。たとえば、libstdc++43-4.3がSUSE Linux Enterprise 11に必要で、libstdc++46-4.6.1がかわりに検出された場合、ウィザードがこれを欠落パッケージとして報告し、libstdc++43-4.3をインストールするよう求めます。これはlibstdc++46-4.6.1がlibstdc++43-4.3より高いバージョンではないためです。libstdc++46とlibstdc++43は2つの異なるパッケージです(前者は46、後者は43)。

必要なバージョン以上のパッケージはインストールできますが、異なるパッケージおよび必要なバージョン未満のパッケージはインストールできません。たとえば、libstdc++43-4.3がSUSE Linux Enterprise 11に必要で、libstdc++43-6.7がかわりに検出された場合、ウィザードはこれを問題として報告せず、前提条件チェックは正常に終了します。この場合は、libstdc++43-6.7が必要な最小バージョンのlibstdc++43-4.3より上位のバージョンのためです(前者後者とも43)。

このため、前提条件として、使用しているプラットフォームに応じて、この章で記載されている必要なパッケージのすべてをインストールしてください。

5.1.2 インストール済パッケージの識別

パッケージがシステムにインストールされているかどうかを識別するには、次のコマンドを実行します。第5.1.3項または第5.1.4項に記載されているパッケージがコマンドでリストされない場合、手動でインストールしてください。

Linuxプラットフォームの場合

rpm -qa --queryformat "%{NAME}-%{VERSION}-%{RELEASE}(%{ARCH})\n" | grep glibc

このコマンドはシステムにインストールされているすべてのパッケージを一覧表示します。32ビットのパッケージには(i386)または(i686)が、64ビットのパッケージには(x86_64)が付記されます。

たとえば、32ビット・システムでコマンドを実行すると、次のような一覧表示になります。

glibc-devel-2.3.4-2.43(i386)
glibc-headers-2.3.4-2.43(i386)
glibc-2.3.4-2.43(i686)
compat-glibc-headers-2.3.2-95.30(i386)
glibc-profile-2.3.4-2.43(i386)
glibc-utils-2.3.4-2.43(i386)
glibc-kernheaders-2.4-9.1.103.EL(i386)
glibc-common-2.3.4-2.43(i386)
compat-glibc-2.3.2-95.30(i386)

たとえば、64ビット・システムでコマンドを実行すると、次のような一覧表示になります。

glibc-common-2.3.4-2.43(x86_64)
glibc-devel-2.3.4-2.43(x86_64)
glibc-profile-2.3.4-2.43(x86_64)
glibc-headers-2.3.4-2.43(x86_64)
glibc-utils-2.3.4-2.43(x86_64)
glibc-2.3.4-2.43(x86_64)

Solarisプラットフォームの場合

pkginfo <package_name>

次に例を示します。

pkginfo SUNWbtool

AIXプラットフォームの場合

lslpp -l <package name>

次に例を示します。

lslpp -l  bos.perf.proctools

HPプラットフォームの場合

バンドル、製品またはファイルセットがインストールされているかを判断するには、次のコマンドを入力します(levelはバンドル、製品またはファイルセットのいずれかです)。

# /usr/sbin/swlist -l level |more

次に例を示します。

/usr/sbin/swlist -l bundle |grep QPK

5.1.3 Oracle Management Service用のパッケージ要件

表5-1は、各種プラットフォーム(32ビットおよび64ビット)に新しいEnterprise Managerまたは追加のOMSをインストールするために必要なパッケージを示します。

表5-1 Oracle Management Service用のパッケージ要件

プラットフォーム 32ビット・プラットフォーム用の32ビット・パッケージ 64ビット・プラットフォーム用の64ビット・パッケージ

Oracle Linux 6.x

(Red Hat 6 KernelおよびUnbreakable Enterprise Kernel (UEK))

