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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド
12cリリース4 (12.1.0.4)
B65085-14
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1 ソフトウェアの入手

この章では、Enterprise Manager Cloud ControlソフトウェアおよびOracle Management Agentソフトウェアを入手する方法について説明します。この章の具体的な内容は次のとおりです。

1.1 Enterprise Manager Cloud Controlの利用可能なリリース

表1-1に、これまでにリリースされたEnterprise Manager Cloud Controlを示します。

表1-1 Enterprise Manager Cloud Controlのリリース

リリース番号 リリース・タイプ リリース日 実装方法 説明

(推奨)

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース4 (12.1.0.4)

パッチ・セット3

2014年5月

  • 12cリリース4 (12.1.0.4)の新規インストール

  • 12cリリース3 (12.1.0.3) ((12.1.0.3)または(12.1.0.3)プラグイン・アップデート1のいずれか)からのアップグレード

  • 12cリリース2 (12.1.0.2) ((12.1.0.2)または(12.1.0.2)プラグイン・アップデート1のいずれか)からのアップグレード

  • 10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)からのアップグレード

複数の不具合修正、拡張機能、新機能が含まれているパッチ・セット。

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース3プラグイン・アップデート1 (12.1.0.3)

プラグイン・アップデート1

(2013年10月にリリースされたプラグインが含まれるEnterprise Manager Cloud Control 12cリリース3 (12.1.0.3)ソフトウェア)

2013年10月

  • 12cリリース3 (12.1.0.3)の新規インストール

  • 12cリリース2 (12.1.0.2) ((12.1.0.2)パッチ・セット1または(12.1.0.2)プラグイン・アップデート1)からのアップグレード

  • 12cリリース1 (12.1.0.1) (バンドル・パッチ1適用済のみ)からのアップグレード

  • 10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)からのアップグレード

2013年10月にリリースされた新規プラグインおよび更新済プラグイン・バージョンで更新された12cリリース3 (12.1.0.3)のソフトウェア・バイナリが含まれます。

ただし、12cリリース3 (12.1.0.3)のソフトウェア・バイナリは、変更されておらず、2013年10月にリリースされた新規プラグインおよび更新済プラグイン・バージョンへの統合以外は行われていません。管理エージェントのソフトウェア・バイナリも変更されていません。これは、基本的にリリースであり、パッチ・セットやパッチではありません。

このリリースに統合されているプラグインの一覧を確認するには、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド12cリリース3 (12.1.0.3)』「スタート・ガイド」の章のこのリリースに統合されているプラグインのリストに関する項を参照してください。このガイドは、次のURLのEnterprise Managerドキュメント・ライブラリから入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース3 (12.1.0.3)

パッチ・セット2

2013年6月

  • 12cリリース3 (12.1.0.3)の新規インストール

  • 12cリリース2 (12.1.0.2) ((12.1.0.2)または(12.1.0.2)プラグイン・アップデート1のいずれか)からのアップグレード

  • 12cリリース1 (12.1.0.1) (バンドル・パッチ1適用済のみ)からのアップグレード

  • 10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)からのアップグレード

複数の不具合修正、拡張機能、新機能が含まれているパッチ・セット。

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース2プラグイン・アップデート1 (12.1.0.2)

プラグイン・アップデート1

(2013年2月にリリースされたプラグインが含まれるEnterprise Manager Cloud Control 12cリリース2 (12.1.0.2))

2013年2月

  • 12cリリース2 (12.1.0.2)の新規インストール

  • 12cリリース1 (12.1.0.1) (バンドル・パッチ1を適用または未適用)からのアップグレード

  • 10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)からのアップグレード

2013年2月にリリースされた新規プラグインおよび更新済プラグイン・バージョンで更新された12cリリース2 (12.1.0.2)のソフトウェア・バイナリが含まれます。

ただし、12cリリース2 (12.1.0.2)のソフトウェア・バイナリは変更されておらず、2013年2月にリリースされた新規プラグインおよび更新済プラグイン・バージョンへの統合以外は行われていません。管理エージェントのソフトウェア・バイナリも変更されていません。これは、基本的にリリースであり、パッチ・セットやパッチではありません。

このリリースに統合されているプラグインの一覧を確認するには、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド 12c リリース2 (12.1.0.2)』「スタート・ガイド」の章のこのリリースに統合されているプラグインのリストに関する項を参照してください。このガイドは、次のURLのEnterprise Managerドキュメント・ライブラリから入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html

Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース2 (12.1.0.2)

パッチ・セット1

2012年8月

  • 12cリリース2 (12.1.0.2)の新規インストール

  • 12cリリース1 (12.1.0.1) (バンドル・パッチ1を適用または未適用)からのアップグレード

  • 10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)からのアップグレード

複数の不具合修正、拡張機能、新機能が含まれているパッチ・セット。

Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース1 (12.1.0.1)

