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Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris システムのチューニングの概要
2. Oracle Solaris カーネルチューニング可能パラメータ
4. インターネットプロトコル群のチューニング可能パラメータ
Oracle Solaris OS のスワッピングは、swapfs 擬似ファイルシステムによって行われます。スワップデバイスの空間と物理メモリーを合わせたものが、匿名メモリーのバッキングストアを維持するために利用可能な空間プールとして扱われます。システムは、バッキングストアとして最初にディスクデバイスから空間を割り当てようとし、その次に物理メモリーを使用します。swapfs がバッキングストアとしてシステムメモリーを使用しなければならない場合は、swapfs によるメモリーの使いすぎによってシステムがデッドロックに陥ることがないように制約が課せられます。
符号なし long
4M バイトと物理メモリーの 1/16 のどちらか小さい方
最小値は、4M バイトまたは物理メモリーの 1/16 のどちらか小さい方であり、getpagesize によって返されるページサイズに基づくページ数で表されます。
最大値は物理メモリーのページ数です。最大値は、物理メモリーの 10% 以内であるべきです。システムは、「検査」の項目で記述している場合以外は、この範囲を強制しません。
ページ
いいえ
なし
変更は一般には必要ありません。ソフトウェアプロバイダからの推奨があったり、スワップ空間が取得できないためにシステムプロセスが終了してしまう場合だけ変更します。しかし、それより良い解決策は、物理メモリーかスワップデバイスをシステムに追加することです。
変更の可能性あり
システムの他の部分のために、解放しておくべき物理メモリーの容量を指定します。プロセスのスワップ空間としてメモリーを予約しようするときに、それによって使用可能なメモリーがこの値を下回るおそれがあるとシステムが判断する場合、この要求は拒否されます。この方法で予約されたページは、カーネルやユーザーレベルプロセスによってロックダウンされた割り当てに対してのみ使用できます。
符号なし long
2M バイトと物理メモリーの 1/8 のどちらか大きい方
1 から物理メモリーのページ数
ページ
いいえ
なし
システムに使用可能なメモリーがあるのにスワップ空間が得られないためにプロセスが失敗する場合
変更の可能性あり