サポート対象外

  • make-3.81

  • binutils-2.20.51.0.2-5.11

  • gcc-4.4.4

  • libaio-0.3.107

  • glibc-common-2.12-1

  • libstdc++-4.4.4

  • libXtst-1.0.99.2-3.el6.x86_64.rpm

  • sysstat-9.0.4

  • glibc-devel-2.12-1.7.el6.i686 (これは32ビットのパッケージです)

  • glibc-devel-2.12-1.7.el6.x86_64 (これは64ビットのパッケージです)

  • (RH6.2およびUEK 6.2を含むOracle Linux 6.2にのみ適用) glibc-2.12-1.47.0.2

Oracle Linux 5.x

Red Hat Enterprise Linux 5.x

  • make-3.81

  • binutils-2.17.50.0.6

  • gcc-4.1.1

  • libaio-0.3.106

  • glibc-common-2.3.4

  • compat-libstdc++296-2.96

  • libstdc++ 4.1.1

  • libstdc++devel-4.1.0

  • setarch-1.6

  • sysstat-5.0.5

  • compat-db 4.1.25

  • rng-utils-2.0

  • libXtst-1.0.1-3.1(i386)

  • xorg-x11-utils(このパッケージはGUIベースのインタラクティブなインストールの場合に必要です。サイレント・インストールの場合は必要ありません。)

  • make-3.81

  • binutils-2.17.50.0.6

  • gcc-4.1.1

  • libaio-0.3.106

  • glibc-common-2.3.4

  • libstdc++ -4.1.1

  • setarch-1.6

  • sysstat-5.0.5

  • rng-utils-2.0

  • libXtst-1.0.1-3.1(x86_64)

  • xorg-x11-utils(このパッケージはGUIベースのインタラクティブなインストールの場合に必要です。サイレント・インストールの場合は必要ありません。)

さらに、OMSのインストール中のリンク・エラーを回避するために、glibc-devel-2.5-49の32ビット・バージョンと64ビット・バージョンもインストールします。インストーラはこのパッケージをチェックします。このパッケージがインストールされていない場合、エラーが表示されます。

Oracle Linux 4.x

Red Hat Enterprise Linux 4.x

  • make-3.80

  • binutils-2.15.92.0.2

  • gcc-3.4.5

  • libaio-0.3.105

  • glibc-common-2.3.4

  • libstdc++-3.4.5

  • libstdc++-devel-3.4.3

  • pdksh-5.2.14

  • setarch-1.6

  • sysstat-5.0.5

  • compat-db-4.1.25

  • kernel-utils-2.4

  • xorg-x11-utils(このパッケージはGUIベースのインタラクティブなインストールの場合に必要です。サイレント・インストールの場合は必要ありません。)

サポート対象外

SUSE Linux Enterprise 10

  • make-3.80

  • binutils-2.16.91.0.5

  • gcc-4.1.0

  • libstdc++ 4.1.0

サポート対象外

SUSE Linux Enterprise 11

  • make-3.81

  • binutils-2.19-9.3

  • gcc-4.3-62.198

  • gcc43-4.3.3_20081022-11.18(i586)

  • gcc43-c++-4.3.3_20081022-11.18(i586)

  • glibc-devel-2.11.1-0.17.4(i686)

  • glibc-2.11.1-0.17.4(i686)

  • libstdc++43-devel-4.3.3_20081022-11.18(i586)

  • libstdc++ 43.4.3

  • make-3.80

  • binutils-2.16.91.0.5

  • libstdc++ 43.4.3

  • libstdc++43-devel-4.3.3_20081022-11.18(x86_64)

  • libstdc++43-4.3.3_20081022-11.18(x86_64)

  • gcc43-4.3.3_20081022-11.18(x86_64)

  • gcc43-c++-4.3.3_20081022-11.18(x86_64)

  • gcc43-32bit-4.3.3_20081022-11.18(x86_64)

  • gcc-4.3-62.198(x86_64)

  • libstdc++ 43.4.3

  • さらに、OMSのインストール中のリンク・エラーを回避するために、glibc-devel-2.5-49の32ビット・バージョンと64ビット・バージョンもインストールします。インストーラはこのパッケージをチェックします。このパッケージがインストールされていない場合、エラーが表示されます。

