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Oracle Solaris の管理: SAN 構成およびマルチパス化 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
次の表は、IPFC について使用できるサポートされている機能を示しています。
表 9-1 IPFC (NFS/NAS および SNDR)
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次の制限が適用されます。
IPFC は Oracle の 1G ビットスイッチではサポートされません。
プロミスキャス (promiscuous) モードはサポートされません。 snoop ユーティリティーは使用できません。
IPFC を使用するネットワークカードはルーターとして使用できません。Oracle Solaris 11 リリースでは、IP 転送はデフォルトで無効です。
IPFC を接続したあと、すべての標準のネットワークコマンドを使用できます。これらのコマンド (telnet、ping、または ftp) は、Ethernet セットアップ内と同じ方法でこの環境内で使用されます。
このセクションでは、IPFC 向けの目的のホストシステムを構成する方法について説明します。ここには、ポートインスタンスを判別して IPFC インスタンスを plumb するための手順も含まれています。
この情報は、「ファイバチャネルアダプタのポートインスタンスの判別」の計算を実行するために必要です。
たとえば、HBA カードが PCI アダプタスロット 5 に配置され、PCI アダプタが I/O ボードのスロット 1 にあるアレイが存在すると仮定します。
注 - サーバーハードウェアマニュアルに記載されているハードウェアパスを見つけて正しいエントリを判別します。
注 - 次に示す、サーバーの物理的な位置から HBA のデバイスパスを導出する方法は、Oracle のすべての Sun サーバーハードウェアについて成功するとはかぎりません。
たとえば、HBA が 2 つのポートを持つ場合、2 を乗算します。PCI アダプタスロット 5 の HBA でアレイを使用する場合、5 に 2 を乗算して 10 を導出します。
PCI アダプタスロット 5 の HBA と、I/O ボードの PCI スロット 1 を使用して、10 に 1 を加算して合計は 11 となります。
数値 11 は 16 進数の「b」に変換されます。
次の表に、次のパスを持つ PCI シングル FC ネットワークアダプタデバイスについてのデバイスパスの各要素を示します。
"/pci@b,2000/SUNW,qlc@2/fp@0,0" 7 "fp"
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この例では、interface-number の値は fcip7 です。
# ipadm create-ip fcip7
コマンドに成功すると、メッセージがコンソールとメッセージファイルの両方に表示されます。例:
Sep 13 15:52:30 bytownite ip: ip: joining multicasts failed (7) on fcip0 - will use link layer brocasts for multicast
システムの各 FP インスタンスは /dev/fc 内にエントリを持ちます。HBA が除去されると、一部の無効なリンクが存在することがあります。IPFC をロードして作成するにはこの手順を使用します。
# luxadm -e dump_map /dev/fc/fp0 Pos Port_ID Hard_Addr Port WWN Node WWN Type 0 610100 0 210000e08b049f53 200000e08b049f53 0x1f (Unknown Type) 1 620d02 0 210000e08b02c32a 200000e08b02c32a 0x1f (Unknown Type) 2 620f00 0 210000e08b03eb4b 200000e08b03eb4b 0x1f (Unknown Type) 3 620e00 0 210100e08b220713 200100e08b220713 0x1f (Unknown Type,Host Bus Adapter) # luxadm -e dump_map /dev/fc/fp1 No FC devices found. - /dev/fc/fp1
この手順の例では、宛先 HBA はポート ID 610100 および 620d02 を持ちます。発信 HBA のポート ID は 620e00 です。
# ls -l /dev/fc/fp originating-hba-link
次の例で、originating-hba-link の数値は 0 です。
# ls -l /dev/fc/fp 0 lrwxrwxrwx 1 root root 51 Sep 4 08:23 /dev/fc/fp0 -> ../../devices/pci@8,600000/SUNW,qlc@1/fp@0,0:devctl
パス名の出力から、先頭の ../../devices を削除する必要があります。例:
# grep pci@8,600000/SUNW,qlc@1/fp@0,0 /etc/path_to_inst "/pci@8,600000/SUNW,qlc@1/fp@0,0" 0 "fp"
インスタンス番号は、出力の「fp」の前に表示されます。次の出力例で、インスタンス番号は 0 です。
"/pci@8,600000/SUNW,qlc@1/fp@0,0" 0 "fp"
この例で、インスタンスは 0 です。
# ipadm create-ip fcip 0