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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B62263-03
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E Oracle Data Integrator Companion CD

この付録では、Oracle Data Integrator Companion CDに収録されているコンポーネントおよび手動インストールの手順について説明します。

E.1 Oracle Data Integrator Companionディスクのコンポーネント

表E-1に、Oracle Data Integrator Companion CDに収録されているコンポーネントの場所と説明を示します。これらのコンポーネントは手動でインストールする必要があります。

表E-1 Oracle Data Integrator Companionインストール・ディスクのディレクトリ構造

ディレクトリ 説明

/agent_standalone

このフォルダには、ODIスタンドアロン・エージェント用の手動インストール・ファイルがoracledi-agent-standalone.zipとして格納されています。

/demo

このフォルダには、デモンストレーション・ファイルとサンプルがoracledi-demo.zipとして格納されています。

注意: デモンストレーション・ファイルとサンプルは、Oracle Data Integrator GUIインストーラではインストールされません。デモンストレーション・ファイルを使用するには、手動でインストールする必要があります。

/misc/cdc-iseries

このフォルダには、AS/400用ODI CDCの手動インストール・ファイルが格納されています。

/misc/biee-lineage

このフォルダには、レポートとソース間のデータ系統ウィザードを構築するOracle Business Intelligence Enterprise Edition (OBIEE)およびOracle Data Integrator (ODI)のメタデータが格納されています。

このコンポーネントのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integrator接続およびナレッジ・モジュール・ガイド』のOracle Business Intelligence Enterprise Editionのデータ系統に関する項を参照してください。

/misc/jde_world

このフォルダには次のJD Edwards (JDE) Worldプログラム・ファイルが含まれます。

  • JDEWorldJDBC.jar

    このJDE World JDBCドライバ・ファイルはuserlibフォルダまたはdriverフォルダ内にある必要があります。

  • WorldBase.jar

    このjarファイルはuserlibフォルダまたはdriverフォルダ内にある必要があります。

  • config.xml

    この構成ファイルはODI_HOME/odi/binフォルダ内にある必要があります。

  • jdeworld_example.properties

    このプロパティ・ファイルは、IKM JDE World Control AppendでJDE_SECURITY_FILEオプションを使用している場合に利用できるテンプレートです。

/sdk

このフォルダには、ODI SDKコンポーネントの手動インストール・ファイルがoracledi-sdk.zipとして格納されています。

/studio

このフォルダには、ODI Studioの手動インストール・ファイルがoracledi-studio.zipとして格納されています。

/xml-reference

このフォルダには、ODIにインポートできるテクノロジ、アクションおよびナレッジ・モジュールを含むoracledi-xml-reference.zipが格納されています。


E.2 手動インストールおよび構成ステップ

この項には、Oracle Data Integrator Companion CDに収録されているコンポーネントの手動インストールと構成に関する情報を記載します。

ODIコンポーネントの手動インストールを実行する前に、ディスクににODI_HOMEにするディレクトリを作成します。たとえば、Windowsオペレーティング・システムでc:\oracle\odi11g\という名前のフォルダを作成します。


注意:

Oracle Data Integratorコンポーネントでは、Java仮想マシン(JVM)を実行する必要があります。Oracle Data Integratorをインストールする前に、サポートされているJava環境がマシンにセットアップされていることを確認してください。

サポート対象プラットフォームのリストについては、http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.htmlでOracle Fusion Middlewareの動作保証に関するドキュメントを参照してください。


E.2.1 スタンドアロン・エージェント

ODIスタンドアロン・エージェントを手動でインストールするには、次の手順に従います。

  1. ターゲットのODI_HOMEディレクトリに格納されているoracledi-agent-standalone.zipファイルを解凍します。

  2. 表3-1「リポジトリ接続情報」の説明に従って、odiparams.bat(Windowsオペレーティング・システム)またはodiparams.sh(UNIXオペレーティング・システム)を手動で構成します。

  3. JAVA_HOMEまたはODI_JAVA_HOME環境を、/binディレクトリを含むJVMディレクトリのパスに設定します。

    例:

    setenv JAVA_HOME/usr/local/java
    

    注意: 指定するJVMはサポート対象のバージョンである必要があります。動作保証されているJVMバージョンのリストについては、http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.htmlを参照してください。


    ヒント:

    Oracle WebLogic Serverをインストールしている場合、システムにJREがインストールされています。この場所(JREディレクトリの場所)を使用してインストーラを開始できます。JREのデフォルトの場所は、MW_HOME/jdk16x(UNIXオペレーティング・システム)またはMW_HOME\jdk16x(Windowsオペレーティング・システム)で、このMW_HOMEはミドルウェア・ホーム・ディレクトリです。