Asianux Server 3

  • make-3.81-3AXS3-i386

  • binutils-2.17.50.0.6-9AXS3-i386

  • gcc-4.1.2-44.1-i386

  • libaio-0.3.106-3.2-i386

  • glibc-common-2.5-34.1AXS3-i386

  • compat-libstdc++-296-2.96-138.2AX-i386

  • libstdc++-4.1.2-44.1-i386

  • libstdc++-devel-4.1.2-44.1-i386

  • setarch-2.0-1.1-i386

  • sysstat-7.0.4-1AX-i386

  • compat-db-4.2.52-5.1-i386

  • libXtst-1.0.1-3.1(i386)

  • xorg-x11-utils(このパッケージはGUIベースのインタラクティブなインストールの場合に必要です。サイレント・インストールの場合は必要ありません。)

  • make-3.81

  • binutils-2.17.50.0.6

  • gcc-4.1.1

  • libaio-0.3.106

  • glibc-common-2.3.4

  • libstdc++ -4.1.1

  • setarch-1.6

  • sysstat-5.0.5

  • libXtst-1.0.1-3.1(x86_64)

  • xorg-x11-utils(このパッケージはGUIベースのインタラクティブなインストールの場合に必要です。サイレント・インストールの場合は必要ありません。)

さらに、OMSのインストール中のリンク・エラーを回避するために、glibc-devel-2.5-49の32ビット・バージョンと64ビット・バージョンもインストールします。インストーラはこのパッケージをチェックします。このパッケージがインストールされていない場合、エラーが表示されます。

Solaris SPARC 5.9

サポート対象外

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWsprox

  • SUNWtoo

  • SUNWi1of

  • SUNWxwfnt

Solaris SPARC 5.10

Solarisローカル・コンテナでもサポートされます。

サポート対象外

SUNWbtool

Solaris SPARC 5.11

サポート対象外

  • SUNWbtool

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWtoo

  • SUNWxwplt (これはxwindowの設定用です)

  • SUNWfont-xorg-core(このパッケージはGUIベースのインタラクティブなインストールの場合にのみ必要です。サイレント・インストールの場合は必要ありません。)

  • SUNWlibC

  • SUNWcsl

Solaris x86-64 5.11

サポート対象外

  • SUNWbtool

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWtoo

  • SUNWxwplt (これはxwindowの設定用です)

  • SUNWfont-xorg-core(このパッケージはGUIベースのインタラクティブなインストールの場合にのみ必要です。サイレント・インストールの場合は必要ありません。)

  • SUNWlibC

  • SUNWcsl

Solaris x86-64 5.10

サポート対象外

  • SUNWbtool

  • SUNWarc

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWtoo

  • SUNWi1of

  • SUNWi1cs

  • SUNWi15cs

  • SUNWxwfnt

IBM AIX 5.3.00.04

注意: AIX 5.3については、メンテナンス・レベル4以上がサポートされます。

次のコマンドを使用して、メンテナンス・レベルを確認します。

oslevel -r

サポート対象外

  • bos.perf.proctools(0.0)

  • bos.adt.base(0.0)

  • bos.adt.libm(0.0)

  • rsct.basic.rte(0.0)

  • rsct.compat.clients.rte(0.0)

IBM AIX 6.1

注意: すべてのメンテナンス・レベルがサポートされます。

次のコマンドを使用して、メンテナンス・レベルを確認します。

oslevel -r

サポート対象外

  • bos.adt.base(0.0)

  • bos.adt.lib(0.0)

  • bos.adt.libm(0.0)

  • bos.perf.libperfstat(0.0)

  • bos.perf.perfstat(0.0)

  • bos.perf.proctools(0.0)

  • rsct.basic.rte(0.0)

  • rsct.compat.clients.rte(0.0)

  • xlC.aix61.rte.(9.0.0.0)

  • xlC.rte.(9.0.0.0)

