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Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11 への移行 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11 への移行 (概要)
2. Oracle Solaris 11 インストール方法への移行
10. 仮想環境での Oracle Solaris リリースの管理
ZFS ファイルシステムとして作成されるホームディレクトリの共有
Oracle Solaris 11 でホームディレクトリをマウントする方法
Oracle Solaris 11 のマニュアルページの変更
Oracle Solaris 11 では、ユーザー環境とコマンド行引数に対して、次を含む変更が導入されました。
シェルの変更 - デフォルトのシェル /bin/sh が ksh93 にリンクされるようになりました。デフォルトのユーザーシェルは Bourne-Again (bash) シェルです。
レガシー Bourne シェルは /usr/sunos/bin/sh として使用可能です。
旧バージョンの ksh88 は、shell/ksh88 パッケージの /usr/sunos/bin/ksh として使用可能になっています。
Korn シェルの互換性の情報は、/usr/share/doc/ksh/COMPATIBILITY で入手できます。
デフォルトのユーザーパスは /usr/bin です。root 役割のデフォルトパスは /usr/bin:/usr/sbin です。
以前 /sbin に置かれていた管理コマンドは /usr/sbin に移動されました。また、/sbin ディレクトリは /sbin -> /usr/sbin シンボリックリンクで置き換えられました。
MANPATH 環境変数は必要なくなりました。
man コマンドは、PATH 環境変数の設定に基づいて適切な MANPATH を決定します。
以前 /usr/ccs/bin に置かれていた開発ツールは /usr/bin に移動されました。/usr/ccs/bin ディレクトリは /usr/ccs/bin -> /usr/bin シンボリックリンクで置き換えられます。
以前 /usr/sfw ディレクトリ内にあったファイルは、現在 /usr/bin に含まれています。
Oracle Solaris 10 では、デフォルトのスクリプトシェル (/bin/sh) は Bourne シェルです。Oracle Solaris 11 では、/bin/sh は Korn シェル (ksh93) であり、デフォルトの対話式シェルは Bourne-Again (bash) シェルです。ログインシェルとして使用した場合、bash は .bash_profile、.bash_login、または .profile ファイルの最初のインスタンスから構成情報を取り出します。
bash 用のデフォルトの PATH 環境変数は /usr/bin:/usr/sbin であり、/usr/gnu/bin は /usr/bin の前に置かれるようになりました。