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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlリリース・ノート
12c リリース5 (12.1.0.5) for Oracle Solaris on SPARC (64-bit)
B66199-07
 

 

Oracle Enterprise Manager

Cloud Controlリリース・ノート

12cリリース5 (12.1.0.5) for Oracle Solaris on SPARC (64-bit)

B66199-07(原本部品番号:E26421-10)

2015年6月

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース5 (12.1.0.5)は、ITインフラストラクチャ全体に対して、集中化された監視機能、管理機能およびライフサイクル管理機能を提供する管理ソリューションです。

このリリース・ノート・ドキュメントは、リリースに関する情報の他、Cloud Controlまたは管理エージェント12.1.0.5(あるいはその両方)のインストールまたはアップグレードに役立つ情報を提供します。

このドキュメントの内容は次のとおりです。

1 インストールおよびアップグレードに関するドキュメントの検索場所

次のドキュメントは、Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース5 (12.1.0.5)のインストールまたはこのリリースへのアップグレード(あるいはその両方)に関連するドキュメントです。

これらのドキュメントはすべて、次のURLのEnterprise Manager Cloud Controlドキュメント・ライブラリからダウンロードできます。

http://www.oracle.com/pls/em121/homepage

  • 『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlリリース・ノート, 12cリリース5 (12.1.0.5)』(このドキュメント)

    リリース・ノート・ドキュメントは、ソフトウェアのインストール、アップグレードまたは削除に関する手順を説明しています。また、インストールおよびアップグレードに関連する既知の問題の他、インストール後の構成についても説明しています。

  • 『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド, 12cリリース5 (12.1.0.5)』

    このドキュメントでは、Enterprise Manager Cloud Controlおよび管理エージェントのフレッシュ・インストールの実行方法の詳細を参照できます。

  • 『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド, 12cリリース5 (12.1.0.5)』

    このドキュメントは、Cloud Controlコンポーネントのサイレント・インストールおよび削除など、拡張インストール・シナリオに関する詳細手順を説明しています。また、高可用性構成などのインストール後の構成タスクに関するガイドラインも説明しています。

  • 『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアップグレード・ガイド, 12cリリース5 (12.1.0.5)』

    このドキュメントは、既存のEnterprise Managerのインストールを最新リリースにアップグレードする詳細な手順を説明しています。

前述のドキュメントは、このリリース・ノートで何度か参照されます。これらのドキュメントも、次のURLのEnterprise Manager Cloud Controlドキュメント・ライブラリからダウンロードできます。

http://www.oracle.com/pls/em121/homepage

2 このリリースに含まれる新機能

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース5 (12.1.0.5)には、多くの新機能と機能拡張が含まれています。この最新リリースの新機能の詳細は、『Enterprise Manager Cloud Control概要 12c』のEnterprise Manager 12cの新機能に関する項を参照してください。

次のURLからこのドキュメントにアクセスできます。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e25353/whats_new.htm

Oracle Enterprise Manager Cloud Controlでは次のプラグインはデフォルトでデプロイされます。

  • Enterprise Manager for Oracle Database (12.1.0.8)

  • Enterprise Manager for Oracle Fusion Middleware (12.1.0.8)

次のプラグインもOracle Enterprise Manager Cloud Controlにダウンロードしてデプロイできます。

  • Enterprise Manager for Cloud Application (12.1.0.10)

  • Enterprise Manager for Oracle Virtual Infrastructure (12.1.0.2)

  • Enterprise Manager for Oracle Consolidation Planning and Chargeback (12.1.0.7)

  • Enterprise Manager for Oracle Cloud Framework (12.1.0.3)

  • Enterprise Manager for Storage Management Framework (12.1.0.6)

Enterprise Manager Cloud Control 12c リリース5 (12.1.0.5)のインストールまたはアップグレード・プロセス中に、最新のプラグインをデプロイできます。

インストール中にプラグインをデプロイするには、Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイドの「高度な構成によるインストール」の章で説明する手順に従ってください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e22624/install_em_exist_db.htm#CHDECIFI

