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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド
12cリリース3 (12.1.0.3)
B65085-09
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16 「コンソール限定モード」でのOMSの稼働

Oracle Management Service (OMS)は、主にコンソール・サービスとバックグラウンド・サービスの2つのタイプのサービスを実行するように設計されています。コンソール・サービスはEnterprise Manager用のGUI豊富なコンソールの表示に必要とされ、バックグラウンド・サービスは重要なジョブ、アップロード操作およびビジネス・ロジックの実行で必要とされます。

図16-1は、コンソール・サービスとバックグラウンド・サービスの両方が実行しているOMSの機能を示しています。

図16-1 コンソール・サービスおよびバックグラウンド・サービスを備えたOMSの機能

図16-1については周囲のテキストで説明しています。

複数OMS環境では、UI操作専用のOMSを備えるか、またはSSA OMSでバックグラウンド・サービスを実行しないようにするために、バックグラウンド・サービスを停止し、UIサービスのみを実行できます。そのため、OMSを純粋なコンソール限定モードにできます。その場合、管理エージェントはバックグラウンド・サービスとUIサービスの両方が実行している他のOMSインスタンスにデータをアップロードします。

OMSをコンソール限定モードで実行するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを使用して、OMSを停止します。

    $emctl stop oms

  2. 次のコマンドを使用して、起動モードをコンソール専用に設定します。

    $emctl config oms -set_startup_mode console_only

  3. 次のコマンドを使用してOMSを起動します。

    $emctl start oms


注意:

追加のOMSインスタンスのみがコンソール限定モードで実行でき、管理サーバーとホストを共有するOMSインスタンスは実行できません。

OMSインスタンスを標準モードに戻すには、次のコマンドを実行し、OMSを再起動します。

$emctl config oms -set_startup_mode normal