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Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris システムのチューニングの概要
2. Oracle Solaris カーネルチューニング可能パラメータ
4. インターネットプロトコル群のチューニング可能パラメータ
符号付き整数
0 (メッセージを表示しない)
最も有用な値は次のとおりです。
0x80000000 – [un] loading... メッセージを出力します。モジュールがロードされるたびに、次のようなメッセージがコンソールと /var/adm/messages ファイルに出力されます。
Apr 20 17:18:04 neo genunix: [ID 943528 kern.notice] load 'sched/TS_DPTBL' id 15 loaded @ 0x7be1b2f8/0x19c8380 size 176/2096 Apr 20 17:18:04 neo genunix: [ID 131579 kern.notice] installing TS_DPTBL, module id 15.
0x40000000 – 詳細なエラーメッセージを出力します。モジュールがロードされるたびに、次のようなメッセージがコンソールと /var/adm/messages ファイルに出力されます。
Apr 20 18:30:00 neo unix: Errno = 2 Apr 20 18:30:00 neo unix: kobj_open: vn_open of /platform/sun4v/kernel/exec/sparcv9/intpexec fails Apr 20 18:30:00 neo unix: Errno = 2 Apr 20 18:30:00 neo unix: kobj_open: '/kernel/exec/sparcv9/intpexec' Apr 20 18:30:00 neo unix: vp = 60015777600 Apr 20 18:30:00 neo unix: kobj_close: 0x60015777600 Apr 20 18:30:00 neo unix: kobj_open: vn_open of /platform/SUNW,Sun-Fire-T200/kernel/exec/sparcv9 /intpexec fails, Apr 20 18:30:00 neo unix: Errno = 2 Apr 20 18:30:00 neo unix: kobj_open: vn_open of /platform/sun4v/kernel/exec/sparcv9/intpexec fails
0x20000000 - より詳細なメッセージを出力します。この値は、システムブート時には 0x40000000 フラグが出力する以上の詳細情報は出力しません。モジュールのロード解除時には、モジュールの解放に関する詳細情報を出力します。
これらの値は足し合わせて指定できます。
はい
なし
期待通りにモジュールがロードされない場合や、モジュールのロード中にシステムがハングしている疑いがある場合。0x4000000 を設定すると、多数のメッセージがコンソールに書き込まれるため、システムのブートがかなり遅くなることに留意してください。
変更の可能性あり
x86 のみ: このパラメータは、デバイスインスタンスで割り当てることのできる MSI-X (拡張メッセージ信号割り込み) の数を制御します。既存のシステムの制限により、デフォルト値は 2 です。このパラメータの値を大きくすることによって、デバイスインスタンスが割り当てることのできる MSI-X 割り込みの数を増やすことができます。このパラメータを設定するには、/etc/system ファイルを編集するか、またはデバイスドライバの接続が発生する前に mdb を使用してパラメータを設定します。
符号付き整数
2
1 から 16
はい
なし
デバイスインスタンスが割り当てることのできる MSI-X 割り込みの数を増やすため。ただし、デバイスインスタンスが割り当てることのできる MSI-X 割り込みの数を増やすと、割り込み数が不足してすべての割り当て要求を満足できなくなる可能性があります。この状況が起きた場合、一部のデバイスが機能を停止したり、システムがブートに失敗したりする可能性があります。そのような場合は、パラメータの値を小さくするか、またはパラメータを削除してください。
変更の可能性あり