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Oracle Solaris Studio 12.3: Fortran ユーザーズガイド Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語) |
この章では、Fortran コンパイラについて説明します。
コンパイラの主な使用目的は、Fortran などの手続き型言語で記述されたプログラムを、コンピュータで実行できるデータファイルに変換することです。コンパイル処理の一部として、コンパイラから自動的にリンカーを起動して、実行可能ファイルを生成することもできます。
コンパイラは、次の処理にも使用します。
マルチプロセッサ用の並列化実行ファイルを生成します (-openmp オプション)。
ソースファイルとサブルーチン間におけるプログラムの整合性を分析し、レポートを作成します (-Xlist)。
ソースファイルを次のファイルに変換します。
再配置可能なバイナリ (.o) ファイル。あとで実行可能ファイルまたは静的ライブラリ (.a) ファイルにリンクされます。
動的共有ライブラリ (.so) ファイル (-G オプション)。
実行可能ファイルにリンクします。
実行時デバッガを有効にして実行可能ファイルをコンパイルします (-g オプション)。
文単位または手続き単位の実行時のプロファイルを有効にして、実行可能ファイルをコンパイルします (-pg オプション)。
ソースコードを調べて ANSI 標準への準拠を確認します (-ansi オプション)。