IBM AIX 7.1

注意: すべてのメンテナンス・レベルがサポートされます。

次のコマンドを使用して、メンテナンス・レベルを確認します。

oslevel -r

サポート対象外

  • bos.adt.base(0.0)

  • bos.adt.lib(0.0)

  • bos.adt.libm(0.0)

  • bos.perf.libperfstat(0.0)

  • bos.perf.perfstat(0.0)

  • bos.perf.proctools(0.0)

  • rsct.basic.rte(0.0)

  • rsct.compat.clients.rte(0.0)

  • xlC.aix61.rte.(9.0.0.0)

  • xlC.rte.(9.0.0.0)

HP PA-RISC 11.23

サポート対象外

  • BUNDLE11i(B.11.23.0409.3)

  • 最低限のコンパイラ・バージョンaCC: HP C/aC++ B3910B A.06.14 [Feb 22 2007]

HP PA-RISC 11.31

サポート対象外

  • OnlineDiag(B.11.31.01.03)

  • Base-VXFS(B.11.31)

  • 最低限のコンパイラ・バージョンaCC: HP C/aC++ B3910B A.06.14 [Feb 22 2007]

HP-UX Itanium 11.23

サポート対象外

  • BUNDLE11i(B.11.23.0409.3)

  • 最低限のコンパイラ・バージョンaCC: HP C/aC++ B3910B A.06.14 [Feb 22 2007]

HP-UX Itanium 11.31

サポート対象外

  • OS-Core(B.11.31)

  • 最低限のコンパイラ・バージョンaCC: HP C/aC++ B3910B A.06.14 [Feb 22 2007]


5.1.4 Oracle Management Agent用のパッケージ要件

表5-2に、各種プラットフォーム(32ビットおよび64ビット)で管理エージェントをインストールするために必要なパッケージを示します。


警告:

この項で説明しているGCCパッケージはインストール中およびインストールしてからも必要ですので、インストール後に削除しないでください。これらのパッケージは、インストール中にはバイナリの再リンクに必要で、インストール後はホストの検出およびLinuxホストでモジュールのリアルタイム監視の収集に必要です。インストール後にGCCパッケージを削除しないでください。


表5-2 Oracle Management Agent用のパッケージ要件

プラットフォーム 32ビット・プラットフォーム用の32ビット・パッケージ 64ビット・プラットフォーム用の64ビット・パッケージ

Oracle Linux 6.x

(Red Hat 6 KernelおよびUnbreakable Enterprise Kernel (UEK))

サポート対象外

  • make-3.81

  • binutils-2.20.51.0.2-5.11

  • gcc-4.4.4

  • libaio-0.3.107

  • glibc-common-2.12-1.7

  • libstdc++-4.4.4

  • sysstat-9.0.4

Oracle Linux 5.x

Red Hat Enterprise Linux 5.x

  • make-3.81

  • binutils-2.17.50.0.6

  • gcc-4.1.1

  • libstdc++ -4.1.1

Oracle Linux 5.xおよびRed Hat Enterprise Linux 5.x (x <= 5 [Oracle Linux 5.3など])

  • make-3.81

  • binutils-2.17.50.0.6

  • gcc-4.1.1

  • libstdc++ -4.1.1

Oracle Linux 5.xおよびRed Hat Enterprise Linux 5.x (x > 5 [Oracle Linux 5.6など])

  • make-3.81

  • binutils-2.17.50.0.6

  • gcc-4.1.1

  • libaio-0.3.106

  • glibc-common-2.3.4

  • libstdc++ -4.1.1

  • setarch-1.6

  • sysstat-5.0.5

  • rng-utils-2

Oracle Linux 4.x

Red Hat Enterprise Linux 4.x

  • make-3.80

  • binutils-2.15.92.0.2

  • gcc-3.4.5

  • libstdc++-3.4.5

  • kernel-utils-2.4

64ビット・プラットフォームでは、64ビット管理エージェントはサポートされませんが、32ビット管理エージェントはサポートされるため、64ビット・プラットフォームにすべての32ビット・パッケージ(前の列に示す)をインストールします。

