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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアップグレード・ガイド
12cリリース3 (12.1.0.3)
B65086-09
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7 ADPおよびJVMDのアップグレードおよび再デプロイ

Enterprise Managerをアップグレードする際、アプリケーションの依存性とパフォーマンス(ADP)・エンジンおよびJVM診断(JVMD)エンジンはすべてアップグレード前プロセスの一環として停止されます。Enterprise Managerが12cリリース3 (12.1.0.3)に正常にアップグレードされたら、アップグレード前にエンタープライズに組み込まれていたADPおよびJVMDエンジンを再作成する必要があります。


注意:

基本および拡張オプションによるJVMDエンジンおよびJVMDエージェントのデプロイの詳細は、次のガイドを参照してください。
  • 『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』

  • 『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』

基本および拡張オプションによるADPエンジンおよびADPエージェントのデプロイの詳細は、次のガイドを参照してください。

  • 『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』

  • 『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』



注意:

ADPエンジンおよびJVMDエンジンはどちらも、アプリケーション・パフォーマンス管理(APM)の一部です。このドキュメントでは、どちらのエンジンもAPMエンジンと呼ぶ場合があります。

この章の項目は次のとおりです。

7.1 JVMDおよびADPエンジンのアップグレードまたは再デプロイ

この項では、ADPエンジンおよびJVMDエンジンをアップグレードまたは再デプロイする方法について説明します。内容は次のとおりです。

7.1.1 JVMDエンジンのアップグレード

この項では、JVMDエンジンをアップグレードする方法について説明します。内容は次のとおりです。


重要:

  • Oracle Fusion Middlewareプラグイン用のEnterprise Managerをバージョン12.1.0.5にアップグレードする場合、デプロイ済JVMDエンジンは自動でアップグレードされません。この項で説明されている方式を使用してアップグレードする必要があります。

  • デプロイ済JVMDエンジンをアップグレードする前に、まず、それらを手動で停止することをお薦めします。


7.1.1.1 「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用したJVMDエンジンのアップグレード

「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用して、管理対象サーバー上にデプロイされているJVMDエンジンをアップグレードするには、次の手順に従います。


注意:

OMSアップグレードの実行後は、OMSホストにデプロイされているJVMDエンジンのアップグレードのみが可能であり、リモート・ホストにデプロイされているJVMDエンジンはアップグレードできません。ただし、プラグイン・アップグレードの実行後は、OMSとリモート・ホストの両方にデプロイされているJVMDエンジンをアップグレードできます。

リモート・ホストにデプロイされているJVMDエンジンをアップグレードするには、プラグインをアップグレードした後に、次の手順を実行します。

  1. デプロイ済JVMDエンジンを削除します。

    JVMDエンジンを削除する方法の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

  2. リモート・ホストで新しいJVMDエンジンをデプロイします。

    JVMDエンジンをリモート・ホストにデプロイする方法の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。


  1. 「設定」メニューから、ミドルウェア管理「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. アプリケーション・パフォーマンス管理ページで、「JVM診断エンジン」の横に表示されているアップグレード・アイコンをクリックします。


    注意:

    アップグレード・アイコンは、現在デプロイされているJVMDエンジン・ソフトウェアのバージョンと異なるソフトウェア・バージョンが使用可能である場合にのみ表示されます。

  3. JVMDエンジンのアップグレード・ページで、アップグレードするJVMDエンジンを選択します。

  4. 「ホスト資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、選択したJVMDエンジンがデプロイされているホストのホスト資格証明です。「適用」をクリックします。

  5. JVMDエンジンのアップグレード・ページで複数のJVMDエンジンをアップグレードする場合、アップグレードするJVMDエンジンを選択し、そのそれぞれに対して「ホスト資格証明」の値を指定して適用します。

  6. 「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。

  7. 「アップグレード」をクリックします。

    アップグレード時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーション・ガイド』を参照してください。


注意:

JVMDエンジンをアップグレードした後に、同じJVMDエンジンに対して2つのエントリが「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページに存在する場合は、古いエントリをjam_managers表から削除します。これを行うには、Enterprise Managerリポジトリにsysmanユーザーとしてログインし、次の問合せを実行します。

delete from jam_managers where manager_id =<manager_id_of_old_jvmd_engine>


7.1.1.2 ApmEngineSetup.plを使用したJVMDエンジンの手動でのアップグレード

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用して、JVMDエンジンを手動でアップグレードできます。このスクリプトは次の方法で実行できます。

  • インタラクティブ・モード: 対話式方法で入力の詳細の入力が求められます。

  • サイレント・モード: プロパティ・ファイルを使用して入力の詳細のすべてを指定します。


重要:

JVMDエンジンをアップグレードするためのApmEngineSetup.plスクリプトは、リモート・ホストではなく、OMSを実行しているホスト上でのみ使用できます。

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用してJVMDエンジンを手動でアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. OMSホストの次の場所に移動します。

    $<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.5.0/archives/jvmd/deployment_Scripts/engine/

  2. ApmEngineSetup.plスクリプトの使用に関する情報について、README.txtファイルを表示します。

  3. ApmEngineSetup.plスクリプトを実行します。

    ApmEngineSetup.plスクリプトをインタラクティブ・モードで実行する(入力の詳細を求められる)場合、次のコマンドを使用します。

    perl ApmEngineSetup.pl

    操作をupgradeとして、エンジン・タイプにJVMDを指定してください。

    ApmEngineSetup.plスクリプトをサイレント・モードで実行する場合は、すべての入力の詳細をプロパティ・ファイルで指定してから、次のコマンドを使用します。

    perl ApmEngineSetup.pl -silent -file <properties_file_name> -password <password>

    <properties_file_name>は、JVMDエンジンおよび操作の詳細が指定されているプロパティ・ファイルの名前です。<password>WebLogicコンソール・パスワードです。

    プロパティ・ファイルでの入力の詳細の指定方法を確認するには、サンプルのプロパティ・ファイルSAMPLE_engine.propertiesを表示します。


注意:

JVMDエンジンをアップグレードした後に、同じJVMDエンジンに対して2つのエントリが「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページに存在する場合は、古いエントリをjam_managers表から削除します。これを行うには、Enterprise Managerリポジトリにsysmanユーザーとしてログインし、次の問合せを実行します。

delete from jam_managers where manager_id =<manager_id_of_old_jvmd_engine>


7.1.2 JVMDエンジンの再デプロイ

管理対象サーバー上にデプロイされているJVMDエンジンを再デプロイするには、次の手順に従います。


注意:

JVMDエンジン・ソフトウェアの別のバージョンが使用可能でない場合にのみ、JVMDエンジン・ソフトウェアを再デプロイできます。JVMDエンジン・ソフトウェアの最新バージョンまたは旧バージョンが使用できる場合は、既存のJVMDエンジンを最新バージョンにアップグレードするか、旧バージョンにダウングレードできますが、既存のJVMDエンジン・バージョンを再デプロイすることはできません。JVMDエンジンのアップグレード方法の詳細は、第7.1.1項を参照してください。

  1. 「設定」メニューから、ミドルウェア管理「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. アプリケーション・パフォーマンス管理ページで単一のJVMDエンジンを再デプロイする場合、再デプロイするJVMDエンジンを選択して、「再デプロイ」をクリックします。

    アプリケーション・パフォーマンス管理ページで複数のJVMDエンジンを再デプロイする場合、「JVM診断エンジン」ノードを選択して、「再デプロイ」をクリックします。

  3. JVMDエンジンの再デプロイ・ページに、再デプロイするJVMDエンジンを選択します。

  4. 再デプロイに選択したJVMDエンジンごとに、「ホスト資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、選択したJVMDエンジンがデプロイされているホストのホスト資格証明です。「適用」をクリックします。

  5. 「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。

  6. 「再デプロイ」をクリックします。

    再デプロイメント時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

7.1.3 ADPエンジンのアップグレード

この項では、JVMDエンジンをアップグレードする方法について説明します。内容は次のとおりです。


重要:

  • Oracle Fusion Middlewareプラグイン用のEnterprise Managerをバージョン12.1.0.5にアップグレードする場合、デプロイ済ADPエンジンは自動でアップグレードされません。この項で説明されている方式を使用してアップグレードする必要があります。

  • デプロイ済ADPエンジンをアップグレードする前に、まず、それらを手動で停止することをお薦めします。


7.1.3.1 「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用したADPエンジンのアップグレード

「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用して、管理対象サーバー上にデプロイされているADPエンジンをアップグレードするには、次の手順に従います。


注意:

OMSアップグレードの実行後は、OMSホストにデプロイされているADPエンジンのアップグレードのみが可能であり、リモート・ホストにデプロイされているADPエンジンはアップグレードできません。ただし、プラグイン・アップグレードの実行後は、OMSとリモート・ホストの両方にデプロイされているADPエンジンをアップグレードできます。

リモート・ホストにデプロイされているADPエンジンをアップグレードするには、プラグインをアップグレードした後に、次の手順を実行します。

  1. デプロイ済ADPエンジンを削除します。

    ADPエンジンを削除する方法の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

  2. リモート・ホストで新しいADPエンジンをデプロイします。

    ADPエンジンをリモート・ホストにデプロイする方法の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。


  1. 「設定」メニューから、ミドルウェア管理「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. アプリケーション・パフォーマンス管理ページで、「ADPエンジン」の横に表示されているアップグレード・アイコンをクリックします。


