表A-1は、サイレント・モードでOMSおよび管理リポジトリをアップグレードする際に、更新が必要な変数およびupgrade.rspレスポンス・ファイルでの更新方法を示しています。
表A-1 サイレント・モードでOMSおよび管理リポジトリをアップグレードするためのレスポンス・ファイルの編集
| 変数 | 説明 |
|---|---|
|
UNIX_GROUP_NAME |
(中央インベントリが存在しない場合のみ必要) 属しているUNIXグループの名前を入力します。 たとえば、 |
|
INVENTORY_LOCATION |
(中央インベントリが存在しない場合のみ必要) 中央インベントリの絶対パスを入力します。 たとえば、 |
|
SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT |
重要: ソフトウェアのみのアップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
DECLINE_SECURITY_UPDATES |
重要: ソフトウェアのみのアップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
INSTALL_UPDATES_SELECTION |
この変数はデフォルトで、インストール中にソフトウェア更新がインストールされないことを示す
重要: ソフトウェアのみのアップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
ORACLE_MIDDLEWARE_HOME_LOCATION |
12cリリース3 (12.1.0.3)へのアップグレードはアウトオブプレース・アップグレードであるため、Oracle WebLogic ServerおよびJava Development Kitがインストールされている既存のミドルウェア・ホームを指定するか、新規のミドルウェア・ホームを入力する必要があります。 Oracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.6)およびJava Development Kit 1.6.0.43.0をインストールしている場所を入力します。まだインストールしていない場合は、インストーラによってインストールする場所を入力します。 たとえば、 ミドルウェアの場所に書込み権限があることを確認します。 すでに手動でインストールしている場合、インストールした場所を入力します。 注意: ここで入力するミドルウェア・ホームは、Enterprise Manager Cloud Controlのためにのみ使用するようにしてください。他のOracle Fusion Middleware製品またはコンポーネントは、同じミドルウェア・ホームにインストールしないでください。 重要: ソフトウェアのみのアップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
ORACLE_INSTANCE_HOME_LOCATION |
デフォルトでは、
重要: OMSインスタンス・ベース・ディレクトリ(gc_inst)をNFSマウントされたドライブに作成している場合、インストール後に、ロック・ファイルをNFSマウントされたドライブからローカルのファイル・システムの場所に移動します。httpd.confファイルのロック・ファイルの場所を変更し、ローカルのファイル・システムの場所にマップします。手順については、第5.1.4項を参照してください。 |
|
OLD_BASE_DIR (1システム・アップグレードのみに適用可) |
アップグレードするOMSのベース・ディレクトリを入力します。 重要: 2システム・アップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
ORACLE_HOSTNAME (2システム・アップグレードのみに適用可) |
デフォルトでは、インストーラを起動しているホストの完全修飾名が想定されます。
重要: 1システム・アップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
ONE_SYSTEM |
デフォルトでは、この変数は
|
|
AGENT_BASE_DIR (2システム・アップグレードのみに適用可) |
管理エージェントをインストールできるエージェント・ベース・ディレクトリ(Oracleミドルウェア・ホーム外の場所)への絶対パスを入力します。 たとえば、 重要: 1システム・アップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
OLD_DATABASE_CONNECTION_DESCRIPTION (2システム・アップグレードのみに適用可) |
デフォルトでは、アップグレード前コンソールで入力した旧管理リポジトリの接続文字列が想定されます。ただし、まだ入力していない場合は、次の形式でここに入力できます。
この接続文字列は、古い管理リポジトリへの接続、発生データのチェック、アップグレード後の管理リポジトリへの発生データの転送に使用されます。発生データとは、古い管理リポジトリのバックアップ作成時からアップグレードまでに、古い管理リポジトリにアップロードされたデータです。 重要: 両方のデータベースでGLOBAL_NAMESパラメータに設定されている値を確認してください。
重要: 1システム・アップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
OLD_DATABASE_SYSMAN_PASSWORD (2システム・アップグレードのみに適用可) |
古い管理リポジトリのSYSMANパスワードを入力します。 このパスワードは、アップグレード前コンソールまたは以前の変数に入力された接続文字列の使用による古い管理リポジトリへの接続や、発生データのチェック、およびアップグレード後の管理リポジトリへの発生データの転送に使用されます。発生データとは、古い管理リポジトリのバックアップ作成時からアップグレードまでに、古い管理リポジトリにアップロードされたデータです。 重要: 1システム・アップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
WLS_ADMIN_SERVER_USERNAME (10gリリース5 (10.2.0.5)の1システム・アップグレード、10gリリース5 (10.2.0.5)および11gリリース1 (11.1.0.1)の2システム・アップグレードのみに適用可) |
デフォルトでは、
重要: 11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)の1システム・アップグレードを実行している場合、もしくは10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)から追加OMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
WLS_ADMIN_SERVER_PASSWORD (10gリリース5 (10.2.0.5)の1システム・アップグレード、10gリリース5 (10.2.0.5)および11gリリース1 (11.1.0.1)の2システム・アップグレードのみに適用可) |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを入力します。 パスワードはスペースを含めず8文字以上とします。先頭は文字とし、数字を1つ以上含めるようにしてください。 重要: 11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)の1システム・アップグレードを実行している場合、もしくは10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)から追加OMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
WLS_ADMIN_SERVER_CONFIRM_PASSWORD (10gリリース5 (10.2.0.5)の1システム・アップグレード、10gリリース5 (10.2.0.5)および11gリリース1 (11.1.0.1)の2システム・アップグレードのみに適用可) |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを確認します。 重要: 11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)の1システム・アップグレードを実行している場合、もしくは10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)から追加OMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
