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Oracle Solaris の管理: 一般的なタスク Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris のコマンドに関する情報の検索
4. Oracle Solarisシステムのブートとシャットダウン
5. Oracle Configuration Manager の操作
crontab コマンドの使用を特定のユーザーに限定する方法
16. システムコンソール、端末デバイス、および電源サービスの管理 (手順)
19. システムおよびソフトウェアのトラブルシューティング (手順)
デフォルトでは、rm コマンドを使用して誤って crontab ファイルを削除してしまうことがないように、crontab ファイルは保護されています。crontab ファイルを削除する場合は、rm コマンドではなく crontab -r コマンドを使用してください。
デフォルトでは、crontab -r コマンドは自分自身の crontab ファイルを削除します。
このコマンドを使用するために、/var/spool/cron/crontabs ディレクトリ (crontab ファイルが入っている) に移動する必要はありません。
始める前に
root または他のユーザーに属する crontab ファイルを削除するには、root ユーザーになります。役割には、認証と特権コマンドが含まれます。
自分の crontab ファイルを削除する場合は、root になる必要はありません。
# crontab -r [username]
username は、crontab ファイルを削除するユーザーのアカウント名を指定します。他のユーザーの crontab ファイルを削除するには、スーパーユーザーの権限が必要です。
注意 - 誤ってオプションを指定しないで crontab コマンドを入力した場合は、使用しているエディタの中断文字を入力してください。この文字を入力すると、変更結果を保存せずに crontab コマンドを終了できます。この場合に変更結果を保存してファイルを終了すると、既存の crontab ファイルが空のファイルで上書きされます。 |
# ls /var/spool/cron/crontabs
例 14-5 crontab ファイルを削除する
次の例では、ユーザー smith が crontab -r コマンドを使用して自分の crontab ファイルを削除します。
$ ls /var/spool/cron/crontabs adm jones root smith sys uucp $ crontab -r $ ls /var/spool/cron/crontabs adm jones root sys uucp