    注意:

    アップグレード・アイコンは、現在デプロイされているADPエンジン・ソフトウェアのバージョンと異なるソフトウェア・バージョンが使用可能である場合にのみ表示されます。

  3. ADPエンジンのアップグレード・ページで、アップグレードするADPエンジンを選択します。

  4. 「ホスト資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、選択したADPエンジンがデプロイされているホストのホスト資格証明です。「適用」をクリックします。

  5. ADPエンジンのアップグレード・ページで複数のADPエンジンをアップグレードする場合、アップグレードするADPエンジンを選択し、そのそれぞれに対して「ホスト資格証明」の値を指定して適用します。

  6. 「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。

  7. 「アップグレード」をクリックします。

    アップグレード時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーション・ガイド』を参照してください。

7.1.3.2 ApmEngineSetup.plを使用したADPエンジンの手動でのアップグレード

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用して、ADPエンジンを手動でアップグレードできます。このスクリプトは次の方法で実行できます。

  • インタラクティブ・モード: 対話式方法で入力の詳細の入力が求められます。

  • サイレント・モード: プロパティ・ファイルを使用して入力の詳細のすべてを指定します。


重要:

ADPエンジンをアップグレードするためのApmEngineSetup.plスクリプトは、リモート・ホストではなく、OMSを実行しているホスト上でのみ使用できます。

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用してADPエンジンを手動でアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. OMSホストの次の場所に移動します。

    $<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.5.0/archives/jvmd/deploymentScripts/engine/

  2. ApmEngineSetup.plスクリプトの使用に関する情報について、README.txtファイルを表示します。

  3. ApmEngineSetup.plスクリプトを実行します。

    ApmEngineSetup.plスクリプトをインタラクティブ・モードで実行する(入力の詳細を求められる)場合、次のコマンドを使用します。

    perl ApmEngineSetup.pl

    操作をupgradeとして、エンジン・タイプにADPを指定してください。

    ApmEngineSetup.plスクリプトをサイレント・モードで実行する場合は、すべての入力の詳細をプロパティ・ファイルで指定してから、次のコマンドを使用します。

    perl ApmEngineSetup.pl -silent -file <properties_file_name> -password <password>

    <properties_file_name>は、ADPエンジンおよび操作の詳細が指定されているプロパティ・ファイルの名前です。<password>WebLogicコンソール・パスワードです。

    プロパティ・ファイルでの入力の詳細の指定方法を確認するには、サンプルのプロパティ・ファイルSAMPLE_engine.propertiesを表示します。

7.1.4 ADPエンジンの再デプロイ

管理対象サーバー上にデプロイされているADPエンジンを再デプロイするには、次の手順に従います。


注意:

ADPエンジン・ソフトウェアの別のバージョンが使用可能でない場合にのみ、ADPエンジン・ソフトウェアを再デプロイできます。ADPエンジン・ソフトウェアの最新バージョンまたは旧バージョンが使用できる場合は、既存のADPエンジンを最新バージョンにアップグレードするか、旧バージョンにダウングレードできますが、既存のADPエンジン・バージョンを再デプロイすることはできません。ADPエンジンのアップグレード方法の詳細は、第7.1.3項を参照してください。

  1. 「設定」メニューから、ミドルウェア管理「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. アプリケーション・パフォーマンス管理ページで単一のADPエンジンを再デプロイする場合、再デプロイするADPエンジンを選択して、「再デプロイ」をクリックします。

    アプリケーション・パフォーマンス管理ページで複数のADPエンジンを再デプロイする場合、「ADPエンジン」ノードを選択して、「再デプロイ」をクリックします。

  3. ADPエンジンの再デプロイ・ページに、再デプロイするADPエンジンを選択します。

  4. 再デプロイに選択したADPエンジンごとに、「ホスト資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、選択したADPエンジンがデプロイされているホストのホスト資格証明です。「適用」をクリックします。

  5. 「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。

  6. 「再デプロイ」をクリックします。

    再デプロイメント時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

7.2 JVMDおよびADPエージェントのアップグレードまたは再デプロイ

この項では、JVMDエージェントおよびADPエージェントをアップグレードまたは再デプロイする方法について説明します。内容は次のとおりです。

7.2.1 「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用したJVMDおよびADPエージェントのアップグレードまたは再デプロイ