NODE_MANAGER_PASSWORD (10gリリース5 (10.2.0.5)の1システム・アップグレード、10gリリース5 (10.2.0.5)および11gリリース1 (11.1.0.1)の2システム・アップグレードのみに適用可) |
デフォルトでは、 パスワードはスペースを含めず8文字以上とします。先頭は文字とし、数字を1つ以上含めるようにしてください。 重要: 11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)の1システム・アップグレードを実行している場合、もしくは10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)から追加OMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
NODE_MANAGER_CONFIRM_PASSWORD (10gリリース5 (10.2.0.5)の1システム・アップグレード、10gリリース5 (10.2.0.5)および11gリリース1 (11.1.0.1)の2システム・アップグレードのみに適用可) |
ノード・マネージャのユーザー・アカウントのパスワードを確認します。 重要: 11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)の1システム・アップグレードを実行している場合、もしくは10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)から追加OMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
WLS_ADMIN_SERVER_PASSWORD (11gリリース1 (11.1.0.1)および12cリリース1 (12.1.0.1)の1システム・アップグレードのみに適用可) |
Enterprise Managerの旧システム用に作成したWebLogicユーザー・アカウントのパスワードを入力します。 重要: 10gリリース5 (10.2.0.5)をアップグレードしている場合、もしくは10gリリース5 (10.2.0.5)、11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)から追加OMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
ADMIN_SERVER_HOSTNAME (1システム・アップグレードのみに適用可) |
最初のOMS用に構成した管理サーバーのホスト名を入力します。これは、アップグレードされたOMSの新規WebLogicドメイン(GCDomain)を、アップグレードしている旧リリースのOMSで使用された管理サーバーと同じホストで作成するために必要です。 重要: 10gリリース5 (10.2.0.5)の最初のOMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
ADMIN_SERVER_PORT (1システム・アップグレードのみに適用可) |
最初のOMS用に構成した管理サーバーのポートを入力します。これは、アップグレードされたOMSの新規WebLogicドメイン(GCDomain)を、アップグレードしている旧リリースのOMSで使用された管理サーバーと同じポートで作成するために必要です。 重要: 10gリリース5 (10.2.0.5)の最初のOMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
WLS_ADMIN_SERVER_USERNAME (1システム・アップグレードのみに適用可) |
デフォルトでは、
重要: 10gリリース5 (10.2.0.5)の最初のOMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
WLS_ADMIN_SERVER_PASSWORD (1システム・アップグレードのみに適用可) |
WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを入力します。 パスワードはスペースを含めず8文字以上とします。先頭は文字とし、数字を1つ以上含めるようにしてください。 重要: 10gリリース5 (10.2.0.5)の最初のOMSをアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
JVM_DIAGNOSTICS_TABLESPACE_LOCATION (1システム・アップグレードおよび2システム・アップグレードに適用可) |
(10gリリース5 (10.2.0.5)をアップグレードしている場合のみ適用可) アップグレード中に、JVM関連の監視データをすべて格納するためのJVM診断データ表領域という追加の表領域が作成されます。この表領域のデータ・ファイル たとえば、 重要: 11gリリース1 (11.1.0.1)または12cリリース1 (12.1.0.1)をアップグレードしている場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
DATABASE_HOSTNAME (2システム・アップグレードのみに適用可) |
既存のデータベースが常駐するホストの完全修飾名を入力します。 たとえば、 Oracle RAC Databaseに接続する場合、ノードに仮想ホスト名が含まれていれば、ノードの1つの仮想ホスト名を入力します。 この仮想ホスト名のみで構成された接続文字列を使用してデータベースへの接続が確立され、インストールは正常に終了します。 ただし、クラスタ内の他のノードを使用して接続文字列を更新する場合は、インストールの終了後に、次の手順を実行します。
重要: 1システム・アップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
LISTENER_PORT (2システム・アップグレードのみに適用可) |
既存のデータベースに接続するためのリスナー・ポートを入力します。 たとえば、 重要: 1システム・アップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
SERVICENAME_OR_SID (2システム・アップグレードのみに適用可) |
既存のデータベースのサービス名またはシステムID (SID)を入力します。 たとえば、 重要: 1システム・アップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
SYS_PASSWORD |
SYSユーザー・アカウントのパスワードを入力します。 |
|
SYSMAN_PASSWORD |
SYSMANユーザー・アカウントのパスワードを入力します。 |
|
REPOSITORY_BACKUP_DONE |
前提条件として、Enterprise Managerシステムのアップグレードを開始する前に、管理リポジトリをバックアップする必要があります。すでにバックアップを作成済の場合はこのパラメータを 重要: 2システム・アップグレードを実行している場合は、この変数をコメント・アウトしてください。 |
|
PLUGIN_SELECTION |
デフォルトでは、Oracle Database Management Plug-In、Oracle Fusion Middleware Management Plug-In、Oracle My Oracle Support Management Plug-In、Oracle Exadata Management Plug-Inなどの必須プラグインは、Enterprise Managerをアップグレードするときに自動的にインストールされます。 ただし、ソフトウェア・キット(DVDまたはダウンロードされたソフトウェア)で利用できる他のオプションのプラグインをインストールする場合、この変数にそれらのプラグインの名前を入力します。プラグインは、 次に例を示します。
ソフトウェア・キットで利用できないプラグインをインストールする場合、次の手順を実行します。
Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース3 (12.1.0.3)でサポートされていない、旧リリースのEnterprise Managerにデプロイされたプラグイン・バージョンを保有している場合があります。この場合は、インストーラを |