3 ソフトウェアの取得

インストール・ソフトウェアを、製品のDVDまたは次のOracle Technology Network(OTN)から取得できます。

http://www.oracle.com/technetwork/oem/enterprise-manager/downloads/index.html

Enterprise Manager Cloud Controlソフトウェアの入手方法の詳細は、次のURLで『Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』のEnterprise Manager Cloud Controlソフトウェアの購入に関する項を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e24089/getstrtd_proc_sw.htm


注意:

ダウンロードしたインストール・ソフトウェアのファイル・サイズがOracle Technology Network(OTN)に表示されているファイル・サイズと一致することを確認してください。ソフトウェアをダウンロードした後、ダウンロードしたファイルに対してcksumコマンドを実行し、ダウンロードしたソフトウェアのファイル・サイズがOTNでのファイル・サイズと同じであることを確認します。

4 Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース5 (12.1.0.5)のインストール

この説明は、Oracle Management Repositoryを構成できる、既存の動作保証されたOracle Databaseを使用して、完全なEnterprise Manager Cloud Controlシステムをインストールすることを前提としています。

インストールおよびインストール後の構成の詳細は、『Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の「Enterprise Managerシステムのインストール」を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e22624/install_em_exist_db.htm

4.1 追加のOracle Management Serviceのインストール

Cloud Controlを高可用性のために構成する場合は、既存のEnterprise Manager Cloud Control環境に追加のOracle Management Service (OMS)インスタンスをインストールできます。

追加のOMSインスタンスのインストールに関する前提条件および手順の詳細は、次のURLで『Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の「Oracle Management Serviceの追加」を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e22624/install_addln_oms.htm

4.2 追加の管理エージェントのインストール

使用している環境に追加の管理エージェントをインストールできます。このリリースでは、管理エージェント・デプロイメントの各種オプションがサポートされています。

推奨されるホストの追加ウィザード手法(以前のEMリリースではエージェント・プッシュとも呼ぶ)の使用手順については、『Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』のエージェント・デプロイ・ウィザードを使用したOracle Management Agentのインストールに関する項を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e22624/install_agent.htm

4.3 インストールの既知の問題

この項では、Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース5 (12.1.0.5.)のインストールに関連する問題について説明します。

5 Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース5 (12.1.0.5)へのアップグレード

既存のEnterprise Manager 10g Grid Controlリリース5 (10.2.0.5.0)、Enterprise Manager 11g Grid Controlリリース1 (11.1.0.1.0)、Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース2 (12.1.0.2)、Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース3 (12.1.0.3)またはEnterprise Manager Cloud Control 12cリリース4 (12.1.0.4)をEnterprise Manager Cloud Control 12cリリース5 (12.1.0.5)にアップグレードできます。

Enterprise Manager 10g Grid Controlリリース4 (10.2.0.4.0)以下のリリースがインストールされている場合、先にEnterprise Manager 10g Grid Controlリリース5 (10.2.0.5.0)またはEnterprise Manager 11g Grid Controlリリース1 (11.1.0.1.0)にアップグレードしてから、新しいリリースにアップグレードします。

開始する前に、Oracle Management Service (OMS)のOracleホーム、管理エージェントのOracleホーム、Oracle Inventoryディレクトリおよびソフトウェア・ライブラリをバックアップすることをお薦めします。また、リポジトリへのアップグレードによる変更をロール・バックできないため、管理リポジトリ・データベースもバックアップする必要があります。詳細は、『Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「Enterprise Managerのバックアップ」を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/ha_backup_recover.htm

アップグレードの前提条件および手順については、『Enterprise Manager Cloud Controlアップグレード・ガイド』を参照してください。このドキュメントは、次のURLのEnterprise Manager Cloud Controlドキュメント・ライブラリから入手できます。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/upgrade.121/e22625/toc.htm


注意:

アップグレード・プロセスでは、管理リポジトリ(sysman)のスキーマのみがアップグレードされ、新しいメタデータ・サービス(sysman_mds)のスキーマがデータベース内に作成されます。データベース内のその他のデータへの影響はありません。それでも、データベースのバックアップをとることを強くお薦めします。