「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用して、監視対象のWebLogicドメインにあるJVMDエージェントおよびADPエージェントをアップグレードまたは再デプロイするには、次の手順に従います。


注意:

JVMDまたはADPエンジン・ソフトウェアの別のバージョンが使用可能でない場合にのみ、JVMDエージェントおよびADPエージェントを再デプロイできます。JVMDまたはADPエージェント・ソフトウェアの最新バージョンまたは旧バージョンが使用できる場合は、既存のJVMDまたはADPエージェントを最新バージョンにアップグレードするか、旧バージョンにダウングレードできますが、既存のJVMDまたはADPエージェント・バージョンを再デプロイすることはできません。

  1. 「設定」メニューから、ミドルウェア管理「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. アプリケーション・パフォーマンス管理ページの「アプリケーション・パフォーマンス管理エージェント」セクションで、「診断エージェントの管理」をクリックします。


    注意:

    アクティブなJVMDエンジンまたはADPエンジンが存在しない場合、およびJVMDエージェントまたはADPエージェントがデプロイされていない場合は、「診断エージェントの管理」ボタンは無効になります。

  3. 「操作」で、「アップグレード」を選択します。


    注意:

    または、この場所にアクセスするには、アプリケーション・パフォーマンス管理ページで「ADPエージェント数」または「JVMDエージェント数」の横にあるアップグレード・アイコンをクリックします。このアイコンは、ADPまたはJVMDエージェント・ソフトウェアの現在のバージョンとは異なるソフトウェア・バージョンが使用可能である場合にのみ表示されます。

    「表示」メニューから「すべてを開く」を選択すると、検出されたすべてのWebLogic管理サーバーおよび管理対象サーバー(検出されたすべてのWebLogicドメインの一部)のターゲット名、ターゲット・タイプ、ターゲット・ホスト、ターゲット・ステータス、プラットフォームなどを参照できます。

    アップグレードまたは再デプロイするJVMDエージェントおよびADPエージェントを選択します。「次へ」をクリックします。

  4. ターゲットの資格証明ページで、WebLogicドメインごとに「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」および「Oracle WebLogicドメインの資格証明」の値を指定し、「適用」をクリックします。

    Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明は、選択したWebLogicドメインを監視している管理エージェントが実行されているホストのホスト資格証明です。Oracle WebLogicドメインの資格証明は、選択したWebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。

    「次へ」をクリックします。

  5. ADPエージェント構成ページで、WebLogicドメインごとに「使用可能なADPエンジン」でADPエンジンを選択し、「適用」をクリックします。選択したWebLogicドメインの管理対象サーバーにデプロイされているすべてのADPエージェントが、選択したADPエンジンに関連付けられます。

    ADPエージェント・ソフトウェア用に別の場所を指定できます(これは、指定した管理サーバー・ホストの資格証明にデフォルトの場所に対する書込み権限がない場合に使用されます)。これを行うには、「エージェント・ディレクトリ」セクションで、「必要に応じて、デフォルトのADPエージェント・ディレクトリの場所を編集してください」を選択し、「エージェント・ディレクトリ」の値を指定します。

    「追加構成」セクションに「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドが表示されている場合、それらに値を指定します。「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドは、それらの値が内部的に取得できない場合に表示されます。

    また、WebLogic管理サーバーがファイアウォール内または仮想ホスト上にある場合に、アプリケーションがデフォルトのホスト値を使用して接続できないことがあります。この場合は、追加情報を「追加構成」セクションに入力する必要がある場合があります。たとえば、WebLogic管理サーバーが仮想ホスト上にあり、アプリケーションがデフォルトのホスト値を使用して接続できない場合は、「追加構成」セクションにその仮想ホストのIPアドレスを入力する必要がある場合があります。

    「次へ」をクリックします。

  6. JVMDエージェント構成ページで、WebLogicドメインごとに「使用可能なJVMDエンジン」でJVMDエンジンを選択し、「適用」をクリックします。選択したWebLogicドメインの管理対象サーバーにデプロイされているすべてのJVMDエージェントが、このJVMDエンジンに関連付けられます。または、複数のエンジンの場合、「その他」を選択してロード・バランサに接続できます。

    「追加構成」セクションに「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドが表示されている場合、それらに値を指定します。「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドは、それらの値が内部的に取得できない場合に表示されます。

    また、WebLogic管理サーバーがファイアウォール内または仮想ホスト上にある場合に、アプリケーションがデフォルトのホスト値を使用して接続できないことがあります。この場合は、追加情報を「追加構成」セクションに入力する必要がある場合があります。たとえば、WebLogic管理サーバーが仮想ホスト上にあり、アプリケーションがデフォルトのホスト値を使用して接続できない場合は、「追加構成」セクションにその仮想ホストのIPアドレスを入力する必要がある場合があります。