バンドル・パッチ1

2012年1月

  • バンドル・パッチ1を含む12cリリース1 (12.1.0.1)の新規インストール

  • 基本リリース(12cリリース1 (12.1.0.1))へのパッチ適用

  • 10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)からのアップグレード

複数の不具合修正および移植されたプラットフォームのサポートを含むバンドル・パッチ。

Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース1 (12.1.0.1)

基本リリース

2011年10月

  • 12cリリース1 (12.1.0.1)の新規インストール

  • 10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)からのアップグレード

12cの最初のリリース。



注意:

これらのリリースおよびサポートしているプラットフォームの詳細は、Enterprise Manager Cloud Controlの動作保証マトリックスにアクセスしてください。このマトリックスにアクセスする手順は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』を参照してください。

1.2 Enterprise Manager Cloud Controlソフトウェアの入手

Enterprise Manager Cloud Controlソフトウェアは、製品DVDまたはOracle Technology Network (OTN) Webサイトから入手できます。この項では、これらのソースとその入手方法について説明します。

1.2.1 DVDからEnterprise Manager Cloud Controlソフトウェアにアクセスする方法

Enterprise Manager Cloud Controlソフトウェアは、オラクル社のサービス統括責任者または販売代理店を通して入手可能な製品DVDから取得できます。このソフトウェアは、オペレーティング・システムに応じて1枚または複数のDVDに収録されています。

内容は次のとおりです。

1.2.1.1 DVDからソフトウェアへのアクセス

ソフトウェアが1枚のDVDに収録されている場合は、そのDVDをDVDドライブに挿入し、手動でEnterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードを実行します。

ソフトウェアが複数のDVDに収録されている場合は、アーカイブされているソフトウェアを各DVDからローカル・ディスク内にコピーします。アーカイブされている各ファイルの内容を同じ場所に抽出します。Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードを起動します。

たとえば、12cリリース4 (12.1.0.4)では、主に次のLinux x86およびx86_64用の3枚のDVDを配布しています。

  • DVD1。em12104_linux_disk1of3.zipという名前のZIPファイルが含まれています。

  • DVD2。em12104_linux_disk2of3.zipという名前のZIPファイルが含まれています。

  • DVD3。em12104_linux_disk3of3.zipという名前のZIPファイルが含まれています。

この場合、3枚のZIPファイルをローカル・ディスク内(/tempなど)にコピーし、その内容を同じ場所に抽出します。内容を別の場所に抽出すると、インストールに失敗します。

$ cp -r em12104_linux_disk1of3.zip /temp

$ cp -r em12104_linux_disk2of3.zip /temp

$ cp -r em12104_linux_disk3of3.zip /temp

$ cd /temp

$ unzip em12104_linux_disk1of3.zip

$ unzip em12104_linux_disk2of3.zip

$ unzip em12104_linux_disk3of3.zip


注意:

Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードの詳細は、第2.1.2項を参照してください。

1.2.1.2 DVDのマウント・ポイントの設定

共有DVDドライブからDVDにアクセスする場合、DVDドライブのマウント・ポイントを設定します。

ほとんどのLinuxオペレーティング・システムでは、DVDをDVDドライブに挿入するとディスクが自動的にマウントされます。ただし、一部のLinuxオペレーティング・システムでは、ディスクを手動でマウントする必要があることがあります。ディスクが自動的にマウントされるかどうかを確認し、自動的にマウントされない場合はディスクを手動でマウントするには、次の手順を実行します。

  1. DVDをディスク・ドライブに挿入します。

  2. ディスクが自動的にマウントされるかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。

    • Red Hat Enterprise Linuxの場合:

      # ls /mnt/cdrom

    • SUSE Linux Enterprise Serverの場合:

      # ls /media/cdrom

  3. 手順(2)のコマンドによりディスクの内容が表示されない場合は、次のコマンドを実行します。

    • Red Hat Enterprise Linuxの場合:

      # mount -t nfs <host name>:/mnt/<full path to the dvdrom>

    • SUSE Linux Enterprise Serverの場合:

      # mount -t nfs <host name>:/media/<full path to the dvdrom>

ほとんどのAIXオペレーティング・システムでは、DVDをDVDドライブに挿入するとディスクが自動的にマウントされます。ただし、一部のAIXオペレーティング・システムでは、ディスクを手動でマウントする必要があることがあります。ディスクが自動的にマウントされず、手動でマウントする場合、次の手順に従います。

