Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド 12cリリース3 (12.1.0.3) B65085-09 |
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オラクル社の製品、サービスおよびサポート・マニュアルを、障害のある方々が利用しやすいようにするための活動の一環として、Enterprise Managerには補助テクノロジを使用するユーザーの管理データへのアクセスを可能にするいくつかの機能が用意されています。Enterprise Managerでは、次のアクセシビリティ機能が用意されています。
スクリーン・リーダーのサポート
高コントラストのサポート
大きいフォントのサポート
この付録では、スクリーン・リーダーのサポートを有効にするために変更する必要がある、次の構成設定について説明します。
注意: スクリーン・リーダーのサポートを有効にするとPPRが無効になるため、処理のステータスのリフレッシュに関連するすべてのページが自動的にリフレッシュされなくなります。これは予測されている動作です。 |
スクリーン・リーダー・モードを有効化するには、次の手順を実行します。
Cloud Controlホームページの「<user_name>」メニューから、「プリファレンス」→「アクセシビリティ」を選択します。
「アクセシビリティ・プリファレンス」ページで、「スクリーン・リーダーを使用する」を選択します。「適用」をクリックします。
ADFアクセシビリティ・モードは、即座に実行されるセッション・ベースの設定で、Enterprise Manager管理サービスを再起動する必要はありません。
ADFの各ページでは、Cloud Controlに初めてログインした後に「アクセシビリティ・プリファレンス」ダイアログが表示されます。このダイアログの設定は、前述の「アクセシビリティ・プリファレンス」ページの設定と同じです。
UIXの各ページでスクリーン・リーダー・モードを有効にするには、次の手順を実行します。
Cloud Controlインストールでuix-config.xml
ファイルを探すには、ディレクトリをOracle Management Serviceホームの次の場所に変更します。
./oms/sysman/archives/emgc/deployments/EMGC_DOMAIN/emgc.ear/em.war/WEB-INF/uix-config.xml
テキスト・エディタを使用してuix-config.xml
ファイルを開き、次のエントリを設定します。
<!-- An alternate configuration that disables accessibility features --> <default-configuration> <accessibility-mode>screenReader</accessibility-mode> </default-configuration>
ファイルを保存して閉じます。
Oracle Management Serviceを再起動します。
注意: UIXアクセシビリティ・モードは、製品全体に適用される設定です。この設定を適用するには、Enterprise Manager管理サービスを再起動する必要があります。 |
注意: uix-config.xml ファイルで、enable-auto-table-ctlr-labels がtrue に設定されます。これにより、カーソルをUI要素(表内のチェック・ボックスやラジオ・ボタンなど)にかざすと、ラベルの付いたツール・チップ・ボックスが表示されるようになります。この機能を無効にするには、設定をfalse に変更します。 |
web.xmlファイルを構成するには、次の手順に従います。
web.xml
構成ファイルを見つけます。
Cloud Controlインストールでweb.xml
ファイルを探すには、ディレクトリをOracle Management Serviceホームの次の場所に変更します。
./oms/sysman/archives/emgc/deployments/EMGC_DOMAIN/emgc.ear/em.war/WEB-INF/web.xml
テキスト・エディタを使用してweb.xml
ファイルを開き、ファイル内で次の6行を探します。
<!-- Uncomment this to enable textual chart descriptions <context-param> <param-name>enableChartDescription</param-name> <param-value>true</param-value> </context-param> -->
このセクションの最初の行および最後の行を削除して4行のみを残し、このセクションからコメントを削除します。
<context-param> <param-name>enableChartDescription</param-name> <param-value>true</param-value> </context-param>
ファイルを保存し、終了します。
Oracle Management Serviceを再起動します。
Enterprise Managerでは、パフォーマンス・データの表示にグラフが使用されます。ほとんどのユーザーにとって、これらのグラフは、トレンドを理解し、パフォーマンス・メトリックの最小値および最大値の特定に役立つ、データのグラフィック表示となります。
しかし、グラフの情報はスクリーン・リーダーで読み取ることができません。この問題を解決するため、各パフォーマンス・グラフに完全な説明テキストが表示されるようにEnterprise Managerを構成できます。デフォルトでは、グラフのテキスト表示のサポートは無効になっています。グラフの説明テキストが有効になっている場合、Enterprise Managerでは各チャートに小さなアイコンが表示され、説明テキストへのドリルダウン・リンクとして使用できます。
ADFの各ページでスクリーン・リーダーのサポートが有効になっていることを確認するには、次の手順に従います。
Cloud Controlホームページで、「ヘルプ」をクリックし、「Enterprise Managerバージョン情報」を選択します。
「Enterprise Managerバージョン情報」ダイアログ・ボックスで、「アクセシビリティ・プリファレンス - スクリーン・リーダーのサポート」が「有効」に設定されていることを確認します。
「アクセシビリティ・プリファレンス - スクリーン・リーダーのサポート」が「無効」に設定されている場合は、「Enterprise Managerのアクセシビリティ機能の有効化」に記載されている手順に従います。
UIXの各ページでスクリーン・リーダーのサポートが有効になっていることを確認するには、次の手順に従います。
Cloud Controlホームページの「エンタープライズ」メニューから、「レポート」を選択し、「情報パブリッシャ・レポート」を選択します。
「情報パブリッシャ・レポート」ページで、「ハードウェア・サマリー」を選択します。「ハードウェア・サマリー」ページが表示されます。アクセシビリティティ設定が有効になっている場合は、図G-1に示すアイコンが表示されます。