Oracle® Enterprise Manager System Monitoring Plug-inユーザーズ・ガイドfor Oracle TimesTen In-Memory Database リリース12.1.0.2.0 B71925-03 |
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この章ではレプリケーション・モニター・ページについて説明します。レプリケーション・モニター・ページでは、オブジェクトを他のデータベースにレプリケートするためにレプリケーションを使用するTimesTenターゲットを監視し、分析できます。
内容は次のとおりです。
レプリケーション・モニター・メトリックを表示するには、TimesTenターゲットに対してレプリケーションを構成してあり、レプリケーション・エージェントが稼働中であることを確認します。
TimesTenターゲット・ページに移動します。TimesTenターゲット・ページへの移動については、「TimesTenターゲット・ページへの移動」を参照してください。
「TimesTen IMDB」メニューから「その他のリンク」を選択し、次に「レプリケーション・モニター」を選択します。
TimesTenレプリケーション・モニター・ページは2つの領域で構成されており、それぞれがTimesTenレプリケーション専用にカスタマイズされています。
上の領域は次の要素で構成されています。
下の領域は次の要素で構成されています。
このリージョンでは次の情報でデータベースおよびデータベースの構成を識別します。
データストアの名前
この値はデータストアのパスの最後の部分から取ります。たとえば、データストアのパスが/var/tt/rep_masterdb1
の場合、そのデータストアの名前はrep_masterdb1
となります。
ホスト名
TimesTenが実行されているホストの名前。
ポート
レプリケーション・ポリシー
レプリケーション・ステータス領域では、レプリケートされた処理の現在の状態に関連した全般的な情報が表示されます。最新のログ・ファイル番号が、レプリケーションにより保持された最新のログ・ファイルよりもかなり大きい場合は、レプリケーション・エージェントが最近作成されたトランザクションを送信中に遅れてしまったことを示しています。
「レプリケーション・エージェント」の値は「稼働中」、「停止中」または「N/A」のいずれかです。レプリケーション・スキームを構成しなかった場合、この値は「N/A」です。
このリージョンには、データベースがメモリーにロードされた後でデータベースからレプリケートされたトランザクションの総数が表示されます。
「レプリケーション・ピア」タブを選択します。
「レプリケーション・ピア」表は、データベースが送信者のロールであるか受信者のロールであるかにかかわらず、すべてのデータベースで共通です。この表にはデータベースのピアのリストが表示されます。
「レプリケーション・ログの保持」タブを選択します。
「レプリケーション・ログの保持」表には、他のデータベースにトランザクションをレプリケートしたデータベースの情報が表示されます。表は、レプリケーション・ログの保持を示しています。
ページの中ほどにある「発信者スレッド・ステータス」タブを選択します。
「発信者スレッド・ステータス」表には、他のデータベースにトランザクションをレプリケートしたデータベースの情報が表示されます。表は、データベースの発信者スレッドのステータスを示しています。
「受信者スレッド・ステータス」タブを選択します。
「受信者スレッド・ステータス」表には、他のデータベースからトランザクションを受信したデータベースの情報が表示されます。表はデータベースの受信者スレッドのステータスを示しています。
「パフォーマンス」タブを選択します。
このリージョンでは、1分当たりにレプリケートされるトランザクションのアウトバウンド・レプリケーション比率が、折れ線グラフを使用して表示されます。
X軸は時間を表します。Y軸は1分当たりにレプリケートされるトランザクション数を表します。