Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 11g リリース1(11.1.1) B63029-03 |
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この章では、Oracle Business Intelligenceの外部にあるシステムへの接続を構成する方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
外部システムへの接続を構成するプロセスの一部として、Oracle BIスケジューラ用のデータベースを構成できます。Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionスケジューリング・ジョブ・ガイドの「Oracle BIスケジューラ用のデータベースの構成」を参照してください。
Fusion Middleware Controlを使用して、エージェントで使用される一般的な電子メール設定を構成できます。拡張構成設定については、第19章「エージェントの構成および管理」で説明しています。
この手順を始める前に、第3.2項「Oracle Business Intelligenceの構成設定を更新するためのFusion Middleware Controlの使用」で説明している情報について確認しておいてください。
Fusion Middleware Controlを使用してエージェントに影響するOracle BIスケジューラの電子メール設定を構成するには:
Business Intelligenceの「概要」ページに移動します。詳細は、第2.2.3項「Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを管理するためのFusion Middleware Controlの使用」を参照してください。
必要に応じて、「デプロイメント」ページの「メール」タブを表示します。
「構成をロックして編集」をクリックして、変更を実行できるようにします。
このページのヘルプ・トピックの説明を参照して、各要素を設定します。次のオプションに関するページ・レベルのヘルプにアクセスするには、ページの「ヘルプ」ボタンをクリックします。
SMTPサーバー
ポート
送信者の表示名
このオプションは、送信者アドレスの重要な代わりとしてSMTPのFromフィールドで使用されます。デフォルトはOracle Business Intelligenceです。
送信者の電子メール・アドレス
このオプションは、Oracle BIスケジューラから送信されるすべてのメールに対して、送信者の返信先アドレスとして使用されるSMTPサーバーの電子メール・アドレスを指定します。初期値はdefaultuser@defaultmailserver.comです。この値は、有効な電子メール・アドレスに変更する必要があります。電子メール受信者が返信する必要がないことを示す場合は、このフィールドにno_reply@mycompany.comまたはdo_not_reply@mycompany.comを追加してください。
ユーザー名
パスワード
パスワードの確認
失敗時の再試行回数
最大受信者数
アドレッシング方式 宛先、ブラインド・コピー受信者(BCC)
接続のセキュリティ
CA証明書ソースの指定
CA証明書ディレクトリ
CA証明書ファイル
SSL証明書検証の深さ
SSL暗号リスト
「適用」をクリックしてから、「変更のアクティブ化」をクリックします。
Business Intelligenceの「概要」ページに戻り、「再起動」をクリックします。
エージェントの拡張構成設定の詳細は、第19章「エージェントの構成および管理」を参照してください。
Oracle BI Systems Management APIのメソッドを使用した構成設定の変更の詳細は、第22章「Oracle BI Systems Management APIの概要」を参照してください。
ユーザーはOracle BIプレゼンテーション・サービスのユーザー・インタフェースを使用してアクションを作成できます。アクションは、ユーザーがアクション・リンクをクリックすることで明示的に起動できる操作またはプロセスです。エージェントの最終ステップとして、アクションを自動的に起動することもできます。
組織で使用するアクションを構成できます。各構成設定の詳細な説明および例を含む、外部システムに対するアクションを有効にするアクション・フレームワークの使用方法についての包括的な説明は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド』を参照してください。
データ・ソースへの接続はOracle BIリポジトリで定義されます。リポジトリ開発者は、管理ツールを使用し、メタデータをインポートして接続プールを構成することによりデータ・ソース接続を構成します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』の「メタデータのインポートおよびデータ・ソースの使用」を参照してください。