SUSE Linux Enterprise 10

  • make-3.80

  • binutils-2.16.91.0.5

  • gcc-4.1.0

  • libstdc++ 4.1.0

  • libaio-32bit-0.3.104-14.2

  • libaio-devel-32bit-0.3.104-14.2

64ビット・プラットフォームでは、64ビット管理エージェントはサポートされませんが、32ビット管理エージェントはサポートされるため、64ビット・プラットフォームにすべての32ビット・パッケージ(前の列に示す)をインストールします。

SUSE Linux Enterprise 11

  • make-3.81

  • binutils-2.19-9.3

  • gcc-4.3-62.198

  • libstdc++ 43.4.3

  • make-3.80

  • binutils-2.16.91.0.5

  • gcc-4.1.0

  • libstdc++ 43.4.3

Asianux Server 3

  • make-3.81-3AXS3-i386

  • binutils-2.17.50.0.6-9AXS3-i386

  • gcc-4.1.2-44.1-i386

  • libstdc++-4.1.2-44.1-i386

  • libXtst-1.0.1-3.1(i386)

  • make-3.81

  • binutils-2.17.50.0.6

  • gcc-4.1.1

  • libstdc++ -4.1.1

  • libXtst-1.0.1-3.1(x86_64)

Solaris SPARC 5.9

サポート対象外

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWsprox

  • SUNWtoo

  • SUNWi1of

  • SUNWxwfnt

Solaris SPARC 5.10

Solarisローカル・コンテナでもサポートされます。

サポート対象外

SUNWbtool

Solaris SPARC 5.11

サポート対象外

  • SUNWbtool

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWtoo

  • SUNWlibC

  • SUNWcsl

Solaris x86-64 5.11

サポート対象外

  • SUNWbtool

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWtoo

  • SUNWlibC

  • SUNWcsl

Solaris x86-64 5.10

サポート対象外

  • SUNWbtool

  • SUNWarc

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWtoo

  • SUNWi1of

  • SUNWi1cs

  • SUNWi15cs

  • SUNWxwfnt

Solaris Express 5.11 x86-64

注意: サポートされているカーネルIDは175.0.0.0.2.0,151.0.1.12です。

カーネルIDを確認するには、次のコマンドを実行します。

uname -X |grep KernelID

サポート対象外

  • SUNWbtool

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWtoo

  • SUNWlibC

  • SUNWcsl

Solaris SPARC Express 5.11

注意: サポートされているカーネルIDは175.0.0.0.2.0,151.0.1.12です。

カーネルIDを確認するには、次のコマンドを実行します。

uname -X |grep KernelID

サポート対象外

  • SUNWbtool

  • SUNWhea

  • SUNWlibm

  • SUNWlibms

  • SUNWsprot

  • SUNWtoo

  • SUNWlibC

  • SUNWcsl

IBM AIX 5.3.00.04

注意: AIX 5.3については、メンテナンス・レベル4以上がサポートされます。

メンテナンス・レベルは、次のコマンドを使用して確認できます。

oslevel -r

サポート対象外

  • bos.perf.proctools(5.3.0.50)

  • bos.adt.base(0.0)

  • bos.adt.libm(0.0)

  • rsct.basic.rte(0.0)

  • rsct.compat.clients.rte(0.0)

IBM AIX 6.1

注意: すべてのメンテナンス・レベルがサポートされます。

次のコマンドを使用して、メンテナンス・レベルを確認します。

oslevel -r

サポート対象外

  • bos.adt.base(0.0)

  • bos.adt.lib(0.0)

  • bos.adt.libm(0.0)

  • bos.perf.libperfstat(0.0)

  • bos.perf.perfstat(0.0)

  • bos.perf.proctools(0.0)

  • rsct.basic.rte(0.0)

  • rsct.compat.clients.rte(0.0)

  • xlC.aix61.rte.(9.0.0.0)

  • xlC.rte.(9.0.0.0)