  1. 次のコマンドを実行して、ユーザーをrootユーザーに切り替えます。

    $ su -root

  2. ディスクをドライブに挿入します。


    注意:

    必要に応じて、次のコマンドを入力して、現在マウントされているディスクを取り出し、ドライブから取り除きます。

    # /usr/sbin/umount /<SD_DVD>


  3. 次のコマンドを入力します。

    # /usr/sbin/mount -rv cdrfs /dev/cd0 /SD_DVD

    このコマンド例の/SD_DVDはディスク・マウント・ポイント・ディレクトリで、/dev/cd0はディスク・デバイスのデバイス名です。

  4. ディスクの場所を指定するように要求されたら、ディスク・マウント・ポイント・ディレクトリのパスを指定します。たとえば、/SD_DVDのように指定します。

1.2.2 Oracle Technology Networkからソフトウェアを入手する方法

Enterprise Manager Cloud Controlソフトウェアは、OTNから入手できます。OTNで入手可能なソフトウェアは、Info-ZIPの移植性の高いZIPユーティリティを使用してアーカイブされています。ソフトウェアは、ZIPファイルに収録されています。ソフトウェアをダウンロードした後、ファイルを抽出するためにUNZIPユーティリティが必要になります。

内容は次のとおりです。

1.2.2.1 Enterprise Manager Cloud Controlソフトウェアのダウンロード

OTNからEnterprise Manager Cloud Controlソフトウェアをダウンロードするには、次のURLにアクセスします。

http://www.oracle.com/technetwork/oem/enterprise-manager/downloads/index.html

ソフトウェアは、ZIPファイルに収録されています。ZIPファイルをローカル・ディスク上の共通の場所にダウンロードします。

1.2.2.2 Enterprise Manager Zipファイルのファイル・サイズの確認

ZIPファイルのダウンロード後、次の手順を実行します。

  1. cksumコマンドをZIPファイルに対して実行し、ダウンロードしたソフトウェアのファイル・チェックサムが、OTNで表示されているファイル・チェックサムと同じであるかどうかを確認します。

    たとえば、12cリリース4 (12.1.0.4)には、次のZIPファイルの形式がリリースされています。

    em12104_<platform>_diskNofM.zip (<value> bytes) (cksum - <value>)

    ここでは、<platform>はオペレーティング・システム、NはZIPファイル番号、MはダウンロードできるZIPファイルの総数を指しています。たとえば、em12104_linux_disk1of3.zip、em12104_linux_disk2of3.zip、em12104_linux_disk3of3.zipなどです。

    (cksum - <value>)の値が、確認する必要のあるファイル・チェックサムです。最初のZIPファイルのチェックサムを確認するには、次のコマンドを実行します。

    $ cksum em12_<platform>_diskNofM.zip

    次に例を示します。

    $ cksum em12_linux_disk1of3.zip

  2. ZIPファイルの内容を、1つのディレクトリに展開します。このディレクトリに移動して、次のファイルがあることを確認します。

    [a@adcxxxxxxx Disk1]$ ls
    install  libskgxn  plugins            response      stage   WT.zip
    jdk      oms       runInstaller       wls                  bipruntime
    

1.2.2.3 Enterprise Manager Zipファイルの内容の抽出

アーカイブは適切なプラットフォーム上で解凍する必要があります。たとえば、Linux x86オペレーティング・システム用のソフトウェアをダウンロードする場合は、Linux x86オペレーティング・システムでファイルを解凍する必要があります。Microsoft Windowsコンピュータでファイルを解凍してから、ステージ領域をLinuxコンピュータに移動すると、ステージング領域のファイルが破損します。これは、Linuxファイル名の大/小文字の区別または許可ビットがMicrosoft Windowsでは保持されないためです。

1つのZIPファイルをダウンロードした場合は、その内容を抽出し、手動でEnterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードを実行します。


注意:

Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードの詳細は、第2.1.2項を参照してください。

複数のZIPファイルを共通の場所にダウンロードした場合は、すべてのZIPファイルの内容を同じ場所に抽出し、手動でEnterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードを実行します。


警告:

内容を別の場所に抽出すると、インストールに失敗します。



ヒント:

ファイルをDVDに格納する場合は、まずZIPファイルの内容を抽出し、次に抽出したファイルをDVDにコピーします。ZIPファイルをコピーすると、製品をインストールするためにそのZIPファイルの内容を解凍する必要があるので、コピーしないでください。

1.2.2.4 Enterprise Manager Cloud Controlソフトウェア・リリースの説明の確認

最新バージョンをダウンロードしたことを確認するため、ソフトウェア・リリースの詳細を確認します。

  1. ソフトウェアのZIPファイルの内容を抽出してから、次の場所に移動し、ソフトウェア・リリースの説明を含むプロパティ・ファイルにアクセスします。

    Disk1/install/em/release.properties

  2. 最新のソフトウェアであることを保証する次の説明を確認します。

    リリース:Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース4 (12.1.0.4)

