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Oracle Solaris Cluster システム管理 Oracle Solaris Cluster 4.0 (日本語) |
1. Oracle Solaris Cluster の管理の概要
2. Oracle Solaris Cluster と RBAC
5. グローバルデバイス、ディスクパス監視、およびクラスタファイルシステムの管理
7. クラスタインターコネクトとパブリックネットワークの管理
StorageTek Availability Suite ソフトウェアを使用したホストベースのデータ複製の構成
クラスタにおける StorageTek Availability Suite ソフトウェアの理解
StorageTek Availability Suite ソフトウェアが使用するデータ複製方式
クラスタ間でホストベースのデータ複製を構成するためのガイドライン
フェイルオーバーアプリケーション向けのリソースグループの構成
プライマリクラスタのファイルシステムを NFS アプリケーション向けに構成する方法
セカンダリクラスタのファイルシステムを NFS アプリケーション向けに構成する方法
プライマリクラスタで NFS アプリケーションリソースグループを作成する方法
nodeA# lockfs -a -f
nodeA# clresourcegroup status nodeC# clresourcegroup status
リソースグループの状態フィールドを調べます。
この手順では、プライマリクラスタからセカンダリクラスタへの複製を有効にします。この手順によって、プライマリクラスタのマスターボリューム (d200) からセカンダリクラスタのマスターボリューム (d200) への複製が有効になります。さらに、この手順で d203 のリモートミラービットマップへの複製も有効になります。
プライマリクラスタとセカンダリクラスタが同期されていない場合は、次のコマンドを実行します。StorageTek Availability Suite ソフトウェアの場合:
nodeA# /usr/sbin/sndradm -n -e lhost-reprg-prim \ /dev/md/nfsset/rdsk/d200 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d203 lhost-reprg-sec \ /dev/md/nfsset/rdsk/d200 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d203 ip sync
プライマリクラスタとセカンダリクラスタが同期されている場合は、次のコマンドを実行します。StorageTek Availability Suite ソフトウェアの場合:
nodeA# /usr/sbin/sndradm -n -E lhost-reprg-prim \ /dev/md/nfsset/rdsk/d200 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d203 lhost-reprg-sec \ /dev/md/nfsset/rdsk/d200 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d203 ip sync
次のコマンドを実行します。StorageTek Availability Suite ソフトウェアの場合:
nodeA# /usr/sbin/sndradm -n -a on lhost-reprg-prim \ /dev/md/nfsset/rdsk/d200 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d203 lhost-reprg-sec \ /dev/md/nfsset/rdsk/d200 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d203 ip sync
この手順で自動同期が有効になります。自動同期のアクティブ状態が on に設定されている場合、システムがリブートされたり障害が発生すると、ボリュームセットは再度同期化されます。
次のコマンドを実行します。StorageTek Availability Suite ソフトウェアの場合:
nodeA# /usr/sbin/sndradm -P
次のような出力が表示されます。
/dev/md/nfsset/rdsk/d200 -> lhost-reprg-sec:/dev/md/nfsset/rdsk/d200 autosync: off, max q writes:4194304, max q fbas:16384, mode:sync,ctag: devgrp, state: logging
ロギングモードでは、状態は logging で、自動同期のアクティブ状態は off です。ディスクのデータボリュームに書き込みが行われると、同じディスクのビットマップファイルが更新されます。
次のコマンドを実行します。StorageTek Availability Suite ソフトウェアの場合:
nodeA# /usr/sbin/iiadm -e ind \ /dev/md/nfsset/rdsk/d200 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d201 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d202 nodeA# /usr/sbin/iiadm -w \ /dev/md/nfsset/rdsk/d201
この手順によって、プライマリクラスタのマスターボリュームが同じクラスタのシャドウボリュームにコピーされるようになります。マスターボリューム、シャドウボリューム、およびポイントインタイムビットマップボリュームは同じデバイスグループに存在する必要があります。この例では、マスターボリュームは d200、シャドウボリュームは d201、ポイントインタイムビットマップボリュームは d203 になります。
次のコマンドを実行します。StorageTek Availability Suite ソフトウェアの場合:
nodeA# /usr/sbin/sndradm -I a \ /dev/md/nfsset/rdsk/d200 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d201 \ /dev/md/nfsset/rdsk/d202
この手順によって、ポイントインタイムスナップショットがリモートミラーボリュームセットに関連付けられます。StorageTek Availability Suite ソフトウェアは、リモートミラー複製の前にポイントインタイムスナップショットを必ず取ります。
次の手順
「 セカンダリクラスタで複製を有効にする方法」に進みます。