    64ビット・プラットフォームでは、JREの場所はOracle WebLogic Serverのインストールに使用されたJAVA_HOMEです。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。


  4. 3.2.5項の説明に従って、トポロジでスタンドアロン・エージェントを構成します。

  5. 3.2.6項の説明に従って、スタンドアロン・エージェントを起動します。

E.2.2 ODI StudioおよびXMLリファレンス

ODI StudioおよびXMLリファレンスを手動でインストールするには、次の手順に従います。

  1. ODI_HOMEディレクトリにあるoracledi-studio.zipを解凍します。

  2. ODI_HOMEディレクトリにあるoracledi-xml-reference.zipを解凍します。

  3. ODI Studioを起動します。

    • UNIXオペレーティング・システムの場合:

      ODI_HOME/oracledi/client/odi.sh

    • Windowsオペレーティング・システムの場合:

      ODI_HOME\oracledi\client\odi.exe

  4. ODI Studioを初めて起動する際、Java仮想マシンの場所の入力が求められます。JVMの場所を入力してください。JVMの場所を入力すると、Oracle Data Integrator Studioが起動されます。

E.2.3 デモンストレーション環境

The デモンストレーション(デモ)環境は、ODI Studioコンポーネントを含む既存のインストールを使用してインストールする必要があります。

デモンストレーション環境を手動でインストールするには、次の手順に従います。

  1. ODI_HOMEフォルダ内のoracledi-demo.zipを解凍します。

  2. JAVA_HOMEまたはODI_JAVA_HOMEプロパティを、/binディレクトリが格納されているJVMディレクトリのパスに設定します。動作保証されているJVMバージョンのリストについては、http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.htmlを参照してください。

    例:

    setenv JAVA_HOME /usr/local/java/bin
    

    ヒント:

    Oracle WebLogic Serverをインストールしている場合、システムにJREがインストールされています。この場所(JREディレクトリの場所)を使用してインストーラを開始できます。JREのデフォルトの場所は、MW_HOME/jdk16x(UNIXオペレーティング・システム)またはMW_HOME\jdk16x(Windowsオペレーティング・システム)で、このMW_HOMEはミドルウェア・ホーム・ディレクトリです。

    64ビットのプラットフォームでは、JREの場所は、Oracle WebLogic Serverのインストールに使用されたJAVA_HOMEです。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。


  3. ODIデモンストレーション環境を起動するには、次のようにします。

    • UNIXオペレーティング・システムでは次のスクリプトを起動します。

      ODI_HOME/oracledi/demo/bin/startdemo.sh

    • Windowsオペレーティング・システムでは次のスクリプトを起動します。

      ODI_HOME\oracledi\demo\bin\startdemo.bat

  4. ODIデモンストレーション環境を停止するには、次のようにします。

    • UNIXオペレーティング・システムでは次のスクリプトを起動します。

      ODI_HOME/oracledi/demo/bin/stopdemo.sh

    • Windowsオペレーティング・システムでは次のスクリプトを起動します。

      ODI_HOME\oracledi\demo\bin\stopdemo.bat

デモンストレーション環境は、Oracle Technology Networkで入手できるOracle Data Integratorチュートリアルで使用されています。

E.3 iSeriesでのJavaスタンドアロン・エージェントのインストール

スタンドアロン・エージェントは、iSeriesシステムにデプロイできます。このデプロイにより、iSeriesサーバー・マシンを使用してランタイム・エージェントを起動してセッションを管理できます。

ODIスタンドアロン・エージェントをiSeriesに手動でインストールするには、次の手順に従います。

  1. クライアント・マシンに一時ディレクトリTEMP_ODI_HOMEを作成します。

  2. このTEMP_ODI_HOMEディレクトリ内にoracledi-agent-standalone.zipファイルを解凍します。オプションとして、3.2.1項の説明に従って追加ドライブを追加してツールを開きます。

  3. 表3-1「リポジトリ接続情報」の説明に従って、odiparams.shを手動で構成します。

  4. 3.2.5項の説明に従って、トポロジでエージェントを構成します。

  5. QShell (QSH)を使用して、iSeriesシステムにスタンドアロン・エージェント用のフォルダを作成します。このフォルダがODI_HOMEになります。

  6. FTPを使用して、TEMP_ODI_HOME フォルダの中身をこのODI_HOMEフォルダに移動します。

  7. エージェントの起動やセッションの管理には、ODI_HOME/oracledi/agent/binディレクトリに格納されているUNIXオペレーティング・システムのスクリプトを使用します。これらのスクリプトの説明は、表1-2「Oracle Data Integratorのスクリプトとツール」を参照してください。