1.2.2.5 プラットフォーム情報の確認

ZIPファイルの内容を抽出した後、次のファイルにアクセスして、プラットフォーム情報を確認します。ここで、<Software_Location>は、DVDマウント・ポイントか、またはZIPファイルの内容を抽出したローカル・ディスク上の場所です。

<Software_Location>/stage/shiphomeproperties.xml

32ビットEnterprise Manager Cloud Controlソフトウェア(Enterprise Manager Grid ControlとOracle Management Agentの両方)は、32ビット・ハードウェア上で実行されている32ビット・オペレーティング・システムにのみインストールできます。同様に、64ビットEnterprise Managerソフトウェアは、64ビット・ハードウェア上で実行されている64ビット・オペレーティング・システムにのみインストールできます。

32ビット・ソフトウェアを64ビット・プラットフォームに、また64ビット・ソフトウェアを32ビット・オペレーティング・システムにインストールしないでください。インストールは先に進みますが、最終的に失敗します。したがって、必ず正しいプラットフォームに正しいソフトウェアをダウンロードして使用してください。

shiphomeproperties.xmlファイルには、次のようなプラットフォーム情報が含まれます。

<?xml version="1.0" standalone="yes" ?>
<ORACLEHOME_INFO>
<ARU_PLATFORM_INFO>
<ARU_ID>46</ARU_ID>
<ARU_ID_DESCRIPTION>Linux x86</ARU_ID_DESCRIPTION>
</ARU_PLATFORM_INFO>
</ORACLEHOME_INFO>

プラットフォーム情報は、<ARU_ID_DESCRIPTION>構文で表示されています。表1-2に、この構文で指定されるプラットフォーム名を一覧表示し、その名前が32ビット・ソフトウェアか64ビット・ソフトウェアのどちらを表すかを示します。

表1-2 プラットフォーム情報の確認

プラットフォーム名 ARU_ID_DESCRIPTIONで指定されたプラットフォーム 32ビット/64ビット

Linux x86

Linux x86

32ビット

Microsoft Windows (32ビット)

Win 32

32ビット

Microsoft Windows (64-bit AMD64)

win 64

64ビット

Microsoft Windows (64-bit IA)

Windows Itanium

64ビット

Solaris Operating System (SPARC 64ビット)

Solaris

64ビット

HPUX PA-RISC (64ビット)

HPUNIX

64ビット

AIX

AIX

64ビット

HP_IA64

HPI

64ビット

Linux x86-64

Linux AMD

64ビット

linux_ia64

Linux Itanium

64ビット

IBM PowerベースのLinux

Linux PPC

64ビット

linux_zseries64

zLinux

64ビット

HP Tru64 UNIX

Decunix

64ビット

Solaris Operating System (x86-64)

Solaris AMD64

64ビット

Solaris Operating System (x86)

Solaris AMD32

32ビット


1.3 Oracle Management Agentソフトウェアの入手

Oracle Management Agent (管理エージェント)は、Enterprise Manager Cloud Controlのコア・コンポーネントの1つであるため、そのソフトウェアはEnterprise Manager Cloud Controlソフトウェアの一部です。Enterprise Manager Cloud Controlをインストールすると、インストール・ウィザードにより自動的に管理エージェントがインストールされます。

追加の管理エージェントは、Enterprise Manager Cloud Controlコンソール(Cloud Controlコンソール)に組み込まれたホスト・ターゲットの追加ウィザードを使用すればインストールできます。ウィザードでは、OMSホームにすでに存在する管理エージェント・ソフトウェアを使用します。

ただし、OMSホームにすでに存在する管理エージェント・ソフトウェアは常に、OMSが実行されているバージョンおよびプラットフォーム用のものです。たとえば、OMSがOracle Management Service 12cであり、Linuxプラットフォーム上で実行されている場合、この場所に存在する管理エージェント・ソフトウェアもLinuxプラットフォーム用のものです。

OMSが稼働しているプラットフォームとは別のプラットフォーム用の管理エージェントをインストールする場合、Cloud Controlコンソールに組み込まれている自己更新コンソールを使用して、必ずそのソフトウェアをダウンロードしてください。

自己更新の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。ソフトウェアのダウンロード手順は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』のCloud Controlの更新に関する章を参照してください。


注意:

12cリリースX (12.1.0.X)用の管理エージェント・ソフトウェアはOTNでは入手できないため、自己更新コンソールを使用することがこのソフトウェアをダウンロードする唯一の方法になります。