この章では、インストールしたOracle DatabaseのXDKについて説明します。C++のデモ・プログラムは、Examplesメディアにあります。
この章の内容は次のとおりです。
C++ XDKコンポーネントは、Oracle DatabaseおよびOracle Application Serverに付属しています。
インストールの手順は、「XDKのインストール」を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
この項で説明するC++ライブラリは、$ORACLE_HOME/lib
にあります。CおよびC++ XDKコンポーネントは、次のライブラリに含まれます。
libxml11.a
「UNIXでのC XDKコンポーネントの依存性」で説明しているC XDKコンポーネントに加えて、ライブラリには、入力DTDまたはXML Schemaに基づいてC++ソース・ファイルを作成するXML Class Generatorが含まれます。
「UNIXでのC XDKコンポーネントの依存性」の表16-1に、C XDKコンポーネント(UNIX)が依存するOracleのCOREライブラリおよびGlobalization Supportライブラリを示しています。CとC++の両方で、ライブラリの依存性は同じです。
「UNIXでのC XDK環境変数の設定」の表16-2に、C XDKコンポーネントを使用するときに必要なUNIX環境変数を示しています。CとC++の両方で、環境変数は同じです。
「UNIXでのC XDK実行時環境のテスト」の表16-3に示すいずれかのユーティリティを実行して、環境をテストできます。これらのユーティリティはCユーティリティであり、C++バージョンはありません。
CおよびC++の両方のヘッダー・ファイルが$ORACLE_HOME/xdk/include
にあります。表23-1に、C++のヘッダー・ファイルを示します。「UNIXでのC XDKコンパイル時環境の設定とテスト」の表16-4に、Cのヘッダー・ファイルを示しています。C++コードをコンパイルする前に、実行時環境を設定する必要があります。
表23-1 C++ XDKコンパイル時環境のヘッダー・ファイル
ヘッダー・ファイル | 説明 |
---|---|
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C++ Class Generator用のC APIをインクルードします(下位互換性のみを目的としています)。 |
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Oracle9i XSDバリデータのデータ型とAPIをインクルードします(下位互換性のみを目的としています)。 |
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OCI経由で使用するか単独で使用するかにかかわらず、統合されたDOM APIを透過的に処理します。 |
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単独でコンパイルするか、OCIおよび統合されたDOMを使用してコンパイルするかにかかわらず、共通APIをインクルードします。 |
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初期化および例外処理のパブリックAPIをインクルードします。 |
この項の内容は次のとおりです。
この項で説明するC++ライブラリは、%ORACLE_HOME%\lib
にあります。XDK CおよびC++コンポーネントは、次のWindowsライブラリに含まれます。
libxml10.dll
「WindowsでのC XDKコンポーネントの依存性」の表16-5に、Cコンポーネント(Windows)が依存するOracleのCOREライブラリおよびGlobalization Supportライブラリを示しています。CとC++の両方で、ライブラリの依存性は同じです。
「WindowsでのC XDK環境変数の設定」の表16-6に、XDK Cコンポーネントを使用するときに必要なWindows環境変数を示しています。CとC++の両方で、環境変数は同じです。
「WindowsでのC XDK実行時環境のテスト」の表16-7に示すいずれかのユーティリティを実行して、環境をテストできます。これらのユーティリティはCユーティリティであり、C++バージョンはありません。
「UNIXでのC++ XDKコンパイル時環境の設定とテスト」の表23-1に、WindowsでのCコンポーネントのコンパイルに必要なヘッダー・ファイルを示します。UNIXのインストールとWindowsのインストールの両方で、相対ファイル名は同じです。
Windowsでは、ヘッダー・ファイルは%ORACLE_HOME%\xdk\include
にあります。コードをコンパイルする前に、実行時環境を設定する必要があります。
デモ・プログラムをコンパイルすることによって、コンパイル時環境をテストできます。Oracle Database Examplesメディアからインストールした場合、デモ・プログラムは%ORACLE_HOME%\xdk\demo\cpp
にあります。
C++コンパイラのパスを設定する手順は、「WindowsでのC XDKコンパイラ・パスの設定」に示す手順と同じです。Make.bat
ファイルを編集する手順は、「WindowsでのMake.batファイルの編集」に示す手順と同じです。
Microsoft Visual C/C++でプロジェクトを設定し、XDKに付属しているデモに使用できます。手順は、「WindowsでのC XDKコンポーネントとVisual C/C++の使用」を参照してください。