Oracle® Enterprise Manager for Oracle TimesTen In-Memory Databaseユーザーズ・ガイド リリース12.1.0.3.0 E64876-01 |
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TimesTenプラグインはパフォーマンス問題のトラブルシューティングに役立つさまざまなメトリックを収集します。TimesTenターゲット・ページには、データベースまたはインスタンスの集合ビュー、データベースのパフォーマンスおよびインスタンスの制御操作が表示されます。
この章ではTimesTenターゲット・ページへの移動手順の詳細と、TimesTenターゲット・ページの概要を説明します。
内容は次のとおりです。
TimesTenターゲット・ページに移動するには、次の手順を実行します。
Enterprise Manager Cloud Control 12cのホームページで、「ターゲット」メニューから「すべてのターゲット」を選択します。
「すべてのターゲット」ページが表示されます。「すべてのターゲット」で「検索の絞込み」を見つけます。
「ターゲット・タイプ」、「データベース」の順に開き、「TimesTenインスタンス」または「TimesTenデータベース」をクリックします。
ターゲット表が表示されます。表の各行について、列「ターゲット・タイプ」に「TimesTenインスタンス」または「TimesTenデータベース」が含まれていることを確認します。行数は、構成したTimesTenターゲットの数に応じて異なります。たとえば、2つのTimesTenターゲットを構成した場合、表には2行表示されます。
「ターゲット名」列で、確認するTimesTenターゲットを特定し、ターゲット名をクリックします。このターゲット名は、構成したTimesTenターゲットの名前です。
TimesTenターゲット・ページが表示されます。TimesTenインスタンス・ターゲット・ページの詳細は、「TimesTenインスタンス・ターゲット・ページの概要」を参照してください。TimesTenデータベース・ターゲット・ページの詳細は、「TimesTenデータベース・ターゲット・ページの概要」を参照してください。
TimesTenインスタンス・ターゲット・ページでは、TimesTenインスタンス固有のモニタリング情報およびメトリック情報を収集したり、TimesTenデーモンおよびTimesTenサーバーを制御できます。図2-3「TimesTenインスタンス・ターゲット・ページ」には、Enterprise Manager Cloud Controlメニューの選択肢とTimesTenインスタンス・ターゲット用にカスタマイズされたメニューの選択肢が表示されます。
TimesTenインスタンス・ターゲット用にカスタマイズされたメニュー選択肢の説明は次のとおりです。
ホーム
TimesTenインスタンスに関する情報の概要が表示されます。詳細は、第4章「TimesTenインスタンス・ホーム・ページの操作」を参照してください。
監視 - すべてのメトリック
TimesTenインスタンスのメトリック情報が表形式で表示されます。詳細は、「TimesTenインスタンスのメトリックの表示」を参照してください。
制御 - サービスの開始/停止
TimesTenデーモンとTimesTenサーバーを起動および停止するコントロールが表示されます。詳細は、「サービスの開始/停止」を参照してください。
制御 - ブラックアウトの作成
ブラックアウトを作成してEnterprise Managerでモニターされるターゲットでのデータ収集アクティビティをすべて一時停止するためのコントロールが表示されます。詳細は、「ブラックアウトの作成」を参照してください。
制御 - ブラックアウトの終了
ブラックアウトを終了してEnterprise Managerでモニターされるターゲットでのデータ収集アクティビティをすべて再開するためのコントロールが表示されます。詳細は、「ブラックアウトの終了」を参照してください。
TimesTenデータベース・ターゲット・ページでは、TimesTenデータベース・ターゲット固有のモニタリング情報およびメトリック情報を収集したり、TimesTenデータベースの各種機能を制御できます。図2-4「TimesTenターゲット・ページ」には、Enterprise Manager Cloud Controlメニューの選択肢とTimesTenデータベース・ターゲット用にカスタマイズされたメニューの選択肢が表示されます。
TimesTenターゲット用にカスタマイズされたメニュー選択肢の説明は次のとおりです。
ホーム
パフォーマンス・メトリックの概要と構成データを表示します。詳細は、第5章「TimesTenデータベース・ホーム・ページの操作」を参照してください。
モニタリング - パフォーマンス・サマリー
パフォーマンス・メトリックをグラフ形式で表示します。詳細は、第6章「パフォーマンス・サマリー・ページの操作」を参照してください。
モニタリング - トランザクション・モニター
TimesTenデータベースの現行トランザクションのスナップショットが表示され、トランザクションに関する詳細が示されます。詳細は、第7章「トランザクション・モニターの操作」を参照してください。
モニタリング - クライアント/サーバーのサマリー
データベースに関するクライアント/サーバー情報が表示されます。詳細は、第8章「クライアント/サーバー・ページの操作」を参照してください。
モニタリング - キャッシュ同期メトリック
キャッシュ同期メトリックを表示します。詳細は、第12章「「キャッシュ同期メトリック」ページの操作」を参照してください。