本番環境およびその他の環境への移行時に、リポジトリ内の接続プール情報を更新する必要がある場合があります。Oracle BIサーバー XML APIを使用して、これらの接続プールの変更を自動化できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition XMLスキーマ・リファレンスのテスト環境から本番環境への移行に関する項を参照してください。
Oracle Marketing Segmentationはセグメンテーションを処理します。これには、サブジェクト・エリアに基づく各種条件を指定して、対象者を異なるセグメントに分割する処理が含まれます。セグメントが準備されると、ユーザーは、セグメントの条件を満たす連絡先とアカウントのリストを作成します。その後、生成したリストを、ファイル・システム、データベース、または指定したコンテンツ・サーバーに格納するかどうかを指定します。
ユーザーがコンテンツ・サーバーにリストを格納できるようにするには、管理者として、適切なURLおよび資格証明を指定することで、コンテンツ・サーバーへの接続を構成する必要があります。これにはFusion Middleware Controlを使用します。instanceconfig.xmlファイルで、手動で追加設定を指定することもできます。
マーケティング・コンテンツ・サーバーへの接続を構成できます。この手順について次の各項で説明します。
この手順を始める前に、第3.2項「Oracle Business Intelligenceの構成設定を更新するためのFusion Middleware Controlの使用」で説明している情報について確認しておいてください。
Fusion Middleware Controlを使用してマーケティング・コンテンツ・サーバーへの接続を構成するには:
Business Intelligenceの「概要」ページに移動します。詳細は、第2.2.3項「Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを管理するためのFusion Middleware Controlの使用」を参照してください。
「デプロイメント」ページの「マーケティング」タブを表示します。
「構成をロックして編集」をクリックして、変更を実行できるようにします。
このページのヘルプ・トピックの説明を参照して、各要素を設定します。次のオプションに関するページ・レベルのヘルプにアクセスするには、ページの「ヘルプ」ボタンをクリックします。
「URL」オプション
「ユーザー名」オプション
「パスワード」オプション
「パスワードの確認」オプション
「適用」をクリックし、「変更のアクティブ化」をクリックして変更を行います。ロックを解除すると、別のシステム管理者が変更を実行できるようになります。
Business Intelligenceの「概要」ページに戻り、「再起動」をクリックします。
Oracle BI Systems Management APIのメソッドを使用したコンテンツ・サーバーへの接続構成の詳細は、第22章「Oracle BI Systems Management APIの概要」を参照してください。
instanceconfig.xmlファイル内の様々な要素を使用して、マーケティング・コンテンツ・サーバーへの接続用に設定を変更できます。
この手順を開始する前に、第3.4項「構成設定を更新するためのテキスト・エディタの使用」の情報を理解しておく必要があります。
マーケティング・コンテンツ・サーバーへの接続用に設定を手動で編集するには:
第3.6項「構成ファイルの格納場所」の説明に従って、instanceconfig.xmlファイルを編集するために開きます。
次のリストで説明している要素を追加する必要があるセクションを見つけます。
SocketTimeoutSec: レコードの送信時にソケットがコンテンツ・サーバーからの応答を待機する秒数を指定します。デフォルト値は60です。最小値および最大値はありません。
FileSizeMB: リスト作成時に生成されコンテンツ・サーバーに挿入されるファイルのサイズをMB単位で指定します。デフォルト値は10です。最小サイズは1MB、最大サイズは50MBです。
次の例に示すように、必要な要素とその祖先要素を追加します。
<ServerInstance> <MarketingContentServer> <URL>myhost.com:6666/st1b2rep/idcplg</URL> <SocketTimeoutSec>120</SocketTimeoutSec> <FileSizeMB>5</FileSizeMB> </MarketingContentServer> </ServerInstance>
ユーザー名およびパスワードの値はinstanceconfig.xmlファイルには指定しません。かわりに、Fusion Middleware Controlで値を指定します。これにより、指定した値が、その他すべてのユーザー名およびパスワードとともに集中管理された資格証明ウォレットに安全に格納されます。
また、URL要素は変更しないでください。この値はFusion Middleware Controlによって集中管理されています。
変更内容を保存し、ファイルを閉じます。
Oracle Business Intelligenceを再起動します。