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Oracle Solaris 11 ご使用にあたって Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
Oracle Solaris 11 への更新時に、次のバグが発生する可能性があります。
パッケージマネージャーを使用して Oracle Solaris 11 Express (ビルド 151a) を Oracle Solaris 11 に更新することはできません。
回避方法: 更新を実行するには、pkg(1) コマンド行ユーティリティーを使用します。詳細は、「 Oracle Solaris 11 Express を Oracle Solaris 11 に更新する方法」を参照してください。
Oracle Solaris 11 Express から Oracle Solaris 11 への更新中に、次のメッセージが表示されることがあります。
The following unexpected or editable files and directories were salvaged while executing the requested package operation; they have been moved to the displayed location in the image: followed by one or more directories named as such: dir -> /tmp/tmpdir/var/pkg/lost+found/dir-timestamp
回避方法: このメッセージは無視してください。表示されているディレクトリは、更新されたシステム上でパッケージ化されなくなりました。ただし、ディレクトリの内容は、更新されたブート環境内の /var/pkg/lost+found ディレクトリに見つかります。
pkg://opensolaris.org/ からの特定のパッケージがインストールされている場合、システムを Oracle Solaris 11 に更新できない可能性があります。次の表に、これらのパッケージの一覧を示します。
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回避方法: Oracle Solaris 11 に更新する前に、これらのパッケージをアンインストールします。最新バージョンについては、次の Web サイトを参照してください。
Eclipse: http://eclipse.org/
Glassfish: http://glassfish.java.net/
NetBeans: http://netbeans.org/
Open Message Queue: http://mq.java.net/
OpenOffice.org: http://openoffice.org/
Oracle Solaris 11 のデフォルトかつ唯一の印刷サービスは、Common UNIX Printing System (CUPS) です。Oracle Solaris 10 や以前のリリースでは、LP 印刷サービスがデフォルトの印刷サービスです。LP 印刷サービスは Oracle Solaris 11 から削除されました。
Oracle Solaris 11 をインストールしたり、このリリースにアップグレードしたりする場合、LP 印刷サービスを使用して構成されたプリンタのすべてを、CUPS で動作するように構成し直す必要があります。なぜなら、それらのプリンタはもう動作しないからです。プリンタは、次のいずれかの方法で構成し直すことができます。
lpadmin(1M) コマンドを使用する
http://localhost:631 にある CUPS 管理 Web ブラウザインタフェースを使用する
Oracle Solaris Desktop から、および system-config-printer としてコマンド行からアクセス可能な CUPS 印刷マネージャー GUI を使用する
注 - 未変更の Oracle Solaris 11 Express を実行している場合は、CUPS がすでにデフォルトの印刷サービスになっています。Oracle Solaris 11 に更新する場合は、既存の印刷待ち行列を CUPS を使用して構成し直す必要は一切ありません。ただし、LP 印刷サービスに切り替え、LP 印刷コマンドを使用してプリンタを構成した場合は、更新後にそれら既存のプリンタを CUPS を使用して構成し直す必要があります。
CUPS で動作するように印刷環境を設定する手順については、『Oracle Solaris の管理: 一般的なタスク』の第 15 章「CUPS を使用したプリンタの設定と管理 (手順)」を参照してください。
ローカル別名 (/etc/mail/aliases) が追加されたことのないシステム上で、以前の Oracle Solaris リリースから Oracle Solaris 11 に更新したあと、次のログメッセージが表示されることがあります。
hostname sendmail[<pid>]: [ID 702911 mail.info] alias database /etc/mail/aliases.db out of date
このメッセージは無害であり、システムに影響を与えません。
回避方法: root 特権で /usr/sbin/newaliases を実行します。
Oracle Solaris 11 では、ローカライズ版のインストールは、Image Packaging System (IPS) のオプションコンポーネントの 1 つである「ファセット」と呼ばれるメカニズムによって制御されます。Oracle Solaris 11 の初期インストール中に、ファセットは次の表に示されている言語 (ロケール) を選択するように初期構成されます。
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Oracle Solaris 11 Express から Oracle Solaris 11 に更新するときに、ファセットはデフォルトでは構成されません。この場合、デフォルトですべての言語が暗黙的に選択されてインストールされます。
回避方法: 選択された言語でシステムを構成する場合は、更新後に次のいずれかの回避方法を選択します。
パッケージマネージャーを使用して言語を選択します。
パッケージマネージャーで、「編集」->「設定」->「オプションのコンポーネント」を選択します。
「次の言語のみのインストール」オプションを選択します。
リストから言語 - 地域の組み合わせを選択します。次に「了解」をクリックします。
pkg(1) コマンドの -change-facet オプションを使用します。Oracle Solaris 11 初期インストールのデフォルト言語セットを選択するようにファセットを設定する場合は、pkg コマンドを使用します。
# pkg change-facet \ 'facet.locale.*=False' \ 'facet.locale.de=True' \ 'facet.locale.de_DE=True' \ 'facet.locale.en=True' \ 'facet.locale.en_US=True' \ 'facet.locale.es=True' \ 'facet.locale.es_ES=True' \ 'facet.locale.fr=True' \ 'facet.locale.fr_FR=True' \ 'facet.locale.it=True' \ 'facet.locale.it_IT=True' \ 'facet.locale.ja=True' \ 'facet.locale.ja_*=True' \ 'facet.locale.ko=True' \ 'facet.locale.ko_*=True' \ 'facet.locale.pt=True' \ 'facet.locale.pt_BR=True' \ 'facet.locale.zh=True' \ 'facet.locale.zh_CN=True' \ 'facet.locale.zh_TW=True'
-change-facet オプションの使用方法については、pkg(1) のマニュアルページを参照してください。