Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド 12cリリース3 (12.1.0.3) B65085-09 |
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Oracle Management Service (OMS)は、主にコンソール・サービスとバックグラウンド・サービスの2つのタイプのサービスを実行するように設計されています。コンソール・サービスはEnterprise Manager用のGUI豊富なコンソールの表示に必要とされ、バックグラウンド・サービスは重要なジョブ、アップロード操作およびビジネス・ロジックの実行で必要とされます。
図16-1は、コンソール・サービスとバックグラウンド・サービスの両方が実行しているOMSの機能を示しています。
複数OMS環境では、UI操作専用のOMSを備えるか、またはSSA OMSでバックグラウンド・サービスを実行しないようにするために、バックグラウンド・サービスを停止し、UIサービスのみを実行できます。そのため、OMSを純粋なコンソール限定モードにできます。その場合、管理エージェントはバックグラウンド・サービスとUIサービスの両方が実行している他のOMSインスタンスにデータをアップロードします。
OMSをコンソール限定モードで実行するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを使用して、OMSを停止します。
$emctl stop oms
次のコマンドを使用して、起動モードをコンソール専用に設定します。
$emctl config oms -set_startup_mode console_only
次のコマンドを使用してOMSを起動します。
$emctl start oms
注意: 追加のOMSインスタンスのみがコンソール限定モードで実行でき、管理サーバーとホストを共有するOMSインスタンスは実行できません。 |
OMSインスタンスを標準モードに戻すには、次のコマンドを実行し、OMSを再起動します。
$emctl config oms -set_startup_mode normal