モニタリング - レプリケーション・モニター
レプリケーションの監視情報を表示します。詳細は、第13章「レプリケーション監視の操作」を参照してください。
監視 - すべてのメトリック
TimesTenデータベース・ターゲットに関するメトリック情報が表形式で表示されます。詳細は、「TimesTenデータベースのメトリックの表示」を参照してください。
制御 - エージェントの開始/停止
キャッシュ・エージェントとレプリケーション・エージェントを開始および停止するコントロールが表示されます。詳細は、「エージェントの開始/停止」を参照してください。
制御 - RAMのロード/アンロードおよびポリシー設定
TimesTenデータベースのRAMポリシーを制御および構成するためのコントロールが表示されます。詳細は、「RAMのロード/アンロードおよびポリシー設定」を参照してください。
制御 - ブラックアウトの作成
ブラックアウトを作成してEnterprise Managerでモニターされるターゲットでのデータ収集アクティビティをすべて一時停止するためのコントロールが表示されます。詳細は、「ブラックアウトの作成」を参照してください。
制御 - ブラックアウトの終了
ブラックアウトを終了してEnterprise Managerでモニターされるターゲットでのデータ収集アクティビティをすべて再開するためのコントロールが表示されます。詳細は、「ブラックアウトの終了」を参照してください。
情報パブリッシャ・レポート
TimesTenデータベースに関するレポートを表示します。詳細は第16章「レポートの表示」を参照してください。
可用性 - バックアップおよびリストア
TimesTenデータベースをバックアップおよびリストアするためのコントロールが表示されます。詳細は、第11章「「バックアップおよびリストア」ページの操作」を参照してください。
Enterprise Managerでは、ターゲット・ページでのデータの表示頻度および自動リフレッシュ頻度を設定できます。
次のオプションを使用してデータの期間と自動リフレッシュ頻度を設定できます。
「データの表示」オプションを使用すると、過去の期間に基づいて、またはリアル・タイムでターゲット・ページにデータを表示できます。このオプションは、すべてのTimesTenターゲット・ページで使用できるわけではなく、グラフにしか作用しません。TimesTenターゲット・ページに「データの表示」が表示される場合、次のオプションとともにページの右上隅に表示されます。
リアル・タイム
過去2時間
過去24時間
過去7日間
過去31日間
カスタム期間
デフォルトでは、どのTimesTenターゲット・ページでも過去24時間のデータ表示期間が使用されます。TimesTenターゲットを監視する場合は、「データの表示」の「リアル・タイム」オプションを使用することをお薦めします。
「自動リフレッシュ」オプションを使用すると、ターゲット・ページの自動リフレッシュ頻度を制御できます。このオプションは、すべてのTimesTenターゲット・ページで使用でき、ターゲット・ページ全体に作用します。「自動リフレッシュ」オプションはターゲット・ページの右上隅にあり、オプションは「データの表示」オプションの値に応じて異なります。
Enterprise Managerでは、Enterprise Managerターゲットに対して実行される制御操作がすべてログに記録されます。場合によっては、このようなログの確認が役に立ちます。
Enterprise Manager Cloud Control 12cのホームページで、「ターゲット」メニューから「すべてのターゲット」を選択します。
「ターゲット・タイプ」、「ミドルウェア」の順に開き、「Oracle WebLogic Server」をクリックします。
ターゲット表が表示されます。表の各行について、列「ターゲット・タイプ」に「Oracle WebLogic Server」が含まれていることを確認します。
「ターゲット名」列で、OMSを管理するOracle WebLogic Serverターゲットを特定し、ターゲット名をクリックします。通常、このターゲット名は/EMGC_EMGC_DOMAIN/EMGC_DOMAIN/EMGC_OMS1
です。
WebLogic Serverのターゲット・ページが表示されます。「WebLogic Server」メニューを探します。
「WebLogic Server」メニューから「ログ」、「ログ・メッセージの表示」の順に選択します。
「ログ・メッセージ」ページが表示されます。「検索」リージョンで「検索モード」フィールドを探します。
*「検索モード」フィールドで、「オンライン・ログ」オプションを選択します。アーカイブ・ログまたは両タイプのログから検索する場合は、「アーカイブ・ログ」または「両方」を選択します。
「日付範囲」フィールドで、適切な日付範囲を選択します。
*「メッセージ・タイプ」フィールドで、検索するメッセージのタイプを選択します。すべてのメッセージ・タイプを選択することをお薦めします。TimesTenの制御操作はトレース・ファイルに記録されます。
*「検索」フィールドで、「すべてのフィールド」を選択します。
「キーワード」フィールドで、ドロップダウン・リストから「次を含む」を選択してテキスト・フィールドにOTTと入力します。
「検索」をクリックします。
処理ダイアログが表示されます。検索には数分かかることがあります。検索結果は「検索」リージョンの下にある表に表示されます。確認する問題を探します。
トラブルシューティングする問題を特定する行をクリックします。
ページ下部にある結果リージョンに表示された詳細を使用して問題をトラブルシューティングします。