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Oracle Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス) Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
パート II ネットワークファイルシステムへのアクセス (トピック)
6. ネットワークファイルシステムへのアクセス (リファレンス)
レガシーサービスは、次の方法で通知できます。
ソフトウェアサーバーのソースコードを使用できる場合は、SLP SA を組み込むことができます。SLP 用の C 言語の API と Java の API は比較的簡単に使用できます。C 言語の API のマニュアルページと Java の API のマニュアルを参照してください。サービスがハードウェアデバイスの場合は、製造元が SLP を組み込む PROM を更新していることがあります。詳細は、デバイスの製造元に問い合わせてください。
ソースコードや更新された SLP を含む PROM が使用できない場合は、SLP クライアントライブラリを使ってサービスを通知する小さなアプリケーションを書くことができます。このアプリケーションは小さなデーモンとして機能し、サービスの起動・停止に使用する場合と同じシェルスクリプトで起動・停止します。
Oracle Solaris の slpd は、プロキシ登録ファイルを使用したレガシーサービスの通知をサポートしています。プロキシ通知ファイルは、移植性のあるフォーマットで書かれたサービス通知のリストです。
テンプレートは、サービスタイプのサービス URL と属性を記述したものです。テンプレートを使用して、特定のサービスタイプについて通知の構成要素を定義します。
サービスタイプテンプレートが存在する場合は、そのテンプレートを使ってプロキシ登録を構成してください。サービスタイプテンプレートについては、RFC 2609 を参照してください。
サービスについてサービスタイプテンプレートを使用できない場合は、サービスを正確に記述する属性の集合体を選択してください。通知に対して、デフォルト以外の命名権限を使用してください。デフォルトの命名権限は標準化されたサービスタイプについてだけ許可されています。命名権限については、RFC 2609 を参照してください。
たとえば、BizApp という会社にソフトウェアバグの追跡に使用されるローカルデータベースがあるとします。データベースを通知するために、この会社は、サービスタイプ service:bugdb.bizapp を持つ URL を使用します。この場合、命名権限は bizapp になります。
詳細は、『Oracle Solaris の管理: セキュリティーサービス』の「管理権限を取得する方法」を参照してください。
# svcadm disable network/slp
net.slp.net.slp.serializedRegURL=proxy registration file URL
たとえば、直列化登録ファイルが /net/inet/slp.reg である場合、プロパティーを次に示すように構成します。
net.slp.serializedRegURL=file:/etc/inet/slp.reg
# svcadm enable network/slp
サービス通知は、サービス URL を特定する行、オプションのスコープ行、一連の属性の定義から構成されます。SLP デーモンはファイルからプロキシ通知を読み、その通知を登録し、SA クライアントと同じようにそれらを保持します。次のリストは、プロキシ登録ファイルの例を示します。
この例では、LPR プロトコルをサポートするレガシープリンタと ftp サーバーが通知されています。行番号は説明のために付け加えたもので、実際のファイルには記述されていません。
(1) #Advertise legacy printer. (2) (3) service:lpr://bizserver/mainspool,en,65535 (4) scope=eng,corp (5) make-model=Laserwriter II (6) location-description=B16-2345 (7) color-supported=monochromatic (8) fonts-supported=Courier,Times,Helvetica 9 10 (9) (10) #Advertise FTP server (11) (12) ftp://archive/usr/src/public,en,65535,src-server (13) content=Source code for projects (14)
表 10-1 SLP プロキシ登録ファイルの説明
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