はじめに
本書『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム) 』 は、Oracle Solaris システム管理に関する重要な情報を提供するマニュアルの一部です。本書には、SPARC および x86 の両方のシステムに関する情報が含まれています。
本書は、読者が次のタスクを終了済みであることを前提としています。
システム管理者にとって重要な Oracle Solaris 11 リリースの新機能については、該当する各章にある新機能に関するセクションを参照してください。
対象読者
このマニュアルは、Oracle Solaris 11 リリースが稼働しているシステムの管理者を対象としています。このマニュアルを読むには、 UNIX のシステム管理について 1 - 2 年の経験が必要です。UNIX システム管理のトレーニングコースに参加することも役に立ちます。
Solaris システム管理マニュアルセットの構成
システム管理ガイドセットに含まれる各ガイドとその内容は、次のとおりです。
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システムのブートおよびシャットダウン、ブートサービスの管理、ブート動作の変更、ZFS からのブート、ブートアーカイブの管理、および SPARC プラットフォーム上でのブートのトラブルシューティング |
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システムのブートおよびシャットダウン、ブートサービスの管理、ブート動作の変更、ZFS からのブート、ブートアーカイブの管理、および x86 プラットフォーム上でのブートのトラブルシューティング |
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Oracle Solaris コマンドの使用、システムのブートとシャットダウン、ユーザーアカウントとグループの管理、サービスの管理、ハードウェア障害、システム情報、システムリソース、およびシステム性能、ソフトウェアの管理、印刷、コンソールと端末、およびシステムとソフトウェアの問題の障害追跡 |
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リムーバブルメディア、ディスクとデバイス、ファイルシステム、およびデータのバックアップと復元 |
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TCP/IP ネットワーク管理、IPv4 および IPv6
アドレスの管理、DHCP、IPsec、IKE、IP フィルタ、および IPQoS |
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DNS、NIS、および LDAP ネームサービスおよびディレクトリサービス (NIS から LDAP への移行を含む) |
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WiFi ワイヤレスを含む自動および手動の IP インタフェース構成、ブリッジ、VLAN、集積体、LLDP、および
IPMP の管理、仮想 NIC とリソース管理 |
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Web キャッシュサーバー、時間関連サービス、ネットワークファイルシステム (NFS と autofs)、メール、SLP、および PPP |
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リソース管理機能 (利用可能なシステムリソースをアプリケーションが使用する方法を制御できる)、Oracle Solaris
ゾーンソフトウェア区分技術 (オペレーティングシステムのサービスを仮想化してアプリケーション実行用の隔離された環境を作成する)、および Oracle Solaris 10 ゾーン (Oracle Solaris 11 カーネル上で実行される Oracle Solaris
10 環境をホストする) |
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監査、デバイス管理、ファイルセキュリティー、BART、Kerberos サービス、PAM、暗号化フレームワーク、鍵管理、特権、RBAC、SASL、Secure Shell、およびウイルススキャン |
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SMB サービス (SMB クライアントが SMB 共有を利用できるように Oracle Solaris システムを構成できるようにする)、SMB
クライアント (SMB 共有へのアクセスを可能にする)、およびネイティブの識別情報マッピングサービス (Oracle Solaris システムと Windows システム間でユーザーとグループの識別情報をマップできるようにする) |
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ZFS ストレージプールおよびファイルシステムの作成と管理、スナップショット、クローン、バックアップ、アクセス制御リスト (ACL) による ZFS
ファイルの保護、ゾーンがインストールされた Solaris システム上での ZFS の使用、エミュレートされたボリューム、およびトラブルシューティングとデータ回復 |
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Trusted Extensions に固有のシステムのインストール、構成、および管理 |
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Oracle Solaris システムのセキュリティー保護、およびゾーン、ZFS、Trusted Extensions などのセキュリティー機能の使用シナリオ |
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インストール、デバイス、ディスク、およびファイルシステムの管理、ソフトウェア管理、ネットワーク接続、システム管理、セキュリティー、仮想化、デスクトップ機能、ユーザーアカウント管理、およびユーザー環境といった分野における、システム管理の情報および Oracle
Solaris 10 から Oracle Solaris 11 への移行例を提供します |
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Oracle サポートへのアクセス
Oracle のお客様は、My Oracle Support を通じて電子的なサポートを利用することができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info を参照してください。聴覚に障害をお持ちの場合は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs を参照してください。
表記上の規則
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P-1 表記上の規則
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AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。- machine_name% you have mail. |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
『』 |
変数を示します。 実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
AaBbCc123 |
参照する書名を示します。 |
『 ユーザーズガイド』の第 6 章を参照してください。 これらのオプションを「class」オプションと呼びます。 参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を表示します。 |
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コマンド例のシェルプロンプト
次の表に、C シェル、Bourne シェル、および Korn シェルのデフォルトのシステムプロンプト、およびスーパーユーザー (管理者) のプロンプトを示します。
表 P-2 シェルプロンプト
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C シェル |
machine_name% |
C シェルのスーパーユーザー |
machine_name# |
Bourne シェルおよび Korn シェル |
$ |
Bourne
シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー |
# |
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