    「次へ」をクリックします。

  7. Enterprise Manager OMS資格証明ページで、「Oracle Enterprise Manager WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」および「Oracle Enterprise Manager WebLogicドメインの資格証明」の値を指定します。


    注意:

    「Enterprise Manager OMS資格証明」ページは、1つ以上のADPエージェントを再デプロイまたはアップグレードするように選択している場合にのみ、「JVMDエージェント構成」ページで「次へ」をクリックしたときに表示されます。OMS資格証明は、JVMDエージェントの再デプロイまたはアップグレードには必要はありません。

    Oracle Enterprise Manager WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明は、OMSホストのホスト資格証明です。Oracle Enterprise Manager WebLogicドメインの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインのドメイン資格証明です。

    「次へ」をクリックします。

  8. 確認ページですべての情報を確認し、「アップグレード」をクリックします。

    「アップグレード」をクリックすると、「診断エージェントのデプロイメント・ステータス」ページが表示され、このページは、発行したジョブの進捗状況を監視するために使用できます。

    アップグレード時または再デプロイメント時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

7.2.2 deploy_jvmdagent.plを使用したJVMDエージェントの手動でのアップグレード

deploy_jvmdagent.plスクリプトを使用して、JVMDエージェントを手動でアップグレードできます。このスクリプトをサイレント・モードでのみ実行できるため、プロパティ・ファイルを使用して入力の詳細のすべてを指定する必要があります。

deploy_jvmdagent.plを使用してJVMDエージェントを手動でアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. OMSホストの次の場所に移動します。

    $<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.5.0/archives/jvmd/deployment_Scripts/agent/jvmd/

  2. deploy_jvmdagent.plスクリプトの使用に関する情報について、README.txtファイルを表示します。

  3. すべての入力をプロパティ・ファイルに指定してから、次のコマンドを使用します。

    perl deploy_jvmdagent.pl [-appserver <server_type>] [-file <name_of_properties_file>]

    例: perl deploy_jvmdagent.pl -appserver WLS -file wls_deploy.properties

    -appserverパラメータには、アプリケーション・サーバー・ソフトウェアを指定し、この上で、デプロイ済JVMDエージェントをアップグレードするためのdeploy_jvmdagent.plスクリプトを使用します。このパラメータを指定しない場合、WebLogic Serverを示すデフォルト値のWLSが割り当てられます。現在、deploy_jvmdagent.plを使用したJVMDエージェントのアップグレードは、WebLogic Server上でのみサポートされており、他のアプリケーション・サーバー上ではサポートされていません。

    -fileパラメータには、アップグレード入力を含むプロパティ・ファイルの名前を指定します。このパラメータを指定しない場合、deploy_jvmdagent.plは同じフォルダ内のjvmdagent_deploy.propertiesという名前のプロパティ・ファイルを検索します。プロパティ・ファイルでの入力の詳細の指定方法を確認するには、サンプルのプロパティ・ファイルsample_jvmdagent_deploy.propertiesを表示します。

7.2.3 deploy_adpagent.plを使用したADPエージェントの手動でのアップグレード

deploy_adpagent.plスクリプトを使用して、ADPエージェントを手動でアップグレードできます。このスクリプトをサイレント・モードでのみ実行できるため、プロパティ・ファイルを使用して入力の詳細のすべてを指定する必要があります。

deploy_adpagent.plを使用してADPエージェントを手動でアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. OMSホストの次の場所に移動します。

    $<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.5.0/archives/jvmd/deploymentScripts/agent/adp/

  2. deploy_adpagent.plスクリプトの使用に関する情報について、README.txtファイルを表示します。

  3. すべての入力をプロパティ・ファイルに指定してから、次のコマンドを使用します。

    perl deploy_adpagent.pl <properties_file_name>

    deploy_adpagent.plの実行時にプロパティ・ファイルの名前をパラメータとして渡さない場合、deploy_adpagent.plは、同じフォルダ内でadpagent.propertiesという名前のプロパティ・ファイルを検索します。プロパティ・ファイルでの入力の詳細の指定方法を確認するには、サンプルのプロパティ・ファイルSAMPLE_adpagent.propertiesを表示します。

7.3 アップグレードまたは再デプロイ後の作業

JVMDエンジンまたはJVMDエージェントのアップグレードまたは再デプロイが終了したら、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の説明に従って、新しいバージョンのデプロイメントを検証します。

ADPエンジンまたはADPエージェントのアップグレードまたは再デプロイが終了したら、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の説明に従って、新しいバージョンのデプロイメントを検証します。