5.1 アップグレードに関する既知の問題

この項では、Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース5 (12.1.0.5)へのアップグレードに関連する問題について説明します。

5.1.1 同じホストでの2システム・アップグレードはサポートされない

既存のOracle Management Serviceリリース10.2.0.5または11.1.0.1インスタンスがすでにデプロイされているホストでEnterprise Manager Cloud Controlリリース10.2.0.5/11.1.0.1からリリース12.1.0.xにアップグレードする場合、2システム・アップグレード・オプションはサポートされていません。

(Oracle Bug#12957922)

5.1.2 エージェント・インスタンスのホームがエージェントのOracleホーム内にある場合、エージェントのアップグレードが失敗する

エージェント・インスタンスのホームが管理エージェントのOracleホーム内にある場合、管理エージェントのアップグレードは失敗します。たとえば、次のように指定します。

  • エージェントのOracleホーム: /myhost/agent/core/12.1.0.3.0

  • エージェント・インスタンスのホーム: /myhost/agent/core/12.1.0.3.0/agent_inst

アップグレードの失敗を回避するには、エージェントのアップグレードを開始する前に、エージェント・インスタンスのホームをエージェントのOracleホームの外に移行します。

  1. 次のEMCTLコマンドを使用して、管理エージェントを停止します。

    emctl stop agent

  2. エージェントのOracleホーム内の次の場所にあるemctlファイルを開きます。

    /scratch/agent/core/12.1.0.3.0/bin/emctl

  3. この値を置き換えます。

    /myhost/agent/core/12.1.0.3.0/agent_inst

    次のようにします。

    /myhost/agent/agent_inst

  4. エージェント・インスタンスのホーム内の次の場所にあるemctlファイルを開き、前の手順と同じように文字列を置き換えます。

    /myhost/agent/core/12.1.0.3.0/agent_inst/bin/emctl

  5. エージェント・インスタンスのホーム内の次の場所にあるemd.propertiesを開き、もう一度同じ変更を行います。

    /myhost/agent/core/12.1.0.3.0/agent_inst/sysman/config/emd.properties.

  6. /myhost/agent/core/12.1.0.3.0/agent_instフォルダを/myhost/agent/agent_instにコピーします。

  7. 次のコマンドを使用して、管理エージェントを起動します。

    /myhost/agent/agent_inst/bin/emctl start agent

(Oracle Bug#18286125)

5.1.3 日本語のタイムゾーンを使用するように構成されたSolaris x64とSolaris SPARCホストにインストールする前に、タイムゾーンが正しいことを確認する

Oracle Management Serviceまたは管理エージェントをSolaris x64またはSolaris SPARCホストにインストールする場合、タイムゾーンの前提条件チェックで警告が生成されます。

この問題を回避するには、次の手順に従います。

  1. タイムゾーンの警告を無視し、管理エージェントのインストールを続行します。

  2. 次のコマンドを使用して、管理エージェントを停止します。

    <AGENT_HOME>/bin/emctl stop agent

  3. 管理エージェントのホストで、タイムゾーン(TZ)環境変数を設定します。たとえば、次のように指定します。

    export TZ=Asia/Tokyo

  4. 次のコマンドを使用して、管理エージェントでタイムゾーンをリセットします。

    <AGENT_HOME>/bin/emctl resetTZ agent

  5. 次のコマンドを使用して、管理エージェントを起動します。

    <AGENT_HOME>/bin/emctl start agent

(Oracle Bug#14051789)

6 Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの削除

グラフィック・モードまたはサイレント・モードで既存のEnterprise Manager Cloud Controlコンポーネントを削除できます。

削除の詳細は、『Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』のEnterprise Manager Cloud Controlソフトウェアの削除に関する項を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e24089/deinstall_em.htm

7 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=accid=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=accid=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。


Oracle Enterprise Manager Cloud Controlリリース・ノート, 12c リリース5 (12.1.0.5) for Oracle Solaris on SPARC (64-bit)

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