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Oracle Solaris 11 パッケージリポジトリのコピーおよび作成 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
ローカル IPS リポジトリは次の理由で必要になる場合があります。
パフォーマンスとセキュリティ。 クライアントシステムがインターネットにアクセスして新規ソフトウェアパッケージを取得したり、既存のパッケージを更新したりすることを望まない。
レプリケーション。 今日実行したのと同じインストールを来年も確実に実行できるようにしたい。
カスタムパッケージ。 独自の IPS パッケージを Oracle Solaris OS パッケージと同じリポジトリに含めたい。
IPS は起点リポジトリとミラーリポジトリの 2 種類のリポジトリをサポートします。上記のパフォーマンスおよびセキュリティーの目標を達成するには、作成するローカルリポジトリは起点リポジトリとする必要があります。起点リポジトリは、1 つ以上のパッケージのすべてのメタデータ (カタログ、マニフェスト、検索インデックスなど) とコンテンツ (ファイル) を含みます。ミラーリポジトリはパッケージのコンテンツ (ファイル) のみを含みます。ミラーリポジトリからパッケージをインストールおよび更新するクライアントは、起点リポジトリからメタデータをダウンロードする必要があります。IPS クライアントがパッケージのコンテンツをミラーからダウンロードする場合でも、クライアントは発行元のカタログを取得するために起点にアクセスします。
本書で説明するリポジトリコピー方法は、どちらも起点リポジトリを作成します。起点リポジトリはパッケージリポジトリの pkgrecv を実行したときに暗黙に作成され、Oracle によって提供されるリポジトリ ISO ファイルが起点リポジトリを提供します。