マニュアルページのフルテキスト検索のサポート

マニュアルページのフルテキスト検索をサポートするために、man コマンドが強化され、新しい -K (大文字) オプションが組み込まれました。このオプションを使用すると、すべてのマニュアルページのすべてのセクションから特定のキーワードを検索できます。-K オプションは -k (小文字) オプションと同様に機能しますが、異なる点として、-k オプションはすべてのマニュアルページセクションの NAME サブセクションの検索のみに限定されています。新しい -K オプションは、さまざまなコンテキストでのコマンドの使用法に関する情報の検索に役立ちます。

man コマンドの -k および -K オプションによる検索にはインデックスファイルが利用されます。マニュアルページが更新されるたびに新しいインデックスファイルを自動生成する処理をサポートするために、Oracle Solaris サービスの新しいサービス管理機構 (SMF) 機能が導入されました。/usr/share/man および /usr/gnu/share/man ディレクトリが存在する場合、これらのディレクトリに新しいマニュアルページが追加されるたびに、svc:/application/man-index:default サービスが新しいインデックスファイルの自動生成をトリガーします。このサービスは、デフォルトで有効になっています。

/opt/SUNWspro/man などの代替のマニュアルページディレクトリについては、代替マニュアルページディレクトリを指すシンボリックリンクを /usr/share/man/index.d ディレクトリ内に作成できます。

手順と例については、「キーワードを指定してマニュアルページ内の情報を検索する」を参照してください。