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Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris システムのチューニングの概要
例 -- /etc/system を使用したパラメータの設定
Oracle Solaris の特殊な tune および var 構造体
2. Oracle Solaris カーネルチューニング可能パラメータ
4. インターネットプロトコル群のチューニング可能パラメータ
このセクションでは、Oracle Solaris 11 リリースで追加または変更されたパラメータについて説明します。
Oracle Solaris 11: 以前 /etc/system ファイルで設定していた rstchown パラメータは廃止されています。このパラメータを /etc/system ファイルで設定すると、次のエラーメッセージが表示されます。
sorry, variable 'rstchown' is not defined in the 'kernel'
このパラメータは ZFS rstchown ファイルシステムプロパティーおよび一般ファイルシステムのマウントオプションに置き換えられました。詳細は、『Oracle Solaris の管理: ZFS ファイルシステム』およびmount(1M) を参照してください。
Oracle Solaris 11: 以前に /etc/default ディレクトリのファイルを編集することによって構成していた次のシステム構成パラメータが、SMF サービスに変更されました。
autofs
init
kbd
nfs
SMF サービスプロパティーの変更については、第 6 章システム機能のパラメータを参照してください。
Oracle Solaris 11: ネットワークプロパティーの設定用に、ipadm コマンドが、ndd コマンドに置き換わりました。TCP、IP、UDP および SCTP プロパティーは次のように設定します。
ipadm set-prop -p parameter ip|ipv4|ipv6|tcp|udp|sctp
さらに、ほとんどのネットワークのチューニング可能パラメータの名前が、ipadm 形式に密接に関連するように、若干変更されました。
詳細は、「IP パラメータのチューニングの概要」を参照してください。
Oracle Solaris 11: このリリースには disp_rechoose_interval パラメータが含まれます。詳細は、「disp_rechoose_interval」を参照してください。
Oracle Solaris 11: このリリースには ngroups_max パラメータに関する記述が含まれます。詳細は、「ngroups_max」を参照してください。
Oracle Solaris 11: このリリースには、zfs_arc_min および zfs_arc_max パラメータに関する記述が含まれます。詳細は、「zfs_arc_min」および 「zfs_arc_max」を参照してください。
ZFS ファイルシステムのチューニングについての詳細は、次のサイトを参照してください。
http://www.solarisinternals.com/wiki/index.php/ZFS_Evil_Tuning_Guide
Oracle Solaris 11: このリリースには、いくつかの igb および ixgbe ネットワークドライバパラメータが含まれます。詳細は、「igb パラメータ」および 「ixgbe パラメータ」を参照してください。
Oracle Solaris 11: このリリースには ddi_msix_alloc_limit パラメータが含まれます。このパラメータは、デバイスインスタンスが割り当てることのできる MSI-X 割り込みの数を増やすために使用できます。詳細は、「ddi_msix_alloc_limit」を参照してください。
Oracle Solaris 11: このリリースには kmem_stackinfo パラメータが含まれます。このパラメータを有効にして、カーネルスレッドスタックの使用状況を監視できます。詳細は、「kmem_stackinfo」を参照してください。
Oracle Solaris 11: このリリースでは、メモリー近傍性グループのパラメータが提供されます。これらのパラメータについての詳細は、「近傍性グループのパラメータ」を参照してください。