IBM AIX 7.1

注意: すべてのメンテナンス・レベルがサポートされます。

次のコマンドを使用して、メンテナンス・レベルを確認します。

oslevel -r

サポート対象外

  • bos.adt.base(0.0)

  • bos.adt.lib(0.0)

  • bos.adt.libm(0.0)

  • bos.perf.libperfstat(0.0)

  • bos.perf.perfstat(0.0)

  • bos.perf.proctools(0.0)

  • rsct.basic.rte(0.0)

  • rsct.compat.clients.rte(0.0)

  • xlC.aix61.rte.(9.0.0.0)

  • xlC.rte.(9.0.0.0)

HP PA-RISC 11.23

サポート対象外

BUNDLE11i(B.11.23.0409.3)

HP PA-RISC 11.31

サポート対象外

  • OnlineDiag(B.11.31.01.03)

  • Base-VXFS(B.11.31)

HP-UX Itanium 11.23

サポート対象外

BUNDLE11i(B.11.23.0409.3)

HP-UX Itanium 11.31

サポート対象外

OS-Core(B.11.31)


5.2 カーネル・パラメータ要件

この項では、各種プラットフォーム(32ビットおよび64ビット)にOMSまたは管理エージェントをインストールするために必要なカーネル・パラメータを示します。この項の具体的な内容は次のとおりです。

5.2.1 Oracle Management Service用のカーネル・パラメータ要件

OMSおよび管理リポジトリが別のホストにある場合

OMSまたは管理リポジトリ(データベース)を、Linuxオペレーティング・システム(32ビットまたは64ビット)が稼働している異なるホストにインストールし、さらにOMSホストにインストールする場合、kernel.shmmaxパラメータを4GBより1バイト小さい値または4294967295に設定します。

あらゆる状況で他のアプリケーションがメモリー不足にならずにコア・ファイルを正常に生成できるようにするには、この値をお薦めします。

kernel.shmmaxパラメータに割り当てられた値を確認するには、次のコマンドを実行します。

cat /proc/sys/kernel/shmmax

kernel.shmmaxパラメータに値を設定するには、次のコマンドを実行します。

sysctl -w kernel.shmmax=<new value>

OMSおよび管理リポジトリが同じホストにある場合

Linuxオペレーティング・システム(32ビットまたは64ビット)で稼働している同じホストにOMSまたは管理リポジトリ(データベース)をインストールする場合、kernel.shmmaxパラメータを『LinuxのためのOracle Databaseインストレーション・ガイド11gリリース2 (11.2)』で説明されている値に設定します。

5.2.2 Oracle Management Agent用のカーネル・パラメータ要件

管理エージェントに必要なカーネル・パラメータはありません。

5.3 ライブラリの要件

この項では、各種プラットフォーム(32ビットおよび64ビット)にOMSまたは管理エージェントをインストールするために必要なライブラリを示します。この項の具体的な内容は次のとおりです。

5.3.1 Oracle Management Service用のライブラリ要件

表5-3は、各種プラットフォーム(32ビットおよび64ビット)に新しいEnterprise Managerシステムまたは追加のOMSをインストールするために必要なライブラリを示します。

表5-3 Oracle Management Service用のライブラリ要件

プラットフォーム 32ビット・プラットフォーム用の32ビット・ライブラリ 64ビット・プラットフォーム用の64ビット・ライブラリ

Oracle Linux 6.x

Red Hat Enterprise Linux 6.x

サポート対象外

glibc-2.5.12

Oracle Linux 5.x

Red Hat Enterprise Linux 5.x

glibc-2.5-12

glibc-2.5.12

Oracle Linux 4.x

Red Hat Enterprise Linux 4.x

glibc-2.3.4-2.43.i386

-

SUSE Linux Enterprise 10

glibc-2.2.4-31.7

-

SUSE Linux Enterprise 11

glibc-2.9

glibc-2.9

Asianux Server 3

glibc-2.3.4-2.9

glibc-2.3.4-2.9


5.3.2 Oracle Management Agent用のライブラリ要件

管理エージェントのライブラリ要件はありません。